【結婚式を挙げる時期】人気の時期と不人気月はいつ?シーズン別のメリット・デメリット
前回の記事「【結婚式場の選び方】理想の結婚式場を選ぶための大切な8つのポイント」では、結婚式場の選び方をご紹介しました。
今回は、結婚式準備のポイント「結婚式場&日程決定」の結婚式を挙げる時期の決め方に焦点を当ててみていきましょう。
結婚式場を予約する際には、いつ結婚式を挙げるのかを決めなければいけません。
お二人やゲストにとってベストな時期にしたいけど、それっていつだろう?と悩んでしまう方も多いはず。
結婚式は1年の中で人気の時期とあまり人気のない時期があります。それぞれの時期の特徴を知れば、結婚式の日程をスムーズに決められますよ。
この記事では、結婚式の人気・不人気の時期について解説すると共に、シーズン別のメリット・デメリットをご紹介します。人気シーズンで結婚式費用を抑えるポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚式が多いのはいつ?
結婚式が1番多い時期は「11月」です。その次に多いのが「10月」、そして3位は「5月」となっています。
「11月」や「10月」の秋は気候が穏やかで過ごしやすいため、外での演出が行いやすくゲストからも喜ばれるシーズンです。また、年末やゴールデンウィークなどに両親への挨拶や両家顔合わせを行う人が多く、そこから半年~1年後の秋が結婚式を挙げるのにちょうどよい時期なのも人気の理由の1つでしょう。
3位の「5月」や「3月」など春も秋に次いで人気のシーズンです。秋と同様に過ごしやすく天候に恵まれている時期なので人気があります。桜の木の下での挙式など、式場によっては春ならではのロケーションを味わえるのも魅力です。
人気の時期はかぶりやすい?
人気シーズンである秋や春は、誰もが結婚式を挙げたい時期。そのため、親戚や友人と結婚式の日程がかぶる可能性があるので注意が必要です。
また、招待したいゲストも他の人の結婚式出席で予定が入ってしまう可能性があります。
人気シーズンの結婚式を検討している場合は早めに式場をおさえて、来て欲しいゲストには早めに日程を伝えて出席のお願いをするようにしましょう。
結婚式で不人気な時期は何月?
結婚式を挙げる人が少ないのは、寒さの厳しい「1月」や暑い「8月」です。天候が安定しないためこの時期に結婚式を挙げる場合は屋外でのイベントを少なくしたりゲストが快適に過ごせるアイテムを用意したりなど、ゲストへの配慮を忘れずに行いましょう。
また、結婚式といえば「ジューンブライド」が思い浮かびますが、実は「6月」はあまり人気がありません。梅雨時なので天候が安定せず、蒸し暑さのある時期なのが不人気の理由のようです。
人気がない時期はデメリットしかないように感じますが、実は結婚式の費用を抑えられるというメリットも。式場によっては、オフシーズンの結婚式は通常よりも割引されるお得なプランが用意されていることがあります。なるべく費用を抑えたい方や時期へのこだわりがない方は、夏や冬の結婚式を検討してみるのもおすすめです。
ゲストにとって不人気の時期は?
結婚式の日程によっては、ゲストからあまり良く思われないことがあります。例えば、ゴールデンウィークや年末年始、お盆などの大型連休は、実家への帰省や旅行の予定が入っている場合も。特に年末年始は家族でゆっくり過ごしたいと考える人も少なくありません。
また、クリスマスやバレンタインなどのイベント日も注意が必要です。結婚式を挙げるにはインパクトがありロマンチックですが、招待される側からすると迷惑だと感じる場合があります。
【シーズン別】結婚式を挙げるメリット・デメリット
結婚式の人気・不人気のシーズンについてご紹介しましたが、それぞれの季節によっておすすめ演出や装飾のポイントがあります。ここではシーズン別のメリット・デメリットをご紹介します。
3月・4月・5月 春の結婚式
【メリット】
気候が安定していて降水量も少ない時期なので、ガーデンでの演出などにぴったりの季節です。ガーデン挙式やガーデンを使ってのデザートビュッフェなど、屋外の様々な演出ができます。ゲストも服装を気にせずに快適な時間を過ごせるのもメリットです。
また、春は他の時期に比べてお花の種類が豊富なので、会場コーディネートを華やかにできるのも魅力。桜の時期であれば、会場装花に桜を使ってゲストをおもてなしするなど春らしい演出を楽しめます。
【デメリット】
3月末~4月はじめは、年度末や年度始めにあたるため仕事が忙しいゲストがいる可能性があります。また、人事異動の時期でもあるのでゲストの肩書には細心の注意を払いましょう。
さらに、春は花粉が飛散する時期なので花粉症の人は注意が必要です。3月末は肌寒いこともあるので、ゲストへの寒さ対策を忘れずに行いましょう。
5月にはゴールデンウィークがありゲストの予定が埋まってしまうこともあるので、日程が決まったら早めに連絡するのがおすすめです。
6月・7月・8月 夏の結婚式
【メリット】
リゾート感のある開放的な雰囲気の結婚式ができます。夏は緑がきれいな時期なので、ガーデンのある式場であれば、純白のウェディングドレスとのコントラストで写真映えすること間違いなしです。一生幸せな結婚生活が送れるといわれる「ジューンブライド」にちなんで、6月に結婚式を挙げるのもロマンチックで素敵ですね。
夏らしく海をテーマにした会場装飾にしたり、夏祭りをテーマにしてゲストと楽しめる演出を取り入れたりするのもおすすめです。
【デメリット】
夏の結婚式最大のデメリットは、暑さです。スーツで参加する男性ゲストはつらく、女性ゲストも日焼けが気になったり汗でメイクが崩れたりと負担が多い季節です。ゲストの負担を軽減するために、暑さ対策は必須です。屋外でのイベント時間を短縮したり冷たいウェルカムドリンクを用意したりして、ゲストへの気遣いを忘れずに行いましょう。
夏に結婚式を挙げたいけれど暑さが気になるという人は、暑さが和らぐ夕方からのナイトウェディングもおすすめです。
また、6月に結婚式を挙げる場合は梅雨の時期なので雨に注意が必要。雨の可能性が高いので、なるべく天気に左右されない演出を検討するといいでしょう。万が一雨天の場合には、控室にタオルを置くなどの配慮をするといいですね。
9月・10月・11月 秋の結婚式
【メリット】
暑すぎず寒すぎず過ごしやすい気候で、天気が安定していて晴れの日も多い結婚式にぴったりの季節です。ガーデンなど屋外での演出も取り入れやすく、ゲストも気持ちよく参加できます。
また、「食欲の秋」と言われるように秋は旬の食材が豊富に揃う季節でもあります。料理にこだわりたい人にも秋はおすすめの季節です。
さらに秋には「10月8日(永遠の日)」や「11月22日(いい夫婦の日)」など語呂合わせで縁起の良い日が多くあります。総合的に1年の中で最も人気のシーズンです。
【デメリット】
結婚式のトップシーズンなので、語呂合わせの良い日や土曜日など人気の日程はすぐに埋まってしまいます。人気の日程を狙っている方は、とにかく早めに式場を予約するようにしましょう。
また、この時期に結婚式を挙げるデメリットとしては費用が高くなってしまう可能性があるということ。人気の日程は割引が適用されない場合が多いので、予算を多めに見積もっておくと安心です。
9月は台風と重なる可能性があります。悪天候になってしまうこともあるので、雨天時の対策も検討しておくのがおすすめです。
12月・1月・2月 冬の結婚式
【メリット】
空気が澄んでいてイルミネーションやキャンドルなどが美しく映える季節です。ロマンチックで神聖な雰囲気の結婚式ができます。
クリスマスやバレンタインなどテーマが決めやすく、テーマに合わせた装飾や演出を考えやすいのも魅力です。
【デメリット】
冬の結婚式の最大のデメリットは、寒さです。日中でも気温が低いため、ドレスの女性ゲストにはつらい季節になります。屋外での演出はなるべく短い時間で行うようにしましょう。受付でカイロを配ったり、ストールやひざ掛けを用意したりとゲストへの配慮が必要です。
また、雪などで交通機関が止まってしまったり、インフルエンザなど体調不良でゲストが突然欠席になってしまったりする可能性が高いのもこの時期。アクシデントを想定して、式場までのアクセスを調べるなど事前に準備しておくといいでしょう。
人気シーズンを諦めない!結婚式費用を抑えるポイント
先ほども述べたように、人気シーズンは割引が少ないため結婚式の費用が高くなる傾向があります。しかし、結婚式の費用は抑えたいけれどどうしても人気のシーズンで結婚式を挙げたい!という方もいますよね。
人気シーズンであっても、お日柄や時間帯などによっては割引プランが適用される式場も。ここでは、結婚式費用を抑えるポイントをいくつかご紹介します。
平日を検討する
結婚式は土日祝に行われることが圧倒的に多いため、式場によっては人気シーズンでも平日はお得に結婚式を挙げられる可能性があります。また、すぐに日程が埋まってしまう人気シーズンであっても、平日であれば日程が空いていることも。
平日休みのサービス業をしているゲストの割合が多い場合などは、平日の結婚式を検討してみてはどうでしょうか。
挙式のスタート時間を遅めにする
日中よりもスタート時間の遅いナイトウェディングの方が予約を取りやすい傾向があります。そのため、式場によっては人気シーズンであってもナイトウェディング専用の割引プランを用意していることも。
また、平日の結婚式を検討している方はナイトウェディングにすることで、平日に休みを取りにくいゲストも仕事後などに出席できるかもしれません。
お日柄にこだわらない
「大安」や「友引」など慶事に良いとされているお日柄の日は、人気があり予約がすぐに埋まってしまいます。反対に「仏滅」などは慶事に不向きとされているため、式場によっては「仏滅割引」などが用意されていることも。お日柄にこだわらない方は、人気シーズンであっても仏滅を選ぶと費用を抑えられる可能性があります。
ただし、お日柄は両親や親族など年配の方が気にする場合があるので注意が必要。結婚式の日程を決める前に必ずお日柄を含めて日時について相談するようにしましょう。
まとめ
今回は結婚式を挙げる時期についてご紹介しました。
結婚式の時期によってそれぞれ良さがあり、気を付けるべきポイントもあります。
1年の中で人気・不人気の時期はありますが、最終的にはお二人にとってベストなシーズンを見つけることが大切です。
ゲストのことも考慮しながら、お二人にぴったりの時期を見つけてくださいね。