【入籍&結婚式の日程】入籍と結婚式はどちらが先?引っ越しのタイミングもご紹介!

海辺で正装の新郎新婦が向かい合って手をとっている

前回の記事「【両家顔合わせ&結納】それぞれの違いは?メリット・デメリットもご紹介!」では、両家顔合わせと結納の違いについてご紹介しました。
今回の記事では結婚準備スケジュールの中の「入籍日や結婚式の日程を相談」についてみていきましょう。

婚約後さまざまな準備を進めていく中、入籍や結婚式の日程をどうしようかと悩んでいる人もいることでしょう。
「入籍と結婚式ってどっちを先にするの?」
「入籍と結婚式のタイミングが分からない…」
などさまざまな疑問を持っている人も多いはず。

そこでこの記事では入籍と結婚式、さらには引っ越しのタイミングについて詳しくご紹介します。結婚記念日や入籍前に決めておくべきことについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

入籍と結婚式はどちらが先?

婚姻届と万年筆と結婚指輪

婚約したら次に思い浮かべるのが入籍と結婚式ですよね。入籍と結婚式、どちらを先にすればいいのか悩んでしまう人もいるでしょう。「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると、挙式日よりも前に入籍したカップルは90.5%、挙式日よりも後に入籍したカップルは4.7%、挙式日当日に入籍したカップルは3.1%という結果となっています。結果を見てわかる通り、挙式日よりも前に入籍しているカップルが多くなっているようです。

参考データ:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023:入籍のタイミング

では、なぜその順番を選んだのでしょうか。それぞれの理由をみていきましょう。

入籍を先にした理由

薄い黄色とピンクのバラの飾りの上に乗せられた結婚指輪
  • 入籍前後は忙しいため、先に済ませてゆっくり結婚式準備をしたかったから
  • 授かり婚だったため
  • 結婚式後すぐに新婚旅行に行く予定だったから
  • 式場の日程や資金の関係で結婚式を挙げるまでに期間が空いてしまうため、先に入籍することにしたから

結婚式の準備を落ち着いてするために、結婚式よりも先に入籍をしたという人が多いようですね。入籍して一緒に暮らしてから結婚式の準備を進めた方がスムーズに進むなどの意見もあるようです。

結婚式を先にした理由

外国の古城の廊下で抱き合って顔を近づけ見つめ合うタキシード&ウェディングドレス姿の新郎新婦
  • 結婚式準備が忙しかったため、落ち着いてから入籍することにしたから
  • 親に結婚式が終わるまでは実家にいて欲しいと言われたから
  • 結婚式でみんなにお披露目してから入籍の方が良いと思ったから
  • 海外挙式だったので手続きの関係で入籍が後になったから

入籍よりも結婚式を先にした理由として、親御さんの意向が関係しているケースが多いようです。結婚式より先に入籍するのを良く思わない親御さんもいるため、事前にしっかり話し合っておくといいですね。

結婚式当日に入籍した理由

  • 入籍日と挙式日を同じにして、記念日を統一したかったから

「結婚記念日」をひとつにしたいという考えから、結婚式当日の朝に入籍するカップルもいます。万が一婚姻届に不備があった場合は受理されなくなってしまうので、結婚式当日にどうしても入籍したい人は事前に役所で確認してもらっておくと安心ですね。

入籍してから結婚式までの期間は?

カレンダーにシャープペンで予定を書き込もうとしている

入籍してから結婚式までの期間は1年前後が一般的。入籍から半年以内に結婚式を挙げたという人が多いようです。入籍から結婚式までの期間は人によってさまざまですが、期間が長い場合と短い場合ではどのような違いがあるのか気になりますよね。それぞれのメリット・デメリットについてみていきましょう。

期間が長い場合

メリット

  • 結婚式の準備時間をしっかりとれる
  • 入籍してすぐではとれない人気式場の予約を取りやすくなる
  • 入籍後の手続きをゆっくりできる
  • 先に入籍した場合は、結婚資金を貯める期間が増える

デメリット

  • 親御さんや周囲の人から心配されることがある
  • 時間に余裕がある分考えることが増えて、マリッジブルーになる可能性も

期間が短い場合

メリット

  • 結婚したばかりの新鮮な気持ちで結婚式ができる
  • 考える時間があまりないため、マリッジブルーになりにくい
  • さまざまな手続きなどを一気に終わらせられる

デメリット

  • 結婚式の準備などで忙しくなる
  • 入籍日と結婚式の日が近い場合、どちらを結婚記念日にするか悩んでしまうことも

最近では入籍して数年たってから結婚式を挙げる人も!

水辺の桟橋に座って、腕を組みながら顔を寄せ合う正装の新郎新婦

ご紹介したように入籍してから1年前後で結婚式を挙げる人が多いですが、最近では入籍後数年たってから結婚式を挙げる人もいます。おふたりにとってちょうどよいタイミングで挙げられて、数年経っていることでおふたりの絆が深まりアットホームで温かい雰囲気の結婚式ができるはずです。入籍してから数年後に結婚式を挙げる理由としては以下のようなケースもあります。

  • 入籍時や入籍後に妊娠が発覚した場合
  • 結婚式を挙げる予定はなかったものの、数年後に結婚式を挙げることにした場合

入籍してから数年経っていれば、結婚式の資金を貯めやすいのもメリット。授かり婚の場合は結婚式で子供をお披露目でき、家族3人の姿を列席者に見せられますね。

入籍と新居への引っ越しのタイミング

おしゃれでカラフルなイラスト(ハイヒールや街並み、旧車)が書かれた3つのギフトボックス

入籍と結婚式のタイミングについてご紹介してきましたが、次は入籍と引っ越しのタイミングについてみていきましょう。
入籍と引っ越し、どちらを先にしようか悩んでしまうところですよね。それぞれの事情によっても異なりますが、全体的に見ると引っ越ししてから入籍するカップルが多い傾向があるようです。理由としては、先ほども触れたように入籍前後は結婚式などの準備でとても忙しくなります。忙しくなる前に引っ越しを済ませておこうと考える人が多いため、入籍前に引っ越しをする人が多いようです。また、一緒に住んでいればさまざまな手続きや準備がスムーズに進むというメリットもありますね。
反対に入籍後に引っ越しをした場合の理由としては、親御さんの意向や社宅に入居するため会社の規定に従わなければならなかったなどのケースがあるようです。特に多いのが親御さんの意向によるもので、「一緒に住むのは入籍してからではないとダメ」と考える親御さんも多いよう。入籍や引っ越しはおふたりだけの問題ではないので、しっかり親御さんと話し合っておく必要がありますね。

「結婚記念日」は入籍日?結婚式を挙げた日?

薄い黄色とピンクの花でコーディネイトされたブーケ

入籍日と結婚式を挙げた日が異なる場合、どちらを「結婚記念日」とすればいいのでしょうか。結婚記念日には特に決まりがないため、おふたりで自由に決めることができます。そのため、一般的には「入籍日」か「結婚式を挙げた日」にする人が多いですが、全く別の日を「結婚記念日」にしてもいいのです。
全体的にみてみると、入籍日を結婚記念日とする人が多い傾向があります。結婚記念日を入籍日にした場合と結婚式を挙げた日にした場合、それぞれの理由をみていきましょう。

入籍日にした理由

  • 婚姻届を提出し、公的に夫婦であると認められた日だから
  • 苗字が変わる人生で大きな節目の日だから
  • ふたりの好きな日を結婚記念日にしたかったから

入籍日を結婚記念日にした人の理由としてやはり多いのが「婚姻届を提出して戸籍上の夫婦になったから」というもの。節目の日なので記念日にふさわしいと考える人が多いようです。また、入籍日であればおふたりの好きな日を選べるのもメリット。挙式日は式場やおふたりの都合によるので、なかなか自由には決められませんよね。入籍日を結婚記念日にすれば、おふたりの記念日や思い入れのある日など好きな日を選べます。入籍日を祝日などにすれば、結婚記念日は毎年ゆっくりと過ごすことができますね。

結婚式を挙げた日にした理由

ゲストからフラワーシャワーの服服を浴びながら、階段を降りてくる新郎新婦
  • たくさんの人に祝福された特別な日だから
  • 結婚式=結婚というイメージが強いから

結婚式でたくさんの人に祝福されたことで、「結婚」を実感できたから結婚式を挙げた日を結婚記念日にしたいと考える人が多いようです。「結婚したんだなぁ」と感じられた日、そして周りから認められた日として選んでいるようですよ。
また、入籍は役所に婚姻届を提出するだけなので思ったよりもあっさり終わってしまうことがありますが、結婚式は違いますよね。結婚式はセレモニーやみんなからのお祝いの言葉をもらって印象に残りやすく大切な思い出が詰まった日なので、結婚記念日にぴったりだと考える人もいるようです。

入籍日・結婚式を挙げた日 どちらもお祝いする人も!

入籍日と結婚式を挙げた日、どちらも思い入れがあるのでどちらか1つには決められないという人もいますよね。決めきれずに「どちらも結婚記念日にした!」というカップルもいます。お祝いする日は何度あっても良いものです。それぞれの日でお祝いの仕方を変えるなど、おふたりに合った結婚記念日を決められるといいですね。

入籍前にチェック!決めておくべき大切なこと

新郎新婦の手で形作られたハートマークの向こうに夕日が見えている

素敵な新婚生活をスタートさせるために、入籍前におふたりで決めておくべきことがいくつかあります。ひとつひとつをみていきましょう。

お金管理について

積み上げられた10円玉の上から植物の芽が出ている

入籍する前に必ず話し合っておきたいのがお金のことです。最初にしっかり決めておかないと、後でトラブルが起こりやすくなります。お互いの収入のことや今までの貯金をどう管理するか、家計管理はどちらが行うのかなど今後の生活をどう進めていくかを決めておきましょう。
また、どこにお金をかけるのかを話し合うのも大切。「結婚式を盛大にしたいから、その分生活を切り詰めよう」「お祝いの日は思い切り贅沢をしよう」など、おふたりでお金の価値観をしっかり合わせておくようにするといいですね。

家事分担について

洗い上がって綺麗に畳まれたタオルを手に持つエプロン姿の女性

最近では共働きの家庭が増えていますよね。まだ家事分担がしっかり考えられないかもしれませんが、入籍前に家事分担のイメージをおふたりで話し合っておきましょう。家事については得意・不得意などもあるので、まずはお互いの希望を聞いてから分担していくのがおすすめ。どちらか一方の負担が大きいと不満が出てきてしまうので、お互いに納得できる形を見つけてくださいね。

家族・親族について

8人の男女がテーブルを囲んで乾杯し、これから食事を始めようとする

入籍するということは、おふたりだけではなく家と家の繋がりができるということです。家族や親族との付き合いはそれぞれの家の習慣や決まりが異なるので、入籍前にお互いの家族・親族について共有しておくといいでしょう。「お正月には必ず親族全員が集まる」「あまり付き合いがないから、法事などでしか顔を合わせない」などさまざまなケースがあります。入籍後に揉める原因になることもあるので、しっかりと確認しておくようにしてくださいね。

まとめ

今回は入籍と結婚式のタイミングなどについてご紹介しましたがいかがでしたか。
ご紹介したように、入籍と結婚式のタイミングや期間について決まりはありません。
おふたりの状況や親御さんの意向などによって、どのタイミングが良いのかが変わってきます。
おふたり、そして親御さんともよく話し合って、おふたりにぴったりな日程を見つけてくださいね。