【海外ウエディング】知っておきたい!メリット/デメリットから費用・体験談、人気エリアをご紹介
前回の記事「【和婚】神前式から和モダンまで|和婚スタイルや準備の流れが丸わかり!」では、和婚の挙式スタイルや和を取り入れるアイデアにてついてご紹介しました。
この記事では結婚式スタイルのひとつ「海外ウエディング」についてみていきましょう。
素敵なロケーションで特別感のある結婚式を挙げられる海外ウエディング。憧れている人も多いのではないでしょうか。
海外ウエディングを挙げたいと思ったものの
「海外ウエディングって実際はどうなの?」
「海外ウエディングの費用はどれくらい?」
「海外ウエディングはどのエリアで挙げられる?」
など、さまざまな疑問が出てきますよね。
そこで今回の記事では、海外ウエディングのメリット・デメリットや人気のエリアをご紹介します。よくある質問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてください。
海外ウエディングとは?
海外ウエディングとはその名の通り、海外にあるリゾート地などで挙げる結婚式のことです。国内とは違った雰囲気で特別感のある結婚式が挙げられると人気があります。挙式のスタイルはチャペルなどで挙げるキリスト教式が多い傾向にありますが、その他に人前式や現地のスタイルで結婚式を挙げる方法もあります。
現地のスタイルで結婚式を挙げる場合、手続きを踏めば「リーガルウエディング」を挙げることが可能です。「リーガルウエディング」とは、現地の法律に基づいて婚姻の手続きをする結婚式のこと。日本では結婚式に法的な効力はありませんが、海外の一部の地域では「婚姻の申請をした後結婚式を挙げることで婚姻が成立する」法律があります。リーガルウエディングを挙げたことを帰国した後に申告すれば、日本のでも婚姻成立となり戸籍にも記されるのです。リーガルウエディングが挙げられる国は限られており手続きが複雑なので、興味のある人は事前にプランナーなどに相談するようにしましょう。
海外ウエディングのメリット
みんなが憧れる海外ウエディングには、たくさんの魅力があります。ここでは、海外ウエディングにどのようなメリットがあるのかみていきましょう。
素敵なロケーション・非日常的な空間で結婚式ができる
海外ウエディング最大のメリットは、海外ならではの魅力溢れるロケーションで特別感のある結婚式を挙げられることです。青い海が続くビーチや歴史のある教会、きれいな街並みなど抜群のロケーションの中で挙式ができます。美しい景色の中でウエディングフォトを撮影できるので、最高の1枚になりますよ。
また、海外ウエディングは非日常的な空間で、開放的な雰囲気を楽しめるのも魅力のひとつ。日常を忘れて特別感のある優雅な時間を過ごせます。
家族との思い出も作れる
海外ウエディングの場合、招待するゲストは一部の親族や親しい友人などに限られることがほとんどです。そのため、大切な人と過ごす時間をゆっくりと作れます。特別な空間の中で過ごす家族との時間は素敵な思い出になるはず。せっかくの機会なので、親御さんに今までの感謝の気持ちを伝えるのも素敵ですね。ゆったりとした開放的な時間を過ごすことで、両家の仲が深まることもあるようですよ。
新婚旅行を兼ねて挙式ができる
海外ウエディングの場合は、結婚式後にそのまま現地に滞在して新婚旅行を楽しむ人がほとんどです。結婚式と新婚旅行を兼ねることで、長期休暇が取りやすくなる人もいるようですよ。結婚式の幸せいっぱいの雰囲気のまま新婚旅行ができるので、夢のような数日間を過ごせます。
また、結婚式に招待した家族とそのまま一緒に旅行する人もいるようです。家族で海外旅行をする機会は今後あまりないと思うので、家族にとっても最高のプレゼントになりますね。
費用を抑えられる
海外ウエディングと聞くと費用が高くなるイメージがある人もいるかと思いますが、実は海外ウエディングは意外とリーズナブルなのです。海外への旅費はかかりますが、ゲストの人数が少ないため国内で結婚式を挙げるよりも費用が抑えられます。結婚式後に行われるパーティーが、日本の披露宴ほど盛大に行われないというのも費用がかからない理由のひとつ。海外ではカジュアルでささやかなパーティーが一般的ですよ。
また、新婚旅行を兼ねて海外ウエディングを行う人が多いため、全体的に低予算で済むことが多いようです。
打ち合わせの回数が少ない
海外ウエディングの場合、国内で結婚式を挙げるときよりも打ち合わせの回数が少なく済みます。仕事などが忙しくてなかなか打ち合わせができないという人にとっては、嬉しいポイントですよね。打ち合わせの回数が少ないのは、挙式後のパーティーがささやかでシンプルなスタイルが多いから。一般的に結婚式は披露宴の準備に手間がかかるため、披露宴ではなくカジュアルなパーティーを行う海外ウエディングは準備することが少なくて済みます。
また、海外ウエディングを挙げる場合、プロデュース会社や旅行会社などを利用して手配することがほとんどです。プロデュース会社が海外の会社であっても基本的にはメールなどでのやりとりになるので、日本国内で手配できます。プロデュース会社が国内の場合でも打ち合わせの回数は少なく済む人が多いので、海外ウエディングの準備は意外と簡単にできるのです。
海外ウエディングのデメリット
国内挙式にはない魅力いっぱいの海外ウエディングですが、海外での結婚式なのでやはりデメリットもあります。それぞれをみていきましょう。
招待するゲストが限られる
海外ウエディングの場合旅費が高くなるので、ゲストの分を新郎新婦が負担することがあります。そのため海外ウエディングにたくさんのゲストを招待するのは難しく、一部の親族や親しい友人のみで結婚式を挙げることが多いようです。
また、移動にかかる時間や滞在日数も長くなるため、休暇が取れず参加が難しいゲストも。長時間のフライトが負担になる年配者や小さな子供がいる人なども、招待できない可能性があります。
「海外ウエディングを挙げたいけれどたくさんのゲストに結婚の報告をしたい」という思いがある人は、海外ウエディングを挙げて帰国後に国内でパーティーを開く方法もありますよ。
式場を実際に目で見て確かめることができない
海外ウエディングの場合は、挙式会場やパーティー会場を実際に目で見て確かめることができないのもデメリット。写真や映像などの資料を見て決めなければなりません。
イメージしていたものと違った…など後悔しないようにするためにも、プロデュース会社や旅行会社で念入りに打ち合わせするようにしましょう。少しでも気になることがあれば問い合わせるのが◎。ネットで口コミなどをチェックするのもおすすめです。
ゲストにとっても負担がかかる
海外に行くとなるとさまざまな準備が必要になるので、ゲストにとっても負担がかかります。招待されたゲストがパスポートを持っていない場合は、パスポートの申請が必要です。旅費はおふたりが負担するとはいっても、現地での食事代や交通費などどうしても費用はかかってしまいますよね。ゲストになるべく負担をかけないようにするためにも、どのような物が必要なのかなど事前にしっかりと話しておくようにしましょう。
海外ウエディングの費用相場
海外ウエディングは、国によって費用が大きく変わってきますが、事前に予算を立てやすいのが特徴です。挙式や新婚旅行、ゲストの滞在費など、必要な費用をしっかり把握して、無理のない予算で素敵な結婚式を挙げましょう。ここでは、エリア別の費用相場や上手な費用の抑え方などをご紹介します。
エリア別の平均費用
海外ウエディングの費用相場は、挙式のスタイルや宿泊日数、ゲストの人数などで大きく変わってきます。エリアによっても費用は異なりますよ。
例えばハワイの場合、挙式とアフターパーティー、新郎新婦の滞在費を含めて150~200万円程度が一般的です。
グアムの場合は100~150万円程度、バリでは120~180万円程度、ヨーロッパでは200~300万円程度が目安となります。
ただし、これらはあくまでも平均的な費用なので、おふたりの希望するスタイルによって変わってきます。挙式のみのシンプルなプランであれば、ハワイで60万円程度からプランを見つけることも可能です。
費用を抑えるコツ
海外ウエディングの費用を抑えるコツは、シーズンやプランの選び方にあります。オフシーズンを選べば、挙式費用も航空券も安くなるのでおすすめです。例えばハワイの場合、12月~3月は比較的空いているので、料金も安くなりやすいですよ。また、現地の提携ドレスショップでドレスを借りるのも◎。日本からドレスを持ち込むよりもリーズナブルで、現地でのフィッティングも可能です。
ホテルの選び方も重要なポイント。観光地から少し離れたホテルを選んだり、プール付きのお部屋にこだわらなかったりすることで、宿泊費を抑えることができます。また、航空券とホテルをセットで申し込むと割引が適用されることも。プロデュース会社に相談して、予算に合わせたプランを提案してもらうのもいいですね。
隠れがちな追加費用
海外ウエディングでは、思わぬところで追加費用がかかることも。例えばチップは忘れがちな費用のひとつです。ヘアメイクや写真撮影、当日のスタッフなど、サービスを受けた人にはチップを渡すのが一般的。また、ドレスの持ち込み料や、挙式後に行うパーティーの装飾費用なども意外と見落としがち。式場によっては、音響設備の使用料やケーキ入刀用のナイフのレンタル料など、細かな費用が発生することも。事前にプロデュース会社に確認して、必要な費用を把握しておくことが大切です。
さらに、挙式後の新婚旅行中の食事代や観光費用、お土産代なども考慮に入れておきましょう。現地でのアクティビティを楽しむ場合は、その分の費用も必要です。また、海外旅行保険やパスポート申請にかかる費用なども忘れずに。予期せぬ出費に備えて、予算に少し余裕を持たせておくのがおすすめですよ。
海外ウエディングの準備スケジュール
海外での結婚式は、国内の結婚式よりも早めの準備がおすすめです。特に人気のシーズンや会場は1年以上前から予約が埋まってしまうことも。ここでは、余裕を持って準備を進められる理想的なスケジュールをご紹介します。焦らず計画的に、おふたりらしい結婚式の準備を進めていきましょう。
1年前からの準備リスト
1年前からの準備では、大きな項目から決めていくのがポイントです。まずは挙式の時期とエリアを決めましょう。エリアが決まったら、プロデュース会社や旅行会社に相談してみるのがおすすめ。この時期に決めておきたい項目は、以下のようなものです。
- 挙式会場とパーティー会場の決定
- 日程の確定と航空券・ホテルの予約
- ゲストへの事前連絡と参加確認
- 概算の費用と予算の確認
- パスポートの残存有効期限の確認
また、海外で結婚式を挙げるための必要書類も確認しておきましょう。書類の準備には時間がかかることがあるので、早めの確認が大切です。リーガルウエディングを希望する場合は、特に注意が必要ですよ。
直前1ヶ月でやるべきこと
結婚式1ヶ月前は、細かな準備や最終確認が必要な時期です。特に海外ウエディングの場合は、現地での段取りも含めてチェックすることが多くなります。例えば、以下のような項目を確認しましょう。
- 当日のタイムスケジュールの最終確認
- ドレスや衣装の仕上がり確認
- パーティーの進行内容や演出の確認
- 写真撮影の希望ショットリストの作成
- 持ち物リストの作成と荷物の準備
- 海外旅行保険への加入
- 現地の天気予報の確認と対策の検討
また、この時期にゲストへ当日のスケジュールや持ち物リストなどの詳細な案内を送るのもおすすめです。ゲストの不安を解消するためにも、できるだけ具体的な情報を伝えるようにしましょう。
必要な書類一覧
海外ウエディングで必要な書類は、挙式スタイルやエリアによって異なります。基本的に必要になる書類は以下の通りです。
- パスポート(残存有効期限要確認)
- 戸籍謄本(発行後3ヶ月以内のもの)
- パスポートのコピー
- 婚姻要件具備証明書(リーガルウエディングの場合)
- 独身証明書(リーガルウエディングの場合)
- 宣誓供述書(リーガルウエディングの場合)
これらの書類は、取得に時間がかかるものもあります。特に婚姻要件具備証明書は、申請から発行まで2週間程度かかることがあるので注意が必要。また、書類によっては英訳が必要なものもあるので、早めの準備を心がけましょう。外国籍の方との結婚の場合は、さらに必要書類が増えることもあるので、プロデュース会社に確認することをおすすめします。
海外ウエディングで人気のエリアはどこ?
海外ウエディングといっても、場所によって結婚式の雰囲気はガラリと変わります。おふたりの結婚式のイメージにぴったりな国を見つけたいところですよね。
ここでは、海外ウエディングに人気のエリアをご紹介します!
ハワイ
ハワイは、海外ウエディングでは定番の人気のエリアです。美しい海と開放的なロケーションで、特別な時間を過ごせます。日本語が通じやすいので、海外に慣れていないゲストが安心して過ごせるのもポイント。リゾートウエディングに人気のエリアでさまざまなウエディングプランが用意されていることが多く、おふたりの希望も叶いやすいでしょう。
グアム
グアムは日本からのアクセスが良く、フライト時間は片道4時間程で時差も約1時間なので過ごしやすいのが魅力です。青い海と白い砂浜、サンゴ礁などリゾート感たっぷりのロケーションを味わえます。日本語が伝わる場所が多いので、安心して過ごせるのも嬉しいですね。
バリ
アジアで人気のエリアといえばバリでの海外ウエディングです。アジアのエキゾチックな雰囲気やアジアン料理を楽しみたい人におすすめ。ヴィラタイプのホテルが多くゆったりできるのも◎。フライト時間は長いですが時差は1時間なので過ごしやすいですよ。
ヨーロッパ
ヨーロッパは歴史のある建物や教会などで挙式できるのが魅力。ロマンチックでクラシカルな雰囲気が好きな人におすすめのエリアです。美しい街並みや有名な観光スポットが多いのもポイント。飛行機を使わずに行き来できる国が多いので、新婚旅行を兼ねての海外ウエディングにぴったりです。
エリア別のベストシーズン
海外ウエディングを計画する際に、エリアごとのベストシーズンを知っておくことはとても大切です。気候や観光シーズンによって、結婚式の雰囲気も大きく変わってきますよ。
ハワイは1年を通して温暖な気候ですが、特におすすめなのは4月~6月と9月~11月。湿度が低く、雨も少ないので、屋外での撮影も楽しめます。7月~8月は観光のピークシーズンで混雑するため、ホテルや会場の予約が取りにくくなります。12月~3月は比較的空いているので、予算を抑えられる可能性も。
グアムも1年中温暖ですが、12月~5月がベストシーズン。乾季にあたるこの時期は、晴れの日が多く湿度も低めです。6月~11月は雨季となりますが、スコールが多いので、短時間で天気が回復することも。ただし、7月~8月は台風シーズンなので、注意が必要です。
バリ島は4月~10月の乾季がおすすめ。11月~3月は雨季となり、スコールが多くなります。ただし、バリ島の雨季は短時間で雨が上がることが多いので、この時期でも十分に楽しめます。観光のピークシーズンは7月~8月なので、この時期を避けると比較的リーズナブルに挙式ができますよ。
ヨーロッパは国によって気候が異なりますが、一般的には5月~9月がベストシーズン。特に6月~8月は気温も過ごしやすく、花々も咲き誇る美しい季節です。ただし、この時期は観光のハイシーズンと重なるため、予約は早めにしましょう。12月はクリスマスシーズンで、ロマンチックな雰囲気を楽しめます。
エリアごとの特徴的な演出
それぞれのエリアには、その土地ならではの素敵な演出があります。現地の文化や風習を取り入れることで、より思い出深い結婚式になりますよ。
ハワイでは、伝統的なハワイアンセレモニーを取り入れるのがおすすめ。カハナ(神職)による祝福の言葉やレイの交換、ハワイアンミュージックの生演奏など、ハワイらしい要素をプラスできます。また、サンセットタイムの挙式も人気。夕陽をバックに、ロマンチックな雰囲気を演出できます。
バリ島では、バリヒンドゥーの伝統的な儀式を取り入れることができます。カラフルな衣装や装飾、バリダンスのパフォーマンスなど、エキゾチックな雰囲気を楽しめます。また、プライベートヴィラでの挙式なら、プールサイドでのキャンドルナイトなど、幻想的な演出も可能です。
ヨーロッパでは、教会でのパイプオルガンの演奏や、古城でのキャンドルサービスなど、クラシカルな演出が人気です。また、街並みを背景にした写真撮影や、馬車での移動など、ヨーロッパならではのロマンチックな演出も楽しめます。教会の鐘を鳴らしたり、白い鳩を放したりする演出も素敵ですよ。
トラブル対策
海外ウエディングは素敵な思い出になる一方で、海外での結婚式ならではのトラブルが起こることも。でも、事前に対策を考えておけば安心です。ここでは、起こりがちなトラブルとその対策方法をご紹介します。いざという時のために、しっかりと準備しておきましょう。
天候対策
海外ウエディングで最も心配なのが天候ですよね。特にビーチでの挙式を予定している場合は要注意です。雨季を避けて日程を組んでいても、突然のスコールに見舞われることも。そんな時のために、以下のような対策を考えておきましょう。
屋外での挙式を予定している場合は、必ず室内会場も予約しておくことをおすすめします。プロデュース会社と相談して、天候が悪化した場合の代替プランを決めておくと安心です。また、前日までの天気予報をこまめにチェックして、場合によっては早めに会場変更を決断することも大切。突然の雨でも慌てることのないよう、準備をしっかりしておきましょう。
ビーチフォトの撮影を予定している場合も、室内でのフォトプランをバックアップとして用意しておくと◎。現地の天気の特徴を事前に調べておくのも、賢い対策のひとつです。
必要な保険
海外ウエディングでは、思わぬアクシデントに備えて保険にしっかり加入しておくことが大切です。まず必須なのが海外旅行保険。挙式を含む旅行なので、通常よりも補償内容の手厚い保険プランを選ぶことをおすすめします。
また、キャンセル保険への加入も検討しましょう。台風などの天候不良や、病気、怪我など、やむを得ない事情で結婚式を延期や中止しなければならない場合に備えられます。ドレスの破損や紛失に備える衣装保険も、安心材料のひとつ。
特に注意したいのが、新型コロナウイルス関連の補償です。渡航制限やホテルの休業など、コロナ禍特有のトラブルにも対応できる保険を選びましょう。保険の補償内容は保険会社によって異なるので、しっかりと確認することが大切です。
キャンセル時の注意点
海外ウエディングのキャンセルは、国内の結婚式以上に慎重な判断が必要です。キャンセルが必要になった場合、以下の点に特に注意が必要です。
キャンセルポリシーの確認
挙式プランや航空券、ホテルなど、それぞれのキャンセル規定を確認しましょう。キャンセル料は時期によって変わってくるので、早めの判断が費用を抑えるポイントになります。
ゲストへの連絡
ゲストも航空券やホテルを予約している可能性が高いので、できるだけ早く連絡を入れることが大切です。キャンセル料の負担についても、事前に相談しておくと安心です。
代替案の検討
完全なキャンセルではなく、延期や規模縮小での開催など、状況に応じて柔軟な対応を考えることも大切です。プロデュース会社と相談しながら、ベストな選択肢を探りましょう。
先輩カップルからのアドバイス
実際に海外ウエディングを挙げた先輩カップルからの具体的なアドバイスは、とても参考になりますよね。成功談や失敗談から学べるポイントがたくさんあります。ここでは、実際に海外ウエディングを経験したカップルの声をもとに、具体的なアドバイスをご紹介します。
「当日を楽しむために、早めの準備を」
ハワイで挙式を挙げたAさんカップルからのアドバイスです。「準備は思っているより時間がかかるので、余裕を持って始めることをおすすめします。特に衣装選びは、現地でレンタルする場合でも、事前に試着して体型やサイズ感を把握しておくと安心です。また、前日リハーサルをお願いしたことで、当日はとてもスムーズに進行できました。前日リハーサルでは、実際の動きを確認できるだけでなく、スタッフと顔合わせができるのも心強かったです。」
「宿泊先は式場から近めがおすすめ」
バリ島で挙式したBさんカップルは、宿泊先選びの重要性を教えてくれました。「私たちは式場から少し離れたホテルを選んでしまい、当日の移動が思いのほか大変でした。特に、ヘアメイクの時間が予想以上にかかり、移動時間との兼ね合いで少し焦ってしまいました。できれば式場に近いホテルを選ぶことをおすすめします。また、ゲストの宿泊先も近くにあると、みんなで集まりやすくて便利ですよ。」
現地の気候を考慮した準備を」
グアムでビーチウエディングを挙げたCさんカップルからは、現地の気候への対策が重要だというアドバイスがありました。「湿度が高く、想像以上に暑かったです。ヘアメイクは崩れにくいものを選び、汗対策グッズは必須でした。また、ゲストにも日傘やうちわを用意したところ、とても喜ばれました。現地の気候に合わせた準備や対策は、必ず行っておくべきですね。」
「思い出の写真はプロに任せて」
ヨーロッパで教会式を挙げたDさんカップルは、写真撮影についてアドバイスをくれました。「最初は費用を抑えようと、友人に撮影をお願いすることも考えましたが、プロのカメラマンさんにお願いして本当に良かったです。現地の光や風景を活かした素敵な写真を撮っていただき、一生の宝物になりました。また、撮影場所も、カメラマンさんが穴場スポットを教えてくれて、とても良かったです。」
「ゲストとの時間も大切に」
ハワイでプライベートビーチを貸し切って挙式したEさんカップルからは、ゲストとの時間の使い方についてアドバイスがありました。「海外ウエディングは、ゲストと過ごせる時間がたっぷりあるのが魅力。私たちは、挙式前日に皆でウェルカムパーティーを開いたり、挙式後に観光ツアーを企画したりして、たくさんの思い出を作ることができました。せっかく遠くまで来てくれたゲストと、ゆっくり過ごす時間を作ることをおすすめします。」
「余裕を持った滞在日程を」
バリ島でヴィラウエディングを挙げたFさんカップルからは、滞在日程についてのアドバイス。「私たちは挙式の3日前に現地入りしましたが、時差ボケの調整や最終打ち合わせなどで、もう少し余裕があると良かったと感じました。また、挙式後もすぐに帰国するのではなく、ゆっくり過ごす時間を作ることをおすすめします。新婚旅行も兼ねて、現地でリラックスした時間を過ごせました。」
海外ウエディングのQ&A
海外ウエディングでよくある質問にお答えします!ぜひ参考にしてみてくださいね。
英語が話せないとダメ?
英語が話せなくても海外ウエディングを挙げることは可能です。プロデュース会社などを通じて手配した場合は、現地とのやりとりは全て担当者が行ってくれます。結婚式当日も日本語が話せるスタッフや通訳がいるので、英語が話せなくても困ることはありませんよ。
挙式後にそのまま滞在する場合は英語を使う場面も出てきますが、ハワイやグアムなどであれば日本語が通じるスタッフも多いので安心です。
ゲストはご祝儀制?
ゲストの費用負担をどうするのかについて、結婚式に招待する前にしっかりと決めておくようにしましょう。できるだけ新郎新婦が負担できると良いですが、全額負担できない場合はどの費用を負担して欲しいのかをゲストに伝えて、了承を得た上で結婚式に招待するのが◎。費用負担があるのであれば出席できないというゲストもいるかもしれないので、慎重に決めるようにしてくださいね。ゲストに全額旅費の費用を負担してもらう場合、ご祝儀は辞退するのがベター。招待するときにご祝儀についてもしっかりと伝えるようにしましょう。
引出物はどうする?
海外ウエディングの場合も、感謝の気持ちを表す引出物は必要です。お伝えしてきたように、海外ウエディングは国内の結婚式と比べてさまざまな面でゲストに負担がかかります。ご祝儀の有無に関わらず、海外まで来てくれたことへのお礼として引出物を用意するようにしましょう。
引出物は荷物になってしまうので、帰国後に渡すのがおすすめです。帰国後に集まる機会があれば直接渡して、なかなか会えない場合は郵送するのも◎。帰国後に用意してある旨を記したカードなどを用意しておくと親切ですね。結婚式当日に何もないのは寂しいので、お見送り品として現地ならではのプチギフトを渡すといいでしょう。
また、引出物の代わりに現地でアクティビティをプレゼントする方法もあります。一緒に楽しめるアクティビティやレストランでの食事、癒しのスパなどを用意するとゲストと現地での思い出が増えて素敵ですね。
写真・動画の外注は可能?
海外ウエディングでも、写真や動画の撮影を外注することは可能です。現地のカメラマンに依頼する方法と、日本から同行してもらう方法があります。現地のカメラマンの場合、その土地ならではの素敵なロケーションスポットを知っているのが魅力。また、現地の光や風景を活かした撮影が得意なので、その土地の雰囲気を存分に活かした写真が残せます。
ただし、コミュニケーションの面で不安がある場合は、日本人カメラマンに同行してもらうのもおすすめです。希望のポーズや表情をしっかり伝えられるので、イメージ通りの写真が撮れる可能性が高くなります。費用は現地のカメラマンよりも高くなりますが、打ち合わせがしやすく、安心感があるのが魅力です。
また、ドローンでの空撮や水中写真など、特殊な撮影を希望する場合は、その技術を持つカメラマンを探す必要があります。プロデュース会社に相談して、おふたりの希望に合うカメラマンを見つけるのがおすすめですよ。
現地での衣装フィッティングのコツ
海外ウエディングでは、現地でドレスのフィッティングをすることも多いですよね。その際のポイントをご紹介します。まず、フィッティングは挙式2日前までに済ませるのがおすすめ。直前すぎると、万が一の修正に対応できない可能性があります。また、実際に着用して歩いてみたり座ってみたりすることで、動きやすさもチェックできます。
下着や靴も必ず持参してフィッティングに臨みましょう。特にブラジャーは、ドレスの形に合わせて選ぶ必要があります。また、フィッティング時は遠慮せずに気になる点を伝えることが大切。「袖が少しきつい」「丈が長すぎる」など、小さな違和感でも伝えておくことで、当日快適に過ごせます。
また、現地は日本より気温が高いことが多いので、汗対策も忘れずに。特にメイクの崩れやすい場所にあたる部分は、余裕を持った着用感にしてもらうのがおすすめです。ヘアスタイルも含めて、気候に合わせた調整を心がけましょう。
まとめ
今回は海外ウエディングについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
海外ウエディングは国内では味わえない特別な時間を過ごせるため、憧れている人も多いですよね。ご紹介したように海外ウエディングはメリットもたくさんあり、魅力ある結婚式のスタイルです。
しかし、海外ということもありゲストの負担がとても大きくなります。ゲストの負担を減らすためにも、さまざまな点に配慮しておくといいでしょう。
この記事を参考に、思い出に残る素敵な海外ウエディングを挙げてくださいね!