【結婚式場の選び方 完全ガイド】理想の結婚式場を決めるための8つのポイントと失敗しないコツ


前回の記事「【招待客の選び方】結婚式に招待するゲストを決めよう!」では、招待客のリストアップ方法についてご紹介しました。
今回は、結婚式準備のポイント「結婚式場&日程決定」の結婚式場の選び方についてみていきましょう。

世の中にはたくさんの素敵な結婚式場がありますよね。
いざ結婚式場を探し始めても、どこのポータルサイトが良いかといったポータルサイト自身が書いた自社サービス紹介記事ばかりで、結婚式場をどんな基準に選べばいいのか説明されているページはほとんど表示されずに困っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、結婚式場の選び方のポイントをご紹介します。
是非、お二人にぴったりの結婚式場を見つけてくださいね。

目次

結婚式場選びのスタートガイド

結婚式場選びは、おふたりの大切な一日をどんな場所で過ごすのかを決める重要な第一歩です。「何を基準に選べばいいのか」「見落としがないか不安」という声も多いですが、基本的なポイントを押さえて準備を進めることで、理想の会場に出会うことができます。式場選びは結婚式の土台となる大切な要素。焦らずじっくりと、おふたりらしい会場を探していきましょう。

なぜ式場選びが大切?

結婚式場選びは、おふたりの結婚式全体の方向性を決める大切な要素です。会場の雰囲気や設備によって結婚式の印象は大きく変わり、費用面でも結婚式全体の中で最も大きな部分となります。また、人気の会場や日程は早めに予約が埋まってしまうため、結婚式の準備スケジュール全体に関わる大切な決定となります。会場が決まれば、他の準備もスムーズに進められるので、まずは会場選びから始めていくのがおすすめです。

結婚式の雰囲気を決める重要な要素

バージンロードを進む新郎新婦

結婚式場はおふたりの結婚式の舞台となる空間です。
チャペルでの挙式か、神前式か、またはガーデンでの人前式か。披露宴会場は、クラシカルな内装のバンケットにするか、モダンでスタイリッシュな会場にするか。これらの選択によって結婚式全体の印象が決まります。また、会場の設備や導線によって、できる演出や写真の雰囲気まで変わってきます。おふたりが思い描く理想の結婚式を実現するためにも、会場選びは慎重に進めていく必要があります。その会場でしか味わえない特別な雰囲気や、おふたりらしさを表現できる場所を見つけることで、思い出に残る素敵な結婚式が叶うはずです。

予算で大きな割合を占める大切な選択

結婚式の費用で最も大きな部分を占めるのが会場費です。
結婚式の総額は平均で300万円前後といわれていますが、そのうち会場費は40~50%を占めます。衣装、装花、料理、引出物など、結婚式にはさまざまな費用がかかりますが、会場選びの段階でしっかりと予算を見極めることが大切です。基本プランに含まれる内容や、追加でかかる可能性のある費用まで、具体的に確認しておくことで、予算内で理想の結婚式を実現することができます。早い段階で会場を決めることで、残りの予算配分も立てやすくなり、結婚式の準備全体がスムーズに進みます。

結婚式の準備スケジュールに大きく影響

結婚式場が決まると、具体的な日程調整や、お料理、装花、演出など、様々な打ち合わせが本格的に始まります。特に春と秋のシーズンや、縁起の良い日取りは、1年前には予約で埋まってしまうことも。希望の日程で理想の結婚式を挙げるためにも、余裕を持って会場探しを始めることが大切です。また、会場によって必要な打ち合わせの回数や、決めなければならない項目も変わってくるため、全体のスケジュール管理の面でも、会場選びは大切な要素となります。会場が決まれば、衣装合わせや前撮り、招待状の準備など、他の準備も具体的に進めていけるので、計画的に結婚式の準備を進められます。

式場探しのベストなタイミング

結婚式場探しはいつ始めればいいのでしょうか。実は、希望の時期や会場によって、動き出すべきタイミングは大きく変わってきます。特に人気のシーズンや、希望の会場が決まっている場合は、早めの行動がカギとなります。ここでは、結婚式場探しの理想的な時期や、予約状況の傾向、具体的なスケジュールの立て方までご紹介します。

結婚式に招待するゲストのことを考えている女性

理想的な開始時期と期間

結婚式場探しは、挙式予定日の1年~1年半前から始めるのが理想的です。これは、人気の会場や日程をしっかり押さえるために必要な期間です。また、結婚式場を探し始めてから決定するまでは、平均で2~3か月かかるといわれています。複数の会場を見学し、じっくりと比較検討する時間を考えると、この期間が必要になってきます。ただし、平日の結婚式や、人気の少ないシーズンであれば、6か月前からの準備でも十分間に合う場合もあります。早すぎる見学は、会場の様子や費用が変わってしまう可能性もあるので、2年以上前からの見学は避けたほうが無難です。

人気シーズン・日程の予約事情

結婚式で特に人気が高いのは、気候の良い春(3~5月)と秋(9~11月)のシーズン。また、土日祝日の「大安」や「友引」の日取りも、多くのカップルが希望します。このような人気の時期や日取りは、1年以上前から予約が埋まっていくことも。特に桜の季節や紅葉の時期は競争率が高くなります。また、5月や6月は比較的予約が取りやすい傾向にありますが、梅雨の時期は天候が心配という声も。7、8月は暑さ対策が必要ですが、夜景を楽しむナイトウェディングなら、素敵な演出も楽しめます。12月から2月の冬は比較的予約が取りやすく、クリスマスシーズンやイルミネーションを活かした幻想的な演出も可能です。

式場決定までの標準的なスケジュール表

5月と6月が表示されている卓上カレンダー

結婚式場を決めるまでの基本的な流れを、時系列でご紹介します。まずは挙式の1年前には、おふたりで結婚式のイメージや希望の時期、予算などを話し合いましょう。その後、会場の情報収集を始め、3~4つの候補を絞って見学の予約を入れていきます。見学は1日2件程度がベスト。それ以上詰め込むと、それぞれの会場の特徴を見極めるのが難しくなってしまいます。見学後は見積もりの比較や、両家への相談を経て、挙式の10か月前までには会場を決定。その後、日程を確定し、具体的な打ち合わせに入っていきます。焦らず、でも計画的に進めることで、理想の会場と出会うことができるはずです。

挙式1年半前~1年前

  • 結婚式のイメージや予算、招待人数の検討開始
  • 結婚式情報サイトやSNSで情報収集
  • 気になる式場のリストアップ(5~6件程度)
  • ブライダルフェアの予約開始

挙式1年前~10か月前

  • ブライダルフェア・式場見学(3~4件)
  • 会場の仮予約
  • 両家への相談・日程調整
  • 見積もりの比較検討
  • 会場の最終決定・契約

挙式9か月前~8か月前

  • 日取りの最終決定
  • 招待状リストの作成開始
  • 衣装合わせの予約
  • 基本計画の打ち合わせ

結婚式場選びの基本ステップ

式場探しを始める前に、まずはおふたりで基本的な方向性を決めていきましょう。「どんな結婚式がしたいのか」「大切にしたいポイントは何か」「予算はどのくらいまでなら大丈夫か」など、事前に話し合っておくことで、効率よく会場を絞り込むことができます。ただ漠然と式場を見て回るのではなく、以下のステップで準備を進めていくことをおすすめします。

結婚式のイメージを決めよう

結婚式場を選んでいるカップル

結婚式場を探す前に、まずはお二人でどんな結婚式にしたいのかイメージをしてみましょう。
「チャペルで神聖な式にしたい」
「ガーデンで結婚式を挙げたい」
「白無垢を着て挙式をしたい」
など、挙式だけ考えてもさまざまな結婚式のパターンがあります。

また、
「親族や親しい友人だけを招待してアットホームにしたい」
「ゲストをたくさん呼んで盛大なパーティーがしたい」
など、パーティー全体のイメージも話し合ってみましょう。

さらに、お二人が結婚式を挙げる理由について考えてみるのもおすすめです。
「両親を喜ばせたいから」
「ウェディングドレスを着るのが夢だったから」
「お世話になった方に感謝の気持ちを伝えたいから」
など、結婚式を挙げる理由が明確になると結婚式のイメージがしやすくなります。

結婚式を挙げる理由や目的を考えることで、より具体的なイメージが固まってきます。また、参列してきた友人の結婚式や、SNSで見かけた素敵だと思った演出なども、参考にしながら話し合ってみるのもいいでしょう。

結婚式で絶対に譲れないポイントは?

考えている女性

理想のイメージが見えてきたら、その中でも特に大切にしたいポイントを整理していきましょう。
例えば「料理のクオリティは絶対に妥協したくない」「チャペルは必須」「写真映えする会場がいい」「ゲストの負担にならないアクセスの良さが重要」など。また、「大切なペットも参列させたい」「生演奏は外せない」といった、具体的な希望がある場合は、それが可能な会場かどうかもチェックポイントになります。すべての希望を叶えることは難しいかもしれませんが、特に譲れないポイントを明確にしておくことで、より的確に会場を比較することができます。会場見学の際も、これらのポイントを中心にチェックすることで、効率的に理想の会場を見つけることができるでしょう。

予算を設定する

現実的な予算設定は、結婚式場選びの重要な土台となります。一般的な結婚式の平均費用は300~400万円といわれていますが、これは参列者数や会場、演出の内容によって大きく変動します。まずは、おふたりで用意できる金額と、両家からの支援の有無を確認。さらに、おおよその参列者数からご祝儀の予想額も考慮します。ただし、ご祝儀は確実な金額ではないため、余裕を持った計算をすることが大切です。また、会場費だけでなく、衣装や装花、写真、引出物なども含めた総額での予算配分を考えましょう。基本のプランでも、追加オプションによって予算が大きく変わることもあるので、見積もりの細かい内容まで、しっかりと確認することをおすすめします。

結婚式場選びで大切な8つのポイント

教会に入場する新郎新婦

結婚式場を選ぶ際には、様々な視点からの検討が必要です。挙式のスタイルや会場の雰囲気はもちろん、ゲストの快適さや、予算との相性など、多くの要素をチェックしていく必要があります。ここでは、結婚式場選びで特に重要な8つのポイントについて、具体的にご紹介していきます。これらのポイントをしっかりと押さえることで、理想の会場選びがよりスムーズになるはずです。

8つのチェックポイント

  1. 式スタイル
  2. 結婚式場のタイプ
  3. 会場の広さと収容人数
  4. 交通アクセスと立地
  5. 予算と費用の内訳
  6. 施設設備の充実度
  7. 料理とケータリング
  8. プランナー・スタッフ対応

それぞれの内容をひとつづつ見ていきましょう。

挙式スタイル

森の中で執り行われている人前式

挙式スタイルは定番の「教会式」やオリジナリティを出せる「人前式」、神社や神殿で挙げる「神前式」、先祖に感謝を伝える「仏前式」などがあります。
それぞれのスタイルは、結婚式の印象を大きく左右する重要な要素です。チャペルでの教会式は、純白のウェディングドレスが映える厳かな雰囲気が特徴。大きなステンドグラスや、天井の高い荘厳な空間で、感動的な挙式が叶います。神前式は、白無垢や色打掛けを着て、日本の伝統的な様式で執り行う挙式。近年人気の人前式は、形式にとらわれず、おふたりらしい自由な挙式が可能です。ガーデンでの挙式や、ペットと一緒に誓いを立てることもできます。

キリスト教式ですが、教会での挙式は西洋式の厳かな雰囲気が特徴です。白い装いの新郎新婦が牧師の前で誓いを立てる様子は、感動的な光景となります。教会の歴史や建築様式、収容人数などを確認し、新郎新婦の理想に合った教会を選びましょう。

次に、人前式ですが、自由度の高い挙式スタイルが魅力です。庭園やホテルなど、様々な会場で行うことができ、新郎新婦の好みに合わせて自由に演出できます。会場の雰囲気や立地、収容人数などを検討し、理想の会場を見つけることが重要です。

そして、神前式についてですが、神社の歴史や建築美を感じられるのが大きな魅力です。神社の厳かな雰囲気の中で、伝統的な日本の結婚儀式を行うことができます。神社の立地や規模、参列者数に合わせて適切な神社を選ぶことが重要です。

最後に、仏前式は、寺院や仏閣で行われる仏教式の挙式スタイルです。厳かで神聖な雰囲気の中で執り行われ、参列者全員で仏前に拝礼し、新郎新婦の誓いを共有することができます。寺院や仏閣の選び方のポイントは、まず立地と規模の適切さを確認することです。参列者数に合わせて、広さと収容能力が適しているかを検討しましょう。

このように、挙式スタイルによって会場の選び方や雰囲気が大きく異なります。新郎新婦が考えるテーマや希望する雰囲気、信仰に合わせて、最適な挙式スタイルと会場を見つけることが理想の結婚式実現への近道といえるでしょう。

挙式のイメージが決まったら、その挙式スタイルができる式場なのかどうかを忘れずにチェックしてくださいね。

関連記事:自分たちにぴったりの挙式スタイルの選び方

結婚式場のスタイル

式場のガーデンに佇む新郎新婦

結婚式場は大きく4つのタイプに分けられます。
ゲストハウスは、邸宅を貸し切って過ごすプライベート感が魅力。1日1組限定の会場も多く、おふたりらしさを存分に演出できます。専門式場は、結婚式に特化した施設で、設備が充実しているのが特徴。スタッフの経験も豊富で、安心して任せられます。ホテルウェディングは、格式の高さと上質なサービスが魅力。遠方からのゲストも宿泊できるため、おもてなしの面で優れています。レストランウェディングは、美味しい料理と落ち着いた雰囲気が特徴。比較的予算を抑えられ、少人数でのアットホームな結婚式に向いています。
おふたりの希望する雰囲気や、重視するポイントに合わせて、会場タイプを選んでいきましょう。

ゲストハウス

結婚式のために建てられた邸宅で、プライベート感の高い結婚式を行えます。基本的に他の新郎新婦と鉢合わせることがなく、お二人の家に招待しているかのような雰囲気を味わえるのが特徴です。

  • 落ち着いた雰囲気の中、少人数でアットホームな結婚式が叶える
  • 個性的な建物や庭園などの雰囲気を活かした演出が可能
  • 新郎新婦の希望に合わせてオリジナリティ溢れるウェディングが実現できる

ホテルなどの大規模な結婚式場とは異なり、より親密で温かみのある空間で挙式や披露宴を行えるのが魅力です。新郎新婦の理想とするウェディングスタイルに合わせて、会場の雰囲気、アクセス、収容人数、料理のクオリティなどを綿密に検討することが大切です。
ゲストハウスならではの魅力を最大限に活かし、新郎新婦らしい個性的な結婚式を実現することができるでしょう。

専門式場

結婚式に特化して作られた会場で、結婚式に必要な設備がすべて揃っています。演出や会場コーディネートのバリエーションも豊かで、一般的な正統派の結婚式を行えるのが特徴です。

  • 挙式から披露宴まで、一貫した結婚式の流れを提供できる
  • 広々とした会場や充実したサービス、高品質な料理が魅力
  • 結婚式に特化したノウハウとスタッフが揃っている
  • 定番のウェディングスタイルから、オリジナリティ溢れる演出まで対応可能
  • 大人数の結婚式にも対応できる広さと設備を備えている

結婚式を行うことを主目的として設計・運営されているため、挙式から披露宴までの一貫したサービスを提供することができます。また、広々とした会場や高品質な料理、専門のスタッフなどが特徴で、大人数の結婚式にも対応可能です。一方で、比較的高額な費用がかかることも専門式場の特徴です。
新郎新婦の理想とするウェディングスタイルや、予算、参列者数などを総合的に検討して、専門式場の中から最適な会場を選ぶことが大切です。

ホテル

高級感があり、格式高い結婚式が行えます。スタッフの質が高いので、しっかりとゲストをおもてなしできます。客室があるので遠方からのゲストが多い方や、バリアフリー設備が整っている所が多いので年配者のゲストが多い方にもおすすめです。

  • 高級感と上質な雰囲気が大きな魅力
  • ホテルの格式ある建築や内装、洗練された空間
  • 一流シェフによる料理
  • 丁寧なサービス
  • 専用チャペルやバンケットホールなどの設備が整っている

ホテルウエディングは、高級感と上質な雰囲気が魅力。ホテルならではの格式ある空間で挙式から披露宴まで一貫したサービスが受けられます。一流の料理とおもてなしに加え、様々なロケーションから選べるのも特徴。一方で費用がかかる傾向にありますが、上質な結婚式を求める新郎新婦に最適なスタイルです。

レストラン

レストランの最大の魅力は美味しい料理を提供できることです。ホテルや専門式場などに比べると費用を抑えられるのも魅力。ゲストひとりひとりと近い距離で接することができるので、親しい人だけを呼んでアットホームな雰囲気の結婚式を行いたい方にぴったりです。

  • 落ち着いた雰囲気の中、少人数でアットホームな結婚式が叶える
  • レストランならではの洗練された空間と料理を堪能できる
  • 店舗の個性や雰囲気を活かした、オリジナリティ溢れる演出が可能
  • 比較的リーズナブルな予算で理想の結婚式が実現できる

ホテルやチャペルなどの大規模な結婚式場とは異なり、より親密で温かみのある空間で挙式や披露宴を行えるのが魅力です。また、レストランならではの洗練された空間デザインと、料理の質の高さも大きな魅力となります。新郎新婦の好みに合わせて、個性的な演出を行うことができるのも特徴です。一方で、収容人数に制限があるなどの課題もあるため、参列者数を見極めることが重要です。
レストランハウスウェディングは、アットホームで個性的な結婚式を実現できる魅力的なスタイルと言えるでしょう。

お二人の好きな場所

お二人らしさのあるオリジナリティ溢れる結婚式にしたい方や、思い入れのある特別な場所で結婚式を挙げたい方におすすめです。

例えば、二人で出会った場所や、お互いが大切にしている場所など、思い出深い場所を選ぶことができます。 それは、公園の庭園、海沿いの施設、山奥のログハウスなど、様々な場所が考えられます。このようなオリジナルの場所で結婚式を行うことで、新郎新婦らしさを最大限に表現できます。 装飾やテーマ、演出なども、その場所の雰囲気に合わせてカスタマイズできるのが魅力です。また、参列者にとっても、新郎新婦にとって特別な場所で式を挙げられることは、心に残る思い出となるでしょう。
一方で、会場設営や運営面での制約もあるため、事前の準備が重要になります。プロデュース会社などの専門サービスを利用するとスムーズです。

関連記事:キリスト教式、神社式、人前式、仏教式のそれぞれの挙式スタイルにあった披露宴は?

会場の広さと収容人数

結婚式のテーブル装飾(ピンクでコーディネイト)

会場の広さは、結婚式場選びにおいて非常に重要なポイントです。適切な広さの会場を選ぶことで、快適な空間と演出を実現できます。前回「【招待客の選び方】結婚式に招待するゲストを決めよう!」でも触れたように、ゲストを何人招待するかによって披露宴会場の広さが変わってきます。さらに、披露宴会場の形や、テーブルのレイアウトによっても印象は大きく変わってきます。
そして、見落としがちなのが、実際の広さと収容人数のバランスです。招待するゲストの人数を正確に見積もり、その人数に適した広さの会場を選ぶ必要があります。参列者が多すぎると狭苦しい雰囲気になり、逆に少ないと広すぎて会場が寂しく見えてしまうでしょう。定員ぎりぎりではなく、8割程度の人数で利用するのがおすすめです。
さらに、挙式と披露宴、受付スペースや写真撮影スペースなど、各エリアの広さも確認が必要です。 ゆとりのある空間で、それぞれの演出を十分に行えるかを吟味しましょう。
加えて、控室、ゲストの待合スペースなども考慮する必要があります。 これらのスペースが適切に確保されていることも、快適な式進行には欠かせません。
会場の広さは、ゲストの快適性や演出の自由度に直結する重要な要素です。 参列者数や式の流れを見据えた上で、理想的な広さの会場を見つけることが重要です。

チェック項目

  • 挙式会場の収容人数
  • 披露宴会場の着席可能人数
  • ゆとりある空間設計(定員の8割程度が理想)
  • 控室やロビーなどの付帯設備の広さ

会場までの交通アクセス

会場までの交通アクセスは、結婚式場選びにおいて非常に重要なポイントです。ゲスト全員が快適に会場に到着できることが求められます。最寄り駅からの距離や、バスや車でのアクセス方法、駐車場の有無なども含めて確認しましょう。特に、年配のゲストや遠方からの参列者が多い場合は、移動の負担が少ない会場を選ぶことが大切です。

そして、まず考えるべきは、会場の立地です。都心部や郊外、リゾート地など、会場の所在地によってアクセス手段が異なります。 参列者の居住地や年齢層を考慮し、初めて会場に来た人でも分かりやすい場所なのか、駅から離れている場合は送迎のシャトルバスがあるかどうかなど、できるだけ誰もがアクセスの良い場所や設備が整っているかを選ぶことが重要です。
次に、公共交通機関の利便性を確認しましょう。最寄りの駅やバス停からの距離、アクセス時間など、参列者の移動しやすさを検討します。 また、車での来場者も想定し、駐車場の有無や台数も確認が必要です。
さらに、会場までの道路状況や渋滞状況なども事前に把握しておくと良いでしょう。 ゲストの円滑な移動を阻害する要因がないかを確認することが重要です。
また、お二人の居住地と両家の実家が離れている場合は、どのエリアで結婚式を行うのか事前に話し合っておくことが必要です。近隣に宿泊施設があるかどうかも、遠方から来られる親族やゲストへの配慮として重要なポイントです。
会場までのアクセスは、参列者の利便性に直結する重要な要素です。 参列者全員が快適に移動できるよう、会場の立地や交通手段を慎重に検討することが求められます。

チェック項目

  • 最寄り駅からの距離と所要時間
  • 送迎バスの有無
  • 駐車場の完備状況
  • 遠方ゲストの宿泊施設との距離

予算と費用の内訳

MONEYを書かれた木製のおもちゃ

結婚式にどのくらいの予算をかけるのか事前に話し合っておきましょう。

結婚式の予算は、会場選びにおいて非常に重要な要素です。適切な予算設定と、それに見合った会場選びが求められます。
まず、新郎新婦で結婚式の総予算を明確にする必要があります。会場費、衣装、装花、ケーキ、料理、演出など、様々な費用を見積もり、全体の予算を決めましょう。基本プランの金額だけでなく、他にも様々な追加費用が発生します。見積もりの段階で、基本料金に含まれる内容と、オプション費用について詳しく確認しましょう。例えば、装花や音響、照明、控室の使用料、持ち込み料など、見落としがちな費用もあります。また、人気の演出や、こだわりの装飾を加えると、予想以上に費用が膨らむことも。見積もりの際は、やりたい演出や必要なアイテムをできるだけ具体的に伝え、実際の総額を把握することが大切です。支払方法や、分割払いの可否、キャンセル料の規定なども、しっかりと確認しておきましょう。

さらに、もらえるご祝儀もある程度は想定しておき、予算を決めておくのも良いでしょう。但し、ご祝儀相場は一般的に一人当たり3.3万円前後と言われていますが、招待するゲストの顔ぶれによって大きく変わってくるのでその点は注意しましょう。
その上で、その予算に見合った会場を選ぶことが重要です。会場費はもちろん、料理、サービス、演出などのオプション料金も考慮する必要があります。 予算オーバーにならないよう、しっかりとコストシミュレーションを行うことが求められます。
予算に余裕がある場合は、より上質な会場やサービスを選ぶことができるでしょう。 しかし、予算に見合わない会場を選んでしまうと、後々の経済的な負担が大きくなる可能性があります。

チェック項目

  • 基本プランの内容
  • 追加オプションの費用
  • 支払い方法とスケジュール
  • 割引特典やキャンペーン内容

施設設備の充実

花束を手に持ちドレスアップしている子供

結婚式をスムーズに進行するためには、充実した施設設備が欠かせません。挙式や披露宴、写真撮影など、式の様々なシーンで快適に過ごせるよう、適切な設備が整っていることが求められます。
まず確認すべきは、挙式会場の設備です。チャペルやガーデン、神殿など、挙式の形式に合わせた会場が整備されているかを確認しましょう。さらに音響設備や照明設備なども、演出の質に直結する重要な要素なので会場設備をチェックするときはきちんと確認しておきましょう。また、新郎新婦控室やゲストの控室、化粧室の数や広さ、着替えスペースの有無なども重要です。お子様連れのゲストのために、キッズスペースや授乳室があるか、バリアフリー設備は整っているかなども確認しましょう。特に、雨天時の対応や、空調設備の状況、Wi-Fi環境なども、当日の快適さを左右する要素となります。
披露宴会場の設備も見逃せません。会場内の導線、演出のスペース、控室、ゲストの待合スペースなど、式の流れに合わせた設備が整っているかを確認します。
このように、結婚式場の施設設備は、式の質や参列者の満足度に大きく関わります。

ゲスト向け設備

化粧室や更衣室の数

ゲストの人数に対して化粧室の数は十分か、ゲストが自由に使える更衣室があるのかなどを確認しましょう。ゲストの着付けやヘアセットサービスの有無も調べておくといいですよ。

バリアフリー

年配のゲストが多い場合や、小さな子供連れ、妊婦さんなどがいる場合は階段や段差についても確認しましょう。ゲスト目線で挙式会場や披露宴会場までの導線を実際に歩いてみるのがおすすめです。

ゲストの控え室

ゲストや親族の待機スペースはどこなのか確認しましょう。ゲストの待合スペースの広さ確認と共に、ゲストとは別に親族の控え室があるかどうかも大切なポイントです。両家それぞれの控え室があると、当日親族がゆったりと過ごせます。

駐車場

車で来る方のために、駐車場の有無を確認するのも大切です。式場の駐車場が使えるのかどうか、何台停められるのかなどを確認しましょう。
駐車場がない場合は、近隣のコインパーキングなどを確保しておくといいですね。

雨の日導線

意外と盲点になるのが、雨の日のゲスト導線についてです。ゲストハウスなどで挙式会場と披露宴会場が離れている場合は、雨の日の移動でゲストが濡れてしまわないかなどチェックしておきましょう。
また、屋外での演出を希望している場合は、雨が降ってしまったときにその演出はどうなるのかも確認しておくと安心です。

新郎新婦向け設備

写真撮影中の新郎新婦
ドレスショップや写真スタジオ

あちこち移動する負担を減らしたい方は、ドレスショップや写真スタジオなどが併設されている式場がおすすめです。
ドレスショップがあれば、結婚式の打ち合わせと絡めて衣裳選びを進められたり、衣裳スタッフへの伝言をプランナーにお願いできたりと何かとスムーズに進みます。
写真スタジオが併設されていれば、前撮りとヘアメイクリハーサルを同じ日に行えたり、当日の写真についての希望を直接撮影スタッフに相談できたりするなどのメリットがありますよ。

演出設備

こだわりの演出がある場合は、その演出が行えるかどうかも必ず確認しましょう。演出を行うためにどのような機材があるのか、機材の使用料なども聞いておくと安心です。
また、既に決まっている余興などがある場合は、余興スペースの確認もしておくといいですね。

関連記事:【披露宴会場チェック】式場見学で確認しておきたい11のポイントチャペル・会場だけじゃない!会場見学で絶対チェックしておきたいポイントはココ!

チェック項目

  • 挙式・披露宴会場の設備状況
  • 写真撮影スポットの充実度
  • バリアフリー対応
  • 雨天時の対応設備

お料理のクオリティ

メインのお料理の試食

結婚式で特に重要なのが、お料理の質とサービス。参列者の満足度に大きな影響を与える重要な要素です。
まず確認すべきは、会場の料理提供体制です。また、専門性の高い料理人が担当しているかが、料理の質に直結します。
次に、メニューの内容と品質を確認することが重要です。 和食、洋食、フレンチなど、新郎新婦の好みに合ったメニューが用意されているか、試食をして事前にチェックしておくことをおすすめします。あわせて、食材の新鮮さや盛り付けの美しさ、温度管理なども確認が必要です。 参列者全員に満足してもらえる料理の提供が求められます。
さらに、アレルギー対応や、ベジタリアン、年配の方への配慮、子供向けメニュー、ハラル対応など、ゲストの多様なニーズにも配慮されていることを確認しましょう。

結婚式のお料理は、参列者の満足度に大きな影響を与える重要な要素です。 新郎新婦の好みに合った質の高いメニューを提供できる会場を見つけることが重要です。

関連記事:【試食会に参加しよう】フェア試食会の必見ポイントとは?

チェック項目

  • メニューの種類と品質
  • 試食の評価
  • アレルギー対応の可否
  • ドリンクの種類と充実度

プランナーや式場スタッフとの相性

ウェディングプランナーがブライダルフェアで接客

プランナーや式場スタッフとの相性は非常に重要なポイントです。 新郎新婦とスタッフが良好な関係を築けるかどうかが、理想の結婚式の実現に大きな影響を与えます。
まず、プランナーとの面談や打ち合わせを通して、お互いの意思疎通がスムーズにできるかを確認することが重要です。 プランナーの提案力や、新郎新婦の要望に柔軟に対応できる姿勢を評価しましょう。また、プランナーや式場スタッフとのコミュニケーションが円滑に行えるかも重要です。 お互いの要望や意見を柔軟に共有し、調整できる関係性が求められます。
さらに、式場スタッフの接客態度や、新郎新婦への丁寧な対応も確認が必要です。 スタッフとの信頼関係が築けるかどうかが、安心して式を任せられるかどうかのポイントとなります。

このように、プランナーや式場スタッフとの相性は、理想の結婚式を実現するための鍵となります。 新郎新婦の要望に寄り添い、信頼関係を築ける人材が配置されているかを見極めることが重要です。

プランナーとは1年以上の関係になる場合もあるので、お二人との相性はとても重要です。経験豊富で安心して任せられるプランナーなのかどうか、会場見学のときにチェックしておきましょう。
ただし、式場見学時と打ち合わせや結婚式当日までのプランナーが異なる式場もあるので注意が必要。どうしても見学時のプランナーが良い場合は、その旨を伝えて対応してもらえるかどうか確認しておきましょう。

関連記事:ブライダルフェアではプランナーさんと積極的にコミュニケーションを取ろう

チェック項目

  • 経験と提案力
  • コミュニケーションの取りやすさ
  • 打ち合わせの柔軟性
  • 当日の実施体制

式場見学のマストチェックポイント

式場見学は、実際の雰囲気を体感できる貴重な機会です。ウェブサイトやパンフレットだけではわからない、細かなポイントまでしっかりとチェックしましょう。見学前の準備から当日の確認事項まで、計画的に進めることで、より充実した見学になります。また、複数の会場を見学する場合は、比較しやすいようにポイントを整理しておくことをおすすめします。

メモに記入している

式場見学のマストチェック項目一覧表

■基本確認事項
□ 希望の日程で予約可能か
□ 基本見積もりの内容と総額
□ 収容人数と会場の広さのバランス
□ 挙式から披露宴までの所要時間
□ 雨天時の対応・代替プラン
□ 打ち合わせの回数と進め方

■挙式会場
□ 自然光の入り方や照明の雰囲気
□ バージンロードの長さと幅
□ 参列者の着席スペースの快適さ
□ 音響の聞こえ方
□ 装飾のアレンジ可能範囲
□ フラワーシャワーなどの演出スペース

■披露宴会場
□ テーブルレイアウトのバリエーション
□ 高砂からの会場の見え方
□ 映像機器の設置状況
□ 演出スペースの広さ
□ 装花の設置可能箇所
□ 照明の種類と調光機能

■設備・施設面
□ 新郎新婦控室の広さと設備
□ 親族控室の有無と広さ
□ 化粧室の数と場所
□ 喫煙所の位置
□ エレベーター・バリアフリー設備
□ 駐車場の台数と料金
□ 授乳室・キッズスペースの有無
□ クロークの場所と広さ

■ゲスト動線
□ 最寄り駅からのアクセス方法
□ 受付スペースの広さ
□ 会場内の移動のしやすさ
□ 写真撮影スポットまでの動線
□ お手洗いまでの距離
□ 二次会会場までの距離

■サービス面
□ 料理の試食可否
□ ドレスの種類と試着可否
□ 写真・映像の撮影プラン
□ 送迎バスの手配可否
□ アレルギー対応の可能範囲
□ 持ち込み料金の有無

■細部の確認事項
□ 前撮り可能場所
□ 美容室・着付室の広さ
□ 控室の冷暖房管理
□ Wi-Fi環境
□ 充電設備の有無
□ 非常口・避難経路

■追加費用の確認
□ 延長料金の発生条件
□ 持ち込み料金の詳細
□ 音響・照明費用の内訳
□ 装花のグレードアップ料金
□ 飲み放題の範囲と追加料金
□ 送迎バス代の見積もり

■契約前の確認事項
□ 申込金の金額
□ キャンセルポリシー
□ 支払いスケジュール
□ プランナーの担当制について
□ 日程変更の可否と条件
□ 最終見積もりの内容

マストチェックシートのダウンロード

こちらから、式場見学のマストチェックシート(PDF)をダウンロードしていただけます。

下見の時期と回数の目安

式場見学は、挙式予定日の1年~1年半前から始めるのが理想的です。見学する会場数は3~4件程度がおすすめ。1日に見学する会場は2件までにし、それぞれの会場の特徴をしっかりと把握できるようにしましょう。また、実際の挙式時間帯に近い時間での見学がベスト。自然光の入り方や、会場の雰囲気は時間帯によって大きく変わります。人気の会場は休日の予約が取りにくいため、平日休みが取れる場合は、平日見学も検討してみましょう。

見学前の準備と持ち物リスト

見学前には、おふたりの希望や重視したいポイントを整理しておきましょう。メモ帳やスマートフォン、カメラなどは必須アイテム。会場の雰囲気や気になった場所は、写真に収めておくと後で見返すときに便利です。また、おおよその招待人数や希望の日程、予算などの基本情報も事前に決めておくと、具体的な相談がしやすくなります。結婚式の参考になる写真や、気になる演出の情報なども、あれば持参すると良いでしょう。見学時の服装は、フォーマルすぎない清潔感のある服装がおすすめです。

当日の具体的なチェック項目

会場見学では、チャペルや披露宴会場はもちろん、ゲストの動線や設備面もしっかりチェック。化粧室やクロークの場所、喫煙所の有無、バリアフリー設備なども確認しましょう。また、自然光の入り方や、写真映えするスポット、装花やテーブルコーディネートの雰囲気なども、実際に見て確認することが大切です。控室の広さや、専用エレベーターの有無、荷物の搬入経路なども、当日の準備や進行に関わる重要なポイントです。

質問すべき重要事項リスト

プランナーへの質問は、具体的に準備しておきましょう。基本プランに含まれる内容、追加料金が必要なオプション、キャンセルポリシーなどの重要事項は必ず確認します。また、衣装の持ち込みや、写真・映像の外注が可能かどうか、演出の制限事項なども確認が必要です。雨天時の対応や、マイカー利用のゲストへの駐車場案内、遠方ゲストへの配慮なども忘れずに質問しておきましょう。

マストチェックシートのダウンロード

こちらから、式場見学のマストチェックシート(PDF)をダウンロードしていただけます。

先輩カップルが選んだ決め手のポイント

実際に結婚式を挙げた先輩カップルの体験談は、会場選びの参考になる貴重な情報源です。それぞれのカップルが重視したポイントや、決め手となった理由は様々。その中から、おふたりの参考になるヒントを見つけてみましょう。また、後悔したポイントや、こうすれば良かったという意見も、要チェックです。

アルファベットでポイントと書かれた机の5つのブロック

式場タイプ別の選択理由

先輩カップルの選択理由は、式場タイプによって特徴的な傾向が見られます。ホテルウェディングを選んだ方は「料理の品質の高さ」「スタッフの対応の丁寧さ」を評価する声が多く、ゲストハウスを選んだ方は「アットホームな雰囲気」「自由度の高さ」を決め手に挙げています。専門式場は「設備の充実度」「スタッフの経験値の高さ」が評価され、レストランウェディングは「こだわりの料理」「コストパフォーマンスの良さ」が選択理由として多く挙がっています。

重視した項目ランキング

先輩カップルが特に重視したポイントを見ると、1位は「会場の雰囲気」、2位「アクセスの良さ」、3位「料理の質」という結果になっています。続いて「スタッフの対応」「価格設定」「設備の充実度」と続きます。特に「会場の雰囲気」は全体の7割以上のカップルが重視したと回答。実際の見学で感じた空間の雰囲気や、スタッフの対応の印象が、最終的な決め手になるケースが多いようです。また、ゲストへの配慮という点で、アクセスの良さは重要視される傾向にあります。

二次会について打ち合わせを行う。新郎と新婦

結婚式場選びで重視された項目ランキング

1位:会場の雰囲気 (全体の73.2%が重視)

  • チャペルや神殿の厳かさ
  • 披露宴会場の装飾や内装
  • 全体的な統一感
  • 自然光の入り方
  • フォトスポットの充実度

2位:アクセスの良さ (68.5%)

  • 最寄り駅からの距離
  • 主要駅からの所要時間
  • 送迎バスの有無
  • 駐車場の完備
  • 周辺の交通の便

3位:料理の質 (62.1%)

  • 試食での味の評価
  • メニューの種類
  • 見た目の華やかさ
  • アレルギー対応
  • ドリンクの充実度

4位:スタッフの対応 (58.7%)

  • プランナーの提案力
  • 質問への回答スピード
  • 親身な対応
  • 経験値の高さ
  • サービスの丁寧さ

5位:価格設定 (54.3%)

  • 基本プランの内容
  • 追加オプションの費用感
  • 支払い条件の柔軟さ
  • 割引特典の充実度
  • 見積もりの明瞭さ

6位:設備の充実度 (47.8%)

  • 控室の快適さ
  • バリアフリー対応
  • 美容室・着付室
  • 授乳室・キッズルーム
  • 空調管理

具体的な決定エピソード

「チャペルの大きなステンドグラスに一目惚れして即決しました」
「スタッフの方の親身な対応に信頼感が持てました」
「両家の希望を上手く取り入れてくれる提案力に惹かれました」など、決め手は様々。
中には「複数の式場を見学して迷った末、最初に見た会場の雰囲気が忘れられず、結局そこに決めました」という声も。また、「予算オーバーでは?と諦めかけた会場でしたが、プランナーさんと相談して予算内に収めることができました」といった体験談も参考になります。

後悔しないための選び方アドバイス

先輩カップルからは「早めに動き出すことが大切」「見積もりは細かく確認を」「両家の意見もしっかり聞いておく」といったアドバイスが多く寄せられています。特に「最初の1件目で決めずに、複数の会場を見比べることで、本当に自分たちに合った会場が見つかった」という声は多数。また、「季節や時間帯による会場の雰囲気の違いもチェックすると良い」「プランナーの方との相性は、長期の打ち合わせを考えると重要」といった具体的なアドバイスも参考になります。

式場選びでよくある失敗と対策

結婚式場選びでは、様々な失敗例や後悔の声が聞かれます。しかし、事前に知っておくことで、多くのトラブルは防ぐことができます。ここでは、よくある失敗パターンとその対策をご紹介します。これらの情報を参考に、より良い選択をしていきましょう。

○と×が書かれた木製のパズル

予算オーバーを防ぐコツ

基本プランだけでなく、追加で必要になりそうな費用まで含めて見積もりを取ることが重要です。衣装、装花、写真、映像など、オプション費用の確認は必須。また、見積もり時には具体的な要望をすべて伝え、後から追加にならないよう注意しましょう。値引き交渉は複数会場の見積もりを比較しながら行うと効果的です。また、日程や時間帯によって費用が変わることも。平日や季節のオフシーズンを選ぶことで、予算を抑えることも可能です。

希望日程が取れない場合の対処法

人気の時期や日取りは、1年以上前から予約が埋まっていることも。そのため、第二候補、第三候補の日程も考えておくことが大切です。また、午前と午後で予約状況が異なることも。時間帯を柔軟に検討することで、希望の会場を押さえられる可能性が広がります。土日祝日が埋まっている場合は、平日プランを検討するのも一つの手。平日なら予算も抑えられ、ゲストも参加しやすい日程を選びやすいというメリットもあります。

両家の意見の調整方法

おふたりの希望と両家の意見が異なる場合も少なくありません。特に、会場の場所や挙式スタイル、規模などで意見が分かれることも。このような場合は、まずは両家の要望をしっかりと聞くことから始めましょう。その上で、実現可能な部分と難しい部分を整理し、代替案も含めて提案することが大切です。例えば、「神前式と教会式で悩む場合は、それぞれの良さを活かした人前式」を提案するなど、柔軟な発想で調整していくことがポイント。また、プランナーに相談すれば、経験に基づいた解決案を提示してくれることも。

プランナー対応での注意点

プランナーとの打ち合わせは、結婚式の成功を左右する重要な要素です。まずは、見学時のプランナーが、そのまま担当になるのかを確認しましょう。途中で担当が変わる場合は、引き継ぎの方法や時期について具体的に確認が必要です。また、要望や不安な点は、その場で明確に伝えることが大切。「言わなかった自分も悪いけど、もう少し提案してほしかった」という後悔の声も多いので、積極的なコミュニケーションを心がけましょう。

効率的な式場探しの方法

数ある式場の中から理想の会場を見つけるには、効率的な探し方のコツを知ることが大切です。インターネットでの情報収集から実際の見学まで、段階的に絞り込んでいく方法をご紹介します。また、様々なサービスを上手に活用することで、より良い会場選びが可能になります。

結婚式場を相談カウンターで担当のカウンセラーに式場探しの相談を行っているカップル。

オンライン下見・相談の活用法

近年注目されているのが、オンラインでの会場下見や相談です。ウェブ上で360度パノラマ写真を見たり、ビデオ通話でプランナーと相談したりすることが可能です。実際の見学前に、おおまかな雰囲気を確認できるのが大きなメリット。また、遠方の会場の下見や、平日の空き時間を利用した相談にも便利です。ただし、実際の空間の広さや、細かな設備の確認は実地で行う必要があることも覚えておきましょう。

ブライダルフェアの選び方

ブライダルフェアは、会場の雰囲気を知るだけでなく、様々な特典や体験ができる貴重な機会です。試食付きのフェアや、模擬挙式見学、ドレス試着体験など、目的に合わせて選びましょう。また、季節ごとの演出を体験できる特別フェアもあります。人気のフェアは予約が埋まりやすいので、興味のある内容があれば早めに予約することをおすすめします。平日のフェアは比較的予約が取りやすく、じっくりと相談できる場合も多いです。

複数会場の比較検討のコツ

複数の会場を効率よく比較するには、チェックポイントをリスト化しておくことが有効です。会場の基本情報、設備、費用、印象などを項目別に記録し、後で見返せるようにしましょう。写真撮影も忘れずに。また、見学時にもらった資料や見積もりは、日付や会場名を記入して保管することで、後での比較が容易になります。それぞれの会場の良い点、気になる点を細かくメモしておくことで、最終的な決定がスムーズになります。

相談カウンターの上手な利用法

ブライダル情報サイトの相談カウンターは、効率的な会場探しの強い味方です。経験豊富なスタッフが、おふたりの希望や条件に合わせて会場を提案してくれます。また、各会場の特徴や、空き状況、特典情報なども教えてもらえるので、見学する会場を効率的に絞り込むことができます。相談は無料で利用できることが多く、実際の見学予約まで手配してもらえるケースも。予算や希望の雰囲気など、できるだけ具体的な条件を伝えることで、より適切な提案を受けることができます。

契約前の最終確認事項

いよいよ会場が決まり、契約という大切なステップを迎えます。契約後の変更や追加は難しい場合も多いため、サインをする前に必ず確認しておきたいポイントをしっかりチェックしましょう。見落としがちな細かい規約まで、じっくりと内容を確認することが重要です。

RULEと書かれている木製のキューブ

見積もりの詳細と追加料金の有無

基本見積もりに含まれる内容を、項目ごとに細かくチェックしましょう。例えば、装花、音響照明、控室使用料、設営撤去費用など、見落としがちな項目もあります。また、「有料オプション」と表記されている項目は、具体的な金額を確認。挙式当日に必要になりそうな追加項目も、あらかじめ見積もりに入れてもらうと安心です。値引きの条件や特典の適用期限なども、必ず確認しておきましょう。支払いのスケジュールや、分割払いの可否についても、具体的に確認することが大切です。

キャンセルポリシーと変更可能な範囲

契約後の変更やキャンセルに関する規定は、特に注意が必要です。キャンセル料の発生時期や金額、予約日時の変更可能期限、人数の変更可能範囲などをしっかりと確認しましょう。例えば、「挙式6か月前からキャンセル料が発生」「人数の最終確定は1か月前まで」といった具体的な期限を把握しておくことが重要です。また、不測の事態(天災や感染症など)が発生した場合の対応についても、事前に確認しておくと安心です。

オプションサービスの内容と価格

基本プラン以外のオプションサービスについても、詳しく確認しておきましょう。写真や映像の撮影プラン、装花のグレードアップ、演出機材の使用料、持ち込み料金など、後から必要になる可能性のある項目をチェック。また、各オプションの申込期限や変更可能期限も確認が必要です。衣装の持ち込みや、外部業者の利用に関する規定なども、具体的に確認しておきましょう。特に人気の演出や季節限定のオプションは、早めに押さえておくことをおすすめします。

プランナー担当制について

結婚式までの準備期間中、プランナーとの関係は非常に重要です。契約時のプランナーがそのまま担当になるのか、途中で変更になる可能性があるのかを確認しましょう。担当が変わる場合は、引き継ぎの時期や方法について具体的に説明を受けることが大切です。また、打ち合わせの回数や、メールや電話での相談対応についても確認しておきましょう。土日の打ち合わせが可能かどうかなど、スケジュールに関する確認も忘れずに。

立地・アクセス別の式場選びのヒント

式場の立地やアクセスは、結婚式の雰囲気だけでなく、ゲストの参加のしやすさにも大きく影響します。それぞれの立地特性を理解し、メリット・デメリットを把握した上で、おふたりに合った会場を選びましょう。

伝統ある建物の庭で行われているナイトガーデンウェディング

都心部での会場選び

都心部の会場は、交通アクセスの良さが最大の魅力です。電車やバスでのアクセスが便利で、遠方からのゲストも参加しやすいのが特徴。一方で、費用は郊外に比べて高めになる傾向があります。また、人気の会場は予約が取りにくく、土日祝日は特に競争率が高くなります。駐車場の確保や、周辺の宿泊施設との連携なども確認しておくと安心です。夜景が魅力的な会場も多く、時間帯による雰囲気の違いも考慮に入れましょう。

郊外型会場のメリット・デメリット

郊外型の会場は、豊かな自然や広々とした空間を活かした演出が可能です。費用も都心部に比べてリーズナブルな場合が多く、貸切での利用がしやすいのも魅力。ただし、公共交通機関でのアクセスは限られることが多いため、送迎バスの手配や駐車場の確保が重要になってきます。季節や天候の影響も受けやすいため、雨天時の対応や空調設備についても、しっかりと確認しておく必要があります。

リゾートウェディングの注意点

観光地やリゾート地での結婚式は、非日常的な空間で特別な思い出を作ることができます。ただし、ゲストの交通費や宿泊費の負担を考慮する必要があります。また、準備の打ち合わせや、前撮りなども含めて、おふたりの移動の負担も検討しましょう。現地のスタッフとの連絡方法や、天候不良時の代替プランについても、事前に確認しておくことが重要です。

実家近くでの式場選びのポイント

実家近くでの結婚式は、地元のゲストが参加しやすく、準備も進めやすいというメリットがあります。ただし、遠方に住むおふたりの場合、打ち合わせのための移動が負担になることも。両家の距離が離れている場合は、どちらの地域で行うかも大きな検討ポイントとなります。地元の慣習や、しきたりへの配慮も必要になってくる場合があります。両家のご希望を聞きながら、バランスの取れた選択をすることが大切です。

まとめ

結婚式場選びは、おふたりの大切な一日の舞台を決める素敵な準備の第一歩。完璧な会場を探そうとするあまり、プレッシャーを感じてしまうこともあるかもしれません。でも、基本的なポイントを押さえて、おふたりのペースで進めていけば、必ず理想の会場に出会えるはずです。
大切なのは、おふたりが本当に大切にしたいことを見失わないこと。華やかな演出や、話題の会場にとらわれすぎず、ゲストと一緒に過ごす時間をどのように彩りたいのか、おふたりの想いを大切にしながら選んでいってください。
複数の会場を見学することで、必ずおふたりならではの「決め手」が見えてくるはずです。プランナーとじっくり相談しながら、会場の雰囲気やスタッフの対応、設備の充実度、アクセスの良さなど、様々な角度から検討してみましょう。予算面でも、早めに具体的な確認をすることで、より良い選択ができます。
おふたりらしい素敵な結婚式が実現できますように。