【人前式の演出】入場から退場まで!感動と笑顔あふれる人気アイデア集

風になびく大きなベールの中で、抱き合ってキスをしている新郎と新婦

前回の記事「【結婚式の1.5次会】会費や会場・料理などのスタイルをご紹介!」では、1.5次会のさまざまなスタイルについてご紹介しました。
今回の記事では結婚式スタイルのひとつ「人前式」についてみていきましょう。

人前式は、おふたりらしいオリジナリティ溢れる結婚式ができると人気がある挙式スタイルです。
宗教色がなく自由にアレンジできるのが魅力ですが、自由に決められるためどんな演出を取り入れようか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、人前式で定番の演出や人気の演出、ユーモア溢れる演出などさまざまな演出をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

人前式とは?

薄いピンクのブーケを持って、ウェディングドレス姿の新譜を後ろからそっと抱きしめる新郎

人前式とは、ゲストのみんなに結婚の誓いを立てて証人になってもらう挙式スタイルです。
他の挙式スタイルのように神仏に結婚を誓うわけではないので、宗教にとらわれることなく自由なスタイルで挙式ができると人気があります。挙式の流れも決まりがなく演出なども新郎新婦のおふたりで決めていけるので、オリジナリティ溢れる結婚式を挙げられるのが魅力です。

人前式の一般的な流れ

決まった流れがない人前式ですが、一般的には教会式のような流れで進行することが多くなっています。一般的な流れは次の通りです。

新郎新婦入場
 ↓
開式宣言
 ↓
誓いの言葉
 ↓
指輪交換
 ↓
結婚証明書に署名
 ↓
結婚の承認
 ↓
結婚成立宣言
 ↓
閉会宣言・新郎新婦退場

基本的な挙式の流れの中におふたりらしい独自の演出を取り入れる人が多くなっています。
人前式の詳しい流れやメリット・デメリットなどを知りたい人は「【人前式の魅力】演出アイデア・費用・実例から準備スケジュールの完全ガイド」で詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

人前式で人気の演出!

ミスター&ミセスとデコレートされた人前式の看板

人前式は自由度が高い分、どのような演出を入れれば良いのか迷ってしまいますよね。
ここでは人前式で人気の演出を挙式の流れに沿ってたくさんご紹介していきます!

新郎新婦入場

リングボーイ・リングガール

リングボーイ・リングガールとは、リングピローに乗せた結婚指輪を新郎新婦の元まで運ぶ子どもゲストのことです。4歳~10歳くらいまでの親族や友人ゲストの子どもにお願いするケースが多くなっています。

ガーデンウェディングでフラワーボーイにキスをするフラワーガール、その後ろでキスをする新郎と新婦

フラッグボーイ・フラッグガール

フラッグボーイ・フラッグガールとは、新郎新婦が入場する前にメッセージが書かれた旗(フラッグ)を持ってバージンロードを歩く子どもゲストのことです。新郎新婦の入場を知らせる役割があり、挙式の緊張感がほぐれると人気が出てきている演出ですよ。
フラッグに入れるメッセージ例としては
「Here comes the bride(これから新郎新婦が登場します)」
「Best Day Ever(今までで1番最高の日)」
などがあります。

ダーズンローズセレモニー

14本の真っ赤なバラの花束

ダーズンローズは「12本(1ダース)のバラ」を指します。
ダーズンローズセレモニーとは、あらかじめゲストに12本のバラを渡しておき、新郎はそのバラを1本1本集めながら入場します。その後入場してきた新婦に12本のバラのブーケを渡してプロポーズ。新婦は「イエス」の証として花束からバラ1輪を選び、新郎の胸元にブートニアとして挿すというのが演出の流れです。
12本のバラには「感謝・誠実・信頼・幸福・希望・愛情・真実・情熱・尊敬・努力・栄光・永遠」という夫婦や結婚生活において大切な意味が込められています。欧米では12本のバラを贈ると幸せになるとの言い伝えもあり、人気のある演出ですよ。

親御さんと一緒に

キリスト教式では新婦は父親と一緒に歩くのが一般的ですが、人前式は誰と入場してもOKです。そのため、新郎新婦それぞれ親御さんと入場することもできます。通常の挙式ではなかなか出番がない新郎側の親御さんにも喜ばれる演出ですよ。

友人と一緒に

ガーデンで背を向けて立つ新婦とブライズメイド達

人前式では友人と一緒に入場することもできます。シンプルに入場しても良いですが、友人たち数人にお揃いの服を着てもらい、新郎側の友人には「アッシャー(新郎のサポート役)」新婦友人には「ブライズメイド(新婦のサポート役)」を頼むのも◎。入場の際に肩を組んだり手をつないだりと演出の幅が広がりますよ。

誓いの言葉

純白のウェディングドレスと白いタキシードに身を包み宣誓する新郎と新婦

ゲストに結婚の誓いを立てる人前式では、誓いの言葉も自由にアレンジできるのが魅力。それぞれが考えてきた結婚の誓いを述べたりおふたりで考えた結婚生活の約束を読み上げたりと誓いの言葉は人によってそれぞれです。ぜひオリジナリティ溢れる誓いの言葉を考えたいですね。
また、誓う時の方法もいろいろあります。ここでは、インパクトのある誓う時のアイデアをご紹介します。

問いかけスタイル

親御さんや友人に問いかけてもらうスタイルです。
例としては親御さんの場合は
「娘は繊細でため込んでしまうことがありますが、どんな時も優しく支えていくことを誓いますか?」と問いかけると感動的な雰囲気になりますね。
友人の場合は
「新郎はお酒が大好きでつい飲みすぎてしまいます。お酒を飲みすぎないように見守り、体調管理をしてくれますか?」などと問いかけると会場が和やかな雰囲気になるでしょう。
おふたりの事をよく知っているゲストからの誓いの言葉は、世界に1つだけの大切な言葉になりますね。
新郎新婦お互いに問いかけるスタイルもあります。

あいうえお作文

結婚証明書

おふたりの名前を頭文字にしてあいうえお作文を作る誓いの言葉のスタイルもユーモアがあり人気です。例えば名前が「たけし」「まみ」の場合は次のような文章が作れます。

「た」楽しいことも悲しいこともふたりで分かち合い
「け」けんかしてもすぐに仲直りして
「し」生涯共に歩んでいくことを誓います
「ま」まわりの皆様への感謝を忘れずに
「み」未来に向かってふたりで幸せになります

親御さんに付けてもらった大切な名前を使った誓いの言葉は、ゲストの心にも残りますね。
他にも名前ではなくて「ありがとう」を使って誓いの言葉を考える人もいます。

ゲストに当日考えてもらう

事前に新郎新婦が誓いの言葉を決めておくのではなく、当日受付でおふたりに誓って欲しいことをゲストが考えてアイデアを出してもらうスタイルもあります。おふたりのことをよく知っているからこそ出てくる誓いの言葉があるはず。ユーモアたっぷりの素敵な誓いの言葉になりそうですね。
また、誓いの言葉の候補をいくつか出しておき、当日受付でゲストに投票してもらって決める方式もあります。ゲスト参加型の演出を取り入れたい人におすすめです。

指輪交換

ピンクと白の花束の上に乗せられた1組の結婚指輪

リングリレー

リングリレーとは、1本の長いリボンを新郎側新婦側それぞれ用意しておき、そのリボンに結婚指輪を通して後ろから前の席までリングを運んでもらうセレモニーです。ゲスト参加型のセレモニーで、小さな子供や高齢の方も参加しやすいと人気があります。

エンゲージカバーセレモニー

エンゲージカバーセレモニーとは、通常の指輪交換の後に新郎が新婦の指に婚約指輪を重ねてはめるというセレモニーです。「ダブルリングセレモニー」と呼ばれることもあります。婚約指輪を重ねることで「おふたりが誓った永遠の愛と幸せを封じ込める」という意味があるそうです。挙式の時に結婚指輪だけではなく婚約指輪も披露できると人気がありますよ。

指輪交換をする新郎と新婦

サプライズ!ゲストにリングを運んでもらう

当日、ゲストにサプライズで結婚指輪を運んでもらう演出を取り入れるのも◎。あらかじめゲストから1人か2人選んでおき当日司会者からサプライズ指名してもらう方法や、ゲストの椅子の下に指輪を隠しておき司会の合図で椅子の下を確認してもらって指輪があった人に運んでもらう方法もあります。ゲストにドキドキ感を与えられて、会場が盛り上がる演出になりますね。

結婚証明書に署名

結婚証明書にサインをしている白いタキシード姿の新郎

結婚証明書は式場で用意されているものもありますが、こだわりたい人はおふたりオリジナルの結婚証明書を用意してみるのがおすすめです。いろいろなテイストの結婚証明書がありますよ。

ウエディングツリー

ウエディングツリーとは、葉っぱがなく木の幹と枝だけが書かれた絵に、ゲストひとりひとりが指にインクを付けて葉っぱに見立ててスタンプしてもらう演出です。一般的には受付のウエルカムスペースでゲストにスタンプしてもらい、挙式中に新郎新婦が署名して結婚証明書が完成するという流れになります。

サンドセレモニー

サンドセレモニーとは、新郎新婦それぞれが選んだ砂を1つの容器に流し込むセレモニーです。1度入れた砂は分けることができないことから、「これからひとつの家族として生きていく」という意味が込められています。
最近では挙式中におふたりで砂を入れることで、結婚証明書にサインする代わりの演出として用いる人もいるようです。ゲストに受付で好きな色の砂を入れてもらい、挙式中に新郎新婦が砂を入れてサンドアートを完成させるスタイルもあります。サンドセレモニーは世界で1つしかないオリジナルのアート作品が作れると人気がありますよ。

婚約届にサイン

結婚式の後に入籍する場合は、結婚証明書の代わりに婚約届に署名・捺印するのも◎。ゲストに見守られながらサインするのは、おふたりにとってもゲストにとっても感動的なシーンになりますね。

結婚の承認

結婚証明書の上に、乗せられた1組の金色の結婚指輪

キリスト教式の場合は牧師さんが結婚の承認を行いますが、ゲストに誓う人前式の場合はゲストに承認してもらう必要があります。一般的にはゲストに拍手してもらいますが、他にも次のような演出がありますよ。

ベルシャワー

拍手の代わりに承認のタイミングでゲストにベルを鳴らしてもらう演出です。明るいベルの音色が一気に祝福ムードを高めてくれますよ。

バルーンリリース

ガーデンで人前式を挙げるときにおすすめなのがバルーンリリースです。承認のタイミングでみんな一斉にバルーンをリリースします。新郎新婦の幸せが天まで届きますようにという願いがこもった演出です。

新郎新婦退場

フラワーシャワー

たくさんの人々からライスシャワーを浴び、祝福されている新郎と新婦。

ゲストに花びらを渡しておき、新郎新婦退場時におふたりに花びらをまいてもらう定番の演出です。フラワーシャワー以外にもフェザー(羽)シャワーやリボンシャワーなども人気。キラキラした紙吹雪をまくコンフェッティシャワーなどもあります。

リボンワンズ

リボンワンズとは細長い棒の先にリボンを付けたアイテムのことです。新郎新婦退場時にリボンワンズを振ってもらう演出で、リボンワンズは手作りしやすく写真撮影の時にも使えます。華やかでかわいらしい演出ですね。

まとめ

この記事では人前式の演出についてたくさんご紹介しましたが、いかがでしたか。
ご紹介したように人前式にはさまざまなテイストの演出があります。どの演出をどのように取り入れるのかは、おふたりのアイデア次第です。
挙式は大切な儀式なので、どのような人前式にしたいのかおふたりでよく話し合ってみましょう。
この記事を参考に素敵な人前式を作ってくださいね。