【職場への結婚報告】会社の上司・同僚への結婚報告の順番や内容は!?

ピンクや白、黄色等の花に囲まれて置かれている真っ白なメッセージカード

前回の記事「【新居探しのコツ】賃貸?購入?メリット・デメリットは?新居探しのポイントをご紹介」では、新居を探す上でのコツをご紹介しました。
今回の記事では結婚準備スケジュールの中の「会社・友人・親戚などへ結婚報告」から職場への結婚報告に焦点をあててみていきましょう。また、以前にも【結婚報告のマナー】結婚の報告と式招待のマナーと気をつけるポイントという記事を公開していますので、あわせて読んでいただくとより結婚報告について知っていただけると思います。

結婚することが決まったら、友人や親族だけではなく職場にも報告が必要です。
「結婚することが決まったけど、いつ会社に言えばいいんだろう?」
「誰からどの順番で伝えればいいの?」
「職場の人にメールで報告するのはアリ?」
などさまざまな疑問が出てきている人もいますよね。

そこでこの記事では、職場へ結婚報告するときの順番やポイントについてご紹介します。上司への結婚報告の内容や結婚報告の方法についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも職場への結婚報告は必要?

オフィスの窓際で職場の同僚とにこやかに話し合っている

「結婚はプライベートな内容だし、改まって報告する必要あるのかな?」とためらってしまう人もいるでしょう。しかし、職場への結婚報告はとても大切なことなのです。
結婚は人生の中でもかなり大きなイベントであり節目になるものですよね。そんな重要なライフイベントを報告しないとなると、上司や同僚に「信用されていないのかな…」「そこまでの関係ではなかったのかも」など残念な気持ちにさせてしまう可能性も。信頼関係を築き長く付き合っていきたいのであれば、職場への結婚報告は必ず行うようにしましょう。
さらに、職場の人に結婚報告をするメリットとして結婚式の準備や新婚旅行のための長期休暇など配慮してもらいやすくなるというのもあります。転勤や部署異動の時期などを結婚のタイミングとずらすように配慮してくれることも。また、氏名や住所変更、保険や年金の手続きなどを行う上でも結婚報告は重要です。会社に結婚の届けを提出すれば手続きしてくれるので、結婚報告と共に必要な手続きについても確認するといいですね。

結婚報告をするタイミング

スケジュール帳と金色のボールペン

職場への結婚報告をする時期としては、入籍の3~4ヶ月前がおすすめです。入籍よりも早めに伝えておくことで、会社での手続きがスムーズに進められます。新婚旅行などを考えている場合は、会社側が長期休暇に伴うシフト調整などを行う時間が十分あるので、休暇を取りやすくなるというメリットもありますね。
また、結婚式を予定していて職場の人を招待したいときは、3~4ヶ月前に結婚報告と共に結婚式に招待したい旨を伝えるのがベスト。結婚式を人気のシーズンに行うときは日程が重なることもあるので、スピーチなどをお願いしたい場合はより早めに伝えるといいでしょう。
ただし、プロポーズ直後など早すぎる結婚報告は避けた方が◎。結婚が延期になるなどのトラブルが起きたときに気まずくなってしまう可能性があります。
また、結婚式や新婚旅行を予定しておらず入籍のみであれば、入籍の1ヶ月前に職場へ結婚報告をすればOKですよ。

結婚報告をする順番と報告するときのポイント

オフィスで仕事をしながら、にこやかにコミニケーションをとっているシーン

職場に結婚報告をする時期を決めたら、次に考えたいのが結婚報告をする順番です。上司や同僚などさまざまな立場の人がいる職場での結婚報告は、順番が重要になってきます。基本的には、直属の上司→その上の上司→先輩→同僚・後輩の順番で報告するようにしましょう。
では、結婚報告をするときはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。相手別に気を付けるべきポイントをご紹介します。

直属の上司

結婚にともなう休暇を調整するなど仕事への影響が大きいため、1番最初に直属の上司に結婚報告をするようにしましょう。その際に結婚式への列席やスピーチなどをお願いするのもいいですね。
また、直属の上司にその後の報告の順番をどうすればいいのか相談するのがおすすめ。「朝礼のときにみんなに報告しよう」「社長には報告しておくよ」など具体的に指示をくれることがあります。

先輩・同僚・後輩

オフィスでのミーティング中に笑顔と同僚で話し合っている

先輩や同僚への結婚報告は、直属の上司への報告が終わった後にするようにしましょう。仲良しの同期などに先に言いたくなってしまう気持ちは分かりますが、上司がうっかり人づてに聞いてしまった場合に気まずくなったり気分を害してしまったりすることも。どうしても同期に結婚報告をしたいときや口を滑らせてしまったときは、「上司に報告するまでは他の人には内緒にしてね」とお願いしておくといいでしょう。

総務・人事担当者

報告をする順番は特に気にしなくても大丈夫ですが、結婚に関する手続きを行ってくれる総務や人事担当者への報告も忘れずに行うようにしてください。名字が変わったのであれば保険証や年金手帳の名義変更、年末調整などさまざまな手続きが必要になります。会社によって必要な手続きや書類が異なるので、結婚報告と共にこの後どうすれば良いのか担当者に確認するようにしましょう。

取引先

社外の取引先の人への結婚報告は、基本的には不要です。結婚報告をしてしまうと「何か結婚祝いを贈った方がいいかな」など相手に気を遣わせてしまう可能性があります。
ただし、入籍して名字が変わり仕事でも新しい名字を使う場合は、相手を混乱させないためにも結婚報告をするのがおすすめ。取引先とのやりとりは個人だけの問題ではないので、上司に相談しながら進めるようにしてくださいね。

上司に結婚報告をするときに伝える内容!

スマホとノートパソコンを開け、ノートパッドに青いペンで文字を書こうとしている女性

ここでは、職場の上司に結婚報告をするときに伝えるべき内容についてご紹介します。上司から聞かれることもあるので、事前にふたりでよく話し合っておくとスムーズですよ。

今後の働き方について

結婚を機に働き方を変えたいと考えている人は、結婚報告の際にしっかりと意向を伝えるようにしましょう。結婚後も変わらずフルタイムで勤務したい、正社員からパートに変更したい、退職希望など人によってさまざまです。どのように働きたいのか希望を伝えておくと安心ですね。

結婚式の予定

白いリボンで結ばれたメッセージカード

結婚式や披露宴を行うかどうか決まっていれば、結婚報告のときに伝えられるといいでしょう。結婚式に招待したい場合は、結婚式の日時や会場まで報告できるとよりスムーズに話が進みます。
結婚式をしない場合も、結婚報告のときにそのことをはっきりと伝えた方が◎。「結婚式に招待されるのかな?」と相手が気にすることもあるので、「ウェディングフォトだけ撮影する予定です」「身内だけの結婚式を行う予定です」などしっかり伝えておくといいですね。

名字や住所変更について

結婚して名字が変わる場合は、職場で新しい名字を使うのか旧姓のままで働くのかについて結婚報告のときに上司に伝えましょう。新しい名字を使う場合は、名刺やネームプレートなどさまざまな事務手続きが必要になります。会社によっては入籍後は新姓に変更しなければならないなどの規則があることもあるので、事前に確認しておくと安心ですね。
結婚にともなって住所が変更になる場合も、結婚報告のときに伝えるようにしてくださいね。

結婚休暇などの希望

新婚旅行に行くなど結婚にともなって長期休暇や結婚休暇を取得したい人は、結婚報告のときに意向を伝えてください。結婚休暇の制度は会社によってさまざまで「入籍から1年以内に取得する」などルールが定められているので、上司や先輩などにしっかり確認しておくといいでしょう。
結婚休暇の制度がない場合も、有給を使って長期休暇をとりたい場合は結婚報告のときに伝えておくとスムーズですね。

結婚報告の方法

オフィスの窓際で笑顔で同僚の男性に話しかけている女性

結婚報告はどのような方法で行えばいいのでしょうか。
ここでは、結婚報告の方法と注意ポイントをご紹介します。

結婚報告は「直接会って報告」が基本

職場で結婚報告をするときは、直接会って報告するのが基本マナーです。特に上司や結婚式に招待したいと考えている人には、直接会って報告するようにしましょう。

どうしても会えない場合はメールも可

オフィスでノートパソコンに向かって仕事をしている女性

遠方だったり報告したい人が多かったりする場合は、メールで結婚報告をしてもOKです。メールで伝えるときは、一斉メールではなく個別にメールをした方が丁寧な印象を与えられるのでおすすめ。その際に「本来は直接会ってご報告するべきところなのですが、メールでのご報告となり申し訳ございません」など一言添えておくといいですね。
職場内でのことなので、結婚報告をメールでしていいかどうか上司に事前に確認し、文面もチェックしてもらえるとより安心です。

朝礼で一斉に報告するパターンも

上司に結婚報告をした後、朝礼などみんなが集まる場面で結婚報告をするケースもあります。朝礼での結婚報告は、直接顔を見て一斉に伝えられるのがメリットですね。入籍はいつするのか、今後仕事をどうするのかなど伝えられるといいでしょう。

結婚報告に関するQ&A

最後に、結婚報告に関してよくある疑問にお答えします!

Q:結婚報告はどの時間帯で行うべき?

職場で笑顔いっぱいで話し合っている中年の男性

A:できるだけ業務時間外に!
結婚報告はプライベートな内容になるので、できるだけ始業前や終業後、休憩時間などの業務時間外に行うのがおすすめです。職場によっては忙しい時期や時間帯があるので、なるべく忙しくなくゆっくり時間が取れそうな時に報告するようにしましょう。
社内で面談がある場合は、タイミングが合えばその時に報告するのもいいですね。

Q:職場内結婚の場合、気を付けることは?

A:なるべく同じタイミングで報告しよう
職場内で結婚する場合は、それぞれの上司への結婚報告は同じタイミングで行うようにしましょう。その後、相手の上司にもふたりで一緒に挨拶に行くとより丁寧な印象になります。

Q:上司となかなか会えない場合、メールで報告してもいいの?

ノートパソコンとiPhone

A:どうしてもタイミングが合わない場合はOK!
先ほどもお伝えしたように、上司への結婚報告は直接が基本です。しかし、上司の外出や出張が多い場合は、なかなか上司に会えないこともありますよね。直接報告することにこだわりすぎて、結婚報告が遅くなってしまうのはNG。直接報告できない理由があるときは、とりあえずメールで報告しても大丈夫です。その際には「後日改めてお時間のある時にご報告させてください」という一言を添えるといいですね。

まとめ

職場への結婚報告についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
ご紹介したように、職場の人に結婚報告をするときには気を付けて欲しいポイントがいくつかあります。
結婚報告のマナーを守って誠実な対応ができれば、今後の職場での関係性もより良い方向に向かっていくはずです。
結婚報告の大切なポイントを抑えて、みんなに祝福してもらえる素敵な結婚報告をして
くださいね。

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