コンプレックスを魅力に変える! 個性を生かしたウェディングドレス選び

窓際に釣られている白いウェディングドレス

結婚式で着るウェディングドレス選びは、楽しみにしている女性も多いでしょう。一方でわたしはここが〇〇だから…と体型や見た目のコンプレックスを抱き、悩んでしまうこともあるかもしれません。今回は、お悩みの多い4タイプについてご紹介します。

  • 全体的にふっくらしていてダイエットを検討している女性
  • 背が低くてモデルのように着こなす自信のない女性
  • スラっと背が高いけれどメリハリのない体系が気になる女性
  • ウェディングドレスは色白じゃないと着こなせないと考える女性

それぞれのコンプレックスを魅力に変えるウェディングドレス選びをご提案します。

ふっくらさんにはAライン

もう少し痩せたいという悩みを抱える女性は多いですが、無理なダイエットをするよりも、健康的で輝く花嫁さんの笑顔は何よりも魅力的です!王道のAラインドレスを中心に美しいドレスの着こなしをご紹介します。

王道スタイルAラインドレス

Aラインドレスは名前の通り、ウエストから裾にかけてのラインがアルファベットのAに見えるドレスのことを指し、ウエスト部分に切り替えがなく、縦長効果があります。どんな体系の方にも似合いやすく、着やせ効果が期待できるドレスです。
ふっくらとした体形を活かして、やわらかい雰囲気にしたいのであれば、なめらかシルクややわらかいチュール素材、レースなどがあしらわれたものを選ぶと良いでしょう。
縦長効果を狙うのなら、カサブランカやカラーを使った縦に長いタイプのブーケを合わせても素敵です。

腕や肩は隠すより思い切って出して!

体型を「隠したい」と思うとつい長袖やボレロ付きなど、露出の少ないものに目が行ってしまいますが、隠すよりもビスチェタイプなどを選び、思い切って見せてしまう方がスッキリとした印象になります。長袖やふんわりしたボレロを選ぶとその分シルエットが大きくなってしまう可能性があるので、ぜひ一度試着してみてください。
ビスチェタイプには抵抗があるという時には、肩が落ちたデザインのオフショルダーもほどよく露出を抑えながら品よく、スッキリと見せてくれます。

ロングベールで安心感

それでも腕や肩が出るのは少し不安かもしれません。そんな時は肩が隠れる丈のベールを合わせてみてください。体のラインが強調されず、さらに肌がきれいに見えるので「背中のニキビが気になる」「日焼けをしてしまった」といった時にも強い味方になってくれます。

背が低い?ヒールで自由自在!

背が低く、新郎様との身長差が気になっていたり、足が短く見えてしまうことを懸念されたりしている女性もいらっしゃると思います。ウェディングドレスはミニ丈のものを選ばないかぎり足元はすっぽりと隠れているので、身長は高く見せることは簡単です。

おすすめはプリンセスライン

背の低さを活かし、かわいらしくドレスを着こなすのならプリンセスラインのドレスがおすすめです。ウエスト部分に切り替えしがあり、きゅっとしまって見えるのがAラインとの違いです。背が低くてもメリハリのあるドレス姿が実現します。プリンセスラインはその名前から、乙女チックなデザインを連想するかもしれませんが、装飾の少ないシンプルなものも多くあるので、かわいいデザインには抵抗があるという場合にもご安心ください。

ヒールの高さに合わせてドレスの丈を選んで

既製品をレンタルする場合にも、サイズオーダーする際にも、ドレスの丈を決める必要があるでしょう。ご自身の身長ではなく、ご自身がヒールを履いた「なりたい身長」から丈を選ぶようにしてください。一般的な7cmヒールだけでなく、12cm、15cmと選べる場合もあります。かかとだけでなく、前の部分も厚底になっていて歩きやすい工夫がされています。また、ヒールを履くと新郎様の身長に追いついてしまうなど、背をあまり高く見せたくない時には2cmヒールなどを選ぶこともできます。

バストやヒップにボリュームがほしいなら足して!

メリハリのあるスタイルに憧れているという場合には、足りない部分をパッドで補うことができます。バストだけでなく、ヒップパットいったアイテムもあるので、必要に応じてプラスして自信の持てるスタイルに仕上げていきましょう。

マーメイドラインのドレスで女性らしく

バストやヒップにパットを入れてメリハリボディが叶うのなら、憧れのマーメイドラインのドレスに挑戦してみてはいかがでしょうか。マーメイドラインのドレスはスカート部分にボリュームはなく、体のラインを強調するデザインが特徴でまさにマーメイドのような、女性らしくセクシーな魅力があります。得に身長の高い女性は素敵に着こなすことができるはずです。

ボリュームスカートなら下半身は見えない

スカートにボリュームのあるAラインやプリンセスラインのドレスなら、下半身のラインは拾わないので、気になるようであればバストにのみパットを使用すれば良いでしょう。もちろん、サイズが調整、サイズオーダーが可能であれば、バストのボリュームが少なくてもドレスが落ちてきてしまうような心配はありません。

露出を控えたいのならボレロやロンググローブ

肩や腕の細さが気になって露出を控えたい時には、ボレロなど袖付きのもの、また肘上まであるロンググローブを選ぶのがおすすめです。パフスリーブの袖は華奢な体系にもよく合い、可憐な雰囲気が演出できます。

こんがり肌にはアイボリーがよく似あう

小麦色の肌は健康的で素敵すが、真っ白のウェディングドレスは色白の肌の方が似合うと考えている方もいらっしゃるかもしれません。白のイメージが強いウェディングドレスですが、その中でも色味があることに注目してみてください。

アイボリーや黄なりのドレス

ウェディングドレスには、大きく分けて3種類の白があります。少し青みがかった「ホワイト」自然な白「オフホワイト」黄みがかった「アイボリー」です。アイボリーは黄なりとも呼ばれ、健康的な肌色にもよく似合います。アイボリーのドレスはクラシカルなデザインのものも多いので、雰囲気が好きであればピタッとはまる1着が見つかるかもしれません。

タキシードの色に注意!

結婚式で白いドレスを身に着けているのは新婦様だけなので、アイボリーを選んでも黄色っぽく見えることはありませんが、隣に並ぶ新郎様が、ホワイトや水色のような薄く白っぽい色を選ぶと、ドレスの色が目立ってしまう可能性があります。アイボリーのドレスには、ベージュやブラウンのタキシードが特にお似合いです。

無理は禁物!花嫁さんのNG行動3選

並んで掛けられているウェディングドレス

結婚式当日に理想の自分に近づくために、無理をしたり、またデザインを大きく妥協したりすると、後悔が残ることになりかねないのでおすすめしません。特に気を付けたい3選についてご紹介します。

無理なダイエット

無理なダイエットは体を壊してしまったり、事前にドレスを選んだ場合、当日サイズが合わなくなってしまったりという事態になりかねません。ダイエットを行う場合には無理のない計画で、いつまでに痩せればきれいにドレスを着ることができるのか担当の衣装スタッフに確認しておきましょう。

サイズの合わないドレス

無理やり締めればチャックが閉まるから!当日までに絶対痩せるから!とサイズの小さいドレスを選ぶこともNG行為です。チャックが閉まってもパツパツだったり、胸元や背中の肉が収まらなかったりすると美しくありませんし、衣装の破損にもつながります。
逆にゆるいサイズを選んでしまうと、胸元がパカパカ開いてしまう、なにかのきっかけでドレスがずり落ちるような事故にもなりかねません。ドレスは採寸時に体に合ったサイズを選びましょう。

妥協して選んだ衣装

「本当はマーメイドラインのドレスが着たいけど、似合わないから…」「かわいいドレスは年齢的にやめようかな」そうして妥協したドレスは「本当はあのドレスが着たかった」といつまでも心に残ってしまうでしょう。似合うことも大切ですが着たいドレスを着ることもドレス選びでは重要です。妥協せずに着たいドレスを素敵に着る方法を探しましょう。

まとめ

それぞれのコンプレックスや体型、肌の色に合わせたウェディングドレスの選び方をご紹介しました。第一に着たいドレスを選んでいただくことが大切ですが、その上でコンプレックスを解消したい、素敵に着こなしたいと思った時に思い出していただけたら幸いです。
花嫁さんの笑顔は純白のドレスにも負けない幸せの象徴です。後悔のないドレス選びで、最高の結婚式をお迎えください。