【親族への結婚報告】報告のタイミングは?どこまで行う?報告方法についてもご紹介!
前回の記事「【友人への結婚報告】報告するタイミングは?方法や気を付けるポイントをご紹介!」では、友人に結婚報告するタイミングや方法についてご紹介しました。
今回の記事では、親族への結婚報告に焦点を当ててみていきましょう。
結婚が決まったら職場や友人だけではなく、親族にも報告をする必要があります。
「親族といってもどこまでに報告するべき?」
「親族に自分で報告していいのかな?」
「親族にどうやって報告すればいいの?」
など、結婚報告をしようと思ったものの、さまざまな疑問が出てきて困っている人もいますよね。
そこでこの記事では、親族への結婚報告のタイミングや声をかける親族の範囲、誰が声をかけるべきなのかなどを詳しくご紹介します。結婚報告の方法についてもケース別にご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
親族への結婚報告のタイミングはいつ?
親族への結婚報告をどのタイミングで行うのは、結婚式を挙げるかどうかによっても異なります。
結婚式を挙げる場合
結婚式を挙げる場合は、遅くても結婚式の3ヶ月前までに報告するようにしましょう。できれば、結婚式の日取りなどが決まった段階で報告するのがおすすめ。親族が遠方の場合は宿泊先を手配したり着物の用意をしたりなどの準備が必要なことがあります。予定を空けておいてもらうためにも、なるべく早めに報告するといいでしょう。
親しくしている親族であれば結婚式の有無に関わらず、結婚が決まったタイミングで報告するのもいいですね。
結婚式を挙げない場合
結婚式を挙げない場合や結婚式は家族のみで行うときは、結婚が決まって両家顔合わせや結納が終わった頃に結婚報告するのがおすすめです。結婚式を行う場合ほど厳密に考える必要はありませんが、お祝いごとなのであまり報告が遅くならない方が良いでしょう。
結婚報告をする時は、結婚式は挙げない旨をしっかりと伝えるようにしてくださいね。
親族への結婚報告はどこまで声をかける?
親族へ結婚報告するときに、悩んでしまうのが親族のどこまで声をかければいいのか?
報告する順番は決まっているのか?という点ですよね。
まず前提として、親族との関係は各家庭によってさまざまなのでどこまで声をかけるのかは親御さんと相談して決めるようにしましょう。一般的には、祖父母や叔父叔母、いとこに結婚報告することが多いようです。いとことなかなか会えない場合や連絡先を知らない場合は、叔父叔母に報告すれば自然に伝わるはずなのでそこまで厳密に考えなくてOK。結婚式をするかどうかに関わらず、近しい親族である祖父母と叔父叔母には結婚報告をするようにしてくださいね。
また、報告する順番としては、自分たちに1番近い親族から声をかけるのが一般的です。そのため、祖父母→叔父叔母→いとこの順番で結婚報告するのが良いでしょう。
親族への結婚報告は誰が行う?
結婚報告は自分たちで行うものなので、上司や友人への結婚報告と同様に親族にも基本的には本人から報告するのが良いでしょう。特に、祖父母への結婚報告は孫である本人から伝える方が喜ばれますよ。
ただし、叔父叔母への結婚報告は関係性にもよりますが、本人ではなく親御さんから伝えてもらった方が自然なケースもあります。昔ながらの慣習が強い地域などでは、結婚は家と家の繋がりであるという考えを持つ親族がいることも。その場合は家の代表として親御さんが親族へ連絡をすることが多く、本人からの結婚報告は不要としているケースもあるのです。
各家庭によって考え方はさまざまなので、どのように親族へ結婚報告をすれば良いのか事前にしっかりと親御さんに確認しておくようにしてくださいね。
親族への結婚報告の方法【結婚式を挙げる場合】
結婚式を挙げる場合の親族へ結婚報告をするときの方法としては、
- 直接会って報告する
- 電話で報告する
- ハガキで報告する
の3パターンあります。それぞれについてみていきましょう。
直接会って報告する
1番丁寧な報告の仕方なので、近場に住んでいる親族や親しく付き合いのある親族にはなるべく直接顔を見て結婚報告するのがおすすめです。直接会って報告すればより結婚を喜んでもらえますし、礼儀正しい印象を持ってもらえますよ。直接会って報告するときは、相手の自宅に訪問するパターンが多いようです。
自宅へ訪問するときには、マナーとして注意しなければならないポイントがあります。
相手の都合を確認してから訪問する
親しい仲の親族だとしても、突然訪問されたら相手は困りますよね。結婚報告に行く前に都合の良い日を確認して、訪問する日時をしっかりと決めてから行くようにしましょう。
結婚報告にふさわしい服装を心がける
親御さんへの結婚挨拶ではないのであまり堅苦しくする必要はありませんが、結婚報告をするときは結婚報告にふさわしいそれなりの服装にするのがおすすめです。女性であればワンピースなどのきれいめな服、男性はネクタイまで着用する必要はありませんがジャケットを羽織るなどしっかりめの服装を心がけるとより好印象ですよ。
手土産を用意する
相手の家に訪問するので、手土産を持参するのがマナーです。高価なものを用意する必要はないので、地元の名産品や食べやすそうなお菓子などの手土産を用意するようにしましょう。
手土産の価格について
結婚報告の挨拶まわりでは、親族との関係性に応じて適切な価格帯を選ぶことが大切です。両親・祖父母には特に丁寧な選択が求められ、10,000円以上の品を選ぶのが一般的です。叔父叔母には中程度の価格帯、いとこなどには少し控えめな価格帯が適切とされています。これは単に金額の問題ではなく、親族関係における礼儀と感謝の気持ちを表現する手段となります。
両親・祖父母向け(10,000円〜15,000円程度)
- 高級和菓子の詰め合わせ
- 老舗の羊羹セット
- 高級茶葉とお菓子のセット
両親・祖父母への手土産は、格式や伝統を重んじた選択が望ましいです。老舗の銘店で購入した和菓子や、最高級の茶葉などは、結婚報告という人生の大きな節目にふさわしい品格を備えています。また、これらは日本の伝統的な贈答品として広く認められており、フォーマルな場面に相応しい選択となります。
叔父叔母向け(5,000円〜8,000円程度)
- 地域の名産品詰め合わせ
- 焼き菓子アソート
- コーヒーや紅茶のギフトセット
叔父叔母への贈り物は、やや格式ばらない、より日常的に楽しめるものを選ぶとよいでしょう。特に、お住まいの地域の特産品や、家族で楽しめる洋菓子などは、親しみやすさと感謝の気持ちを上手く表現できます。また、コーヒーや紅茶などのギフトセットは、普段の生活の中で思い出とともに楽しんでいただけます。
いとこなど向け(3,000円〜5,000円程度)
- 洋菓子の詰め合わせ
- ドリップコーヒーセット
- お茶菓子セット
比較的若い世代が多いいとこへは、現代的でカジュアルな印象の品を選ぶのがおすすめです。お洒落なパッケージの洋菓子や、手軽に楽しめるドリップコーヒーなどは、若い世代にも喜ばれやすい選択となります。ただし、あまりカジュアルすぎない、ギフトとしての品格は保つように注意が必要です。
手土産を選ぶポイント
- 持ち運びやすく、日持ちするものを選ぶ
- 高級感のある包装のものを選ぶ
- 季節感のあるものを選ぶ
- 食べ物なら、みんなで分けやすいものが望ましい
手土産選びは、単なる贈り物以上の意味を持ちます。結婚という人生の大きな節目を報告する際の手土産は、感謝の気持ちと共に、新しい家族の一員となる誠意を示す大切な要素となります。そのため、価格だけでなく、贈る相手との関係性、季節感、実用性なども考慮して選ぶことが重要です。また、包装や持参の際の作法にも気を配ることで、より丁寧な挨拶まわりとなるでしょう。
親しき仲にも礼儀ありというように、いつも交流があり仲の良い親族であってもしっかりとした対応を心がけましょう。
その他にもお正月付近や法事などがあり親族が集まる機会があるときは、その時に結婚報告するパターンもあります。親族の顔を見てまとめて報告できるのが良いですね。
電話で報告する
できるだけ直接会ってお伝えするのが基本ですが、遠方に住んでいる親族や、普段あまり関わりのない親族には、電話での報告も適切な方法の一つです。電話で報告するときも、相手の都合の良い日時を聞いておくと◎。
電話での結婚報告を行う際は、まず相手の生活リズムを考慮し、都合の良い時間帯を選ぶことが大切です。平日であれば夜の19時から21時頃、休日なら10時から20時頃が望ましいでしょう。また、食事の時間は避けるなど、細やかな配慮も必要です。
電話の結婚報告の流れ
- 「○○おばさん(おじさん)?今お時間ちょっとある?」など、気軽な挨拶から
- 「実は、私結婚することになったんだ」と、素直に報告
- 「こんな感じの人なんだけど…」と、お相手のことを自然な言葉で説明
会話の中で、結婚相手の名前や年齢、どんな人なのか、どうやって出会ったのかなど、親族だからこそ興味があるような話題を中心に伝えましょう。また、結婚式の予定が決まっていれば、それも合わせて伝えると良いでしょう。
もし、電話の相手が忙しいようであれば、「じゃあ、また改めて詳しく話させてね」といった具合に、自然な形で後日の約束を取り付けましょう。親族との会話なので、堅苦しくならないよう心がけることが大切です。
また、電話での報告後は、結婚式の案内状や新居の住所変更のお知らせなど、改めて書面での連絡をすることで、より丁寧な報告となります。電話では伝えきれなかった詳しい情報も、この機会に合わせて伝えることができます。
特に年配の親族への報告の場合は、ゆっくりと話すことを心がけ、必要に応じて「また電話するね」と複数回に分けて情報を伝えることも良いでしょう。親族への報告は、結婚という大切な報告と同時に、久しぶりの近況報告の機会にもなります。気負いすぎず、自然体で会話を楽しむ気持ちで臨むことをお勧めします。
ハガキで報告する
叔父叔母やいとこよりも関係性の薄い親族への結婚報告は、ハガキで報告する方法もあります。その場合は、結婚式や入籍後に送るのが一般的。年賀状や暑中見舞いなどのタイミングで送るとさりげなく報告することができます。
はがきでの結婚報告は、直接の面会や電話での報告に比べてより気軽な方法として選べます。特に普段から年賀状程度のやり取りしかない親族への報告に適しています。
はがきで報告する際のポイント
- 文面は簡潔に、でも丁寧に
- 結婚相手の名前と結婚時期は必ず記載
- 新居の住所変更がある場合は、新住所も忘れずに
- 差出人の連絡先も明記
はがきでの報告は、形に残るので、文面は必ず読み返してから投函するようにしましょう。また、連名の場合は、夫婦の連名で送ることで、より丁寧な印象となります。宛名書きも丁寧に行い、できれば筆ペンなど改まった筆記具を使用することをお勧めします。
手軽でありながらも形として残る方法です。相手との関係性に応じて、文面の格式や伝える情報を調整することで、適切な報告となります。
親族への結婚報告の方法【結婚式を挙げない場合】
次は、結婚式を挙げない場合の結婚報告の方法をみていきましょう。結婚式を挙げない場合の結婚報告の方法としては
- 挨拶回りをする
- ハガキで報告する
- 食事会などを開催する
の3パターンあります。
挨拶回りをする
結婚式を挙げない場合、親族への結婚報告の方法として挨拶回りをしたという先輩カップルが多いようです。挨拶回りとは、おふたりで親族の家を1軒1軒回って結婚の挨拶をすること。挨拶回りをすると相手の家に気を遣わせてしまうこともあるので、挨拶回りする必要があるかどうか親御さんに確認してから行うようにしましょう。
挨拶回りをすることで直接会って結婚報告ができるので、礼儀正しく丁寧な印象につなげることができます。特に祖父母には電話などではなく、直接会って報告できる挨拶回りをすると喜ばれますよ。
ハガキで報告する
あまり付き合いのない親族や遠方に住んでいる場合は、ハガキで結婚報告してもOKです。その際には、どの親族にハガキで送れば良いのか自分で判断するのではなく、親御さんに確認する方が安心。結婚式を挙げない場合の結婚報告ハガキは、入籍から1~3ヶ月後に出すといいでしょう。結婚相手の顔を知って欲しいときは、旅行先などで撮ったおふたりの写真をハガキにのせるといいですね。
食事会などを開催する
親族を招待してささやかな食事会を行う方法もあります。結婚式のように盛大には行わないので、費用もそれほどかからずに行えますよ。親族が喜んでくれそうな美味しい料理を用意すると◎。結婚相手のことも紹介できるので、仲が深まりますね。
また、両家の親族を招待して食事会を開く人もいます。家同士のつながりができて、良い交流の場になるかもしれませんね。
結婚報告のときに何を話せばいいの?
親族への結婚報告をするときに、どんなことを話せばいいのか悩んでしまいますよね。結婚報告のときに伝えておくべき内容は以下の通りです。
- 結婚すること
- 結婚相手について
- 結婚式への参加のお願い
- 結婚式の日時、会場
あまり時間がないときは省いてもOKですが、結婚相手の年齢や出身地、職業など簡単なプロフィールを伝えるのもいいでしょう。
結婚式についてしっかりと決まっていない場合は、大体の時期などを伝えて出席して欲しい旨を伝えておくと◎。乾杯などをお願いしたいと考えているのであれば、結婚報告のときに直接お願いしておくようにしてくださいね。
すぐに使える!親族への結婚報告の例文
親族に結婚報告をするときに使える例文をご紹介します。いくつかのパターンをご紹介していますが、電話やハガキなど報告の方法によって自由にアレンジできるのでぜひ使ってみてくださいね。
直接会って報告する(結婚式を挙げる場合)
じつは、このたび結婚することになりました。
相手は高校時代の同級生で○○さんという人です。
入籍は○月頃を予定していて、結婚式は秋くらいに行おうと思っています。
ずっと見守ってくれていた叔父さん叔母さんには相手のこともしっかり紹介したいし、ぜひ結婚式に参加してもらえたらと思っています。
結婚式の詳細が決まったら、改めて招待状を送らせてもらいますね。
これからも変わらずよろしくお願いします。
挨拶回りで報告する(結婚式を挙げない場合)
このたび、結婚することになったので報告させていただきます。
彼は会社の同僚で○○さんと言います。
入籍は○月頃を予定していますが、結婚式は今のところ行わない予定です。
ふたりで力を合わせて頑張っていくので、これからもどうぞよろしくお願いします。
ハガキで報告する場合(年賀状と共に)
あけましておめでとうございます
ご報告が遅れましたが
私たちは昨年○月○日に婚姻届を提出し結婚いたしました
ふたりで初めての新年を迎えております
本年もよろしくお願い申し上げます
まとめ
この記事では親族への結婚報告についてご紹介しました。
親族といっても祖父母など近い関係の人から、あまり会う機会のない遠い親族までさまざまな人がいます。
ご紹介したように親族との関係性や風習などによっても結婚報告の方法が変わってくるので、まずは親御さんに確認することが大切です。
親族とは長い付き合いになるので、今後良い関係を築いていくためにも良い印象を与えられるように素敵な結婚報告にしてくださいね。