【ビーチウエディングの魅力】スタイルの違いやメリット・デメリット、よくある質問まで
前回の記事「【ガーデンウエディング】メリット・デメリットから失敗しない会場選びのコツまでご紹介!」では、ガーデンウエディングのメリット・デメリットや成功させるコツなどについてご紹介しました。
今回の記事では結婚式スタイルのひとつ、「ビーチウエディング」についてみていきましょう。
ビーチウエディングはきれいな海と白い砂浜に囲まれて、開放感溢れる空間の中で行う結婚式のスタイルです。
ビーチウエディングに憧れてはいるものの
「ビーチウエディングってどんな結婚式?」
「ビーチウエディングのデメリットは?」
「どんなドレスが合うのかな?」
など、さまざまな疑問を持っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、ビーチウエディングのスタイルやメリット・デメリットをご紹介します。記事の後半ではよくある質問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ビーチウエディングとは?
ビーチウエディングとは、その名前の通りビーチで行われる結婚式のことです。青い海と白い砂浜という最高のロケーションの中、開放感溢れる結婚式が挙げられると人気があります。ビーチウエディングと聞くと海外をイメージする人が多いかもしれませんが、ハワイなど海外だけではなく国内でもビーチウエディングを挙げることができますよ。人とは違った結婚式にしたい人や、非日常的な空間で結婚式を挙げたい人におすすめの結婚式スタイルです。
ビーチウエディングにもいろいろなスタイルがある
ビーチウエディングには決まった形がないので、おふたりで自由に決められるのも魅力のひとつ。とはいえ、どのように決めればいいのか悩んでしまいますよね。ここでは、代表的なビーチウエディングのスタイルをご紹介します。
挙式のみビーチで
ビーチで挙式だけを行い、その後はレストランやホテルなどでパーティーや披露宴をするシンプルなスタイルです。ゲストの中にご年配の方や小さな子供連れの方、妊婦さんなどがいる場合にはこのスタイルがおすすめですよ。
挙式&パーティーをビーチで
挙式とパーティーの両方をビーチで行うスタイルです。挙式の後にそのままビーチに設営されたテントなどで食事やパーティーを楽しめるので、非日常的な空間を存分に味わうことができます。ビーチウエディングを思いっきり楽しみたい人におすすめです。
チャペルで挙式後、ビーチでパーティー
チャペルで挙式をした後、移動してビーチでパーティーを行うスタイルです。神聖で厳粛な雰囲気の中、挙式をしたい人におすすめ。ビーチでのパーティーは新郎新婦のおふたりもカジュアルなスタイルに着替えるなどメリハリを付けると、ゲストもリラックスした雰囲気の中でパーティーを楽しめますよ。
ビーチウエディングのメリット!
ビーチウエディングにはたくさんの魅力があります。他の結婚式スタイルでは叶えられないような、ビーチウエディングだからこそのメリットも。
ここではビーチウエディングのメリットについてみていきましょう。
開放的で非日常の空間を作り出せる
ビーチウエディングの最大のメリットは、開放感溢れるロケーションで非日常の空間を作り出せることです。青い海を眺めながらの結婚式は、自然とゲストをリラックスした雰囲気にしてくれます。ビーチウエディングは堅苦しい形式的な結婚式にはならないので、ゲストもおふたりも自然体で過ごせるのも魅力ですね。
結婚式を自由にコーディネートできる
ビーチウエディングは自由度が高いのもメリットのひとつ。マリンスタイルやナチュラル、トロピカルなど好みのテイストに合わせて結婚式を作ることができます。バージンロードの位置を海に向かう方向で作って幻想的な空間にしたり、BGMをあえて使わずに波や風など自然の音を聞きながらリラックスした雰囲気にしたりと思いのままにコーディネート可能です。
ビーチウエディングは時間帯によってもがらりと雰囲気を変えられるのもポイント。青空と白い砂浜などビーチの明るい雰囲気を思いっきり楽しみたい人は、昼間の結婚式がおすすめです。サンセットを眺めながら時間と共に変わっていく海を楽しみたい人は、夕方~夜にかけての結婚式にすると◎。ライトアップされた空間の中で、ダンスパーティーをしたりお酒を楽しんだりできますよ。
美しいロケーションの中で写真が撮れる
きれいな海と青い空、白い砂浜という自然に囲まれたロケーションで写真を撮影できるのも魅力。ロマンチックでフォトジェニックな写真を撮れます。開放的な空間の中での撮影になるので、自然体での写真が残せるのもメリット。フォトプロップスなど撮影用の小物を用意しておくとより映える写真が撮れますよ。
ゲストの記憶に残る結婚式が挙げられる
ビーチウエディングは非日常的な空間で感動的な結婚式になります。ビーチウエディングに列席したことがあるゲストはあまりいないはずなので、ゲストにとっても新鮮で記憶に残る結婚式になるでしょう。人とは違った結婚式にしたい、ゲストの心に刻まれるような結婚式にしたいという人におすすめです。
新婚旅行を兼ねて行くことも◎
ビーチウエディングと新婚旅行をセットにすることもできます。新婚旅行を兼ねることで、費用を安く抑えられるメリットも。ビーチウエディングと新婚旅行がセットになったプランも多く販売されています。
また、ビーチウエディングは基本的に現地に数日間滞在することが多いので、結婚式の雰囲気を長く楽しめるのも魅力。結婚式前後に家族や友人と観光や食事を楽しむなど、非日常的な空間をじっくりと味わえます。
ビーチウエディングのデメリット!
魅力がたくさん詰まったビーチウエディングですが、やはりデメリットもいくつかあります。ビーチウエディングを検討している人は、デメリットについてもしっかりと確認しておきましょう。
天候に左右されてしまう
ビーチウエディングは屋外で行うため、天候に左右されてしまうのが最大のデメリットです。雨が降ってしまった場合や風が強い日は、実施できないこともあります。天候が悪い場合は全て屋内での結婚式に変更するなど、どのようにするのか対策を練っておきましょう。場所によってはテントのサイド部分が閉められるようになっており、雨風をしのげるような構造になっていることもあります。
また、晴れている場合でも日差しが強すぎるときは熱中症や紫外線対策が必要です。地域によっては外に出られる気候ではないこともあるので、現地の気候を考慮しながら季節も選ぶ必要があります。
砂浜なので歩きにくい
ビーチウエディングは足元が砂浜になるので、歩きにくいというのもデメリット。靴の中に砂が入りやすくなるため、足元はサンダルが良いでしょう。服装も一般的な結婚式用の洋服にしてしまうと、ビーチに馴染まずに違和感のある雰囲気になってしまうことも。できればおふたりでドレスコードを決めて、カジュアルスタイルにしたり「アロハシャツ」を指定したりすると、ゲストも服装に迷うことなく安心できますよ。砂浜は服装が汚れやすくなるため、その旨も一言添えておくと親切ですね。
直接会って結婚式の打ち合わせする機会が少ない
海外や国内でも遠方の場合は、直接プランナーさんに会って打ち合わせをすることができないことがあります。電話やメールでの打ち合わせが主体になり、実物を見ることなく写真や映像などだけで決めていかなければならないことも。理想通りの結婚式にするためにも情報収集をしっかりと行い、プランナーさんとも密に連絡を取り合うようにするといいですね。
虫が苦手な人への配慮が必要
自然豊かな屋外での結婚式になるため、虫の存在は軽視できません。手入れの行き届いているビーチであっても、自然の中なのでどうしても虫は存在しています。虫が苦手という人にとっては1匹でも虫がいると負担になってしまう可能性も。虫よけ効果があるおしゃれなキャンドルを取り入れたり、テント内に人体に影響の少ない虫よけスプレーをしたりと何かしらの対策を考えておくようにしましょう。
ビーチウエディングならではの演出アイデア集
通常のウエディングとは一味違う、ビーチならではの魅力的な演出をご紹介します。波の音や潮風、美しい夕陽など、自然の要素を活かしながら、ゲストと一緒に思い出に残る特別な時間を作りましょう。ここでは、実際にビーチウエディングを挙げたカップルの体験談を交えながら、おすすめの演出アイデアをたっぷりとお伝えします。予算や規模に合わせて取り入れやすい演出から、思い切ったサプライズ演出まで、様々なアイデアを集めましたよ。
サンセットセレモニーの演出例
夕暮れ時の幻想的な空と海を背景にした演出は、ビーチウエディングの醍醐味です。時間とともに変化する空の色を活かした演出として人気なのが、キャンドルサービス。夕陽が沈む頃、ゲスト全員でキャンドルを手に持ち、幻想的な雰囲気を作り出します。また、LEDバルーンをゲストと一緒に空に放つフライングバルーンセレモニーも素敵ですよ。サンセット後は、波の音を聞きながらのファーストダンスやキャンドルナイトディナーなど、ロマンティックな演出で夜まで楽しめます。
砂浜でできるユニークな余興
砂浜という特別な空間だからこそできる、楽しい余興をご紹介します。人気なのは「サンドメッセージ」。ゲストみんなで砂浜に大きなメッセージを描き、ドローンで上空から撮影するという演出です。また、チーム対抗の砂の城づくりコンテストや、波打ち際でのフラダンスショー、夕暮れ時のファイヤーダンスなど、通常の結婚式では体験できない特別な余興で、ゲストも一緒に思い出作りを楽しめます。
海をテーマにした装飾アイデア
青い海と白い砂浜の美しい景色を引き立てる、おしゃれな装飾アイデアをご紹介。まずは会場装飾の定番、アーチやバージンロード。白やブルーを基調に、貝殻やヒトデ、サンゴなどのマリン素材を取り入れると◎。テーブルコーディネートは、波をイメージした曲線的なレイアウトや、グラデーションカラーのテーブルクロスで、より海を感じる雰囲気に。キャンドルやランタンを効果的に配置すれば、夕暮れ時からの演出も素敵です。
ビーチウエディングに映えるフォトスポット作り
一生の思い出となる写真を、より美しく残すためのフォトスポットづくりのポイントをご紹介。定番の波打ち際でのショットは、タイミングと構図が重要です。また、ヤシの木の下や岩場など、ビーチの様々な表情を活かしたスポット選びも大切。最近人気なのが「サークルアーチ」。大きな円形のアーチを設置し、中央でポーズを取るショットは、SNSでも話題になっています。夕暮れ時のシルエット撮影も、ビーチウエディングならではの素敵な一枚になりますよ。
ビーチウエディングに関するよくある質問に答えます!Q&A
ここでは、ビーチウエディングに関して特に多い質問にお答えします。ビーチウエディングを検討している人の参考になれば幸いです。
Q:ビーチウエディングに適した時期はいつ?
ビーチウエディングを挙げるエリアにもよりますが、せっかくのビーチなのでやはり寒い時期は避けるのがおすすめです。国内の沖縄などであれば、3月~10月頃が良いでしょう。
国内や海外問わず、移動のことなどを考えると春休みや夏休みなどの混雑するシーズンは避けた方が◎。可能であれば平日の結婚式にするとゆったりした時間を過ごせます。
Q:ビーチウエディングにおすすめのドレスは?
開放感溢れるカジュアルなビーチウエディングには、動きやすくシンプルなデザインのドレスがおすすめです。プリンセスラインのようにドレスの裾にボリュームがあるデザインは、歩きにくい砂浜ではさらに動きにくくビーチの雰囲気とは合わせにくいことも。
可愛いデザインやアクティブな雰囲気が好みの人は、ひざ上のミニ丈のウエディングドレスがおすすめ。デザイン次第で可愛いだけではなく大人っぽく着こなすこともできます。
デザインにこだわりたい人は、マーメイドラインやストンと下におりるボリュームの少ないデザインがおすすめ。ドレスのカッティングラインにこだわっているものやビジューがあしらわれたドレスなど、シンプルながらも細かい部分にこだわって作られたドレスがビーチウエディングにぴったりです。
Q:ビーチウエディングの費用相場はどれくらい?
ビーチウエディングは通常の結婚式とは違って、何もないビーチに1から挙式会場やパーティースペースを創り上げるため設営のための費用も必要です。
結婚式の規模やスタイルによっても金額は異なりますが、国内でビーチウエディングに人気な沖縄で挙げる場合、120~150万円くらいが相場になります。
海外でビーチウエディングを挙げる場合、人気のリゾート地ハワイを例にあげると費用相場は180~250万円ほどです。
ゲストの旅費をどこまで新郎新婦が負担するのかにもよりますし、時期によっても金額は大きく変わってきます。飛行機やホテルのランクによっても費用は異なるので、さまざまな点を考慮しながら予算を組んでいくといいですね。
ビーチウエディングの持ち物チェックリスト
ビーチウエディングでは、通常の結婚式とは異なる持ち物が必要です。日差し対策グッズは必須。日傘やサンスクリーン、クールタオルなどを用意しましょう。また、砂浜での移動を考えて、ビーチサンダルやビーチマット、ウェットティッシュなども重要です。突然の天候の変化に備えて、簡易テントや雨具も準備しておくと安心。ゲスト用の予備の日焼け止めや虫よけスプレーなど、おもてなしアイテムも忘れずにご用意くださいね。
チェックリスト
- 日差し・暑さ対策グッズ
- 日傘・パラソル
- サンスクリーン(顔用・体用)
- 日焼け止め用リップクリーム
- クールタオル・ハンドタオル
- サングラス
- うちわ・扇子
- 砂浜対策グッズ
- ビーチサンダル(予備含む)
- ビーチマット
- ウェットティッシュ
- 着替え用の靴下
- 砂落とし用ブラシ
- 天候対策グッズ
- 簡易テント・タープ
- 折りたたみ傘
- レインコート
- 防水ケース
- おもてなしアイテム
- ゲスト用日焼け止め
- 虫よけスプレー
- 冷却シート
- 救急セット
- ヘアブラシ・ヘアゴム
ゲストへの案内状の文例集
ビーチウエディングの招待状には、通常の結婚式とは異なる案内事項が必要です。服装や持ち物の注意点、現地での移動手段、天候による変更案など、ゲストが安心して参加できるよう、細かな情報を盛り込みましょう。例えば「砂浜での挙式となりますので、歩きやすい靴のご用意をお願いします」「日差しが強いため、日傘やサングラスの持参をおすすめします」といった具合です。
一般的な文例
青い海と白い砂浜に囲まれて、私たちらしいアットホームな結婚式を行います。
リゾートならではの開放的な空間で、みなさまと楽しいひとときを過ごせたら嬉しいです。
砂浜での挙式となりますので、歩きやすいサンダルやフラットシューズがおすすめです。
また、日差しが強い場合もございますので、日傘やサングラスの持参をお願いいたします。
フォーマルな文例
このたび、美しい海を望むビーチにて結婚式を執り行うこととなりました。
自然に囲まれた特別な空間で、皆様とかけがえのない時間を共有できましたら幸いです。
会場が砂浜となりますため、ヒール靴などはご遠慮いただき、
フラットシューズをご用意くださいますようお願い申し上げます。
また、屋外での挙式となりますため、必要に応じて日焼け対策をお願いいたします。
リゾート感を意識した文例
輝く太陽と青い海に祝福されて、私たちの大切な一日を迎えることになりました。
リゾート気分たっぷりの特別な一日を、愛する皆様と一緒に過ごせることを心より楽しみにしております。
ドレスコードは「リゾートカジュアル」です。
アロハシャツやリゾートワンピースなど、開放的な空間に映えるお洋服でのご参加をお待ちしております。
まとめ
今回はビーチウエディングについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
ビーチウエディングは、開放的な空間でリゾート感溢れる結婚式を挙げられます。
自由度も高く非日常を存分に味わえるので、人とは違った結婚式にしたい人におすすめです。
ビーチウエディングは通常の結婚式とは違う点がたくさんあるため、ゲストへの配慮など忘れずに行うようにしてくださいね。
この記事を参考に、おふたりとゲストの心に刻まれる素敵なビーチウエディングにしてください!