【新婚旅行の費用】相場は?予算はどうする?予算別のおすすめ新婚旅行先もご紹介!

リゾートホテルの海上コテージ

前回の記事「【新婚旅行はどこへ?】行き先の決め方や人気の新婚旅行先をご紹介!」では、新婚旅行の行き先の決め方を重視するポイント別にご紹介しました。
今回の記事では新婚旅行準備のポイント「予算を決める」についてみていきましょう。

新婚旅行はおふたりにとって特別な旅行なので素敵な旅行にしたいですよね。
しかし、新婚旅行にはどれくらいの費用がかかるのか、予算はどうやって決めればいいのか悩んでいる人も多いはず。
そこでこの記事では、新婚旅行でかかる費用の相場予算別のおすすめ新婚旅行先をご紹介します。費用を抑えるコツもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

新婚旅行費用の相場は?

積み上げられた10円玉の上から植物の芽が出ている

新婚旅行にどれくらいのお金をかけるのかはおふたりの考え方次第ですが、「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると新婚旅行費用の全国平均は43万4,000円となっています。
地域別でみると、若干の差があります。

  • 北海道 36万3,000円
  • 青森・秋田・岩手 40万1,000円
  • 宮城・山形 32万9,000円
  • 福島 39万4,000円
  • 茨城・栃木・群馬 40万7,000円
  • 首都圏 53万4,000円
  • 新潟 33万6,000円
  • 長野・山梨 38万8,000円
  • 富山・石川・福井 36万9,000円
  • 静岡 38万9,000円
  • 東海 42万円
  • 関西 42万4,000円
  • 岡山・広島・山口・鳥取・島根 38万8,000円
  • 四国 38万8,000円
  • 九州 30万5,000円

また、費用を抑えて新婚旅行に行った方(10万円以下の方)が3%〜8%、ゴージャスハネムーンに行った方(150万円以上の方)が1%〜4%と、少ない数字ですが、ほとんどの都道府県にいらっしゃいます。
この辺りのデータからみると、予算を抑えて新生活に当てようと考えられているのか、一回きりの新婚旅行だからやりたいことを目一杯楽しんだのか、おふたりの考えが見えてくるような気がします。

参考データ:ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)

新婚旅行にかかる費用は行き先によって大幅に変わってくるので、予算に合わせて行き先を決めたりどうしても行きたい場所がある場合は行き先に合わせて費用を用意したりと予算の決め方はさまざまです。新婚旅行に行く時期は結婚式や新生活の準備などでなにかとお金がかかる時なので、全体的な予算と照らし合わせて新婚旅行の予算を決めていくといいでしょう。

新婚旅行でかかる費用にはどんなものがある?

航空チケットとスマホで表示されたフライト予約の画面

では、新婚旅行にかかる費用には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの項目について詳しくみていきましょう。

飛行機代

海外など飛行機を使って移動する場合は、飛行機代が必要になります。
飛行機代は航空券にプラスして燃油サーチャージが飛行距離に応じてプラスされるので注意しましょう。
また、長距離を移動する場合は飛行機に乗っている時間が長くなるため機内での過ごし方も大切。新婚旅行の特別感を味わいながらゆったりと過ごしたい人は、座席をビジネスクラスにランクアップさせるのもいいですね。飛行機代を抑えたい人は近場を選んだり、直行便ではなく乗継便を選んだりするなどの方法がありますよ。

交通費

ロンドンのタクシーとバスがロンドンの街を走っている

国内旅行の場合や現地で移動するときにかかる費用です。
空港からホテルまでの移動や観光するときに、現地のバスやタクシーを使って移動することになるため費用がかかります。時間を気にせずに自分たちで移動したい場合はレンタカーを借りるのもおすすめ。ツアーなどを申し込んでいるときは、無料バスを利用できることもありますよ。

宿泊代

ホテルなどの宿泊費は宿泊先のランクによってかなり差があります。現地でどのように過ごしたいかによって、宿泊先の種類やランクを検討しましょう。
リゾート地でのんびりと過ごしたいのであれば、ホテルのグレードをアップするのがおすすめ。プールやお風呂などホテルの設備が充実したり食事のクオリティがアップしたりと、ホテルの滞在時間を優雅で快適に過ごすことができます。
都市を中心にさまざまな観光地を巡るなどアクティブに過ごしたい人は、シティホテルなど駅に近い宿泊先を選ぶと◎。駅近なので交通手段も多くあり、スムーズに移動できますよ。

食事代

リゾートホテルの朝食

現地での食事代も人によってさまざまです。
ホテルやツアーのプランによっても、朝食・昼食・夕食のどの食事が付いているかが変わってきます。プランの中に食事が一切ついていないのであれば、食事代の予算は多めに組んでおくといいでしょう。
旅行の楽しみのひとつが食事という人もいますよね。現地の有名な食べ物や人気のレストランに行くなど、食事に重点を置くと旅行の満足度もアップするのでおすすめです。しかし、長期滞在の場合は毎日外食していると胃がもたれてしまうことがあります。たまにはスーパーなどで買ってきたものを部屋で食べたり、キッチンが付いているコンドミニアムなどであれば自炊したりするなどメリハリを付けると◎。節約にもつながり食費を抑えることもできますよ。

観光やツアー代

さまざまな観光名所を巡ったり現地でのオプションツアーに参加したりする場合にかかる費用です。
現地でどのように過ごすのかによって変わってきます。添乗員付きのツアーは費用負担が増えるものの、送迎が付いていたり食事が含まれていたりするためスムーズに過ごせるのが魅力。言葉が通じない国でも添乗員がいればサポートしてくれるので安心感もありますね。

お土産代

新婚旅行で意外と費用がかかるのがお土産代です。
「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると、お土産代の平均は5万9,000円になっています。新婚旅行のお土産は、新婚旅行のために休暇をとったのであれば会社の人へ配ったり親戚や友人に配ったりと人によって誰に渡すかはさまざまです。渡す人が多ければ多いほど費用がかかるので、お土産の買い忘れを防ぐためにもお土産を渡す人のリストを作っておくのがおすすめ。リストを元にどれくらいのお土産代が必要なのか予算をしっかり立てておくと安心ですね。

保険やビザなど事前準備にかかる費用

パスポートと飛行機のチケットとトラベラーズチェック

海外へ新婚旅行に行く場合は、事前にさまざまな申請が必要になります。申請にはお金がかかるものもあるため、費用に組み込んでおくと安心。ここでは代表的な費用についてご紹介します。

海外旅行保険

海外で万が一のことが行った場合に備えて加入しておく保険です。
海外旅行中にケガをしたり体調が悪くなったりしたときや、盗難にあったりホテルのバスルームを水浸しにしてしまったりしたときに使用できます。保険に加入せずに海外で治療を受けると医療費が高額になる傾向があるため、入っておくのがおすすめです。
費用は入る保険の種類によってさまざまで、海外旅行保険が付帯されているクレジットカードもあります。安心して旅行するためにも、どんな保障が付いているのかなどをしっかり確認した上で保険に入っておくようにしましょう。

パスポート申請

パスポートを持っていない人や期限が切れている人はパスポートを申請する必要があります。パスポートの申請費用は

  • 10年間有効…16,000円
  • 5年間有効(12歳以上)…11,000円

になっています。

ESTA申請

アメリカ領土に渡航する場合は、ESTA申請が必要です。
ネットで簡単に申請できるので自分で手配するのがおすすめ。旅行会社を経由して申請することもできますが、手数料が取られるため費用を抑えたい人は自分で手配するようにしましょう。

予算別!おすすめの行き先

南国リゾートの海上コテージへの桟橋

ここでは、予算別におすすめの行き先をご紹介します。行き先と予算を決めるときの参考にしてみてくださいね。

予算10~20万

新婚旅行の予算が10~20万の場合は、旅行先に国内を選ぶのがおすすめです。
日数は1泊2日にして近場を旅行先に選ぶと、ホテルのランクが選べたり滞在先での過ごし方の幅を広げたりできるでしょう。
国内の有名テーマパークや人気の温泉スポットなどもおすすめ。予算が限られているので、みんながあまり旅行をしない閑散期を選んだり旅行会社のお得なパッケージツアーを選んだりするとより新婚旅行を楽しめますよ。

予算20~30万

新婚旅行の予算が20~30万であれば、沖縄や北海道など国内のリゾートがおすすめ。
沖縄は、国内でリゾート感を存分に味わえることから国内の新婚旅行先1番人気になっています。北海道も人気があり、どの季節も大自然を味わえてのんびり過ごせますよ。
場所を選べば海外への旅行も可能です。グアムやバリ島などの近場であればフライト時間も短く予算も抑えられます。予算はないけれど新婚旅行は海外に行きたい!と考えている人は、アジアリゾートなどを選ぶといいでしょう。

予算30~50万

新婚旅行の予算を30~50万で考えている場合は、新婚旅行先の幅がかなり広がります。全国平均の予算からみると、このあたりの予算で行き先を検討されている方が多いのかなと思います。
国内であれば沖縄の離島でシュノーケリングなどを楽しむのがおすすめ。離島には高級リゾートホテルが多いので、優雅な時間を過ごせますよ。
海外であれば新婚旅行先で人気のハワイやオーストラリア、アメリカ本土などがおすすめです。ハワイはビーチでアクティビティを楽しんだりショッピングしたりと希望に合わせてさまざまな過ごし方ができるのが魅力。日本語が通じやすいので海外旅行が初めての人も安心ですね。
オーストラリアはグレートバリアリーフやエアーズロックなどの大自然を楽しめるのが魅力。日本との時差が1時間なので時差ボケの心配がないのも嬉しいポイントですね。

予算50~70万

新婚旅行の予算を50~70万確保できる場合は、海外で人気のエリアを選ぶことが可能です。
イタリアやフランスなどのヨーロッパや、新婚旅行先で人気が急上昇しているモルディブなどがおすすめ。物価が高めのエリアは旅行する時期によって価格が大きく変動するので、事前に旅行会社などでどれくらいの費用がかかるのか確認するようにしましょう。

費用を抑えるコツは?

夕闇に包まれる南国のビーチリゾート

せっかくの新婚旅行だから特別な旅行にしたいと思っていても、やはり費用は気になるところですよね。なるべく費用を抑えて楽しみたいと考えている人も多いはず。
ここでは、新婚旅行の費用を抑えるコツをご紹介します。

オフシーズンに旅行する

旅行する時期を選べるのであれば、年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどのハイシーズンを避けて新婚旅行の計画を立てるのがおすすめ。
行き先が同じでも訪れる時期によって価格は大きく変動します。旅行客の少なくなるオフシーズンは全体的に旅行代金が低く設定されているので、新婚旅行の時期をオフシーズンにすれば大幅に費用を抑えられますよ。オフシーズンは観光客が少なくゆったりと観光できるというメリットもあります。

近場や物価の安い地域を候補として検討する

近場や物価の安い地域を選ぶと、航空券代や滞在費などを大幅に削減でき、より多くの予算を他のことに充てることができます。具体的には、東南アジアのタイやベトナム、韓国、台湾といった国は、物価が安く、美しいビーチや歴史的な街など、様々な観光地があります。また、国内であれば沖縄、北海道、九州なども魅力的な選択肢です。
近場や物価の安い地域を選ぶことで、費用を抑えながらも、二人のペースでゆったりと旅行を楽しむことができるというメリットがあります。

飛行機チケット早期予約やLCCの利用、マイル活用を考える

スケジュール帳とカレンダー、そしてスマートフォンと航空チケットの写真

航空券の選び方も重要です。
特に、早期予約、LCCの利用、そしてマイルの活用は効果的な手段と言えるでしょう。

早期予約 は、航空会社が座席を多く売りたい時期に行われるもので、比較的安価にチケットを入手できます。出発日が決まったら、早めに航空券の予約を行うことをおすすめします。
LCC は、従来の航空会社に比べて運賃が安く、費用を抑えたい方におすすめです。ただし、座席の広さや機内食の有無など、サービス内容が異なるため、事前にしっかりと比較検討することが大切です。
マイル は、普段からクレジットカードを利用したり、特定の航空会社を利用したりすることで貯めることができます。貯まったマイルは、航空券と交換することができ、無料で旅行を楽しむことも可能です。

これらの方法を組み合わせることで、さらに費用を抑えることができます。例えば、早期予約でLCCのチケットを予約し、マイルでアップグレードするといった方法も考えられます。
パッケージで旅行会社に予約するケースがほとんどかもしれませんが、LCCの利用やマイル活用は利用できるプランも多いです。相談する際、必ず聞いてみるようにしてください。

ホテルランクの見直しやAirbnbなどの民泊サービスを検討する

PCでairbnbでの宿泊地探しをしている画面

宿泊費の見直しも重要です。
従来の高級ホテルにこだわるのではなく、様々な選択肢を検討することで、より賢い選択をしてこだわりの新婚旅行を実現できます。

ホテルランクの見直しは、費用を抑える上で最も簡単な方法の一つです。必ずしも高級ホテルに泊まる必要はなく、中級グレードのホテルでも十分快適に過ごすことができます。ホテルの設備や立地条件などを比較検討し、自分たちにとって必要なものを厳選することで、宿泊費を大幅に削減できます。
また、近年ではAirbnb などの民泊サービスが普及しており、一軒家やマンションの一室を借りて宿泊することができます。ホテルに比べて自由度が高く、現地の生活を体験できるという魅力があります。さらに、キッチンが付いている物件であれば、自炊をすることで食費も抑えることができます。ただし、Airbnbなどのサービスを利用する際には、治安や衛生面など、事前にしっかりと確認することが大切です。

ホテルグレードの検討と民泊の活用、それぞれのメリットデメリットを比較検討し、自分たちに合った宿泊方法を選ぶことで、より充実した新婚旅行を過ごすことができるでしょう。

パックツアーを利用する

ウェディングプランナーとパソコン画面と見て打ち合わせするカップル

旅行会社が企画しているパックツアーを利用するのも費用を抑える方法のひとつです。
旅行会社によっては、新婚旅行者専用に作られたハネムーンツアーが用意されていることもあります。パックツアーはツアーの内容によって組み込まれている内容はさまざま。航空券やホテルだけがパックになっているもののあれば、観光やアクティビティ、食事まで全て含まれているものもあります。個別で利用するよりもパッケージになっている方が安くなる傾向があるので、費用を抑えたい人は積極的にパックツアーを利用してみましょう。

まとめ

今回は新婚旅行でかかる費用についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
特別な旅にしたいと思っていても、予算には限りがあります。
おふたりには今後の生活もあるので、新婚旅行にばかりお金をかけていられませんよね。
予算に合わせて行き先を決めることもできますし、行きたいところがあればそこに行くためにお金をためて予算の見通しがたってから新婚旅行に行くこともできます。
おふたりでよく話し合って、素敵な新婚旅行にしてくださいね。