【婚約指輪】購入はいつすれば?婚約指輪の相場から選び方までをご紹介!

指輪ケースに収められた大きなダイヤモンドが付いている婚約指輪

前回の記事「【結婚挨拶まとめ】結婚挨拶の服装やマナーは?事前準備や気を付けるポイント!」では、結婚挨拶に行くタイミングや事前に準備しておくべきことについてご紹介しました。
今回の記事では結婚準備スケジュールの中の「婚約指輪の購入」についてみていきましょう。

婚約指輪を購入しよう!と思ったものの、
「どのタイミングで買うべきなのか?」
「どこで買うべきなの?」
「婚約指輪にはどんな種類があるのか?」
「相場は給料の何ヶ月分?」
などさまざまな疑問が出てきていませんか?
おふたりにとっても大切な記念の指輪になるため、納得のいく指輪を選びたいですよね。
そこでこの記事では婚約指輪を購入するタイミングや選び方についてご紹介します。婚約指輪に関する疑問についてもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

婚約指輪とは

ゴールドの指輪に大きなゴールドの指輪に大きなダイヤモンドが配置されている婚約指輪

婚約指輪とは、結婚の約束をした証として男性から女性に贈られる指輪のことです。プロポーズの時に婚約指輪のケースをパカッと開くイメージのある人も多いかと思いますが、そもそもなぜ結婚の申し込みをするときに指輪を渡すのでしょうか。

婚約指輪の起源は古代ローマ時代までさかのぼります。古代ローマの頃には、約束を果たすことを誓った証として鉄の輪をお互いにはめる習慣がありました。2世紀頃になると鉄から金の指輪へと変化し、現在のように恋人の印として指輪が使われるようになったそうです。
指輪の円の形には「永遠に途切れない」という意味があります。実はこれもエジプトの象形文字が「結婚」という言葉を「円」で描かれていたことがはじまりとされています。
その後、15世紀頃から指輪にダイヤモンドが飾られるようになり、欧米では19世紀~20世紀頃にダイヤモンドの婚約指輪が浸透しました。日本で婚約指輪が広まったのは戦後の高度成長期。最初の頃はパールの指輪が主流でしたが、1970年代にダイヤモンドがあしらった指輪のテレビCMが放送されたことがきっかけとなり、現在のようにダイヤモンドの婚約指輪を贈る習慣が定着したそうです。

婚約指輪を購入するタイミング

女性の薬指にはめられたダイヤモンドがあしらわれている婚約指輪

婚約指輪をいつ頃までに用意すればいいのか分からない人もいますよね。婚約指輪をサプライズでプロポーズの時に渡すのか、それとも一緒に選びに行くのかなど人によって購入するタイミングが変わってきます。婚約指輪を購入するタイミングとして代表的な3つのパターンについてみていきましょう。

プロポーズの前に購入

海岸で跪いて、婚約指輪をケースを開けて見せ、女性にプロポーズを行う男性

プロポーズの時にサプライズで婚約指輪を渡したい!と考えている人は、プロポーズの前に婚約指輪を購入します。ロマンチックなシチュエーションに憧れを持っている彼女の場合も、婚約指輪を用意した上でサプライズプロポーズすれば喜ばれるはず。婚約指輪を見るたびにプロポーズのシーンを思い出せるので素敵ですよね。
また、プロポーズの時に上手く言葉が出てこないかも…と心配している人は、プロポーズの時に婚約指輪を用意しておくのがおすすめ。頭が真っ白になってしまっても、彼女に婚約指輪を見せればプロポーズだとひと目でわかってもらえますよ。

プロポーズの後に購入

プロポーズの後に婚約指輪を購入する人も多くいます。プロポーズが成功してからおふたりで一緒にお店に行って婚約指輪を選ぶというケースです。
「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると、婚約指輪の決定者として「二人で」と答えた人が36.1%、「妻」と答えた人が16.7%となっています。「妻」と答えた人もおふたりでお店に婚約指輪を買いに行っているはずなので、半分以上のカップルが一緒に婚約指輪を選んで購入しているようですね。
婚約指輪はさまざまなデザインがあるため、自分で好きなものを選びたいと思っている彼女さんも多いようです。彼女に気に入ったものを選ばせてあげたい、指輪のデザインにこだわりたいがあるという人はプロポーズ後に購入するといいでしょう。

結婚挨拶後に購入

プロポーズ後、相手の親へ結婚の承諾を得るための結婚挨拶に行ってから婚約指輪を購入したという人もいます。結婚の許しを得てから指輪を買うという、親御さんへの礼儀を尊重した考え方ですね。
結婚挨拶後には結納や両家顔合わせがあります。婚約指輪は結納で記念品として贈られたり、結納や顔合わせのときに親御さんの前でお披露目したりすることもあるので、結婚挨拶後に購入する場合は結納や両家顔合わせに間に合うように早めに手配するようにしましょう。

婚約指輪の選び方

大きなダイヤがあしらわれた。リングにもデザインが施されている指輪と他2つの指輪

婚約指輪を買おうと思っても、何を基準に選べばいいのか、どんなものがあるのか分からずに悩んでしまいますよね。ここでは婚約指輪を選ぶときのポイントをご紹介します。

既製品orセミオーダーorオーダー

カルチェと書かれた指輪ケースに収められているダイヤモンドの婚約指輪

まずは指輪をどのように注文するかを検討しましょう。指輪の注文方法としては大きく分けると3つの方法があります。

既製品

ジュエリーショップなどお店で完成した状態で売られている指輪のことです。完成品なので現物を手にとって見ることができ、指にはめてつけ心地や手とのバランスを確認できるのが魅力。サイズ直しや刻印を入れる必要がないのであれば、その場ですぐに持って帰れるお店もあります。

セミオーダー

素材やデザイン、宝石などをいくつかのパターンの中から選んで好みの組み合わせで作る指輪のことです。元々できているデザインから宝石や素材を変えるなどのアレンジを加える方法もあります。完成した指輪をイメージしやすく、フルでオーダーするよりも納期が短く済むのが魅力。気軽にオリジナルの婚約指輪が作れますよ。

オーダー

素材やデザイン、宝石など全て自分たちの好みに合わせて作る指輪のことです。理想通りの世界にひとつだけのオリジナル婚約指輪が作れます。指輪ができるまでに期間がかかったり金額が高くなったりしますが、妥協せずにおふたりらしい婚約指輪を作りたい人におすすめです。

素材

黒い背景の真ん中にダイヤモンドの婚約指輪が表示されている

婚約指輪は長く使うものなので、素材選びは重要になります。婚約指輪に使われる素材として人気なのがプラチナとゴールドです。

プラチナ

婚約指輪の素材で人気があるのがプラチナです。プラチナは金属としての価値が高く、熱に強いため変色や変質することなく美しさが長続きします。美しい色をしているためダイヤモンドとの相性が良いのも魅力のひとつです。

ゴールド

ゴールドは日本人の肌色に馴染みやすい素材として人気があります。加工しやすい素材で変色することもありますが、手入れをしたりリペアしたりすることで元に戻せます。ファッション性が高く、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどカラーが豊富なのも魅力です。

デザイン

白く、ぼんやりとした背景の中で置かれているたくさんのダイヤモンドが、しあわれた婚約指輪と結婚指輪

婚約指輪にはさまざまなデザインがありますが、代表的なものは以下の4種類です。

ソリティア

ソリティアはセンターにある大粒のダイヤモンド1粒を複数の爪でとめている、婚約指輪の王道デザインです。見栄えが良く華やかなデザインで、婚約指輪の中で1番人気があります。

サイドメレ

サイドメレはセンターストーンのサイドに小粒のダイヤ(メレダイヤ)をあしらったデザインです。ソリティアに次いで2番目に人気があります。メレダイヤの数や配置の仕方によって雰囲気が変わるので、デザインのバリエーションが豊富なのが魅力です。

パヴェ

パヴェはセンターストーンの周りのリングアーム部分に小粒のメレダイヤを敷き詰めたデザインです。敷き詰めるダイヤの数や配置によって雰囲気が異なりますが、全体的に華やかでゴージャスな雰囲気になります。

エタニティ

エタニティはリングアームの部分に同じサイズ・同じカラットのダイヤモンドを一列に敷き詰めたデザインです。一周配置したものをフルエタニティ、半周のものをハーフエタニティといいます。華やかさがありながらもコーディネートしやすいデザインなので、重ね付けなど普段使いしやすいですよ。

宝石

たくさんのダイヤモンドが、リングにも、台座にもあしらわれている婚約指輪

婚約指輪に使われる宝石としてイメージするのはダイヤモンドですが、それ以外の宝石をあしらっても問題ありません。

ダイヤモンド

ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い鉱物であり、希少性が高いことから婚約指輪に使われる定番の宝石です。傷つきにくく輝きが永く続くため永遠の愛の象徴として人気があります。婚約指輪に使われるダイヤモンドはラウンドブリリアントカットというダイヤを最も美しく見せるカットが一般的。婚約指輪の場合、0.3カラット前後のダイヤが人気ですよ。

その他の宝石

ダイヤモンド以外で婚約指輪に使われる宝石としては、サファイヤやルビー、パール、エメラルドなど人気があります。好きな宝石や誕生石などでもOKですよ。

婚約指輪関するQ&A

純白の指輪ケースに収められているたくさんのダイヤモンドでデザインされた婚約指輪

ここでは、婚約指輪に関する疑問についてお答えします!

Q:婚約指輪の相場はどれくらい?

A:20~40万くらいが相場

MONEYを書かれた木製のおもちゃ

かつては「給料の3ヶ月分」というイメージの強かった婚約指輪ですが、「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると全国の婚約指輪の平均購入価格は38万2千円となっています。幅はあるものの20~40万円くらいが婚約指輪の相場となっており、給料の1ヶ月分が相場になっているようです。
参考データ:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏:婚約指輪にかかった金額

Q:どこで買えばいい?

A:希望する婚約指輪の種類に合わせてショップを選ぼう

貴金属を取り扱う店舗のショーウィンドウが並んでいる

婚約指輪が購入できるショップは意外とたくさんあるため、どこで買おうか悩んでしまいますよね。婚約指輪が購入できるショップには以下のような場所があります。

ブライダルジュエリー専門店

ブライダルジュエリー専門店は婚約指輪と結婚指輪を取り扱っているショップです。ブライダルに特化しているので、専門知識豊富なスタッフがいるのが魅力。さまざまな角度からアドバイスを受けられます。商品のラインナップも豊富で好みのデザインの婚約指輪が見つかりやすいですよ。

ジュエリーショップ

百貨店や繁華街などにショップを構えており、全国展開しているショップも多いため気軽に見に行けるのが魅力。何かあったときにもすぐにショップに行けるので便利ですね。店内にブライダル専門のコーナーを設けているショップもあります。

セレクトショップ

白いレースの上に置かれた大きなダイヤモンドが配置されている婚約指輪

セレクトショップはさまざまなブランドの指輪があるため、デザインにこだわりたい人におすすめ。デザインの種類も豊富なので、違うテイストの指輪を一気に見て検討できますよ。

ブランド店

国内や海外のブランド店は路面店を設けているところや、百貨店の中にショップを構えていることもあります。好みのブランドがある場合は、一度足を運んでみるといいですね。

婚約指輪を探すにあたって、1店舗で決める人もいれば何店舗か見て比較してから決める人など人それぞれです。「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると婚約指輪を探す際に検討した店舗数で1番多い回答が「1店舗(36.3%)」、次いで「3店舗(20.2%)」という結果になっています。事前に情報収集をしている段階である程度希望の指輪の目星がついている人や、好みのブランドがある人などは1店舗目で購入してパターンが多いのかもしれませんね。
参考データ:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 首都圏:婚約指輪を探す際に検討した店舗数

まとめ

今回は婚約指輪について、購入のタイミングや費用の相場、素材やデザイン、選び方などをご紹介しましたが、いかがでしたか。
婚約指輪を贈るタイミングによって購入する時期や誰が選ぶかが変わってきますが、どのケースでも大切なのは相手を想う気持ちです。
彼女が喜んでくれる姿を想い浮かべながら、おふたりにぴったりの素敵な婚約指輪を探してみてくださいね。