【二次会当日のスケジュール】二次会の流れやタイムスケジュール、メリット・デメリットをご紹介!

ゲストに囲まれて祝福を受ける新郎新婦

前回の記事「【結婚式の招待状】招待状に必要なものは?スケジュールや作成方法をご紹介!」では、招待状の準備についてご紹介しました。
今回は、結婚式準備のポイント「二次会の有無」についてみていきましょう。

結婚式の二次会をするかどうか悩んでいる新郎新婦もいるでしょう。
結婚式の二次会とは、仲の良い友人や同僚を招待して結婚式の後に行うパーティーのことです。結婚式に招待したゲストはもちろん、人数の関係で披露宴に招待できなかった人も呼ぶこともできます。
「絶対に二次会をやりたい!」という人もいれば、「二次会ってやる必要あるの?」と思っている人もいますよね。

この記事では、結婚式の二次会の当日スケジュールや準備のタイミング、メリット・デメリットなどをご紹介します。二次会のよくある疑問についてもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

二次会当日のスケジュール

披露宴を終えたゲストが二次会会場に余裕を持って移動できるよう、披露宴終了から二次会開始までの間には1時間半〜2時間程度の時間を設けるのが一般的です。この時間差により、ゲストは衣装の着替えや休憩、会場までの移動をスムーズに行うことができます。

二次会でゲストとともに乾杯する新郎新婦

二次会の流れ

  1. 幹事到着・準備 (開始1時間前)
  2. 開場・受付 (開始30分前)
  3. 新郎新婦入場
  4. ウェルカムスピーチ
  5. 乾杯
  6. ケーキカット
  7. 食事・歓談
  8. 余興(ゲームなど)
  9. サプライズ演出
  10. 新郎新婦謝辞
  11. お開き

当日は開始15分前にはスタッフが会場の準備を完了させ、幹事は30分前には会場に到着して最終確認を行います。ゲストの受付は開始時間の15分前から始まり、定刻になると新郎新婦が入場し、幹事による乾杯の挨拶で会がスタートします。
その後、食事や歓談、余興などを楽しみ、終了時間の15分前には中締めを行います。新郎新婦からの挨拶で締めくくり、集合写真を撮影して散会となります。

タイムスケジュール

18:00開始の場合の具体的な時間配分は以下のようになります。

17:00 – 幹事会場入り
17:30 – ゲスト受付開始
18:00 – 二次会スタート、新郎新婦入場
18:10 – 食事&歓談タイム
18:40 – 余興&ゲーム
19:30 – 食事&歓談タイム (続き)
19:50 – 新郎新婦のあいさつ
20:00 – 二次会終了、新郎新婦からのお見送り

二次会の開始時間は、多くの場合ディナータイムと重なる17時から18時前後に設定されており、全体の所要時間は約2時間となっています。スムーズな進行のために、司会進行役となる幹事は、タイムスケジュールを記載した進行表を事前に用意しておくことが重要です。また、終了後のお見送りや二次会後の三次会へ移動する際の段取りについても、あらかじめ確認しておくと安心です。

注意点

  • 会場の貸切時間を確認し、それに合わせてスケジュールを調整する。
  • 披露宴から続けて参加するゲストもいるため、長すぎないよう注意する。
  • 新郎新婦の着替えや移動時間を考慮し、開始時間に余裕を持たせる。
  • ゲストの人数や希望する演出によって、3時間制に変更することも検討する。
  • BGMや照明など、会場設備の使用方法を事前に確認する。
2次会で友人たちと楽しく話す新郎新婦

結婚式の二次会は、打ち解けた雰囲気の中で思い出に残る時間を作り出すことができる大切な場となります。より自由な形式で進行できるのが特徴です。
ただし、限られた時間の中で充実した会にするためには、事前準備と当日の進行管理が重要になってきます。幹事は参加者の年齢層や人数を考慮し、全員が楽しめる内容を企画していきましょう。
二次会の始まりから終わりまでの時間配分を明確にし、会場スタッフとも共有することで、慌ただしい印象を与えずに二次会を進めることができるでしょう。当日は予定通りに物事が運ばないことも想定し、柔軟な対応ができるよう心構えをしておくことが大切です。
適切なスケジュール管理により、新郎新婦とゲストが楽しめる二次会を実現できます。幹事は柔軟に対応しながら、和やかな雰囲気づくりを心がけましょう。

二次会準備のスケジュール

カレンダー

二次会をやると決めたらさまざまな準備が必要になります。ここでは、二次会を開催するために行わなければならない準備を時系列でご紹介します。

二次会の準備をはじめる:4~5ヶ月前

幹事を決める

二次会を成功させるためのカギを握るのが、二次会の幹事です。幹事を信頼できる友人か幹事代行業者にお願いするようにしましょう。
友人に頼むのであれば、1人に頼んでしまうとその人の負担が多くなってしまうので新郎側新婦側それぞれ1~2名ずつ、計2~4名に頼むのが一般的です。二次会の内容や規模によっても変わってくるので、新郎新婦が最適だと思う人数にお願いするといいですね。
金銭のやりとりも出てくるので、お二人が信頼できる友人に頼むのがベスト。お二人のことをよく知ってくれている友人であれば、二次会でやりたいことやイメージが伝わりやすくスムーズに進められますよ。
友人には負担をかけたくないという人は、先ほどもご紹介したように二次会幹事代行業者にお願いするのがおすすめです。当日の進行や企画準備、運営まで全てお任せできるので手間や負担を減らせます。

二次会のテーマを決める

お二人でどんな二次会にしたいのかを話し合いましょう。
「みんなでワイワイゲームをして盛り上がりたい!」
「ゲストとゆっくり話せる会にしたい」
「おしゃれな雰囲気でムードある会にしたい」
など、二次会のイメージを膨らませてみて。二次会のテーマを決めると、そのテーマに沿って会場選びや二次会のプログラム、企画を決められるのでスムーズに進められます。

二次会の会場決め&幹事顔合わせ:3~4ヶ月前

二次会の会場を決める

二次会会場はなるべく早めに決めるようにしましょう。結婚式が人気の春や秋、お日柄の良い日などは二次会会場も早く予約が埋まってしまいます。3~4ヶ月前には下見を始めて会場予約できるといいですね。
会場を選ぶときは、アクセスや収容人数、料理やドリンク、設備、費用などをチェックします。気になる会場をいくつかピックアップしたら、実際に下見に行って会場の雰囲気やスタッフの対応なども確かめるといいですね。

幹事と顔合わせ

3~4ヶ月前頃に1度新郎新婦と幹事の顔合わせを行いましょう。どんな二次会にしたいのか、大まかでいいので二次会のイメージをすり合わせておくといいですね。幹事をお願いしたからと言って全て幹事任せにしてしまうのはNG。あくまでも主体は新郎新婦であり、新郎新婦と幹事の担当する内容をそれぞれ明確にしておくとスムーズに進められます。

二次会の招待状を送る:1~2ヶ月前

2ヶ月前に招待状を送り、1ヶ月前には返事をもらえるように期日を設定しましょう。最近では、メールやSNS、WEB招待状などを使う人が増えています。締め切り日は会場に人数を伝える期日や景品の準備などの日程も考慮しながら設定するといいですね。

結婚式の二次会メリット・デメリット

高砂テーブルで笑顔の新郎新婦

結婚式の二次会をするかどうか迷っている人は、まず二次会のメリット・デメリットを知るのがおすすめです。それぞれみていきましょう。

メリット

ゲストと近い距離でゆっくり話せる

挙式・披露宴の進行はスケジュールがタイトに組まれているので、ゲストとゆっくり話す時間はなかなかとれません。
二次会では、アットホームでカジュアルな雰囲気のケースが多いので、ゲストとの距離が近くコミュニケーションがとりやすくなります。久しぶりに会えた友人や遠方からのゲストと落ち着いて話せる時間を作れますよ。また、結婚式とは違ってリラックスした状態で参加できるので、写真を撮ったり昔話で盛り上がったりと楽しい時間を過ごせるのも魅力です。

結婚式に招待できなかったゲストも呼べる

結婚式では披露宴会場の広さによって招待できるゲストの人数が限られてしまうため、招待したくても呼べなかったゲストがいる場合があります。また、神前式など挙式スタイルによっては、親族のみに限られてしまうケースも。
そんな時に二次会を行えば、招待できなかったゲストも呼ぶことができます。二次会をすれば、たくさんの人に結婚の報告ができるのです。

お互いの友人を紹介し合える

二次会では、新郎側新婦側それぞれの友人が集まります。披露宴では他のテーブルの人と関わる機会はあまりありませんが、二次会では座席を新郎側新婦側と分けないので自由にコミュニケーションをとることができます。
お互いの友人を紹介したり、ゲームをしたりすることで友人の繋がりが広がっていき仲良くなることも。新たな出会いが生まれて、二次会がきかっけでお付き合いがスタートするケースもあります。
また、新郎新婦にとっても、一度にさまざまな友人を紹介し合える交流の場になるのも魅力。ゲスト・新郎新婦共に新しい出会いが生まれる場所になりますよ。

結婚式とは違う雰囲気を楽しめる

結婚式の披露宴では上司や親族がいる手前、演出や余興などはやや控えめになる場合が多くなります。
その分、二次会では友人や同僚中心になるのでゲームなどで盛り上がるカジュアルな雰囲気を楽しめるのも魅力です。余計な気を遣う必要がなく、みんなでワイワイと盛り上がれますよ。
また、新郎新婦の衣裳も結婚式とは違ってカジュアルなタイプが人気。ボリュームを抑えたワンピース風ドレスやミニドレスなど、結婚式とは違う雰囲気の衣裳を楽しめます。

デメリット

二次会準備の手間がかかる

二次会を行うとなると、会場選びや手配、会費の設定、進行、ゲストへの案内などさまざまな準備が必要になります。結婚式の準備と並行して行わなければならないので、スケジュールに追われて負担に感じることも。やるべきことは早めに済ませておくようにしましょう。
二次会をするときは、信頼できる幹事を決めておくのがおすすめ。その際、幹事に全てお任せするのではなく新郎新婦も一緒に準備を進めるといいですね。二次会をするのであれば、ある程度の手間と時間がかかることを頭に入れておきましょう。

ゲストの会費や時間の負担が増える

披露宴から参加しているゲストにとっては、二次会会場までの移動にかかる交通費やご祝儀に加えて支払う会費などによって金銭的に負担を感じる場合もあります。
また、披露宴から二次会開始まで時間が空く場合や二次会の終了時間が遅い場合にも、ゲストの負担になってしまうことも。終了時間が遅いと、翌日の仕事に支障をきたすこともあります。
二次会を行うときは、披露宴会場から近い場所にしたり、終了時間を早くしたりとゲストへ配慮するようにしましょう。会費負担を軽減する方法としては、披露宴と二次会両方に参加するゲストの会費を減らすという方法もあるので、検討してみるといいですね。

二次会幹事の負担が大きくなる場合も

二次会に参加するゲストの人数や規模によっては、二次会幹事の負担が大きくなってしまうことがあります。ゲームや企画が多くなると、手伝ってもらう人数も増えて幹事の準備も大変に。
ゲストの負担を増やしたくない人は、二次会幹事代行業者に頼むのがおすすめ。費用はかかってしまいますがゲストに幹事を頼む必要がなく二次会準備もお任せできるので、新郎新婦の負担も減らせますよ。

結婚式の二次会Q&A

ゲストに囲まれて笑顔で腕組みする新郎新婦

ここでは、よくある結婚式の二次会に関わる疑問についてお答えします!

二次会の会費ってどれくらい?

二次会では一般的に会費制になっており、費用は1人5,000円~10,000円が相場になっています。二次会の費用は会費から支払うのが基本で、会場代や料理、ドリンク、景品、余興の材料、プチギフトの費用などが必要です。
ゲストにとっては会費が安い方が嬉しいですが、ギリギリの金額に設定してしまうとゲストのキャンセルなどによって赤字になってしまうことも。反対に会費が高すぎるとゲストの負担が大きすぎてしまい不満が出てしまうかもしれません。ゲストの人数によっても変わってくるので、慎重に検討した上で会費を設定するようにしましょう。

1.5次会と二次会の違いは?

1.5次会とは、披露宴と二次会の中間に位置するパーティースタイルのことです。披露宴よりは堅くなく二次会にようにカジュアル過ぎない結婚式スタイルで、披露宴と二次会のいいとこ取りをしているのが魅力。堅苦しいパーティーにしたくない人や海外挙式後にお披露目パーティーをしたい人、費用を抑えたい人など1.5次会を選ぶ理由はさまざまです。
1.5次会は進行や演出に決まりがないため、自由度が高いのも人気の理由。定番演出を入れたりお二人ならではのオリジナル演出を入れたりと、好きなように結婚式を作っていけます。

幹事へのお礼は何を用意すればいい?

二次会の幹事は、事前準備から当日の段取りまでさまざまな役割を担当するのでとても大変です。幹事をお願いした友人には、何かしらの形で感謝の気持ちを表すようにしましょう。
よくあるパターンとしては、幹事からは二次会の会費をもらわずに新郎新婦が負担するケース。直接お金を渡すのではないので友人が気を遣わずに済みスマートですね。会費負担だけではなく、他にもお礼をプラスする新郎新婦が多くなっています。
また、後日食事会を開いて新郎新婦が幹事に感謝の気持ちを表すのも◎。お疲れ様会を兼ねて、二次会当日はバタバタしてゆっくりできなかった幹事をおもてなししましょう。他には、新郎新婦が選んだプレゼントを贈るパターンもあります。
このようなお礼をしなければならないという決まりはないので、新郎新婦が思うままに感謝の気持ちを伝えてくださいね。

まとめ

二次会のメリット・デメリットやスケジュールについてご紹介しましたがいかがでしたか。
二次会を行うには段取りや事前準備が必要になるため、新郎新婦はより忙しくなります。
しかし、二次会は気心知れた仲間たちと楽しく過ごせるのが魅力です。
結婚式の準備との兼ね合いや結婚式翌日のスケジュールなど新郎新婦はもちろん、ゲストのことも考慮しながら二次会を開催するかどうか検討してみてくださいね。

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