【結婚式の引出物】選び方のポイントや人気のランキング、喜ばれない商品までを解説!
皆さんこんにちは。
前回の“おもてなし”の「お料理・ドリンク」に続いて、ゲストを満足させる「おもてなし」に焦点を当てて、結婚式のトレンドアイテムをご紹介していきます!
今回は、「引出物」についてです。
引出物はゲストの手に渡り、家に帰ってからも残り続けるアイテムだからこそ、幅広い選択肢の中から、ゲストにとってベストなものを選びたいですよね。
従来の引出物の常識と、今のトレンドを比較しながらご紹介していきます。
引出物とは
結婚式において新郎新婦がゲストに贈る贈り物のことを指します。その起源は古くから続く日本の伝統的な習慣です。
昔から日本では、結婚式の際に新郎新婦が両家の親族や友人に贈り物をするのが一般的でした。これは、ゲストの出席や祝福に対する感謝の気持ちを表すものでした。
江戸時代には、この贈り物を「引き出し」と呼ぶようになりました。新郎新婦が式場に持参する箱や籠に入れた贈り物を、ゲストが式後に「引き出す」ことから、この名称が生まれたと言われています。
明治時代以降、引き出物は徐々に形を変えていきました。現代では、記念品や引き菓子、縁起物などを組み合わせた「3点セット」が主流となっています。
引き出物は日本の結婚文化の中で長い歴史を持つ大切な慣習です。ゲストへの感謝の気持ちを込めて、適切な選び方をすることが重要です。
引出物の3点セット
結婚式の引出物は、ゲストに対する新郎新婦の感謝の気持ちを表す大切な贈り物です。一般的に、「記念品」「引き菓子」「縁起物」の3点セットが人気となっています。
記念品
引出物の中でも最も高価なものとなりますが、その中でも特に人気なのがカタログギフトです。カタログギフトには、ゲストが自分の好みに合わせて選べる幅広い商品が掲載されています。
例えば、キッチン用品では、高級な調理器具やコーヒーメーカー、食器セットなどがラインナップされています。インテリア雑貨では、おしゃれなテーブルランプやフラワーベース、置時計などが人気です。
日用品では、バスタオルやバスローブ、ふわふわのバスマットなどが選べます。
さらに、グルメ部門では、高級食材の詰め合わせやスイーツ、ドリンクなども取り揃えられています。
このように、カタログギフトには、ゲストの嗜好に合わせて自由に選べる商品が豊富に用意されているのが魅力です。ゲストは自分の好みに合った記念品を選べるため、大変喜ばれます。
このように、記念品は引出物の中でも最も価値の高いものとして選ばれ、中でもカタログギフトはゲストの嗜好に合わせて柔軟に選べるのが特徴です。
引き菓子
新郎新婦の感謝の気持ちを込めたお菓子で、ゲストが式場から持ち帰れる小さな贈り物として人気です。
代表的な引き菓子としては、まず「バームクーヘン」が挙げられます。バームクーヘンは、ドイツ発祥の伝統的なケーキで、円形の形状から縁起の良い食べ物とされています。しっとりとした食感と甘さが特徴で、ゲストにも好評です。
また、「マドレーヌ」も引き菓子として人気です。フランス発祥の焼き菓子で、卵や牛乳を使った上品な味わいが特徴です。個包装されているため、式場から手軽に持ち帰れるのも魅力です。
さらに、「クッキー」も定番の引き菓子です。型抜きされたかわいらしいデザインのクッキーは、ゲストにも喜ばれます。味わいも定番の甘さから、ほんのりとしたスパイシーなものまで、バリエーション豊富です。
このように、引き菓子には縁起の良い銘菓が多く選ばれます。ゲストが手軽に持ち帰れるサイズ感も魅力で、感謝の気持ちを込めた贈り物として重宝されます。
縁起物
結婚式の引出物の中でも、夫婦円満や子宝を祈願する意味合いのあるものが選ばれます。
代表的な縁起物としては、まず「かつお節」が挙げられます。かつお節は、干物の一種で、その独特の香りと旨味が特徴です。かつお節は、長寿や健康、家内安全を象徴する縁起の良い食材とされています。ゲストの家庭で料理に使われたり、飾られたりと、縁起物として重宝されます。
次に「昆布」も人気の縁起物です。昆布は、海藻の一種で、同じく長寿や健康、家庭の繁栄を意味する縁起物とされています。かつお節同様、ゲストの家庭で料理に活用されたり、飾られたりと、縁起の良い存在として受け取られます。
また、「干し柿」も縁起物の一つです。干し柿は、その独特の赤褐色の色合いから、子宝を象徴する食べ物とされています。ゲストの家庭に飾られることで、夫婦円満や子宝を祈願する気持ちが込められます。
このように、縁起物には、長寿や健康、家庭の繁栄といった意味合いが込められています。ゲストの家庭で活用されることで、新郎新婦の幸せな未来を祝福する贈り物となります。
3点セットが選ばれる理由
3点セットが選ばれる背景には、それぞれの引出物が果たす役割があります。
「記念品」は、ゲストに長く使ってもらえる高級感のある贈り物です。ゲストの嗜好に合わせて選べるカタログギフトなどが人気です。
「引き菓子」は、ゲストが式場から手軽に持ち帰れる小さな贈り物です。縁起の良い銘菓が選ばれ、感謝の気持ちを表します。
そして「縁起物」は、夫婦円満や子宝を祈願する意味合いのある贈り物です。かつお節や昆布などが代表例で、ゲストの家庭で活用されます。
この3つの引出物を組み合わせることで、新郎新婦の感謝の気持ちを多角的に表現できます。さらに、結婚式の演出の変化も影響しています。
かつては、式場で引出物を直接ゲストに渡していましたが、最近では「引出物宅配便」サービスの利用が広がっています。これにより、式場への持ち込み負担が軽減されたことで、3点セットの引出物が主流となりました。
このように、引出物の3点セットは、新郎新婦の感謝の気持ちを最大限に表現し、ゲストの利便性も高めるための、最適な組み合わせだと言えます。
従来の引出物は「重い&不要」がネック
これまで引出物の考え方は、
- 3品もしくは5品等、奇数の品数で用意
- メインギフトがいただいたご祝儀の1割程度の料金で用意
というものが常識になっていました。なぜ奇数かというと、結婚式だからこそ割り切れない数字が縁起良いとされていたからです。ご祝儀と一緒ですね。特に北陸の方では、品数が多いほど良いとされており、5品お渡しするのが当たり前だったようです。
3品だとした場合、メインギフト・引菓子・しきたり品(縁起物)で1品ずつ選ぶのが一般的です。メインギフトの主流は、やはり食器類ですので、選んだものによっては袋を持った時にズッシリときますよね。
また、しきたり品は、ふたりとゲストの縁が長く続くようにと、保存期間が長い縁起物がラインナップに入ってきます。中には、醤油やジュース等もあるので、メインギフトが重いものだった場合にダブルで重くなってしまいます。
新郎新婦は、ゲストが喜んでくれるように、吟味に吟味を重ねてギフトを選んでいます。しかし、朝から出かけてお酒を飲んで疲れたゲストの身体には、ズッシリした引出物は「持って帰るのしんどいな…」と思ってしまうのが正直なところでした。
しかも頑張って持って帰った引出物を開けたら、自分にとっては必要じゃないものだった場合に、ゲストもガッカリしてしまいますし、新郎新婦のゲストを思う気持ちが十分に伝わりませんよね。
引出物は「ゲストの負担を最小に」
特に遠方から新幹線や飛行機で来る方の場合、持って帰るのは更に厳しいですよね。郵送で送る方も多いと思いますが、送料はゲストの負担となってしまいます。
そのため、今の引出物は「ゲストの負担を少しでも減らすこと」が重視されています。
持ち帰るのはカードだけ!好きな物を選べるカタログが◎
メインギフトを軽いタオルにしたり、実用的でコンパクトな美容系や靴磨き等のギフトにしたりして、ゲストの負担を減らすことも手ですが、今は自分が好きなものを選べるカタログギフトも人気です。
従来のカタログギフトは、分厚い冊子タイプのものしかなく、重さとしてはゲストの負担になっていました。
しかし今主流となっているのは、カードに記載されているQRコードをスマホで読み取るタイプのものです。しかもメインギフト・引菓子・しきたり品の全てが自分で選べて、一緒に自宅に届くのです。
持って帰るのはカードだけ、自分で好きなものが選べて、自宅に全て届くなんて、「軽い」「必要なものがほしい」がどちらも叶えられている素敵なアイテムですよね。
カード+引菓子しきたり品のセットも人気
ただ、3品全て選べるカタログカードにもデメリットがあります。それは、品数の少なさです。特に引菓子としきたり品は、賞味期限や保存方法、一緒に送る時の箱詰めの問題から、選べる種類が少ない傾向にあります。
せっかく好きなものを選べるなんてすごい!となっても、品数が少ないと少しガッカリしますよね。
そのため、カードで全て選べるのではなく、重くなりがちなメインギフトだけをカタログカードにして、引菓子やしきたり品はたくさんのラインナップの中から選ぶのも人気になってきています。
また、カードのみだと、引出物バッグは必要なくなりますよね。でも結婚式の中で引出物バッグって意外と必要です。男性はスマホと財布のみポケットに入れてバッグを持っていない、また女性もコンパクトなハンドバッグなので収納量が少ないため、もらった席次表や席札・プチギフト等はどこにいれれば?となってしまいます。
引出物はカードのみの場合、バッグをつけるかどうか…節約のために無くそうか…と悩む新郎新婦が多いと思います。そういった観点からも、カード+引菓子+しきたり品で、小さめの引出物バッグを用意するとゲストの負担がまた1つ減りますね。
年配の方には後日郵送が◎
QRコードやスマホが、全世代の中で一般的になりつつありますが、やはり年配の方々にとっては分かりにくく、かえって負担になってしまいます。
そこで1番良いのは、2人が選んだ引出物が後日自宅に届くというものです!ゲストは受け取るだけですから、負担は0に近いですよね。
当日の席に何もないと、自分の引出物はないのかな?と困惑させてしまうので、「後日引出物が届きます」とメッセージを添えておくのがベストですね。
ただ、この後日郵送というサービスの引出物は、式場では取り扱っていないことが多くなっています。そのため外注になりますが、引出物の外注をNGとしている式場も多いため、注意が必要です。
式場で注文したものを新郎新婦が受け取り、後日自分たちで郵送するという形であれば問題なく行うことができますね。
選び方のポイント
引出物を選ぶ際の重要なポイントは、ゲストの属性に合わせて適切に贈り分けることです。
まず、ゲストの年齢や性別を考慮する必要があります。例えば、高齢のゲストには実用的な家庭用品が喜ばれ、若い世代には流行のファッションアイテムなどが人気です。性別でも、女性には化粧品やアクセサリーが好まれ、男性には酒類やタオルセットなどが適しています。
次に、ゲストの家族構成も重要です。子育て世代には育児用品が喜ばれ、夫婦世帯には夫婦で使えるペアギフトなどが適しています。一人暮らしのゲストには、食品や日用品が喜ばれるでしょう。
さらに、地域の風習や両家のしきたりも考慮する必要があります。例えば、地域によって縁起物の選び方が異なる場合があります。また、両家の家族構成や価値観の違いにも配慮が必要です。
最近では、こうした配慮を簡単にできるよう、「引出物宅配便」サービスが人気です。これにより、式場への持ち込み負担が軽減され、ゲストの利便性も高まります。新郎新婦は、ゲストの属性に合わせて最適な引出物を選び、後日自宅に配送することができます。
引出物の選び方のポイントは、ゲストの属性を細かく見極め、地域の習慣にも配慮しながら、最適なものを選ぶことにあります。「引出物宅配便」の活用により、ゲストの負担も軽減できるのが特徴です。
引出物の相場
一般的に、引出物全体の相場は、ご祝儀の約10%が目安とされています。つまり、ご祝儀が10万円の場合、引出物の相場は1万円程度になります。
一人当たりの引出物の相場は、4,000円から7,000円程度が一般的です。ただし、親族に対しては、より高価な引出物を贈ることが多く、7,000円から12,000円程度になることがあります。
予算
前述の通り、引出物全体の相場は、ご祝儀の約10%が目安とされています。
例えば、ご祝儀が10万円の場合、引出物の予算は約1万円程度が一般的です。この1万円の予算の中で、記念品、引き菓子、縁起物の3点セットを選ぶことになります。
記念品としては、カタログギフトの中から5,000円程度のものを選ぶことができます。引き菓子は1,000円前後、縁起物は2,000円前後が適切な金額です。
一方、親族に対しては、より高価な引出物を贈ることが多いです。例えば、ご祝儀が20万円の場合、引出物の予算は約2万円程度となります。記念品には1万円前後、引き菓子には2,000円前後、縁起物には5,000円前後を充てるのが一般的です。
1万円予算の場合
- 記念品:5,000円程度
- 引き菓子:1,000円前後
- 縁起物:2,000円前後
2万円予算の場合
- 記念品:1万円前後
- 引き菓子:2,000円前後
- 縁起物:5,000円前後
このように、引出物の予算は、ご祝儀の10%前後が目安となりますが、ゲストの属性によって柔軟に設定する必要があります。新郎新婦は、相場を参考に、適切な引出物を選び、ゲストへの感謝の気持ちを込めて贈ることが重要です。
人気の引出物ランキング
1. カタログギフト
カタログギフトが人気の理由は、ゲストが自分の好みに合わせて商品を選べる楽しさにあります。特に「選べるギフトカード」や「プレミアムカタログギフト」は、幅広い商品から選べるため、喜ばれることが多いです。これにより、贈り手の気持ちが伝わりやすくなります。
また、カタログは軽くて持ち帰りやすいので、遠方から来るゲストにも配慮されています。荷物にならないため、移動の負担が軽減されるのも大きなポイントです。
さらに、カタログギフトは贈り分けがしやすいのも魅力です。年齢層や好みに応じて異なるカタログを用意することで、よりパーソナルな贈り物が可能になります。このように、カタログギフトは多様性と利便性を兼ね備えているため、多くの新郎新婦に選ばれています。
2. 食品
バウムクーヘンやスペシャリティコーヒー・紅茶、高級ハム、スイーツなどの食品も人気があります。
バウムクーヘンは、その年輪のような形状から、新郎新婦が共に年月を重ねていく願いを象徴する贈り物として好まれています。また、高級感があり、特別な贈り物としての印象が強いのも特徴です。スペシャリティコーヒーや高級紅茶は、その香りや味わいの深さから、特別な体験を提供します。たとえば、エチオピア産のコーヒーやダージリンティーは、豊かな風味でゲストに贅沢なひとときを提供できます。高級ハムも人気の引き出物です。イタリア産の生ハムやスペインのハモン・セラーノなど、質の高いハムは特別感を演出し、お酒との相性も抜群です。家族や友人と一緒に楽しむことができるため、特に支持されています。
食品の引き出物は高級食材を通じて、特別なひとときを共有できることが、多くの新郎新婦に選ばれる理由となっています。
3. タオル
タオルは、消耗品でありながら実用的で、何枚あっても困らないため、結婚式の引き出物として非常に人気があります。
特に、今治タオルやブランドタオルはその品質の高さから喜ばれることが多いです。今治タオルは、柔らかさや吸水性に優れた高品質な製品として知られ、贈り物としての特別感を演出します。
また、ブランドタオルも人気で、ロンハーマンやジョンマスターオーガニックなど、デザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムが多く揃っています。これらのタオルは、日常使いしやすく、贈る相手にとっても嬉しいアイテムです。さらに、タオルは家族や友人と一緒に使えるため、特別なひとときを共有することができる点も支持されています。
実用的でありながら心温まる贈り物として、多くの新郎新婦に選ばれている理由です。
4. 食器
食器は、結婚式の引き出物として非常に人気があります。
特に、ウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンなどのブランド食器は、その美しいデザインと高い実用性から、多くのゲストに喜ばれています。これらのブランドは、長い歴史と伝統を持ち、洗練されたスタイルが特徴です。ウェッジウッドの食器は、繊細なレリーフや優雅な色合いが魅力で、テーブルを華やかに演出します。また、ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドシリーズなどは、その独特な絵柄が食卓に特別感を与えます。さらに、ブランド食器は耐久性も高く、日常使いにも適しています。
特別な日だけでなく、普段の食事でも使えるため、実用的でありながら贅沢感も味わえる点が、多くの新郎新婦に選ばれる理由です。こうした高級感ある食器は、贈り物としても非常に喜ばれます。
5. お酒
ワインやウイスキーなどのお酒は、結婚式の引き出物として非常に人気があります。
特にお酒好きのゲストにはぴったりの選択肢で、高級な銘柄を贈ると特に喜ばれます。たとえば、フランスの高級ワインや日本のプレミアムウイスキーは、普段自分ではなかなか手に入れられないため、特別感が増します。高級ワインは、ブルゴーニュやボルドーなどの伝統的な産地から選ぶと良いでしょう。これらのワインは、風味豊かで食事とも相性が良く、特別な場面を盛り上げてくれます。また、日本のウイスキーも人気で、山崎や白州などの銘柄は、その品質の高さから多くのファンを持っています。さらに、お酒は家族や友人との集まりで楽しむことができるため、共有する喜びも大きいです。
お酒は贈り物としてだけでなく、ゲスト同士のコミュニケーションを促進する役割も果たします。高級なお酒を通じて、素晴らしい思い出を作ることができる点が、多くの新郎新婦に支持される理由です。
6. バス用品
バス用品、特にバスソルトや石鹸などは、結婚式の引き出物として非常に人気があります。
日常的に使えるアイテムであるため、実用性が高く、何度も楽しめる点が評価されています。特に、センスの良いデザインや質の高い商品は、女性ゲストから高い支持を得ています。たとえば、高級なバスソルトは、リラックス効果や疲労回復効果が期待できるため、贈り物として非常に喜ばれます。香りも豊富で、ローズやラベンダーなどの香りは心を落ち着けてくれる効果があります。また、エプソムソルトは肌にも優しく、敏感肌の人でも安心して使えるため、多くの人に愛されています。さらに、バス用品は家族や友人と一緒に楽しむことができるため、共有する喜びも大きいです。
実用的でありながら心温まる贈り物として、多くの新郎新婦に選ばれている理由です。
ゲストに喜ばれない引き出物
結婚式の引き出物は、新郎新婦の感謝の気持ちを伝える大切なアイテムですが、選び方を誤ると「ひどい」とされることもあります。ゲストの期待に応えられないような品物は、思い出に残る特別な日を台無しにしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
新郎新婦の名前入りグッズ
新郎新婦の名前入りグッズは、結婚式の引き出物としてあまり喜ばれない傾向にあります。これらのアイテムは、新郎新婦にとっては思い出の品かもしれませんが、ゲストにとっては実用性が低く、使用する機会がほとんどないことが多いです。
例えば、名入りのマグカップやタオル、時計などは、ゲストの日常生活に馴染みにくく、結局は押し入れにしまわれてしまうことがあります。特に、大きく目立つ場所に名前が入っている場合、使用をためらう人も多いです。
名前入りグッズは引き出物として避けられる傾向にあります。
ペアものの食器
ペアものの食器は、結婚式の引き出物として選ばれることがありますが、実際にはあまり喜ばれない場合が多いです。特に、独身や一人暮らしのゲストにとっては「使い道がない」と感じられることがあり、結果的に箱に入れたまま放置されてしまうことが少なくありません。ペア食器は、本来はカップルや家族で使うことを想定しているため、独身の方には実用性が欠けるのです。
また、重たい食器セットや鍋などは、持ち帰りが大変で特に遠方から来たゲストには負担になります。これらのアイテムは、かさばる上に重さもあるため、移動時にストレスを感じることがあります。ゲストの立場を考慮しない選択は、「ひどい」と思われる原因となるため、新郎新婦は慎重に選ぶ必要があります。
賞味期限や保存条件のある食品
賞味期限や保存条件に気を使う食品は、結婚式の引き出物として避けられる傾向にあります。これらの食品は、高級品であっても、ゲストにとって扱いが難しく、喜ばれにくい場合が多いです。
例えば、かまぼこ、ハム、チーズケーキやチョコレートケーキなどの要冷蔵食品は、保存方法や賞味期限に特に気を使う必要があります。ゲストは結婚式会場を出た後、すぐに帰宅するとは限らず、遠方からの参列者は宿泊することもあります。そのため、冷蔵が必要な食品は適切に保管できない可能性が高くなります。
実際に、かまぼこを引き出物として受け取ったものの、開封が遅れて傷んでしまったという経験をしたゲストもいます。このような事態は、「がっかり」を通り越して、新郎新婦の配慮不足を感じさせてしまう可能性があります。
要冷蔵食品や相場に見合わない品は、ゲストに負担や不快感を与える可能性が高いため、引き出物として選ぶ際には慎重に検討する必要があります。
ありきたりなアイテム
結婚式の引き出物として選ばれるケースが多いですが、特別感に欠けるため、期待外れとされることが多いです。一般的な品物は、ゲストにとって印象に残りにくく、特別な日である結婚式にふさわしくないと感じられることがあります。
たとえば、タオルやバス用品などの日常的に使うアイテムは、実用性が高い一方で、特別感が薄れてしまいます。ゲストは「またタオルか」と感じることが多く、贈り物としての魅力が失われてしまうのです。このようなありきたりなアイテムは、結婚式という特別な場にふさわしい贈り物とは言えず、結果的に新郎新婦の気持ちが伝わりにくくなります。
また、特別感のある贈り物を期待しているゲストにとっては、ありきたりなアイテムは残念な気持ちを引き起こす原因となります。結婚式は人生の大切な節目であり、その思い出を彩るためには、少しでも特別感を感じられるようなアイテムを選ぶことが重要です。このように、ありきたりなアイテムは引き出物として避けるべき選択肢となります。
結婚式の引き出物として、あまり喜ばれないものも意外に多く、新郎新婦は、贈り物を通じて感謝の気持ちをしっかりと伝えられるよう、相手の立場や好みを考慮した選択を心掛けることが重要です。特別な日を祝うために、心に残る素敵な引き出物を選ぶことが大切です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回は引出物について紹介しました。
今の結婚式では従来のように席に大きな袋を置いて、引出物を用意することは少なくなってきました。その背景には、とにかくゲストの負担を減らし、1人1人にとって必要なギフトをあげたいという、新郎新婦の思いやりがあります。
考えはじめるとキリがなくなってしまいますが、大切なゲストのためにもベストな選択をしていきましょう。