【エシカルウェディング】環境に優しい結婚式15のアイデアと費用/会場の選び方

環境に配慮したエシカルウェディング

先日にアップしたこれからのウェディングとそのトレンドの中でエコフレンドリーな結婚式について触れたんですが、今日はさらにもう1歩踏み込んで、環境にも配慮したエコフレンドリーな選択でカタチ作るこれからの結婚式のスタイル エシカルなウェディング について深掘りしてみました。

結婚式の平均費用が350-400万円と言われる中、環境に配慮しながら250-300万円で理想の結婚式を実現できる「エシカルウェディング」が注目を集めています。
この記事では、エシカルウェディングの具体的な進め方から、実際の費用例、先輩カップルの声まで、詳しく解説します。これから結婚式を考えているおふたりに、持続可能な新しい結婚式のスタイルをご提案します。

目次

エシカルウェディング(Ethical Wedding)とは

エシカルウェディングは「環境や社会に配慮しながら、おふたりらしい結婚式を実現する」という新しいウェディングスタイルです。
地球や環境にも、人にもやさしいウェディングです。結婚式で使うアイテムの選び方から、例えばプラスチック製品ではなく再利用可能な素材のモノを選ぶ、または地元の季節の花を選ぶなどから始まり、食事や引き出物に至るまで、可能な限り環境負荷の少ない選択することになります。エネルギー効率の向上や廃棄物の削減、地元経済への貢献など、エシカルなウェディングは、大切な一日を祝うだけでなく、自分たちの意識を示し、将来の地球環境を考えた責任ある選択であり、私たちの未来への投資とも言えます。

【具体的な特徴】

  • 地域経済への貢献:地元の花材や食材を積極的に活用
  • 環境負荷の低減:使い捨て商品を避け、再利用可能な素材を選択
  • 社会貢献:フェアトレード商品の活用や、地域の伝統工芸品の採用
  • コスト最適化:本当に必要なものを厳選し、予算を効率的に活用

実は、日本の伝統的な結婚式には「もったいない」精神や「四季を大切にする」文化など、すでにエシカルな要素が多く含まれています。現代的なエッセンスを加えることで、より深みのある結婚式が実現できます。

環境問題への取り組みについて

環境問題は、地球全体が直面している課題であり、結婚式においてもこれからは環境への配慮が重要になってきています。例えば、結婚式では大量の花が使われますが、それらの多くは一度きりの使用で廃棄され、ゴミになってしまいます。食事においても同様で、従来通りのメニューやおもてなし方法では、華美な盛り付けで必要な余剰な食材や食べ残しから廃棄となってしまう食材が多く発生してしまい、環境への配慮ができているとは言えない状況でした。ただ最近では、環境への意識が高まり、会場側でも食材の無駄を減らすための工夫や、装花の再利用、エネルギー効率の改善など、様々な取り組みが始まっています。

結婚式でできる環境への配慮

エシカルウェディングでは、全ての選択において環境への配慮が求められます。まずは招待状。これはデジタルで送ることで紙の使用を減らすことができます。メニューや席次表などは再生紙の利用が適切でしょう。お料理においては地元で育てられた食材を適切なボリュームで使用し、フードロスを避けるメニュープランを選ぶと良いでしょう。花や引き出物などでも同様の配慮が必要です。地元の花屋さんと相談しながら、その季節ならではの花を使ったり、引き出物は使い捨てにならない実用的なものを選んだり。小さな選択の積み重ねが、環境への大きな配慮となっていくのです。

【具体例】

  • 地元の季節の花を使用し、輸送による環境負荷を削減
  • フェアトレード製品を取り入れ、途上国支援に貢献
  • 食材は地産地消にこだわり、地域経済を活性化
  • ペーパーレス化で紙の使用量を削減

エシカルウェディングのメリット

エシカルウェディングの最大のメリットは、環境に配慮した取り組みができること、そして自分たちが考えるライフスタイルをゲストに宣言できることです。このスタイルのウェディングは、従来のモノに対する考え方や必要性を見直し、本当に必要なものを必要なだけを選ぶことを促すため、無駄な出費をすることなく、理想のウェディングを執り行うことができるという経済的なメリットもあります。さらに、環境に配慮した選択は、結果として予算の効率的な使用にもつながり、本当に大切にしたいポイントにしっかりとお金をかけることができるようになります。また、こういった選択を通じて、ゲストにも環境問題について考えるきっかけを提供することができ、それが新しい価値観の共有にもつながっていくのです。

  • 予算の最適化(一般的な結婚式より50-100万円削減可能)
  • オリジナリティの高い演出
  • ゲストへの深い思い出づくり
  • 地域社会への貢献
  • 環境保護への参加

SDGsとエシカルウェディングの関係性

SDGsの17の目標の中で、エシカルウェディングは特に「つくる責任 つかう責任」「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」などの目標達成に貢献できます。結婚式は人生の大きな節目のイベントですが、同時に環境への負荷も大きいものです。例えば、装花の廃棄、食材のロス、電力の使用など、たくさんの環境負荷が生まれます。でも、エシカルウェディングを選ぶことで、これらの負荷を減らすことができるんです。実は、環境に配慮した結婚式は、持続可能な社会づくりの第一歩としても大きな意味があります。自分たちの幸せな門出と、地球の未来のために良い選択をする。そんな素敵なウェディングを、これからは考えていきたいですね。

結婚式でできる3R

結婚式においても、3R(Reduce、Reuse、Recycle)の考え方をうまく利用することで、環境に配慮したエシカルなウェディングを実現することができます。結婚式は確かに特別な一日ですが、だからこそ環境への配慮も特別な思いを込めて考えていきたいものです。

Reduce(リデュース)

エシカルウェディングを考える上で、最初に考慮すべきは「リデュース(削減)」です。エシカルなウェディングでは、無駄な消費を抑えることが大前提となります。例えば、必要以上の招待状を印刷する代わりにデジタルの招待状を利用することで紙の消費を削減できます。また、過剰な装飾やフラワーアレンジメントを控えめにすることもリデュースの一環です。食事についても、ゲストの数に合わせた適切なボリューム料理を華美な盛り付けをすることなく提供することで、食材の無駄を防ぐことが可能です。結婚式における様々な演出をシンプルに見直すことで、過剰な消費を減らすことができるのです。

Reuse(リユース)

「リユース」は使用済みのアイテムを再利用することです。結婚式では、例えばレンタルのウェディングドレスやタキシードを選択すること、会場の基本装飾を活用すること、両家の思い出の品を装飾に取り入れることなどがリユースの例として挙げられます。また、結婚式で使用した装花を二次会で再利用したり、そのあとゲストにお持ち帰りいただいたりするのも素敵なアイデアです。一度限りの使用で終わらせるのではなく、できるだけ長く使い続けられる方法を考えることが大切です。

Recycle(リサイクル)

「リサイクル」は資源の再利用を意味します。結婚式では、例えば招待状やメニューカードなどにリサイクル紙を使用することや、装飾に再生素材を活用すること、引き出物にリサイクル素材を使った商品を選ぶことなどができます。最近では、プラスチックではなく生分解性の素材でできた食器を使用したり、会場で出たゴミを適切に分別してリサイクルに回したりする取り組みも増えてきています。こういった小さな積み重ねが、環境への大きな貢献につながっていくのです。

結婚式での取り組み事例

エシカルなウェディングを実現するためには、環境への配慮に取り組んでいる(取り組もうとしている)業者さんの選択が非常に重要です。具体的には、持続可能な価値観を持つ、フローリスト、料理人、ドレスデザイナー、演出グッズ会社などを見つけ、自分たちのエシカルなウェディングという価値観を認識してもらい、協力してもらうことで実現できます。一つ一つの選択に、環境への思いやりを込めていきましょう。

装花

結婚式の花は美しさと華やかさを演出する一方で、使い捨てで一度きりの使用で終わってしまいがちです。でも、地元で育てられた季節の花を適切な量で使用することで、過度な栽培と輸送による環境負荷を軽減できます。さらに、会場装飾で使用した花はゲストにお持ち帰りいただくことで、長く楽しんでもらえます。最近では、ドライフラワーを取り入れたり、造花と生花をミックスしたりすることで、華やかさを保ちながら環境への配慮を実現する工夫も増えています。

装飾

装飾はウェディングの美しく引き立てるために重要な要素ですが、過度な装飾はできるだけ避けるべきです。
会場装飾するアイテムは、前述の花やキャンドル、クロス、ウェルカムボード、ペーパーグッズ、バルーン、サイン、フレームなど、かなり多くのアイテムがあります。その多くは会場や業者さんからレンタルできますが、ウェルカムボード、ペーパーグッズ、サインなどはDIYブームや映えもあって過度になりがちです。
自分たちの理想とするウェディングに、本当に必要なのかどうかをもう一度考え直した上で、シンプルであっても、自分たちのスタイルを表現できる適切なボリュームで活用するのが良い選択だと言えます。

ウェディングの食事はゲストへのおもてなしとして大切な要素です。地元の旬の食材を使うことで、輸送による環境負荷を減らし、同時に地域の農家さんを支援することもできます。また、適切な量の設定や、食べ切れる量の提供を心がけることで、フードロスを防ぐことができます。最近では、ビュッフェスタイルではなく、一人分ずつ丁寧に盛り付けたコース料理を選ぶカップルも増えています。これは、食材の無駄を減らしつつ、おもてなしの質を高める素敵な選択です。
食は環境への配慮を考える上で積極的な取り組みができる項目と言えるでしょう。

ペーパーアイテム

結婚式では招待状や席札、メニューカードなど、さまざまなアイテムに紙が用いられます。
これらについては、リサイクルペーパーやFSC認証の森林から取得された紙を使用することで環境負荷を軽減することが可能です。さらに、電子招待状の活用やQRコードをスキャンすることで提供するデジタルメニューを活用することで、紙の使用量を大きく抑えることができるでしょう。
例えば、

  • デジタル招待状の活用
  • 再生紙やFSC認証紙の使用
  • 必要最小限の印刷物に厳選
  • QRコードを活用したデジタルメニューの導入

カトラリー

披露宴のテーブルセッティング

結婚式では、以前はコロナ禍の影響で使い捨てのカトラリーやお皿が多く使われていました。しかし、状況が改善した今では、会場が提供する本格的な食器やカトラリーを使うことで、より上質な演出と環境への配慮を両立できます。もし使い捨ての食器が必要な場合でも、バイオマス素材やリサイクル可能な素材を選ぶことで、環境負荷を最小限に抑えることができます。最近では竹製のカトラリーや、コーンスターチから作られた生分解性の食器など、おしゃれで環境に優しい選択肢も増えています。
どうしても使い捨てが必要な場合は、バイオディグレーダブル(Biodegradable)の素材を使用した製品を活用することで環境負荷を軽減できます。

衣装

結婚式のドレスやタキシードは、一生に一度しか着ないことがほとんどのため、多くの場合は会場が提携している衣装屋さんからレンタルすることを選択するカップルが多いです。環境への配慮を考えた選択としてもそれが最も良い選択の一つと言えるでしょう。他には、お母様のウェディングドレスをリメイクするなども考えらえます。
ドレスはウェディングのトレンドにあわせて変化していき、常に新しいデザインやスタイルが求められます。さらに「映える」ことを過剰に意識した考え方もあってか、次々に新しいモノが生み出されていきます。また、結婚式場にとっても利幅が大きいアイテムのため、強きなセールスが行われるポイントでもあります。こういった背景の中でエコな取り組みを..というのは難しいのかもしれませんが、自分たちのライフスタイルを宣言するといった観点も含めて考えた場合、できる限りの配慮を考慮した選択をしたいものです。

引き出物・ギフト

引き出物やギフトは結ゲストへの感謝の意を示す大事なアイテムです。
エシカルウェディングにおいては、フェアトレード製品の引き出物を選ぶことで、ゲストへの感謝の意を示すと同時に、開発途上国の生産者への支援と環境配慮のメッセージを伝えることが可能です。フェアトレード製品は、製品が公正な取引のもとで生産されたことを保証するフェアトレード認証を受けています。コーヒーやチョコレート、ハンドメイドのアクセサリーなど、幅広い製品が存在し、それぞれに生産者のストーリーや製品へのこだわりが詰まっています。これらを引き出物やプチギフトとして選択することで、ゲストにもその思いを伝えることができるでしょう。
例えば、

  • フェアトレード認証を受けた商品
  • 地元の伝統工芸品
  • オーガニック食材や調味料
  • エコバッグや再利用可能な容器
  • 植物や種子のギフト

ミニマル

環境への配慮を考えた結婚式を執り行う場合、ミニマルな考え方はとても重要です。
過度な飲酒や、きらびやかに見せる今の時代の流れの中で、自分たちの理想とするウェディングに本当に必要なものだけを見極めて選択していくことが必要になるからです。
先に紹介した花や食、ドレス、ペーパーアイテムの選択等もありますが、そもそもの自分たちが理想とするウェディングに対する考え方にしっかりとしたコンセプトを持っていないと、これらの選択は難しいでしょう
エシカルウェディングを執り行うという事は、自分たちだけのウェディングと言うコンセプトや価値観をしっかりと持ち、結婚式に必要なアイテムや知識をしっかりと吸収した上で、必要なものを適切な分量で選択していくミニマルな考え方が重要になります。

デジタル化とペーパーレス

スマホを見て楽しそうに笑っている3人の女性

近年のテクノロジーの進歩により、多くの紙の資料をデジタルに置き換えることができるようになりました。招待状のデジタル化はもちろん、当日の案内やプログラム、メニュー表、さらには席次表までもQRコードで確認できるようになっています。写真の共有もオンラインアルバムを活用することで、より便利に、そして環境にも優しい形で実現できます。ただし、年配のゲストへの配慮も忘れずに、必要に応じて紙の資料も用意しておくと安心です。

カーボンオフセット

結婚式で発生する環境負荷を相殺するカーボンオフセットの取り組みが注目されています。例えば、会場での電力使用や、ゲストの移動による二酸化炭素排出量を計算し、その分を森林保護活動や再生可能エネルギー事業への投資で埋め合わせることができます。多くの会場や業者さんが、こういったサービスを提供し始めています。ウェディングの思い出と一緒に、地球への優しい贈り物として検討してみてはいかがでしょうか。

ゲストを巻き込むエシカルウェディングのアイデア

エシカルウェディングは、新郎新婦だけでなく、ゲストと一緒に作り上げていくものです。環境への配慮を楽しみながら取り入れることで、より思い出深い結婚式になります。ゲストと一緒に環境について考え、行動する機会として、結婚式を活用してみませんか。

事例1:エコフレンドリーな装飾

白いテントの下で白のテーブルクロスとナチュラルテイストのたくさんの花と緑で装飾された披露宴会場

ゲストと一緒に作る装飾は、より思い出深いものになります。例えば、ウェルカムスペースに、ゲストからのメッセージを木の葉や再生紙に書いてもらい、大きな木を作り上げる演出。また、テーブル装花は、結婚式後にゲストに持ち帰ってもらえる小さな鉢植えを用意するのも素敵です。家で育てながら、結婚式の思い出を大切にしてもらえます。

事例2:環境に配慮した料理とおもてなし

メインのお料理の試食

地元の食材を使ったおもてなしは、食材の産地や生産者の想いをゲストに伝えることができます。例えば、地元の有機農家さんからの手紙を添えたり、食材にまつわるストーリーをメニュー表に記載したりすることで、環境への配慮を自然な形で伝えることができます。また、食べ切れる量の提供や、持ち帰り用の容器を用意することで、フードロスを減らす工夫も可能です。

事例3:キャンプスタイル ウェディング

森の中で行われている挙式。自然素材を活用したガーデンウェディングスタイルにたくさんのゲストが参加している

自然の中で行うキャンプスタイルのウェディングは、環境への配慮と新しい結婚式のカタチを両立できます。使い捨ての装飾を避け、自然の景色を活かした会場作り、再利用可能な食器の使用、地元の食材を使ったBBQなど、環境に優しい選択がナチュラルに取り入れられます。ゲストと一緒に自然を楽しみながら、環境について考えるきっかけにもなります。

事例4:フェアトレード/エコフレンドリー

光沢のある茶色いリボンでラッピングされているギフトボックスを持つ女性

引き出物や記念品に、フェアトレードやエコフレンドリーな商品を選ぶことで、ゲストにも環境や社会への配慮を伝えることができます。例えば、地元の伝統工芸品や、オーガニックコーヒー、再利用可能なエコバッグなど。商品の背景にある想いや、環境への配慮についての説明を添えることで、より深い理解を促すことができます。

事例5:オーガニック素材の活用

結婚式のゲストテーブルに置かれている花

装飾や引き出物、料理など、様々な場面でオーガニック素材を取り入れることができます。例えば、オーガニックコットンのナプキン、地元の有機野菜を使った料理、オーガニック素材のキャンドルなど。これらの選択は、環境への配慮だけでなく、ゲストの健康にも配慮した優しい選択となります。

日本の伝統とエシカルウェディングの融合

仏前式の新郎新婦

日本の伝統的な結婚式には、実は環境に優しい要素がたくさん含まれています。例えば、季節の花や食材を大切にする文化、物を大切に使い続ける考え方、自然との調和を重んじる価値観など。これらの日本の伝統的な知恵を現代のエシカルウェディングに取り入れることで、より深みのある結婚式を実現できます。例えば、和装での挙式を選んで、着物のレンタルや、リメイク着物の活用、地域の伝統工芸品の取り入れなど。日本古来の「もったいない」精神と、現代のエシカルな考え方を組み合わせることで、新しい価値観の結婚式が生まれます。

エシカル ウェディングのための業者さん選び

エシカルなウェディングを実現するためには、環境に配慮したアイテムやサービスを提供する業者さんを選ぶことが重要です。最近では、環境への配慮を大切にする業者さんも増えてきていますが、実際の取り組みは業者さんによって様々。自分たちの理想とするエシカルウェディングを実現するために、しっかりと事前の確認が必要です。

パソコンで検索しているカップル

フェアで見つけるエシカルな業者さん

エシカルなウェディングを実現するためには、環境への配慮をしっかりと考え、フェアトレード製品も取り扱っている業者さんを探すことが大切です。ネットでの情報収集はもちろん、実際にフェアや展示会に足を運んで、その商品やサービスを確認することをおすすめします。業者さんの環境への想いや取り組みを直接聞くことで、自分たちの価値観と合うかどうかを判断できます。

エシカルな業者さん選びのポイント

環境配慮型の結婚式を提案できる業者さんを選ぶときは、以下のようなポイントをチェックすると良いでしょう。

  • 環境配慮への具体的な取り組み内容
  • 地元の生産者や職人との連携
  • 廃棄物削減の工夫
  • リサイクル・リユースへの取り組み
  • エコ商品やフェアトレード商品の取り扱い
  • 環境配慮型の新しい提案ができるか

環境に優しい会場の選び方

シンプルなウェディング

エシカルなウェディングを計画する上で、会場の選択は非常に大きな部分を占めると言えるでしょう。ただ、その会場の環境への配慮はネットで公式サイトを見たり、普通にフェア参加しただけでわかるものではありません。
環境に配慮した会場の選ぶ時のポイントをいくつか挙げます。

ネットで情報収集する

会場公式サイトや公式SNSアカウントで、その会場が環境に配慮した取り組みをPRしているかどうかから、まず調べ始めましょう。
また、パーティレポートやその動画、先輩花嫁の声をチェックすることで、その会場での環境への配慮がどう取り組まれているのかを知る手がかりを得ることができるでしょう。

積極的にブライダルフェアに参加する

ある程度ネットで情報が収集できたのなら、ブライダルフェアに参加して、実際に自分たちの目で見て体感してチェックするようにしましょう。
会場の雰囲気や装飾、展示されているアイテムや、引き出物、試食会に参加できるのなら、料理とその調理方法など、様々なポイントで環境への配慮についてチェックすることができます。
実際に行ってみて確かめる、これをきちんと行えば、自分たちが考えるエコフレンドリーなウェディングが実現できるかどうか見えてくるでしょう

フェアで質問する

ブライダルフェアに参加して、自分たちの目で見てチェックをした時、会場を案内してくれるウエディングプランナーさんにその都度質問をして、環境への取り組みについて確認することも忘れずに行いましょう。
会場でもともと行っていることや、業者さんを含めた取り組み、オプションで対応してくれるサービスなど、様々な提案をしてくれることでしょう。
前述の通り、エシカルウェディングを行う場合は、会場のサポートは絶対に欠かせません。なので、自分たちが考えているウェディングが環境への配慮を重視していることを、ウエディングプランナーさんにきちんと伝えて、いろいろな提案をもらうようにしましょう。

  • 食材の調達方法や地元産の使用率
  • 装花の再利用や持ち帰りの可能性
  • 食べ残しへの対応方法
  • エネルギー効率を高める工夫
  • ゴミの分別やリサイクルの仕組み

エシカルウェディングの費用相場

「環境に配慮=コスト高」というイメージがありますが、エシカルウェディングは賢い選択によってむしろ費用を抑えることができます。必要なものを厳選し、本当に大切にしたいポイントにお金をかけることで、むしろ予算を効率的に使うことができます。また、環境への配慮は、長期的に見ると社会全体のコスト削減にもつながります。

電卓とボールペン

通常のウェディングとの費用比較

一般的な結婚式の平均費用が350~400万円と言われる中、エシカルウェディングでは250~300万円程度に抑えることも可能です。
例えば

  • 装飾を地元の季節の花にこだわることで、輸送コストと環境負荷の両方を減らせます
  • デジタル招待状の活用で、印刷費用を大幅カット
  • 必要最小限の引き出物の選択で、無駄な支出を抑制
  • レンタルドレスの活用で、衣装代を抑える

コスト削減のポイント

アルファベットでポイントと書かれた机の5つのブロック

環境に優しい選択は、実はコスト削減にもつながります。

  • 地元の旬の食材を使用することで、輸送費と食材費を抑える
  • 過剰な装飾を控えめにすることで、装飾費を削減
  • リユース可能なアイテムを選ぶことで、長期的なコストを抑える
  • フードロス対策で、料理の無駄を減らす
  • 会場の基本装飾を活用し、追加の装飾を必要最小限に

このように、環境への配慮と予算の効率的な使用は、実はとても相性が良いんです。大切なのは、自分たちが本当に大切にしたいポイントを見極めること。そこにしっかりと予算を使い、その他は必要最小限に抑えることで、満足度の高い結婚式が実現できます。

具体的な費用比較(50名規模の結婚式の場合)

■ 総額の比較

一般的な結婚式:350-400万円
エシカルウェディング:250-300万円
削減額:約100万円

■ 項目別の費用比較

装飾費用
一般的な結婚式:80-100万円
  • 輸入花材の使用
  • 装飾アイテムの大量購入
エシカルウェディング:40-50万円
  • 地元の季節の花を使用
  • レンタルアイテムの活用
  • 装飾の再利用プラン
料理費用
一般的な結婚式:70-80万円
  • 既存のフルコースメニュー
エシカルウェディング:50-60万円
  • 地産地消の食材を活用
  • 適切な量の設定
  • 食材のストーリー性を重視
引き出物
一般的な結婚式:30-40万円
  • カタログギフト中心
エシカルウェディング:20-25万円
  • 地域の伝統工芸品
  • フェアトレード商品
  • 実用的なアイテム選び

賢い費用削減のポイント

  • デジタル招待状の活用(印刷費用の削減)
  • 地元の業者との直接取引
  • レンタルアイテムの効果的な活用
  • 必要最小限の装飾に厳選
  • 会場の基本装花の活用

大切なのは「削減ありき」ではなく、本当に必要なものを見極めること。その結果として自然と費用が最適化されていきます。

先輩カップルの声

エシカルウェディングを実際に挙げられた先輩カップルたちの体験談をご紹介します。それぞれのカップルが、環境への配慮と理想の結婚式のバランスを、どのように実現されたのかをお伝えします。実際の体験談から、具体的なヒントやアイデアを見つけてみましょう。

装花を地元の花屋さんに

色とりどりの花がたくさん並べられた露天の花屋さん

「最初は環境に配慮した結婚式って、何から始めればいいのか分からなかったんです。でも、一つずつ選んでいくうちに、自分たちらしい結婚式のカタチが見えてきました。特に良かったのは、装花を地元の花屋さんにお願いして、季節の花だけで飾り付けをしたこと。華やかで自然な雰囲気になって、ゲストの皆さんにも好評でした。結婚式の後は、ゲストに花を持ち帰っていただいて、そのあとSNSで『まだ綺麗に咲いているよ』って写真を送ってくれて、とても嬉しかったです。」

地元の食材を使ったメニュー

大きな和皿の上に並べられた和食の前菜料理

「私たちが特にこだわったのは、料理でした。地元の食材を使ったメニューをシェフと一緒に考えて、一品一品にストーリーを込めました。例えば、新郎の祖父が育てた野菜を使ったオードブルや、地元の漁港で獲れた魚のメイン料理など。料理の説明カードには、生産者の想いも添えました。ゲストからは『料理を通じて、お二人の大切にしている価値観が伝わってきました』という声をいただけて、本当に良かったです。」

できるだけペーパーレスに

「デジタル化にこだわりました。招待状から席次表まで、できるだけペーパーレスに。ただ、お年寄りのゲストのことも考えて、当日は紙の案内も用意しました。結果的に、若い方々からは『スマホで確認できて便利だった』、年配の方々からも『必要な情報がきちんと伝わってきた』と好評でした。招待状の費用も大幅に抑えられて、その分を装花に回せたのも良かったです。」

引き出物に地元の伝統工芸品を

「私たちは引き出物にこだわりました。使い捨てになりがちな引き出物を避けて、地元の伝統工芸品を選びました。少し予算はかかりましたが、職人さんの想いが詰まった一生物の品物を選べて良かったです。ゲストからも『大切に使います』という声をたくさんいただきました。環境のことを考えながら、伝統工芸の素晴らしさも伝えられて、一石二鳥でした。」

会場選び

木製の斜めの天井と白い壁といったナチュラル素材の屋内で、白を基調にしたテーブルウェアで飾られた披露宴会場

「会場選びに時間をかけました。自然光を活かした会場作りや、地元の食材の使用率、ゴミの分別など、細かいところまでチェックしました。特に良かったのは、会場のスタッフさんも環境への意識が高くて、私たちの要望に真摯に応えてくれたこと。例えば、装飾は会場の基本装花を活用しながら、足りない部分だけをプラスするなど、無駄のない提案をしていただけました。」

これらの体験談から、エシカルウェディングは決して特別なことではなく、一つ一つの選択を丁寧に考えていくことで実現できることが分かります。

よくある質問(FAQ):エシカルウェディング

Q1. エシカルウェディングにすると、式が地味になりませんか?

A: むしろ違います。地元の旬の花材や、手作りの装飾を活用することで、より温かみのある独創的な演出が可能です。
実際の例として、地元の花農家と直接相談して作る季節の装花や、伝統工芸品を活用したテーブルコーディネートなど、むしろ印象的な演出ができます。

Q2. 予算はどのくらい必要ですか?

A: 50名規模の結婚式の場合、250-300万円程度で実現可能です。
【内訳の目安】

  • 会場費:80-100万円
  • 料理:50-60万円
  • 衣装:30-40万円
  • 装花:40-50万円
  • 引出物:20-25万円
    ※地域や時期により変動があります

Q3. 準備期間はどのくらい必要ですか?

A: 一般的な結婚式と同じく、半年〜1年程度の準備期間を推奨します。
エシカルな会場や業者の選定に時間をかけることで、より理想的な結婚式が実現できます。

Q4. ゲストの年配の方々にも受け入れてもらえますか?

A: はい。日本の伝統的な「もったいない」精神や、地域の食材を大切にする考え方は、むしろ年配の方々に共感いただきやすい価値観です。

Q5. デメリットはありますか?

A: はい、あります。
以下の点に注意が必要です。

  • 業者選びに時間がかかる場合がある
  • 一部のエシカル商品は入手に時間がかかることも
  • 会場によっては対応できない要望もある
    →ただし、早めの準備と丁寧な打ち合わせで解決可能です

エシカルウェディング準備チェックリスト

エシカルウェディングは、通常の結婚式準備と同じく約1年前から始めるのが理想的です。環境に配慮した会場や業者選びには、より丁寧な準備が必要になるためです。
以下のチェックリストは、エシカルウェディングを実現するために必要な準備を、時期ごとにまとめたものです。このリストを参考に、無理のないスケジュールで準備を進めていきましょう。

【準備のポイント】

  • 早めに動き出すことで、より多くの選択肢の中から理想的な会場や業者が見つかります
  • 一般的な結婚式との違いは、環境配慮の視点を各ステップに加えること
  • すべての項目を完璧にこなす必要はありません。できるところから少しずつ進めていきましょう

特に重要なのは、最初の会場選びの段階です。会場の環境への取り組み方針によって、その後のエシカルな選択の幅が大きく変わってきます。環境配慮に積極的な会場を選ぶことで、その後の準備がよりスムーズになります。
それでは、時期別のチェックリストをご紹介します。

6-12ヶ月前

□ 予算設定
□ 会場の検索と下見
・環境配慮の取り組みをチェック
・地産地消の可能性を確認
・エネルギー効率の確認
□ 日取り決定
□ 衣装選び
・レンタルドレスの検討
・エシカル素材の確認

4-6ヶ月前

□ 招待状の準備
・デジタル招待状の検討
・再生紙の選択
□ 装花の打ち合わせ
・地元の花屋さんと相談
・季節の花材の確認
□ メニュー決定
・地元食材の使用率確認
・食べ切れる量の設定

2-3ヶ月前

□ 引き出物の選定
・フェアトレード商品の検討
・地域の伝統工芸品の確認
□ ペーパーアイテムの準備
・必要最小限の印刷物の選定
・デジタル化できるものの確認

1ヶ月前

□ 最終打ち合わせ
・装飾の再利用プランの確認
・食材の無駄が出ない確認
・ゲストへの説明方法の確認

当日

□ 装花の持ち帰りプラン実行
□ 食べ残しを減らす工夫の実施
□ エシカルな取り組みの紹介

まとめ

エシカルウェディングは、結婚式を通じて環境に配慮したライフスタイルを実践できる素晴らしい機会です。単なる「環境に優しい結婚式」ではありません。おふたりの価値観を表現しながら、社会貢献もでき、予算も賢く使える新しい結婚式のかたちです。今までも、これからも行われる「その日に行われる結婚するふたりを祝福するイベント」としての結婚式から、それ以上の価値を生み出せるチャンスのある場だと感じます。

エシカルウェディングの4つの価値

  1. 経済的価値
    ・平均100万円のコスト削減が可能
    ・必要なものに的確に予算を配分
    ・無駄を省いた効率的な支出
  2. 環境的価値
    ・食品ロスの削減
    ・地域資源の有効活用
    ・廃棄物の最小化
  3. 社会的価値
    ・地域経済への貢献
    ・伝統工芸の支援
    ・フェアトレードを通じた国際支援
  4. 思い出の価値
    ・ゲストとの深い絆づくり
    ・価値観の共有
    ・より印象に残る演出

世の中で広く環境への配慮が言われるようになって少し経ちますが、ウェディングにおける取り組みは実現できておらず、一瞬の「映え」のためにすべてを優先しているのが現状です。
完璧なエシカルウェディングを目指す必要はありません。自分たちができる範囲で、一つ一つの選択に「環境」「社会」「地域」への思いやりを込めていけば十分です。その小さな選択の積み重ねが、おふたりらしい、そしてゲストの心にも残る素敵な結婚式を作り上げていきます。

ぜひ、この記事を参考に、おふたりにぴったりのエシカルウェディングを見つけてください。