「シンプルウェディング」大切なゲストとの時間を最高に充実させた結婚式【Weddingトレンドレポート】

祝福の中の新郎と新婦

皆さんこんにちは。
これからは定期的に、結婚式当日についてまとめた【Weddingトレンドレポート】を投稿していきたいと思います。

皆さんは、「自分の結婚式でやりたいこと」と言えば、何を思い浮かべますか?
ブーケトス・バルーンリリース・余興・ムービー上映…等々、やりたいなと思うことは色々ありますよね。準備をしながら調べていくうちに、また増えることも多いですよね。

実は今、シンプルな結婚式「シンプルウェディング」を理想とする方が増えてきているのです。

詰め込みすぎない余裕のある結婚式がトレンド

新郎と新婦の二人でブーケを持つ

「シンプルな結婚式」とはどのようなものかと言うと、特徴として、

  • 披露宴の進行は最低限にし、新郎新婦がゲストとゆっくり過ごせる時間を取る
  • お花やウェルカムスペースの装飾は統一性をもたせ、飾りすぎない
  • テーマを1つ決めて、そのテーマに沿った内容にする
  • ゲストは本当に大切な人たちだけを呼ぶ

…等が挙げられます。言葉にするのが難しいのですが、今までの結婚式は「新郎新婦のやりたいこと」「ゲストが楽しめること」「ゲストに感謝を伝えること」等、様々な要素が混在しているものが多かったのに対し、今は「新郎新婦のやりたいこと=ゲストが満足できる時間」といったように要素が繋がってきていると感じます。それが結果として、披露宴の内容をシンプルにし、余裕が生まれてきているのです。

シンプルな結婚式が人気の理由

結婚パーティーでの乾杯シーン

近年、シンプルな結婚式を選ぶカップルが増えています。その背景には、価値観の大きな変化があります。従来の形式や慣習にとらわれず、二人らしさを大切にしたいという思いが強くなってきているのです。結婚式に対する考え方が、「周りに見せるためのもの」から「二人とゲストで共有する大切な時間」へと変化してきています。

価値観の変化

結婚式に対する価値観は、この10年で大きく変化してきました。従来の形式や慣習にとらわれず、二人らしい結婚式を実現したいというカップルが増えています。特に、SNSの普及により、多様な結婚式のスタイルに触れる機会が増えたことで、「こうでなければならない」という固定観念から解放されてきているのです。また、ライフスタイルの多様化により、自分たちらしい結婚式のカタチを追求するカップルが増えています。形式にとらわれない自由な発想で、オリジナリティのある結婚式を作り上げることができるのも、シンプルウェディングの魅力です。

費用対効果の重視

結婚式にかける費用についても、より賢く使いたいという意識が高まっています。必要以上の演出や装飾を省き、本当に大切にしたい部分に予算を集中させる考え方が支持されています。例えば、装飾を最小限に抑える代わりに、料理の質を高めたり、ゲストへのおもてなしを充実させたりすることで、参加者の満足度を高めることができます。また、結婚後の新生活や将来の資金計画を考慮し、賢い予算配分を心がけるカップルも増えています。費用対効果を重視することで、予算の範囲内でより質の高い結婚式を実現できるのです。

パーソナルな体験の重要性

参加者一人一人との時間を大切にしたいという思いも、シンプルな結婚式を選ぶ重要な理由です。大規模な披露宴では難しかった、ゲストとの密な交流が実現できます。20〜40名程度の少人数婚では、一人一人のゲストと十分な会話の時間を持つことができ、より深い絆を育むことができます。また、ゲストにとっても、新郎新婦との思い出深い時間を過ごせる特別な機会となります。
特に印象的なのが、会話を楽しむ時間の充実です。従来の大規模な披露宴では、進行や演出に追われてゲストとゆっくり話す時間が取れないことも多くありました。シンプルな結婚式では、余計な演出を省くことで、大切な人々との会話や交流に十分な時間を割くことができます。料理を楽しみながら、ゲストとの思い出話に花を咲かせたり、将来の話をしたり、より深いコミュニケーションが可能になります。
さらに、準備の負担が少ないことも大きな魅力です。複雑な演出や細かい装飾の準備に時間を取られることなく、二人の新生活の準備にも余裕を持って取り組めます。

森の中を一直線に通っている道の途中に、たたずむ新郎と新婦。シンプルなスタイルの服装で2人向き合い、にこやかに微笑んでいる。

シンプルだからこそ、本質的な幸せや喜びに焦点を当てた、心に残る結婚式が実現できるのです。結婚式の準備に追われるのではなく、二人の新しい人生のスタートに向けて、より多くの時間とエネルギーを注ぐことができます。
シンプルな結婚式は、本質的な価値を大切にしながら、二人らしさとゲストへの感謝の気持ちを十分に表現できる選択肢として、多くのカップルから支持されています。形式にとらわれない自由な発想で、世界に一つだけの、特別な一日を演出することができるのです。

シンプルウェディングの特徴

シンプルウェディングの最大の特徴は、「必要なものを厳選する」という考え方です。華やかさや派手さを追求するのではなく、本当に大切にしたい要素を選び抜き、そこに集中することで質の高い結婚式が叶います。

シンプルなガーデン挙式スタイルの配置。

必要最小限の進行

進行面では、儀式や演出を最小限に抑え、二人とゲストが心から楽しめる時間を重視します。一般的な結婚式で行われる様々な演出や余興を見直し、本当に必要なものだけを残すことで、より自然な流れの中で心温まる時間を過ごすことができます。
基本的な進行は、挨拶と乾杯、会食、心のこもった少数のスピーチ、ケーキカット、記念撮影、花束贈呈といったシンプルなものです。

  1. 挨拶と乾杯
  2. 会食
  3. 心のこもった少数のスピーチ
  4. ケーキカット
  5. 記念撮影
  6. 花束贈呈

このように必要最小限の進行にすることで、ゲストとの会話や食事を楽しむ時間にゆとりが生まれます。また、進行に追われることなく、その時々の雰囲気を大切にした柔軟な対応も可能になります。

統一感のある装飾

装飾は、白を基調とした統一感のあるデザインや、季節の花々をポイント使いした上品な空間作りが特徴的です。過度な装飾を避け、シンプルながら洗練された空間を作ることで、より本質的な要素が際立ちます。
白やベージュを基調とした清潔感のある空間に、季節の花を使った自然な演出を加えることで、上品で落ち着いた雰囲気を演出します。テーブルコーディネートも統一感を持たせ、照明にも気を配ることで、温かみのある空間が完成します。必要最小限のウェルカムスペースも、シンプルながらも心のこもったおもてなしの表現となります。

厳選されたゲストリスト

新郎新婦を囲んで、楽しそうに振る舞8人の友人たち。

ゲストリストも、本当に大切な人々に絞ることで、より深い交流が可能になります。20名から50名程度の少人数婚が一般的で、家族や親しい友人との時間を十分に取ることができます。
少人数制だからこそ、一人一人のゲストとじっくり会話を楽しむことができ、思い出話や近況報告など、より深い交流が生まれます。また、全員での記念撮影もスムーズに行え、テーブル配置の自由度も高くなります。会場選択の幅が広がることも、大きなメリットの一つです。

質重視の料理とドリンク

料理とドリンクについては、量より質を重視する傾向があります。少人数だからこそ可能になる、上質な食材を使用したこだわりのメニューや、選りすぐりのワインなどを提供することができます。
旬の食材を使用した季節感のある料理は、一品一品丁寧な盛り付けで提供されます。シェフとの綿密な打ち合わせによるオリジナルメニューや、ワインのペアリングにも十分な配慮が可能です。デザートやケーキにも上質な素材を使用し、食器やカトラリーにまでこだわることで、より質の高い食事の時間を演出できます。

白いテーブルクロスの上に、大きなお皿とカトラリーが並べられその上に、黄色いバラの花と、シンプルなメニューが載せられている

料理とドリンクの例

  • 旬の食材を使用した季節感のある料理
  • 一品一品丁寧な盛り付け
  • シェフとの綿密な打ち合わせによるオリジナルメニュー
  • ワインのペアリングにも配慮
  • デザートやケーキにも上質な素材を使用
  • 食器や cutlery にもこだわりを持つ

引き算の美学」を大切にしながら、上記の例のように徹底的にこだわったおもてなしが可能です。必要なものを厳選し、一つ一つの要素に十分な時間と予算をかけることで、質の高いおもてなしを実現します。

シンプルな結婚式だからこそ、一つ一つの要素により注目が集まります。料理の味や見た目、装花の美しさ、BGMの選曲、スピーチの内容など、それぞれの要素がより印象的なものとして記憶に残ります。このように、「選択と集中」によって生まれる上質さこそが、シンプルウェディングの真髄と言えるでしょう。

シンプルな披露宴の具体的なアイデア

シンプルな披露宴を実現するためには、いくつかの具体的なアイデアがあります。従来の形式にとらわれず、オリジナリティのある結婚式を作り上げることができます。

ガーデンウェディングの流しテーブルに飾られた装花。緑いっぱいの背景が美しい。

ミニマルな会場装飾

会場装飾では、白やベージュを基調としたミニマルなデザインを採用します。装飾を必要最小限に抑えることで、却って空間の美しさが際立ちます。テーブルには季節の花を1輪だけ飾るなど、控えめながら洗練された雰囲気を演出できます。
装飾を抑えめにすることで、料理や会話など、本来注目してほしい要素がより印象的になります。また、自然光が入る会場を選べば、シンプルな装飾でも十分な華やかさを演出できます。ナチュラルな素材を使用したテーブルクロスや、上質な食器類など、備品の質にこだわることで、装飾を抑えても格調高い空間を作ることができます。

少人数制パーティー

少人数制のパーティーでは、着席スタイルでゆったりとした配席を心がけます。6〜8名掛けの円卓を基本に、会話が弾みやすい配置を工夫します。年齢層や関係性を考慮したテーブル配置により、自然な交流が生まれやすい環境を整えることができます。
また、立食パーティーを取り入れることで、より自由な交流も可能になります。スペースに余裕があれば、会話スペースとして小さなソファセットを配置するのも良いでしょう。少人数だからこそ、一人一人に目が行き届き、きめ細やかなおもてなしが実現できます。

時間短縮型プログラム

進行面では、従来の式次第にとらわれず、食事とおしゃべりを中心にした2時間程度のプログラムが主流です。短時間でも充実した内容にするために、一つ一つの要素を吟味します。例えば、乾杯の後は、すぐに料理を提供し、ゆっくりと食事を楽しむ時間を確保します。
スピーチは2〜3名に厳選し、一人5分程度と時間を区切ることで、メリハリのある進行が可能です。ケーキカットや花束贈呈などセレモニーも、タイミングを見計らって自然な流れの中で行います。短時間でも思い出に残る時間となるよう、進行の組み立てを工夫します。

フォトウェディングとの組み合わせ

森の中の小道で、ウェディングドレス姿の新譜を抱き上げる、カジュアルなスタイルの新郎

最近人気なのが、フォトウェディングとの組み合わせです。挙式前に写真撮影を済ませることで、当日はよりリラックスした雰囲気で過ごせます。事前撮影では、二人の自然な表情や、様々なロケーションでの写真を残すことができます。
撮影した写真は結婚式当日に様々な形で活用できます。会場内でスライドショーとして上映したり、テーブルごとに写真立てを置いて装飾として活用したりすることで、会場の雰囲気作りにも一役買います。また、写真は会話のきっかけにもなり、和やかな雰囲気づくりに貢献します。
さらに、撮影した写真は招待状やウェルカムボード、受付スペースの装飾など、様々な場面で使用することができます。結婚式後も、アルバムや写真立てとして思い出を残すことができるのも魅力です。

このように、シンプルな披露宴では、必要な要素を厳選しながらも、一つ一つの質を高めることで、印象的な時間を作り出すことができます。二人らしさを大切にしながら、ゲストとの心温まる交流を実現する工夫を凝らすことで、思い出深い一日となることでしょう。

シンプルウェディングの予算計画

シンプルウェディングは、予算の使い方を工夫することで、より質の高い結婚式を実現できます。一般的な結婚式との大きな違いは、ゲスト数を絞ることによる一人当たりの予算の確保です。例えば、100名規模で300万円の予算の場合と、30名規模で200万円の予算では、ゲスト一人当たりに使える金額が大きく変わってきます。

費用削減のポイント

シンプルウェディングでは、必要のない要素を見直すことで、効果的な費用削減が可能です。装飾は白を基調としたシンプルなものにすることで、過剰な装飾費用を抑えることができます。また、招待状や席次表などのペーパーアイテムも、デザインをシンプルにすることで印刷費用を削減できます。
進行面でも、余興や演出を必要最小限にすることで、映像制作費や機材レンタル費を抑えることができます。さらに、少人数婚にすることで、会場選択の幅が広がり、レストランウェディングなど、より自由度の高い会場選びが可能になります。装花も、季節の花を効果的に使用することで、費用を抑えながらも上質な空間を演出できます。

こだわりたい項目

特にこだわりたいのが、料理とワインなどのドリンク類です。少人数だからこそ、普段のレストランでは味わえないような特別なコースや、ソムリエ厳選のワインペアリングなども検討できます。一人当たりの予算に余裕が生まれることで、より質の高い料理やドリンクを提供することが可能になります。
また、写真撮影は思い出として長く残るものなので、プロフェッショナルカメラマンによる撮影には十分な予算を確保することをおすすめします。衣装や美容も、シンプルな会場だからこそ、より一層注目される要素となります。二人の魅力を最大限に引き出すために、これらの項目への投資は重要です。

予算配分の具体例

電卓とボールペン

具体的な予算配分の例です。

  • 会場費:30%(会場使用料、基本設備費、音響照明費など)
  • 料理・ドリンク:30%(コース料理、ワインやシャンパン、ウェディングケーキなど)
  • 衣装・美容:15%(ドレス、タキシード、ヘアメイク、アクセサリーなど)
  • 写真・映像:15%(前撮り、当日撮影、アルバム製作など)
  • 装飾・印刷物:10%(会場装花、ブーケ、招待状、席次表など)

あくまでも目安であり、お二人の優先順位によって柔軟に変更してください。
例えば、料理にさらに重点を置きたい場合は、装飾費を抑えてその分を料理予算に回すことも可能です。また、フォトウェディングを重視する場合は、写真撮影の予算を増やすこともできます。

大切なのは、二人が本当に大切にしたい要素を見極め、そこに予算を集中させることです。必要のないものを見直し、本当に必要なものに投資をすることで、予算内でより質の高い結婚式を実現することができます。また、早めに予算計画を立てることで、余裕を持って準備を進めることができ、突発的な出費にも対応しやすくなります。

シンプルな結婚式に適した会場選び

シンプルな装飾

シンプルな結婚式にふさわしい会場を選ぶポイントは、本質的な「質の高さ」にあります。装飾や演出に頼らずとも、会場そのものの魅力で特別な一日を演出できる空間を選ぶことが大切です。

料理の質が高い会場

特に重要なのが料理の質です。少人数だからこそ、一皿一皿にこだわりを感じられるレストランウェディングや、ホテルの上質な料理を提供できる会場がおすすめです。シェフの経験や実績、料理へのこだわり、食材の調達方法なども重要なチェックポイントとなります。
試食では、料理の味はもちろん、盛り付けの美しさや温かい料理は温かいうちに提供できる体制が整っているかなども確認しましょう。また、アレルギーや食事制限への対応力、ワインリストの充実度なども、料理の質を判断する重要な要素です。一流シェフの料理を、まるでレストランさながらのサービスで提供できる会場であれば、それだけでも特別な時間を演出できます。

ゲスト導線が考えられた会場

ゲストの動線も重要なポイントです。受付から会場、お手洗いまでの移動がスムーズで、高齢者の方も安心して参加できる設備が整っているかどうかをチェックしましょう。エレベーターやスロープの設置状況、お手洗いの位置や数、控室の有無なども確認が必要です。
また、写真撮影の導線も考慮に入れましょう。集合写真を撮るスペースは十分にあるか、自然光の入る場所はどこかなど、思い出の一枚を残すために必要な要素もチェックポイントです。少人数だからこそ、一人一人の快適さにこだわった会場選びが可能です。

オールシーズン対応可能な会場

季節や天候に左右されにくい室内会場は、特に安心です。空調設備が整っているか、雨天時の対応は万全か、日差しの強い時間帯の光の調整は可能かなど、快適な環境を保てる設備が整っているかをチェックしましょう。
また、四季折々の表情を楽しめる会場も魅力的です。窓からの眺望や、テラスなどの屋外スペースの活用可能性も、会場選びの際のポイントとなります。自然光を活かした明るい空間は、最小限の装飾でも華やかな雰囲気を演出できます。

装飾が充実している会場

装飾面では、白を基調としたシンプルな内装や、窓から自然光が入る明るい空間があると、最小限の装飾でも華やかな雰囲気を演出できます。また、会場備品の質も重要です。テーブルクロスやチェアカバー、食器類など、備え付けの備品が充実していれば、追加の装飾費用を抑えることができます。

  • 高級感のあるテーブルクロスやナプキン
  • デザイン性の高い椅子やソファ
  • 質の良い食器やカトラリー
  • 調光可能な照明設備
  • センスの良い装花の花器や花台

会場選びは結婚式の質を大きく左右する重要な要素です。シンプルな結婚式だからこそ、会場の持つ本質的な魅力を十分に活かせるかどうかが、選択の重要なポイントとなります。内覧の際には、装飾を最小限に抑えた状態でも十分な魅力を感じられるか、料理やサービスの質は期待通りか、ゲストの快適さは確保できるかなど、様々な角度からチェックすることをおすすめします。

シンプルウェディングの準備

準備項目が従来の結婚式に比べて少なくなりますが、計画的に進めることで余裕を持った準備が可能になります。時期に応じて必要な準備を着実に進めていきましょう。

6ヶ月前からすべきこと

結婚式の準備は、半年前からスタートするのが理想的です。最初に行うのは、会場選びと日取りの決定です。この時点で、おおよそのゲスト数も固めておく必要があります。少人数婚だからこそ、一人一人のゲストの予定も考慮に入れやすいのが特徴です。
この時期には、結婚式全体の予算配分も決めておきましょう。会場費、料理、衣装、写真撮影など、項目ごとの予算を設定することで、その後の準備がスムーズになります。また、ドレスやタキシードの衣装合わせも始めます。シンプルな会場だからこそ、衣装で華やかさを演出できるため、じっくりと選びたい項目です。
この時期から、結婚式のコンセプトやテーマカラーも決めておくと良いでしょう。シンプルな結婚式だからこそ、統一感のある色使いや装飾が重要になってきます。

3ヶ月前のチェックリスト

3ヶ月前になったら、より具体的な準備に入ります。まずは招待状の手配と発送を行います。シンプルなデザインでも、用紙の質や印刷の仕上がりにこだわることで、おしゃれな招待状を作ることができます。返信が届き始めたら、席次表の作成に着手します。
また、この時期には料理の試食を行い、メニューを確定させます。アレルギーや食事制限のある方への対応も、この段階で会場と相談しておきましょう。写真撮影のプランも具体的に決めていきます。前撮りを行う場合は、この時期に日程を押さえておく必要があります。
会場との打ち合わせでは、装花のデザインや、当日使用する備品の確認も行います。BGMの選曲も始め、式の進行に合わせた曲目リストを作成していきます。

直前の最終確認事項

結婚式1ヶ月前からは、細部の確認と調整に入ります。当日のタイムスケジュールを確認し、参加者全員で共有します。席次表の最終調整も、ゲストの関係性を考慮しながら慎重に行います。
最終の打ち合わせでは、以下の項目を細かくチェックします:

  • 料理のアレルギー対応の最終確認
  • ドリンクの種類と数量の確認
  • 会場装飾の細部の確認
  • BGMのタイミングと音量の確認
  • 当日の天候対策の確認
  • 写真撮影のポイントと時間配分の確認

1週間前には、最終の参加者数を会場に連絡し、料理数やドリンクの準備数を調整します。また、当日の緊急連絡先リストの作成や、参加者への最終案内なども忘れずに行いましょう。

シンプルな結婚式だからこそ、一つ一つの要素に目が行き届きます。準備の過程で不安なことがあれば、早めに会場やプランナーに相談することをおすすめします。計画的な準備を心がけることで、当日は余裕を持って過ごすことができ、大切な瞬間をより深く味わうことができるでしょう。
時間に余裕を持って準備を進めることで、予期せぬ事態が発生しても柔軟に対応することができます。

シンプルウェディングの実例紹介

Aさんカップルの場合

都内のレストランで30名の少人数ウェディングを実施したAさんカップル。シェフこだわりの料理とワインペアリングにこだわり、ゲストとの会話を楽しむことを重視しました。装飾は白とグリーンを基調にした季節の花だけにし、進行も乾杯、食事、ケーキカット、花束贈呈のみというシンプルなものに。その分、料理とワインに予算を重点配分し、普段なかなか味わえない特別なコースで、ゲストへの感謝の気持ちを表現しました。

Bさんカップルの場合

ガーデン付きのゲストハウスで45名の挙式&パーティーを行ったBさんカップル。挙式は家族と親しい友人のみで行い、その後のパーティーは立食スタイルで、ゲストが自由に交流できる空間づくりを心がけました。装飾は、ガーデンの緑を活かし、会場内の装飾は最小限に。その代わり、プロフィールムービーやスナップ写真の撮影に予算を使い、思い出作りを重視しました。

シンプルウェディングのメリットとデメリット

晴れたガーデンを背景に、ソファースタイルの高砂のディスプレイが配置されているウッドデッキ。

シンプルウェディングの最大のメリットは、二人らしさを自由に表現できることです。形式にとらわれず、本当に大切にしたい要素に焦点を当てることができます。費用面でも、必要なものを厳選することで、予算を効率的に使えます。また、準備の負担が少ないため、仕事と両立しやすく、新生活の準備にも余裕を持って取り組めます。
一方で、検討すべき課題もあります。親族の中には、伝統的な形式の結婚式を期待する方もいるかもしれません。また、招待できる人数が限られるため、職場の同僚や遠い親戚を呼べない可能性もあります。これらの課題に対しては、別日に食事会を設けたり、結婚報告として写真入りのカードを送ったりするなど、工夫次第で対応することができます。

メリット

費用削減、準備の負担軽減など
必要なものを厳選し、本当に大切にしたい要素に予算を集中させることで、費用を効率的に使うことができます。装飾や演出を最小限に抑えることで、料理やドリンク、写真撮影など、より思い出に残る要素に予算を振り分けられます。また、準備項目が少ないため、新生活の準備と並行して無理なく結婚式の準備を進めることができます。ゲスト数を絞ることで、一人一人との交流も深くなり、より心に残る時間を共有することができます。

デメリット

一部のゲストの期待に応えられない可能性など
少人数制のため、招待できる人数に制限があります。職場の同僚や遠い親戚など、普段からお付き合いのある方全員を招待することは難しくなります。また、親族の中には、伝統的な形式の結婚式や、より多くのゲストを招いての盛大な披露宴を期待する方もいるかもしれません。このような期待に十分に応えられない可能性があります。ただし、別日に食事会を設けたり、結婚報告カードを送付したりするなど、できる範囲での配慮と工夫で対応することも可能です。

まとめ

シンプルウェディングの魅力は、形にとらわれず、お二人らしさを最大限に表現できることにあります。必要なものを厳選し、本当に大切にしたい要素に集中することで、心に残る特別な一日を創り上げることができます。
予算の使い方も、大規模な披露宴とは異なる考え方ができます。装飾や演出を必要最小限に抑えることで、料理やワイン、写真撮影など、品質を重視したいポイントにより多くの予算を配分できます。また、少人数だからこそ実現できる、ゲストとの濃密なコミュニケーションも、シンプルウェディングならではの魅力です。
お二人の価値観や希望を大切にしながら、参加されるゲストにも喜んでいただける結婚式を作り上げていきましょう。

これから結婚式を迎えられる皆さんも、ぜひ、そんな素敵な時間にしてくださいね。