【ナイトウエディング】メリット・デメリットとおすすめの演出のまとめ!

夜の森の中で、花の装飾で飾られた門のモチーフの前で見つめあって、たたずむ新郎と新婦

前回の記事「【フォトウエディング】フォトウエディングのメリット・デメリットは?チェックポイントもご紹介!」では、フォトウエディングのメリット・デメリットや素敵なフォトウエディングにするためのポイントをご紹介しました。
今回の記事では結婚式スタイルのひとつ「ナイトウエディング」についてみていきましょう。

夕方から夜にかけて行われるのが「ナイトウエディング」です。ナイトウエディングは、ロマンチックで幻想的な雰囲気の結婚式になると人気があります。
ナイトウエディングを検討している人の中には、
「ナイトウエディングという響きは素敵だけど実際どんな結婚式なの?」
「昼間の結婚式と違う点は?」
「ナイトウエディングだとどんな演出ができるのかな?」
などの疑問が出てきている人もいるでしょう。

そこでこの記事では、ナイトウエディングのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。ナイトウエディングにおすすめの演出もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ナイトウエディングとは

MR&MRSの電飾

ナイトウエディングとは、夕方から夜にかけて行われる結婚式のことです。幻想的でロマンチックな雰囲気の中で結婚式が挙げられます。
キャンドルやイルミネーション、スポットライトなどの照明を活用した幻想的な空間作りが特徴で、プロジェクションマッピングや花火など、夜ならではの演出も可能です。夕暮れ時のマジックアワーは写真撮影に最適で、夏季であれば涼しい気候の中でセレモニーを執り行えるメリットもあります。
夜景の見えるレストランやホテルでディナースタイルの本格的なコース料理を提供することが一般的で、ゲストへのおもてなしの選択肢も広がります。ただし、照明設備の追加費用やゲストの帰宅時間への配慮、天候や季節による制約、夜間撮影の技術など、準備面での注意点もあります。従来の結婚式のスタイルにとらわれない新しい選択肢として、幻想的な雰囲気づくりと夜ならではの演出を楽しみたいカップルの間で、近年注目を集めています。

ナイトウエディングの場合、挙式は16時~17時頃に行われることが多いようです。
16時に挙式をした場合のスケジュールは
挙式:16時~16時半
披露宴:17時~19時半
になります。
季節によって日没時間が異なるため、おふたりが希望する雰囲気で結婚式をするためにはどの時間帯が良いのか、式場を見学した時にしっかりとプランナーさんに相談してみるようにしてくださいね。

ナイトウエディングのメリット

赤い絨毯の上で、ハートの形に置かれたたくさんのキャンドル

ナイトウエディングは通常の結婚式と流れなどは変わりませんが、昼間の結婚式にはない魅力がたくさんあります。ここでは、ナイトウエディングのメリットをご紹介します。

ロマンチックな演出ができる

たくさんのガラスの中に入ったキャンドル

ナイトウエディングは昼間の結婚式とは違い、幻想的でロマンチックな演出ができるのが魅力です。キャンドルやランタン、イルミネーションなど光の演出を取り入れることで会場全体が幻想的なムードに包まれます。
また、挙式の時間や季節にもよりますが、ナイトウエディングは時間が進むにつれて変わっていく景色を楽しめるのもポイント。日没前の挙式中は明るさがありますが、披露宴が始まる頃には陽が沈んで暗くなってきます。挙式と披露宴で違った雰囲気を味わえるのが素敵ですね。

平日開催でもゲストが参加しやすい

ナイトウエディングは夕方からのスタートになるので、平日に結婚式を挙げる場合でもゲストが参加しやすいのも魅力のひとつ。仕事終わりでも参加できますね。土日に休みを取りにくいサービス業のゲストが多い場合などは、平日のナイトウエディングがおすすめです。

おふたりもゲストもリラックスムードの中楽しめる

暗転した披露宴会場でテーブルの上に置かれたガラスの中のキャンドル

キャンドルに囲まれて落ち着いた雰囲気になるので、ゲストもおふたりもリラックスして楽しめます。ナイトウエディングでは、ディナータイムに食事ができてお酒を飲むのも昼間と比べて抵抗が少ない時間帯なので、リラックスした雰囲気の中で食事とお酒を堪能できますね。
また、ナイトウエディングは昼間の時間に余裕があるので、ゲストもおふたりもゆっくりと支度ができるのも魅力。朝早くから準備する必要がないので、ゲストもおふたりも時間に余裕を持って行動できますね。

費用をリーズナブルに抑えられる

結婚式は昼間の時間帯から埋まることが多いため、予約が空いていることが多いナイトウエディングは費用が安く設定されていたりお得なプランが用意されていたりすることがあります。
また、昼間の結婚式では会場の装飾に費用がかかりますが、ナイトウエディングは会場に備え付けのライトアップや装花の代わりにキャンドルなどを置くなどの装飾だけで華やかなので、装花や演出代が抑えられることも。
総合的に昼間の結婚式よりもナイトウエディングの方が費用をリーズナブルに抑えられるようです。

ナイトウエディングのデメリット

様々な色で煌びやかに光るプリズム

魅力たくさんのナイトウエディングですが、やはりデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのかみていきましょう。

ナイトウエディングに抵抗がある人もいる

紺色のテーブルクロスの上に置かれたターンテーブルとゲスト用のお皿とナプキンとカトラリーセット

「お祝い事は日中に行うのが良い」といわれることもあり、年配の人の中には夜の結婚式をあまりよく思わない人もいます。ナイトウエディングは披露宴が終わるのが遅くなってしまうため、年配の人には体の負担になってしまうことも。高齢のゲストが多い場合は、親御さんとよく話し合うようにしましょう。
どうしてもナイトウエディングを行いたい場合は、昼間は親族を招待し、夜は友人を招待するなど2部制で結婚式を行う方法もありますよ。

配慮しなければならないゲストがいる

ナイトウエディングを行う場合は先ほど触れた高齢のゲスト以外にも、子連れのゲストや遠方から来るゲストへの配慮が必要です。
子供がいるゲストにとってナイトウエディングの時間帯は1番忙しい時間ですし、お開きの時間によっては子供を連れて列席するのは難しいでしょう。
また、遠方から来るゲストも時間によっては帰りの交通手段がない可能性があります。その日に帰れないのであれば列席できないゲストもいるかもしれません。宿泊先を確保するなどなるべくゲストに負担がないように配慮するようにしてくださいね。

自然光を使った写真が撮れない

水辺に佇み自由の女神のように花火を持ち、抱き合う新郎新婦

屋外で写真を撮影する場合、自然光を使った写真が撮れないのもデメリット。自然光ならではの明るさのあるナチュラルな写真を撮影するのは難しいでしょう。
反対に、夜景やライトアップされたガーデンで撮影するなど、ロマンチックでフォトジェニックな写真を撮影できるので、夜ならではの素敵な写真が撮影できます。夜景の撮影は難しいので、プロのカメラマンに撮影してもらうようにしてくださいね。

二次会を開催できないことも

挙式開始の時間が16時の場合でもお開きは19時半なので、二次会スタートは早くても21時頃になります。かなり遅い時間からの開始となるため、次の日に予定があるゲストなどは参加できない可能性があり、二次会を結婚式当日に行うのは難しいかもしれません。
どうしても二次会を行いたいのであれば、結婚式とは別日に二次会の日にちを設定したり、飲み会スタイルで自由に参加できる形式にしたりと工夫する必要があります。ゲストの負担にならないスタイルで二次会を計画するようにしましょう。

ナイトウエディングにおすすめの演出!

暗闇に揺れるたくさんの小さなキャンドル

ナイトウエディングを選ぶのであれば、ナイトウエディングだからこそできる、夜ならではの演出を取り入れたいですよね。ここではナイトウエディングにおすすめの演出をご紹介します。

キャンドルを使った演出

ナイトウエディングで人気なのが、キャンドルを使った演出です。キャンドルの光はやわらかく温かみがあり、会場全体が幻想的な雰囲気に包まれます。キャンドルをバージンロードや会場の装飾として飾っておくだけでも素敵ですね。
キャンドルは次のようにさまざまな演出で活用できます。

キャンドルサービス

キャンドルサービスで、丸いろうそくに火をともす瞬間

キャンドルサービスは、昼間の結婚式でも人気の演出ですね。キャンドルサービスは、おふたりで火の灯ったトーチを持って各テーブルに回って卓上のキャンドルに火をつけた後、メインテーブルにあるメインキャンドルに点火します。キャンドルの炎には天使が宿るといわれていることから、ゲストに幸せを届ける、おふたりの永遠の愛を願うなどの意味があります。

ユニティキャンドル

ユニティキャンドルとは、3本のロウソクのうち両端の2本に両家の親御さんが火を灯し、そのキャンドルを新郎新婦のおふたりが1本ずつ手に持って真ん中にあるメインキャンドルに同時に点火する演出です。「ユニティ」とは「ひとつになる」という意味があり、ユニティキャンドルはそれぞれ別の人生を過ごしてきたおふたりが1つの家族になるという意味があります。ユニティキャンドルは欧米の結婚式では定番の演出で、披露宴の演出だけではなく人前式のセレモニーとして取り入れることもできますよ。

キャンドルリレー

キャンドルリレーで火を送って行こうとリレーしているゲスト

キャンドルリレーとは、おふたりが持つキャンドルの火を各テーブルの代表者のキャンドルに灯して、その火をゲストひとりひとりが持つキャンドルにリレー形式で灯していく演出です。「キャンドルの数だけ天使が舞い降りて幸せを運ぶ」とされており、キャンドルの火を吹き消すときに願い事をすると叶えてくれるともいわれています。ゲストが参加できて会場の一体感も生まれる演出で、使用したキャンドルは幸せのおすそ分けとしてゲストに持ち帰ってもらうのがおすすめです。

花火の演出

ナイトウェディングで新郎新婦が入場する際にたくさんのゲストが花火を持って向かい入れているシーン

花火を使った演出は華やかでサプライズ感もあるので人気です。花火が使用できる会場は限られるので、事前に確認するようにしましょう。

打ち上げ花火

夜空を彩る打ち上げ花火は、ゴージャスでインパクトがありゲストにも喜ばれる演出です。披露宴のフィナーレなどに打ち上げるとゲストも盛り上がりますね。打ち上げ花火ができる会場はとても限られているので、しっかりと会場に確認してくださいね。

噴射花火

ガーデンなどに設置する吹き上げ式の花火や、最近では煙が少ないため室内でも使用できるローカロリー(低温)花火などもあります。入場やケーキ入刀、退場などさまざまなシーンで使用できますよ。ナイアガラなど降り注ぐタイプの花火もおしゃれでインパクト大の演出です。

手持ち花火

女性ゲストがキャンドルを持ち楽しそうにしている

手持ち花火は、フラワーシャワーなどの代わりに花火でゲストに祝福してもらう「花火シャワー」ができたり、ゲストに手持ち花火を持って振ってもらったりとゲスト参加型で楽しめる演出に使用できます。

ライトアップなどの演出

ナイトウエディングでは、光を使った演出もおすすめです。光は会場をイルミネーションなどでライトアップする装飾だけではなく、いろいろな演出にも使えるんですよ。

バルーンランタン

夜空にたくさん舞っているバルーンランタン

ランタンにバルーンを付けてゲストが一斉に飛ばす演出です。ディズニー映画の「ラプンツェル」のワンシーンのように幻想的な雰囲気に包まれます。天井が高い会場にぴったりの演出ですよ。

星空演出

披露宴会場の天井にプラネタリウムのように満点の星空を映し出す演出です。お色直し後の再入場前などに取り入れるのがおすすめ。ロマンチックな雰囲気でゲストにも喜んでもらえる演出のひとつですよ。

まとめ

今回はナイトウエディングについてご紹介しましたが、いかがでしたか。
ナイトウエディングは昼間の結婚式では味わえないような幻想的な空間を作り出せて、大人な雰囲気の結婚式ができます。
ご紹介したようにデメリットもありゲストに配慮しなければならない点もあるため、おふたりだけで決めるのではなくしっかりと事前に親御さんに相談するといいでしょう。
この記事を参考にゲストの心に残る素敵なナイトウエディングにしてくださいね。