【新居探しのコツ】賃貸?購入?メリット・デメリットは?新居探しのポイントをご紹介!

カップルがカジュアルな服装で手をつなぎ、その向こう側に緑あふれる道が続いている

前回の記事「【結婚指輪の選び方】結婚指輪はどう選ぶ?後悔しないためのポイントをご紹介!」では、結婚指輪の相場や選び方についてご紹介しました。
この記事では結婚準備スケジュールの中の「新居探しのコツ」についてみていきましょう。

結婚が決まったおふたりにとって、新居探しはとても大切な準備のひとつです。待ちに待った新婚生活を快適にスタートさせるためにも、素敵な新居を見つけたいですよね。
しかし、いざ新居を探そうと思っても何から始めればいいのか、どんなポイントに気を付ければいいのかなど悩んでしまうことも多いはず。
そこで今回の記事では、新居を探す上で最初に検討しなければならない賃貸にするか購入にするかについて、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。新居探しのポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

一緒に住み始めるタイミングは人それぞれ!

カップルが机の前で力を合わせて事務作業をしている

結婚したら一緒に住み始めるカップルが多いと思いますが、どのタイミングでいつから一緒に住み始めればいいのかと悩んでしまいますよね。
「ゼクシィトレンド調査2023(全国推定値)」によると、一緒に住み始めたタイミングは「結婚する前」が46.2%、「結婚が決まった後から挙式、披露宴・ウェディングパーティーまでの間」が42.2%、「挙式、披露宴・ウェディングパーティーの後」が5.3%という結果に。約半分の人が結婚する前から同棲をしていたようですね。同棲していなくても、結婚が決まってから結婚式までの間に住み始めるという人が多いようです。
参考データ:ゼクシィ結婚トレンド調査 2023:一緒に住み始めたタイミング

一緒に住み始めるタイミングは、おふたりの状況や親御さんの意向などによって人それぞれ。引越しに伴って準備やさまざまな手続きがあるので、おふたりにとって一緒に住み始めるベストなタイミングがいつなのかをよく話し合ってみるといいでしょう。

いつから新居を探し始めればいい?

シックなオフィスの黒いテーブルが上に置かれたノートパソコン

新居を探し始まるタイミングとしては、結婚式の日を基準に考えるのがおすすめ。結婚式の3ヶ月前までに一緒に住み始めると良いといわれているので、結婚式の半年前くらいから新居を探し始めるといいでしょう。そうすれば焦らず余裕を持って新居を探せて、結婚式の準備と引越し準備が重ならずスムーズに進められるはずです。

新居は賃貸?購入?メリット・デメリットをご紹介!

モノトーンでコーディネートされた部屋に置かれたソファーとその後ろでこちらを見ている猫

新居を探し始めるときにまず考えなければならないのが、賃貸なのか購入するのかという新居の形態についてです。やはり最初は賃貸に住むという人が多いようですが、マンションや戸建てを購入している人もいます。
では、賃貸と購入ではそれぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

賃貸の場合

メリット

状況に合わせて引っ越しができる
青空の下にたたずむ、おしゃれなマンション

結婚してすぐはおふたりの生活状況がしっかり確定していないことが多いですよね。賃貸は購入に比べると気軽に引っ越しできるのがメリット。おふたりの仕事や環境に合わせて住み替えしやすくなっています。万が一ご近所トラブルが起きてしまった場合にも、すぐに引っ越しできるので安心ですね。
購入に比べて手続きも早くでき、入居までもスムーズなので転勤が多い人などにおすすめです。

さまざまな費用が安く抑えられる

賃貸の場合、購入に比べて最初にかかる費用を安く抑えられるのも魅力。先ほどもお伝えしたように新居に住み始めるのは結婚式の3ヶ月前がおすすめです。しかし、ちょうどその時期は結婚式や新婚旅行などさまざまなことにお金がかかりますよね。購入になると初期費用などで100万円以上必要になることも。賃貸であれば初期費用はそこまでかかりませんし、物件数が多いので予算以内で住める物件を探すこともできます。
また、賃貸の場合はメンテナンス費用がかからないため、基本的に家賃と管理費だけを支払えばいいのもメリットですね。

デメリット

リフォームやDIYなどができない
白いペンキとはけ

賃貸の最大のデメリットとしては、自分たちの物ではなく借りているものなので自由に手を加えることができないという点です。賃貸住宅は退去するときに最初の状態に戻さなければならない「原状回復義務」があります。そのため、壁や床に傷をつけないように気を付けながら生活しなければなりません。
また、賃貸住宅は間取りや内装がシンプルなケースが多くなっています。家を自分好みにしたい人には、自由に手を加えられない賃貸住宅は向いていないかもしれませんね。

資産にならない

購入とは違って賃貸は何年も家賃を支払っていても、自分たちの物にはなりません。将来性がなく資産にならないというのも賃貸のデメリットといえるでしょう。

購入の場合

メリット

資産になる
積み上げられた10円玉の上から植物の芽が出ている

購入する場合の最大のメリットは、家が自分たちの資産になることです。購入する物件の価格や住宅ローンの組み方にもよりますが、月々の支払いが家賃と変わらない金額で持ち家を手に入れることができます。一戸建てを購入した場合は土地も資産になり、建て替えなど長期にわたって資産形成可能です。
もしも転勤などで住み続けられなくなった場合は、賃貸として人に貸し出して家賃収入を得ることもできますよ。

家を自由にアレンジできる

購入した住宅であれば、自分好みにアレンジできるのもメリット。一戸建てで注文住宅を選べば、間取りや壁紙、設備など全て自分たちで選択できます。建売住宅の場合でも内装を自由にアレンジできるので、DIYが好きな人などにおすすめです。
マンションを購入した場合、リフォームなど大きく手を加えるときは制限がある可能性も。あらかじめどこまでアレンジしていいのか確認しておくといいですね。

設備が整っている
仲良くパスタ料理を作っているカップル

購入する場合は賃貸の住宅よりも設備や環境が整っていることが多いのも魅力。長期にわたって快適に住めるように建物の構造や材質、住宅設備などのグレードが高いことが多くなっています。
また、マンションの場合はセキュリティがしっかりしているなど管理体制が整っていることが多いのもメリット。メンテナンスも行ってくれるので自分たちでやる必要がないのも嬉しいですね。

デメリット

初期費用が高い、メンテナンス費用がかかる

住宅を購入する場合、初期費用が高額なのである程度まとまったお金を用意する必要があります。結婚式やハネムーンなどでお金がかかる時期に、かなりのお金が必要になるため予算を組むのが難しいことも。新居にお金をかけすぎて結婚式が質素になってしまうということがないように、しっかり予算の計画を立てるようにしましょう。
また、一戸建ての場合メンテナンスなども全て自分たちで行わなければなりません。設備が壊れてしまったり、住宅を維持するためにメンテナンスしたりとさまざまな費用がかかります。メンテナンスにかかる費用も高額なので、あらかじめ積み立てておくなど対策をしておくといいですね。

引っ越しが簡単にはできない
使い古された革のトランクケース

近隣トラブルや転勤などで引っ越さなければならなくなったとしても、簡単には引っ越しできないのが購入する場合のデメリット。売却するとしてもなかなかスムーズに進まず、時間がかかることもあります。気軽に住み替えできないということを頭に入れておきましょう。

結婚してすぐの状態からライフスタイルが変化する可能性も

結婚してすぐの新婚の状態では、なかなかこの先の状況を全て予想するのは難しいもの。家族構成が変わったり仕事の状況が変わったりと、新婚時点では確定できないことがたくさんあります。将来を見据えて住宅を購入するのが難しいというのもデメリットのひとつですね。

新居選びのポイント

手をつなぎ、仲良くコーヒータイムを過ごすカップル

賃貸or購入、どちらの場合でも新居を選ぶときにチェックして欲しいポイントがいくつかあります。ここでは、それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。

おふたりの優先順位を明確に

新居を選ぶにあたって、大切にしたいことや絶対に譲れないポイントは人によって異なります。「通勤時間が短い方がいい」「部屋の広さを重視したい」「システムキッチンは絶対」など、お互いの新居でこだわりたいポイントを出し合いましょう。
「おふたりの理想が詰まった完璧な物件」は探してもなかなか見つからないことが多いです。こだわりたいポイントに優先順位をつけて、お互いの意見をすり合わせながら新居を探していくとスムーズに進みますよ。

必要な間取りを確認

ベッドの上でくつろぎながら、ピザを食べさせ合うカップル

おふたりの持ち物の量や生活スタイルによって必要な間取りは異なります。
賃貸の場合はこの部屋にどれくらいの期間住む予定なのか、子どもができたらどうするのかなど将来を想定しながら間取りを決めると◎。夫婦2人であれば1LDKや2LDK、子どもができてからも住み続ける予定であれば2LDKや3LDKの間取りが良いでしょう。
住宅を購入する場合は、この先最大何人で住む可能性があるのかを話し合っておく必要があります。子どもが欲しいのであれば何人くらいを考えているのか、親と同居する可能性はあるのかなど将来を見据えて間取りを検討するといいですね。

生活のしやすさをチェック

新居を探すときに、場所や立地、周辺環境もチェックしておくのがおすすめです。通勤時間はどれくらいなのか、治安はいいのか、買い物に便利な場所なのかなど生活のしやすさも新居選びには重要なポイントになってきます。また、子どもができたときのことも考える場合は、周辺に公園や子育てに便利は施設があるかどうかなども確認しておくといいでしょう。

物件選びはできるだけふたりで

高層ビルに向かい、指でファインダーの形を作り、覗き込んでいるカップル

仕事が忙しくてなかなかふたりの予定が合わないという人もいるでしょう。インターネットなどで物件を探すのはどちらか一方でも良いですが、おふたりの条件に当てはまる物件が出てきたらできるだけふたりで内覧に行くのがおすすめ。実際に見てみないと分からないこともありますし、話を聞いただけでは伝わりにくいこともあります。住んでから「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないよう、できるだけおふたりで物件を見に行ってくださいね。
また、物件探しに行き詰ったときは実際に不動産会社の店舗に足を運んでみるのがおすすめ。インターネット上には掲載されていない物件を紹介してくれたり、条件やこだわりを伝えるだけで専門スタッフがおすすめの物件をピックアップしてくれたりしますよ。

まとめ

この記事では新居探しのコツについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
新居を探し始めるときにまず考えなければならないのが賃貸か購入かという点です。
ご紹介したようにそれぞれメリットやデメリットがあるので、将来を見据えながらおふたりでよく話し合って決めてくださいね。
また、新居を探すときにいくつかの大切なポイントがあります。住んでから後悔しないためにも、新居選びは慎重に行うようにしましょう。
素敵な新婚生活をスタートさせるために、おふたりにぴったりな新居を見つけてくださいね。