【結婚式の後悔2】結婚準備中のカップルに伝えたい注意点Part2

水辺で夕陽を眺める新郎新婦

皆さんこんにちは。
今回は、前回の「【結婚式の後悔】 結婚準備中のカップルに伝えたい注意点Part1」の続きで、Part2になります!この「結婚式での後悔とは?」のレポートは、様々なパターンや注意点をお伝えし、少しでも多くの新郎新婦に参考になってほしいと思っています。
前回のレポートでは、結婚式を行なった上での後悔とパーティーレポート、結婚式当日に他の新郎新婦とのバッティングしてしまう、希望通りのメイクにならなかった、希望の演出を忘れられてしまう…といった、心残りになったエピソードの中でも特に式場スタッフが関わる部分をご紹介しました。

Part2では、自分自身の準備や心がけで避けられたであろう後悔エピソードをもとに、注意ポイントをお伝えしていきます!

Report:4 新郎側・新婦側の友人のバランスを考えれば良かった

健太さん&悠さん(仮名)

健太さんと悠さんは結婚式で列席ゲストの中から抽選で4名にプレゼントを贈るというイベントを行うことにしました。1つの箱から新郎賞として新郎が2名抽選し、新婦賞として新婦が2名抽選するという流れです。

打合せの中で、スタッフより抽選はゲスト全員の名前を入れるか?と確認がありました。
親族よりも友人に当たってほしいから、最初から友人の名前のみ入れている人も多いとスタッフは話します。

それを聞いて、健太さんと悠さんは深くは考えずに「確かに、友人だけの方が良いね。」と、友人からのみ抽選を行うことにしました。この判断が、2人の後悔に繋がってしまうのです…。

結婚式当日、抽選イベントの時間になりました。プレゼントは、松坂牛やディズニーペアチケット等、豪華な賞品を用意していたため、ゲストも大盛り上がり。

最初は新郎賞の抽選です。1人目、新郎高校友人のAさん。2人目、新郎職場先輩のBさん。当たった方も周りの方も大歓声を上げていました。

そして、新婦賞の抽選です。新婦側のゲストもワクワクした表情をしています。

まず3人目、「新郎」小学校友人のCさん・・・
そして4人目を抽選したとき、悠さんの表情が少しだけ曇りました。
そうです、4人目も「新郎」同僚のDさんで、4名全員【新郎側】から抽選されてしまったのです。

おふたりの結婚式はゲストが約70名で、新郎側・新婦側のバランスはほぼ半分半分でした。しかし、新郎側は「友人が25名・親族が10名」だったのに対し、新婦側は「友人が10名・親族が25名」というバランスだったのです。新郎の友人が2倍以上いる中での抽選になったため、このような結果になってしまいました。

新郎新婦もゲストもみんな大人ですので、一瞬微妙な雰囲気にはなってしまいましたが、その後も披露宴は楽しく過ごすことは出来ました。しかし、結婚式が終わった後に、もう少し考えるべきだったね、と2人で話していたそうです。

両家の招待ゲストについて事前にすり合わせをしよう!

メモに記入している

両家の招待ゲストが何人くらいで、どのような構成比なのかは、式場見学の前にすり合わせが必要です。深く話し合っていないと、式場見学で招待人数を決定する際に喧嘩になってしまうこともあります。

人数はもちろん、友人中心なのか、親族中心なのかによって、披露宴の雰囲気も大きく変わってきます。また新郎側友人が多いのか、新婦側友人が多いのか等によっても変わってきますので、事前に披露宴をどのような雰囲気にしたいのかを話して、列席ゲストのバランスも話し合いましょう。

ゲストを巻き込む演出は時には「ヤラセ」も必要?

ゲストを巻き込む演出の場合は、時には「ヤラセ」も必要になります。今回のケースのように、無作為で行っては偏りが出る可能性がある場合や、どうしてもこの人に当たってほしいという希望が新郎新婦の中にある場合などは、必要に応じて仕掛けをします。

例えば、ドレスの色当てクイズを行う場合、お色直しの中座中に当たり箱をお支度部屋へ持ってきてもらい、当たりの方の中から、抽選で当たってほしい人だけを残すようにすることも出来ます。

仕掛けをする場合には1番大切なことは、「仕掛けをしたこと」を絶対にゲストが気付かないようにすることです。抽選の時に目の前にいるゲストに、抽選箱の中を見られてしまう等ということがないように注意しましょう。

Report:5 外部手配のものが届かなかった…

武史さん&彩音さん

武史さんと彩音さんは、2人が飼っているトイプードルにちなんで、「犬」を結婚式のテーマにし、色々なアイテムを犬にちなんだ物にしようと考えていました。

最後に配るプチギフトは、「ペットのトイプードルをアイシングクッキーにしたい」と思い、色々と外注業者を探す中で、個人でそのようなサービスを行っている方に依頼することにしたのです。

クッキーを手に持っている

手作りの食品で賞味期限があること、個人で作成しているため納品までに時間がかかってしまうこと…様々な事情から「式場へ直送」という形を取りますが、この判断が後の混乱を招いてしまうのです。

式場に届くのは結婚式の3日前でした。配送業者の追跡サービスを確認すると、「受け取り完了」となっていたため、彩音さんはホッと一安心。しかし、結婚式前日のお昼頃、思いもよらない電話がかかってくるのです。

電話は、式場スタッフからでした。「直送されると話していたプチギフトが届いていない」と…。すでに配達完了になっていることを式場スタッフへ確認すると、慌ただしく「もう一度確認します」と電話が切れました。

こだわって探したプチギフトだったため、彩音さんは混乱して泣きそうになります。仕上げのエステを予約していましたが、もう気が気ではありません。

そして1時間後、式場から再度電話がありましたが、「式場内をくまなく探したが無かった」と…。式場側が配達業者に確認を取るとのことで、追跡番号を伝えたところ、思いもよらない結末を迎えます。

荷物を受け取る

なんと、近くにある別の結婚式場に誤って届けられていたというのです。その式場は、たまたま似た名前であったため、配達業者が間違ってしまったのです。誤った式場も深く確認せず受け取り、受け取ったままにしていたと…。

配達業者が早急に回収し、配達をし直したため、何とか無事式場に届きましたが、彩音さんは寿命が縮まった気分だったと言います。

外部手配は早めが安心

ウェルカムスペースやペーパーアイテム、プチギフトは、おふたりのテーマに合わせたものを選ぶべく、外部で手配をする新郎新婦も多いかと思います。またほとんどの式場が、持ち込みをOKしています。

しかし、今回のケースのように手配がギリギリになってしまうと、様々なアクシデントを招いてしまう可能性がありますので、早めに注文し、必ず自分の手元に届いて中身を確認することが大切です。

直送の場合は、必ず式場に確認しよう

今回のケースのように、やむを得ず外部業者から式場へ直送する場合もあるかと思います。その場合は、必ず到着予定日が確定次第、式場へお知らせしましょう。また、お届け完了後も、「届いていますよね?」と確認することが必要です。

スマホを片手にMacで調べ物をする女性

なぜなら、スタッフも多くの新郎新婦を担当しており、繁忙期にもなると、毎週結婚式の担当があるという場合もあります。その為、様々な最終チェックは前日か前々日などになってしまうことも多いのです。

前日に事前に届くはずの○○が無い!となってしまうと、今回のようにスタッフも新郎新婦も大混乱になってしまいますので、お互いに事前確認をすることが大切です。

Report:6 サプライズがバレてしまった…

彰人さん&愛純さん

彰人さんは、結婚式当日に愛純さんにサプライズをしようと考えておりました。
内容としては、ふたりの想い出のDVDを流し、花束をプレゼントするというものです。

DVDは外部業者へ依頼し、花束も外注して当日の朝に式場へ届けてもらうことにしていました。そのことは式場のスタッフにも共有しており、打合せでは愛純さんがいて話せないので、電話でやり取りをしていました。

そして結婚式当日。
2人が式場に到着し、お支度開始までラウンジで待っていた時にハプニングが起きます。入口が開いたと思ったら、花束をもった業者が入ってきたのです。

花束を持つ女性

彰人さんは一目で、自分が注文した花束だと分かりました。
もちろん愛純さんの目にも入り、「わ~大きな花束だね、キレイだね~」と他人事として話しています。彰人さんも動揺しないように必死に冷静を装って「そうだね」と返すので精一杯だったそうです。

その後、結婚式が進み、いよいよサプライズ本番です。

プロジェクター

映像が流れ始めると、愛純さんはとても嬉しそうに喜んでいますが、驚いている様子はありません…。そして花束が出てくると、愛純さんは少し目を丸くしてから、笑ってありがとうと受け取っていました。

式後、サプライズの話になって、愛純さんはとっても嬉しかったと話したと同時に、実は何かコソコソやっていることは分かっていたと話します。職業柄、普段は休みの日に仕事で電話なんて来ないのに、何度か電話が来て居なくなってしまうことから、もしかして?と思っていたそうです。そして1番驚いたのは、朝ラウンジで見た花束が出てきた時だったと笑っていたそうです。

愛純さんがとても喜んでくれていたので、結果としては良かったのですが、出来れば全て秘密裡に進んで、サプライズに相応しく驚いてほしかったな…と彰人さんは思っていました。

連絡手段を明確にしておこう

今回のケースでは、連絡手段に「電話」を入れてしまっていたことが、サプライズを悟られてしまうことに繋がりました。

今は式場申込時にはすでに入籍し、一緒に住んでいる新郎新婦がほとんどです。そのため、式場側もどちらかにサプライズの内容を話す時は、どのように連絡をとるべきか迷ってしまいます。新郎新婦の生活状況が分かりかねるため、手探りで連絡を取っていくのです。

そのため、サプライズの内容を式場スタッフへ相談する時には、例えばいつだったら電話でもOKや、全てメールでやり取りをしたい等、連絡手段を自分から明確にして伝えてあげましょう。これは外部業者とのやり取りにも同じことが言えます。

外部業者に依頼する場合は納品時に注意

式場手配であれば、全て式場に事前に納品されますし、式場側もサプライズが漏れないように細心の注意を払って手配を進めます。

しかし外部業者となると、家に届く場合でも式場に届く場合でも、納品時は自分が注意をしておかないと、相手の目に入ってしまうことがあります。手配を進めている最中は、バレないように気を付けていても、手配が完了すると安心してしまって、納品時まで気が回らないという方も多いので、最後まで気を抜かずに気を付けましょう。

結婚式を挙げなかった後悔

ここまで結婚式を挙げたカップルが公開していることについてご紹介していきましたが、最後に結婚式を挙げなかったことを後悔していることについてもご紹介したいと思います。

結婚式を挙げなかった人の中には、後々大きな後悔を感じている人もいます。
あるご夫婦の例では、結婚式を挙げなかったことで、両親に晴れ姿を見せられなかったことを後悔しているそうです。両親は長年の夢だった娘の白無垢姿を見ることができず、とても残念だったと述べています。また、結婚のけじめとして式を挙げておけば良かったと思っているそうです。
別のご夫婦は、結婚衣装を着る機会を逃したことを後悔しています。新郎新婦としての晴れ姿を残せなかったことで、後々写真を見返す際に寂しさを感じるそうです。挙式に参列する家族や友人の前で、正装して結婚を誓えたら素晴らしい思い出になったはずだと話しています。
このように、結婚式を挙げなかったことで、家族や親族、そして自分自身にとっても大切な思い出が作れなかったことを後悔する声が多く聞かれます。

結婚式を挙げるかどうかは、夫婦それぞれの事情によって判断するべきことですが、式を挙げることで得られる意義は大きいといえます。両親や大切な人に祝福されながら、結婚の誓いを立てることができます。また、晴れ姿を残すことで、後々の思い出として価値のあるものになるでしょう。

後悔を避けるためには、結婚式を挙げることの意義を十分に検討し、自分たちにとって最善の選択をすることが重要です。家族や友人に祝福されながら、結婚の喜びを心から感じられる機会を逃さないよう、慎重に判断することをおすすめします。

後悔している人の割合

結婚式を挙げなかったことで後悔している人の割合は、20.1%とある調査で報告されています。

後悔の割合が高いことから、結婚式の意義を十分に検討することの重要性が窺えます。家族や友人に祝福されながら、晴れ姿を残せる機会を逃すことは、後々大きな後悔につながる可能性があります。

ただし、結婚式を挙げるかどうかの判断は、夫婦それぞれの事情によって異なります。自分たちにとって最善の選択をするためには、様々な要因を慎重に検討し、後悔のない決断をすることが重要といえるでしょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。
今回の記事を書いていて思ったことは、「結婚式という1日のために、考えるべきこと、注意をすべきことは本当に多いのだな」ということでした。

普段の仕事や家事に加えて、そこまで頭を働かせることに苦しさを感じる方もいるかもしれませんが、やり直しのきかない1日のために、後悔を残さないように細かな部分まで注意をして、万全な準備を進めていきましょう。