少人数ウエディングが選ばれる理由!その魅力とメリット【Weddingトレンドレポート】
皆さんこんにちは。
今回は、人気急増中の「少人数ウエディング」について、その魅力をご紹介していきます!
結婚式といえば、大体60~80名くらい、多いと100名以上のゲストが列席している派手で豪華なイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。
しかし少人数ウエディングは、特定の決まりはありませんが、およそ10~30名前後のアットホームな結婚式を指します。
ゼクシィ結婚トレンド調査2021によると、結婚式の招待ゲストの平均人数は42.8名で、2020年調査の66.3名に比べると23.5名減少しています。これはもちろん、新型コロナウイルスの影響を受けており、2022年の調査でも43.2名と変わらず少人数傾向にありました。
2023年現在は少しずつ人数が増加していると考えられてはいますが、感染症対策としてではなく、「少人数で結婚式をしたい!」と望んでいる新郎新婦が以前に比べて圧倒的に増えたと感じます。
少人数ウエディングの魅力とは?
コロナ禍で人数を減らした結婚式へ列席した経験が、とても良かったというイメージを持ち、自分も少人数ウエディングをしたいと感じる人が増えているようです。ゲストの人数が少ないからこその魅力とは、どのようなものでしょうか?
大切な人だけを招待できる
結婚式は、良くも悪くも「人との繋がり」に重きをおく場です。顔が広い場合には、普段そんなに付き合いが濃くなくても、「お付き合い」として招待をしなくてはいけないということも往々にしてあります。ただそうすると、どんどん列席人数は増えていき、ゲスト1人1人とコミュニケーションを取る時間が減っていくのが現実です。
家族との時間を大切にできる
新郎新婦に「結婚式をどんな場にしたいですか?」と問うと、「親への感謝を伝える場にしたい」と答えることがとても多くあります。もちろんそれだけではありませんが、必須テーマとして掲げる方が大半かと思います。
でも実際は、新郎新婦のためにも「招待ゲストをもてなそう」というホスト側の気持ちでいるため、親御様やご家族様は周りに遠慮してしまいます。ウェディングドレス姿でお母様と2人で写真が撮れなかった、と後悔しているという口コミも何度も見てきました。
だからこそ今、友人だけではなく、家族と会話や写真撮影をする時間もしっかり確保できる「少人数ウエディング」の需要が高まっているのです。
1人1人と会話ができる
新郎新婦とゲストがコミュニケーションを取れる時間って、結婚式の中でどれくらいあると思いますか?挙式は、基本コミュニケーションを取る場はないため、披露宴が中心になります。
披露宴は大体どこの式場でも2時間30分程度です。そのうち、入場~乾杯まで30分、中座~再入場まで30分、結びの時間が30分かかりますが、この時間は新郎新婦と話すことはほとんど出来ません。
つまり、1日の中で、たった60分程度しか新郎新婦とコミュニケーション取る場がないのです。60分フルで話したとしても60名ゲストがいれば1人1分です。思っていた以上に話す時間がないことが分かりますよね。(実際は余興や演出などがあり、もっと短いことがほとんどです。)
これが少人数ウエディングになると、主賓挨拶や各種演出が少なったり、1つの演出にかかる時間が短くなったりするため、1人1人と会話できる時間が増えるのです!
挙式・披露宴の形にとらわれない
人数が少ないからこその利点は、「結婚式での過ごし方」の選択肢が格段に増えることです。一般的に結婚式は、1つの式場の中で挙式から披露宴を続けて行うことが多いですが、その形を変えることも可能なのです。
フォトウエディング→会食
60名もの列席者が目の前で待っている中で、30分自分たちの写真撮影を続けるのって難しいですよね。でもこれが、家族や親友だけがいる場だったらどうでしょうか。むしろみんなでワイワイ写真を撮ることが出来ると思いませんか?
実際に、式場でフォトウエディングをした後に、そのまま披露宴会場でカジュアルな会食を行うことが増えてきています。
挙式→ガーデンパーティ
海外のようなカジュアルなガーデンパーティに憧れる方も多いかと思いますが、列席者が多いと、そんな大きなガーデンをもつ式場が少ないことや、どんなに大きくても人で埋め尽くされてしまう&席も少なくてずっと立食が辛い等という苦い思い出のパーティになってしまいます。
人数が30名程度であれば、全員が座れる席をガーデンに用意できる会場も多いかと思いますし、ゆったりと過ごすことが出来て、まさに理想通りのガーデンパーティにすることが出来ます。
神前式→洋風パーティ
挙式は神前式で古風に行いたいが、披露宴は洋風パーティにしたいという方も多いかと思います。その場合、神社で挙式を行ったのち、ホテルや式場へ移動して披露宴という形になりますが、60名でその移動を行うことは現実的に難しいですよね。そのため、披露宴から参加の人が多くするという形をとることがほとんどです。
しかし、もし30名以下であれば、バス1台を貸し切ってみんなで遠足気分で移動できますよね。列席者にとっては珍しい経験になりますので、一生忘れられないという方も多いと思います。
「少人数プラン」を用意する式場が増えた
以前は、少人数用の式場を除けば、最低人数を30名程度にしている式場がほとんどでした。30名以下の場合はどうするのか?その場合は、最低保証人数分の料金負担をしなくてはいけません。
しかし今は、少人数ウエディングの需要の高まりに応え、30名以下の場合に使用できるお得なパックプランを用意しているところが急増しています。
費用を抑えてゲスト満足を上げられる
パックプランの良いところは、安価な金額で挙式・披露宴を行うための最低限の内容をプランに組み込んでいます。その中で、自分がこだわりたいところだけをオプションで追加する形になります。
料理もドレスもお花も会場コーディネートも全部こだわりたい!という場合には逆に割高になってしまうのでオススメできませんが、大きなこだわりがないのであれば、ゲストへのおもてなし部分だけをオプションで追加することで、費用をおさえながらゲスト満足を叶える結婚式にすることができます。
準備負担が減る
「少人数プラン」の良いところは、様々なものが既にパックで固定になっているため、本来であれば1から自分たちで考えるところも、考える必要がありません。
「結婚式にそんなにこだわりがない」「こだわると決め切れないから、選択肢がない方が良い」という方にはぴったりですね。
式場の選択肢が増える
人数が多い場合に式場選びで苦戦するのは、キャパシティ問題です。写真を見て、素敵!!と思って見学に行っても、想像以上に狭かった…ということは多々あります。
最大80名と記載されていても、実際に80名入ったらテーブルで埋め尽くされることがほとんどです。式場側は収容人数を本当に限界値で記載していると思っておいた方が良いでしょう。
どのような式場でもゆったりと過ごせる
人数が少ない場合には最大60~80名の披露宴会場はゆったり過ごせる最適の広さだと感じています。さすがに最大130名収容に対して10~20名だと広すぎになってしまいますが、そこまで大きい披露宴会場を持つ式場は以外と少なく、大体が80名程度になっておりますので、式場は選びたい放題です!
また、式場によっては、待合室やウェルカムスペースなどが狭いことも多いです。その場合、大人数の結婚式だと待合室でぎゅうぎゅうになりながら立って待つ、ということになってしまうので、少人数ウエディングだとその心配もありませんね。
小さな式場だと融通が利くところも多い
また、大人数では選べないような小さな式場だと、大手の式場に比べてルールが厳しくなく、持ち込み等に対しても相談すれば融通が利くというところも多いです。結婚式は、準備をしているうちにどんどんと「こうしたい」「ああしたい」が増えていくものです。その希望に答えてくれる式場だと嬉しいですよね。
少人数ウエディングにデメリットはある?
ここまでは魅力の部分をお伝えしてきましたが、少人数ウエディングのデメリットはあるのでしょうか?一般的に挙げられているデメリットはありますが、個人的には問題ないと感じていますので、「実はデメリットが無い!」と声を大にして言いたいと思います!
盛り上がらない?
少人数ウエディングだと話題も尽きて、場がもたないのでは?と感じる方もいますが、そんなことはありませんし、ずっとみんなが話している必要はあるのでしょうか?お料理を食べていたり、新郎新婦とゆっくり話したり写真を撮ったり、家族で思い出話をしたり、各々が新郎新婦とゆっくりと時間を過ごせることこそが、少人数ウエディングの醍醐味です。
また、少人数ウエディングは新郎新婦が大々的に入場する!ということもありませんので、そんなに盛り上げる必要もありませんよね。
寂しい感じになる?
確かに、100名収容の会場に対して、10名だったらポツンとした感じが出て寂しい雰囲気になってしまうかもしれませんが、80名収容以下の会場であれば、意外とそんなことはありませんよ。
特に少人数ウエディングでは、流しテーブルを使用することも多いです。流しテーブルとは、大きい長方形のテーブルに全員が隣り合って座る形です。
円卓だと、みんなが離れていて会話もしにくくて寂しく感じるかもしれませんが、流しテーブルであれば新郎新婦含めてみんなで一緒に食事をするので、ワイワイとして楽しいですよ。
ご祝儀が減って自己負担が増える?
ゼクシィの結婚トレンド調査2022によると、自己負担の平均額は147.3万円です。少人数ウエディングの場合はどうでしょうか?もらえるご祝儀が減って、自己負担が増えると思っている方も多いかと思いますが、実はそうでもないのです。
式場が用意しているプランやオプションの内容にもよるので一概には言えませんが、10名程度だと全体の金額が100万円程度、30名だと200万程度だと考えられます。そこからご祝儀の金額を引いていきますが、列席するのは家族や親族が中心で、その他限られたご友人だと考えます。
一般的に、親族や家族はご祝儀の金額が高くなる傾向がありますので、10名程度で親を含めて50万程度、30名程度で100万程度だと考えると、平均の147.3万円よりは低い金額になりますよね。そのため、自己負担が増えるという訳ではないことが考えられます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
結婚式は今、コロナ禍を経て大きな転換期を迎えていると思います。「結婚したら挙式と披露宴を盛大に行う」という考えが常識ではなくなったために、様々な形が増えているのです。
「元々あまり目立ちたくないけど、みんながやっているから自分たちも同じようにやらなければいけないよね…」という方も一定数いたかと思います。
しかし、今は自分たちに合った結婚式を選びやすい時代になりました。今回紹介した少人数ウエディングの魅力もぜひ参考にしていただき、自分たちらしい結婚式を挙げてくださいね。