【結婚挨拶 まとめ】結婚挨拶の服装やマナーは?事準備や気を付けるポイント!

ピンクのリボンがかけられた白いリングピローの上に乗っている金色の結婚指輪

前回の記事「【結婚報告】親に話す切り出し方は?結婚報告のポイントをご紹介!」では、自分の親に結婚報告をするときのポイントや切り出し方についてご紹介しました。
そこでこの記事では結婚準備スケジュールの中の「結婚挨拶」についてみていきましょう。

お互いに結婚の意思が固まり自分の親へ結婚報告が済んだら、結婚の承諾を得るために相手の親御さんへ結婚の挨拶に行きます。
結婚挨拶は節目の大切なイベントなので、事前にしっかりと準備して失礼のないように迎えたいですよね。
そこで今回は結婚挨拶について行くタイミングや事前に準備しておくべきことをご紹介します。挨拶当日に気を付けて欲しいポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚挨拶はいつ頃する?

結婚報告に来たカップル

自分の親への結婚報告が済んだら、次は相手の親に結婚の承諾を得るために結婚挨拶に行く必要があります。ここでは、結婚挨拶に行くタイミングや時間などを詳しくみていきましょう。

結婚挨拶に行くタイミングはいつ?

結婚挨拶に行くのは、結婚報告が済んでからなるべく早めがおすすめです。プロポーズ後お互いに結婚の意思が固まってから1ヶ月以内が結婚挨拶に行く目安になります。結婚挨拶のときに入籍日などを聞かれる可能性があるため、結婚の時期が具体的に決まってから結婚挨拶に行くといいでしょう。

結婚挨拶の日程を決めよう

当然のことながら結婚挨拶は結婚の許しを得るための挨拶なので、相手の親御さんの都合を優先しましょう。親御さんの希望を聞いておふたりのスケジュールを調整し日程を決めます。事前の準備などもあるため、結婚挨拶までは2週間程度の余裕があると安心です。

何時に行くのがベスト?場所は?

植物の横に置かれた白と黒の目覚まし時計

時間は親御さんから特に指定や希望がないときは、食事が不要な14時くらいがおすすめです。大体2~3時間の滞在がベストでしょう。
場所は自宅に伺うのが一般的。しかし、レストランなどの方が気を遣わずに済むという人もいつので、親御さんの意向に合わせるようにしましょう。

男性側・女性側のどちらから挨拶に行く?

昔は「結婚したら女性が男性の家に入る」という考えがあったため、女性側の親御さんの気持ちを考慮しまずは女性側に許しをもらってから男性側に挨拶に行くのがマナーとされてきました。しかし現在ではこのような考えをする人が少なくなり、特に順番を気にせず親御さんやおふたりの予定に合わせて日程を組むことが多くなっています。ただし、親御さんによっては順番を気にする人もいるため、結婚報告の際にそれぞれの親御さんに挨拶の順番についての考え方を聞いておくと安心ですね。

結婚挨拶の準備

メモ帳の上に乗せられた鉛筆

相手の親御さんと以前から交流があり顔見知りであったとしても、結婚挨拶は親御さんにとってもおふたりにとっても大切な節目の日なのでマナーは大切。結婚挨拶で好印象を持ってもらえるとその後のお付き合いがスムーズに進みますね。
結婚挨拶を成功させるためには事前準備が大切です。結婚挨拶に行く前に準備しておくべきポイントをご紹介します。

相手の親について情報交換しておく

今まで一度も相手の親御さんに会ったことがない場合は、お互いに親について情報交換しておくのがおすすめです。
「一見怒っているように見られがちだけど、ただ人見知りなだけ」
「ペットが大好きでいつも一緒にいる」
「ゴルフが趣味だから話題を振ると喜ぶ」
など些細なことでもいいので親御さんについて知っておくと、結婚挨拶当日に会話が弾み盛り上がるきっかけになるかもしれませんよ。
また、親御さんは自分の子が結婚する相手がどんな人なのか知りたがっているはず。聞かれそうなこととそれについての返答をシュミレーションしておくと安心ですね。

相手の親御さんから聞かれそうなこと

  • 家族構成、勤務先、出身地
  • 趣味や好きなこと
  • 我が子のどんなところが好きなのか  など

結婚後のおふたりについて話し合っておこう

ドレスアップした新郎新婦が両手でカタチどるハートマーク

結婚挨拶のときに結婚式や結婚後の新居についてなど聞かれることがあります。しっかり答えられるようにあらかじめおふたりで今後について話し合っておくとスムーズですよ。
「結婚式はやるの?やるとしたらいつ頃を考えている?」
「結婚後はどこに住むの?」
「結婚したら仕事はどうする?転勤の可能性はあるの?」
など聞かれる可能性があることはさまざまです。できるだけおふたりで意見をすり合わせておき、当日に聞かれてその場で答えが出せないことがあればこれからおふたりでしっかりと話し合っていく予定であることを伝えるようにしましょう。

結婚挨拶にいくときの服装を決める

結婚挨拶は特別な日なので、身だしなみを整えてから行くのがマナーです。たとえ以前から親しくしている親御さんであっても、結婚挨拶の日はきちんとした身なりで行くようにしましょう。

男性の場合

マネキンに着せられたトラディショナルなスーツ
服装

ビジネスの場で着用するようなダークカラーのスーツが無難。「堅苦しくしなくていい」と相手の親御さんに言われた場合は、ジャケット+パンツスタイルでもOKですがカジュアルになり過ぎないように気を付けましょう。家に上がる場合はしっかり磨かれた靴ときれいな靴下で行くのを忘れずに。

髪型

さっぱりと清潔感のある髪型を心がけると◎。長い髪の毛はあまり良い印象を与えないので、できればすっきりと散髪してから挨拶に行くといいですね。

無精ひげはNGなのでしっかりと剃りましょう。おしゃれとしてひげを伸ばしている人は、彼女にも意見を聞きひげを剃った方がいいかどうか判断するといいですね。

女性の場合

ナチュラルな色の女性用カーディガンやブラウス、セーターなど
服装

かしこまった雰囲気になってしまうスーツよりも、ワンピースなどの方が柔らかい印象を与えるのでおすすめ。ワンピースやブラウス+スカートなどの組み合わせがいいでしょう。色は明るめで優しく淡い色を選ぶといいですね。ストッキングの伝線や糸のほつれもチェックすると◎。

髪型&メイク

清楚感のある身だしなみを心がけましょう。清楚な印象を与えられるヘアスタイルとナチュラルメイクが◎。派手な印象を与えるマツエクやネイル、明るい髪色などは避けた方が無難です。

アクセサリーや小物

ハイブランドのバッグなどは避けて上品で控え目なものを選ぶのがおすすめ。華美にならず程よく品のあるスタイルを心がけましょう。

結婚挨拶のときに持っていく手土産を購入しよう

棚に並べられたたくさんのワイン

結婚挨拶に行くときは、手土産を持っていくのがマナーです。せっかく用意するのであれば。相手の親御さんに喜んでもらえそうな物を持って行けるといいのでリサーチしておくといいでしょう。
手土産としてよく選ばれているのは、和・洋のお菓子や日本酒やワインなどのお酒類。お菓子の場合は賞味期限もチェックし、なるべく日持ちするものを選びましょう。小分けされたお菓子を選ぶと切り分ける手間などが省けるのでおすすめ。その場合は相手の家族人数分のお菓子が入っているかどうかの確認も忘れずに。
相手の親御さんがお酒好きであれば、好きなお酒をリサーチしておくと◎。渡すときに「お酒が好きと聞いたので…」と一言添えるとより良い印象になりますね。
手土産を買うときの注意点としては、結婚挨拶当日に買うのは避けて事前に用意しておくこと。相手の自宅近くで購入すると間に合わせで用意したと思われてしまうので避けてくださいね。金額は高すぎると相手に気を遣わせてしまうので、3,000円前後の予算で用意するといいでしょう。

結婚挨拶の言葉を考えておくと◎

当日は緊張して上手く言葉が出てこないこともあるので、はじめはどのように話を切り出すかを事前に考えておくと安心です。相手の親御さんと面識があるかないかで挨拶の仕方が変わってきます。

はじめの挨拶の文例

面識がある場合

「ご無沙汰しております。本日はお時間を作っていただきありがとうございます。」
【初めて親御さんに会う場合】
「初めまして。〇〇と申します。お忙しい中お時間取っていただきありがとうございます。」

結婚挨拶当日の気を付けるべきポイントは?

5つのかわいい木の人形がそれぞれPOINTと話しているように吹き出しが表示

結婚挨拶当日をスムーズに進めるためにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。ここでは気を付けるべきポイントをご紹介します。

早すぎる訪問はNG!玄関先でのマナーもしっかりと

遅刻はもちろん厳禁ですが、約束の時間より早く着き過ぎるのは避けましょう。相手の準備が終わっていない可能性もあるため、約束した時間ぴったりか2~3分過ぎてからチャイムを鳴らすのがおすすめ。万が一5分以上遅れてしまうときは事前に連絡を入れておいてくださいね。
玄関前に到着したらコートを脱いで傘などはしっかり畳んでおきます。髪の毛や服装の乱れをチェックし、スマホはマナーモードになっているか確認しましょう。

挨拶時の流れと共に気を付けるべきポイントをチェック

赤いネクタイを締め直すスーツ姿の男性

部屋に案内されたら勝手に座らずに勧められてから座るようにしましょう。座る位置は出入口に近い下座を選びます。座る前に改めて自己紹介をして、このタイミングで手土産を渡すと◎。「〇〇がお好きだと伺ったので…」「地元で有名なお菓子なんです」など一言添えて渡すと好印象ですね。着座してからすぐに本題に入るのではなく、自己紹介や雑談などで場の雰囲気を和ませるとお互いの緊張もほぐれますよ。

自己紹介が済んで話が途切れたら本題を切り出します。結婚の承諾を得る場なので、「結婚します」などのいい切りはNG。また昔はよく聞かれた「〇〇さんをください」なども我が子を物扱いしているように聞こえると嫌がる人もいるため、避けた方がいいでしょう。
結婚の申し込みを切り出すときの文例としては以下のようなものがあります。
「〇〇さんと結婚したいと考えています。お許しいただけますか?」
「ふたりの結婚を許していただけますか?」
など。承諾を得たら感謝の気持ちを述べるようにしましょう。
その後再び歓談をして、訪問から2~3時間で退出するのがマナーです。長居せずにタイミングを見計らって「そろそろ失礼します」と言って帰ることを伝えます。夕食などを勧められたとしても初めての訪問では辞退するのが無難でしょう。

言葉遣いも気を付けて

普段はパートナーのことをあだ名や呼び捨てで呼んでいても、挨拶のときは「〇〇くん」「〇〇ちゃん」と呼ぶようにしましょう。
また、相手の親御さんのことも「お義父さん」「お義母さん」と呼ぶのはNG。「〇〇くんのお父さん(お父さま)」「〇〇ちゃんのお母さん(お母さま)」と呼ぶようにしてくださいね。

まとめ

今回は結婚挨拶についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
相手の親御さんに結婚の挨拶をするのはとても緊張しますし、どんなに事前準備していても当日うっかりしてしまうこともあるでしょう。
マナーが守れなかったとしても、とにかく誠実に親御さんに向き合うことが大切。
おふたりで結婚挨拶の流れをしっかり確認して、良い印象を残せるといいですね。