【結婚式の花】結婚式で使われる花の種類は？費用を抑えるコツもご紹介！

前回の記事「【ウェディングケーキの種類・演出】どんな種類があるの？おすすめの演出をご紹介！」では、結婚式で重要なアイテムのひとつであるウェディングケーキの基礎知識や種類についてご紹介しました。
今回は結婚式準備のポイント「披露宴のアイテム決定」の中の「結婚式で使われる花」会場装花・やブーケ・ブートニアに焦点をあててみていきましょう。

結婚式に出席したことがある人は、式場内に花が飾られているのを見たことがあるはず。結婚式ではさまざまな場所にいろいろな種類の花が飾られています。
その花は新郎新婦が結婚式の打ち合わせでひとつひとつ決めているのです。
しかし、花のことは詳しくないしそもそもどこに飾るのか分からないという人も多いでしょう。
この記事では、結婚式で使われる花の役割や種類をご紹介します。花の費用を抑えるもコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

結婚式の花には大切な役割がある！

結婚式で使われる花は「装花」とも呼ばれ、挙式会場や披露宴会場に飾る花、新郎新婦が持つブーケ・ブートニアなどさまざまな種類があります。
結婚式の花の大切な役割は、結婚式を華やかに彩るということ。新郎新婦が選ぶ花の種類や色によって会場全体のイメージが変わってくる重要なアイテムのひとつなのです。
結婚式の花は、式場提携の花屋さんに頼むか自分たちで外部業者に発注するかの2つの方法があります。ただし、式場によっては挙式会場や披露宴会場で使用する花の持ち込みを禁止していることも。花の持ち込みがどこまでＯＫなのか式場に確認しておくようにしましょう。

結婚式で使われる花の種類

結婚式ではさまざまな場所やシーンで花が使われています。ここでは、場所ごとにどんな花が必要なのかみていきましょう。

挙式会場装花

チャペルなどで挙式を挙げる場合、挙式会場に飾る花は主に祭壇装花・チェアフラワー・バージンロードの3箇所で使われます。
挙式会場装花は新郎新婦が自由に選べることはあまりなく、チャペルのイメージに合わせた花を飾るのが一般的です。あらかじめ用意されている式場の造花を使えば費用はかからないこともあるので、気になる方は式場に確認してみるといいでしょう。

挙式会場の装花で使われる主な花の種類

お花が飾られる場所

祭壇装花

新郎新婦が結婚の誓いを立てる祭壇に飾る花のことです。祭壇上の真ん中に飾ったり、両サイドに飾ったりするパターンが一般的。チャペルの雰囲気に合わせて白が使われることが多く、神聖で厳かな雰囲気になります。

チェアフラワー

チェアフラワーは、バージンロードの両脇にあるゲスト用の椅子に飾る花のことです。あまり目立たないように感じますが、花によって挙式会場全体に華やかさがプラスされます。花だけではなくリボンなどが使われることが多く、花やリボンのボリュームによって雰囲気が変わってきますよ。

バージンロード

バージンロードの両脇に花びらを飾ったり、バージンロード全体に花びらを飾ったりすることを、フラワーバージンロードといいます。
バージンロード全体に花びらを飾る場合、ゲストが入場する前に花びらが散りばめられている場合と、フラワーガール・ボーイに花びらをまいてもらうなど様々な方法があります。バージンロードに花びらを飾るときの花は、バージンロードやドレスを汚す可能性があるため生花ではなくフェイクフラワーがおすすめ。式場によってはフラワーバージンロードを禁止していることもあるので、検討中の人式場に確認してみてくださいね。

披露宴会場装花

披露宴会場ではさまざまな場所で花が使われており、花の種類や色も新郎新婦の好みに合わせて自由に選べます。選ぶ花によって会場の雰囲気や披露宴のイメージが変わる大切なアイテムです。
ここでは、披露宴会場で使われる代表的な4つの装花についてご紹介します

披露宴会場の装花で使われる主な花の種類

お花が飾られる場所

メインテーブル装花

新郎新婦が座るメインテーブル上に飾る花のことです。ゲストの視線が集まり、写真もたくさん撮られる場所なので披露宴のイメージを左右するとても重要な装花になります。結婚式のテーマやお二人のイメージに合わせて花の種類や色を選びましょう。
最近では花だけではなくイニシャルオブジェやキャンドルなどの小物を一緒に飾ったり、メインテーブル後ろにグリーンや花のアーチを付けてフォトブースにしたりする人も。目立つ場所だからといってあまり豪華にしてしまうと会場全体のバランスが崩れてしまうので注意してくださいね。

ゲストテーブル装花

ゲストが座るテーブルの真ん中に飾る花のことです。ゲストの1番近くにある花であり、ゲストが常に目にする花になります。おもてなしや感謝の気持ちを込めてある程度のボリュームや華やかさがあるといいですね。
ゲストテーブル装花はゲストに持ち帰ってもらうこともできます。持ち帰りやすいように小さめのアレンジをいくつか合わせたものをゲストテーブル装花にすることもできますよ。

ウェディングケーキ装花・ケーキナイフ装花

ウェディングケーキ装花は、ウェディングケーキをのせた台のまわりやウェディングケーキまわりを装飾する花のことです。ケーキ入刀やファーストバイトなどの演出で写真に撮られることが多いので、ウェディングケーキまわりはしっかりと花で飾っておくと華やかになりますよ。
ケーキナイフ装花はケーキ入刀で使うナイフの持ち手部分を飾る花のこと。ケーキ入刀時の手元をさらに華やかにしたい人におすすめです。

グラスフラワー

新郎新婦の乾杯用グラスに付ける花のことです。乾杯の時の手元が華やかになり、写真映えもします。

新郎新婦に関わる花

ブーケ・ブートニア

ブーケは、挙式や集合写真、入退場などの時に新婦が持つ花束のことです。結婚式には欠かせないアイテムのひとつで、ドレスとの相性や結婚式のイメージに合わせて花の種類や形を選びます。
ブートニアは新郎の胸あたりを飾る花のことを指します。

ブーケ・ブートニアは中性ヨーロッパの言い伝えが由来といわれています。男性が女性にプロポーズをするときに花束を贈り、女性の返事がＯＫのときは花束から一輪抜いて男性の胸ポケットに挿したことが起源になっているそうです。
現在でもこのやりとりを結婚式の演出として取り入れることがあり、「ブーケ・ブートニアの儀式」と呼ばれています。

使われるお花の種類

ブーケの選び方については、ドレスやテーマ、季節に合った自分にぴったりのブーケ探しコツで詳しく紹介しています。ブーケ探しコツを知りたい方にはオススメの記事です。

ヘッドドレス

新婦の髪飾りのことです。生花やドライフラワーなどの花を使うと、彩りが豊かになり華やかさを出せます。編み込みにくすみカラーの小花を散らしたり、カラフルな花を付けてリゾート感を出したりと花の種類によってさまざまな雰囲気に。生花を使いたい場合は体温で花が傷んでしまうこともあるので、花の担当者としっかり相談してくださいね。

使われるお花の種類

その他の装花・花束

受付装花

受付を行うテーブル上に飾る花のことです。ウェルカムドールなどの小物を置くのも良いですが、生花を置くとお祝い事にふさわしい華やかな雰囲気に仕上がります。
受付のテーブル以外にも受付会場を花で飾ったり、ウェルカムボードに花やグリーンを使用したりするのもおすすめです。

使われるお花の種類

親御さんへの贈呈花束

贈呈花束とは、披露宴の終盤に親御さんへの感謝の気持ちを込めて渡す花束のことです。

使われているお花の種類

花束の渡し方

花束の渡し方には3種類あります。

ストレート

それぞれ自分の親に花束を渡すパターンです。「今まで育ててくれてありがとう」という感謝の気持ちが込められています。
・クロス…相手の親に花束を渡すパターンです。「これからよろしくお願いします」「幸せにします」などの意味が込められています。

ダブル

新郎が新郎母に花束、新婦が新郎父に記念品などを渡すという、新郎新婦が両家の親どちらにも花束を渡すパターンです。今までの感謝の気持ちと、これからよろしくお願いしますという挨拶の両方の意味が込められています。

その他にもお花を使った演出もたくさんあります。ブーケ/ブートニアから装飾・フラワーガールまでお花を使った演出についてもご覧ください。

結婚式で使う花の予算は？

ブーケ1個あたりの平均費用は3万3000円、会場装花の平均費用は18万7000円となっています。(共に「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ(全国推計値）」)
これらはあくまでも平均値なので、使う花の種類やボリューム、飾る場所によって金額は大きく変わってきます。全体的な予算と相談しながら、結婚式の花の予算を組んでいくといいですね。

結婚式で使う花の費用を抑えるコツは？

ご紹介してきたように、結婚式の花は華やかさをプラスできる重要なアイテムです。そのため、花の費用を節約しすぎてしまうと寂しい印象を与えてしまうことも。
しかし、なるべく結婚式の花の費用を抑えたいと考えている人もいますよね。ここでは、花の費用を抑えるコツをご紹介します。

花の種類にこだわりがなければお任せで！

花の費用が上がってしまう要因として、花の種類があります。使用する花の種類によっては、価格差が倍くらい違うものも。装花は何本も使用するものが多いので、ボリュームは同じに見えても1本あたりの値段が安ければ安いほど装花全体の費用が抑えられます。
また、季節に合った花を選ぶことも大切です。旬ではない花を希望してしまうと、なかなか手に入らないため高額になってしまいます。
花の種類にこだわりがなければ、色やボリュームなどの希望だけ伝えて花の種類はお任せにすると費用を抑えられますよ。

グリーンを多く使用する

費用を抑えながらボリュームを出したい人は、ツタや葉っぱなどのグリーンを多く使用するのがおすすめです。グリーンは花よりも単価が安いので、ボリュームを出しつつ費用を抑えられます。ナチュラルな雰囲気に仕上げたい人におすすめです。

花以外の小物も取り入れる

結婚式のテーマに合わせた小物やキャンドルなど、花以外の小物を取り入れるのも◎。小物を使っておしゃれに仕上げれば、花が少なくても気になりませんよ。
また、花を入れる花器もいろいろな種類があるので、こだわってみるのがおすすめ。少量の花で華やかに見せられるものもあります。花の下にミラーを置き反射させることで華やかさをアップする方法もありますよ。

まとめ

今回は結婚式で使われる花についてご紹介しました。
結婚式ではさまざまな場所に花が飾られており、花の種類や色によって結婚式全体の雰囲気が大きく変わってきます。
しかし、装花は費用がかかるアイテムなので結婚式全体の予算と照らし合わせて考える必要がありますね。
お二人でどこの花にどれくらいの予算をかけるのかを相談しながら、お二人の結婚式のイメージにぴったりな花を見つけてくださいね。