【模擬挙式とは】参加するメリットとチェックポイントをご紹介!
ある程度の規模のブライダルフェアに参加すると、1つのイベントとして模擬挙式が開催されていることが多いです。
フェアに参加している新郎新婦にとって、模擬挙式を見ることは、その会場の結婚式がどのように執り行われているのかを具体的に感じられるとても良いイベントです。
模擬挙式が開催されているならば、積極的に参加しましょう。
模擬挙式とは
模擬挙式とは、実際の結婚式と同じように、司会者や神父、新郎新婦役のモデルが登場し、挙式の進行や演出が行われます。参加者は列席者として、入場から誓いの言葉、指輪の交換、退場までの一連の流れを見学できます。この体験を通じて、挙式の雰囲気や流れを具体的にイメージすることができるため、結婚式を計画する上で非常に役立ちます。
模擬挙式は通常約30分程度で行われ、ゲスト目線での体験ができるため、自分たちの結婚式にどのような演出を取り入れるかを考える良い機会です。また、音響や照明の効果も実際に確認できるため、会場選びにも大いに役立つでしょう。模擬挙式は多くの場合無料で参加できるため、ブライダルフェアの一環として気軽に参加することができます。
模擬挙式の流れ
一般的なキリスト教式の模擬挙式の流れを詳しく説明します。
1. 司式者・新郎が入場
模擬挙式が始まると、まずは司式者(通常は牧師)と新郎が入場します。列席者が静かに見守る中、牧師が先導し、新郎がバージンロードを歩いて祭壇に向かいます。このシーンでは、会場の雰囲気や音楽の効果を感じることができます。
2. 新婦と新婦の父が入場
次に、新婦が父親に手を引かれながら入場します。この瞬間は特別で、多くのカップルが感動するポイントです。新婦は一歩一歩丁寧に進み、祭壇の前で新郎と対面します。最近では、家族形態の多様化に配慮して、新郎新婦が一緒に入場するスタイルも増えています。
3. 賛美歌の斉唱
新婦が祭壇に到着すると、賛美歌を斉唱することがあります。この歌は挙式の雰囲気を一層高め、参加者全員で共有する感動的な瞬間となります。
4. 聖書朗読・祈祷
次に、牧師による聖書の朗読や祈祷が行われます。これにより、挙式が神聖なものであることを再確認し、二人の結婚生活への祝福を受ける重要な儀式です。
5. 誓いの言葉
新郎新婦は互いに誓いの言葉を交わします。この瞬間は結婚式のハイライトであり、お互いへの愛と commitment を確認する大切な時間です。
6. 指輪の交換
誓いの言葉の後には、指輪の交換があります。お互いに指輪を贈り合うことで、愛の象徴として結びつきを強めます。この儀式は非常に感動的で、多くの参加者が涙ぐむ瞬間でもあります。
7. 誓約書にサイン
指輪交換後、新郎新婦は誓約書にサインをします。これによって、正式に夫婦として認められる重要なステップです。
8. 新郎新婦退場
最後に、新郎新婦が退場します。この時、フラワーシャワーやライスシャワーなどの演出が行われることも多く、ゲストから祝福されながら会場を後にします。模擬挙式は約20〜30分で行われ、本番さながらの厳かで感動的な雰囲気を体験できます。参加することで、自分たちの結婚式への具体的なイメージを持つことができるため、ぜひ積極的に参加してみてください。
模擬挙式に参加するメリット
挙式や披露宴の流れを体験できる
模擬挙式は、実際の挙式や披露宴の流れを再現して執り行われます。参加することで、挙式の流れや披露宴での各種演出を実際に体験することができます。これにより、申込後から始まる打ち合わせ内容がイメージしやすくなり、段取りよく進められるようになります。また、当日がどのような流れで進められるのか把握できているので、よりリラックスして当日の挙式や披露宴を楽しむことことができるでしょう。
結婚式のイメージが広がる
自分たちの結婚式のイメージが広がるかもしれません。
実際に模擬挙式に参加して、場所や演出、音楽などを体感すると、自分たちが望む結婚式のイメージを具体化することができます。なんとなくで把握していたところが具体的にイメージできるようになるだけでなく、自分たちが知らなかった演出やその会場独自の演出などを知ることことができるようになります。
また、模擬挙式で素晴らしい演出やアイデアが見つかれば、自分たちの結婚式でそれを取り入れることで、より一層印象的な結婚式にすることができるでしょう。
結婚式に関する疑問や不安を解消できる
模擬挙式に参加すると、打ち合わせや当日にしか会わない司会者さんや専門スタッフさんに直接に質問することができます。(※会場によってはそういった対応がないところもあります。)
専門スタッフさんに挙式や披露宴の疑問点や不安なところを直接質問することで、より明確に自分たちの結婚式を把握できるようになり、安心して結婚式の準備を進めてえいくことができます。
参加者同士の交流
模擬挙式には他のカップルやゲストも参加しています。
参加者同士で話をすることができれば、様々な情報を交換することができるでしょう。フェア参加中の会場の情報だけでなく、自分たちがまだフェアに参加していない近隣の会場についての情報を知ることができるかもしれません。フェア参加者だけしかわからない情報を知ることは今後の式場絵選びに大いに役立つことでしょう。
他のカップルに話しかけられるチャンスがあれば、その機会を有効に活用して様々な情報収集に役立てましょう。
メイクやヘアスタイルのリハーサルができる
これは模擬挙式だけではなく、ブライダルフェア自体のイベントになるのかもしれませんが、当日の専門スタッフさんによるメイクやヘアスタイルのリハーサルが体験できます。
これに参加すれば、自分のイメージに合ったメイクやヘアスタイルを、専門スタッフさんからのプロのアドバイスを受けながら探すことができます。また、メイクやヘアスタイルにかかる時間がどれぐらい必要なのか、当日のメイクやヘアスタイルではどんなことをやってくれるのかという結婚式当日を具体的にイメージできる体験ができます。もっというと、複数のブライダルフェアに参加するとそれぞれの会場でのスタッフさんの動きの違いなんかも把握できたりしますよね。これって会場を決定する重要な要因だったりします。
模擬挙式でチェックすべきポイント
自分たちの挙式をイメージできるか
自分たちがその場にいる姿を具体的に想像する絶好の機会です。モデルカップルが実際に挙式を行う様子を見ながら、「この会場で自分たちが誓いの言葉を交わすとしたらどんな感じだろう?」とイメージしてみましょう。会場の雰囲気や装飾、音楽などが自分たちの理想に合っているかを確認することが大切です。また、実際にその場に立ったときの気持ちや、ゲストの視線を感じるシーンを思い浮かべることで、よりリアルな結婚式のイメージが膨らみます。模擬挙式を通じて、自分たちのスタイルやテーマに合った演出を見つけるヒントを得ることができるでしょう。
演出の取り入れ方
模擬挙式では、さまざまな演出が行われるため、音楽の選曲や誓いの言葉、指輪交換の演出など、どんな雰囲気で進行するかをしっかり観察しましょう。特に感動的な瞬間やユニークな演出があれば、自分たちの結婚式にも取り入れたいアイデアとしてメモしておくと良いでしょう。例えば、音楽のタイミングやライティングの効果など、細かな部分まで見ておくことで、当日の演出をより一層盛り上げることができます。また、プランナーに質問して、これらの演出がどのように実現されているか詳しく聞いてみると、自分たちならではのアレンジ方法も見つかるかもしれません。
会場の広さと収容人数
会場の広さと人数のバランスは、ゲスト全が快適に過ごせるかどうかを左右する重要なポイントです。模擬挙式では、実際に会場内を歩き回りながら、その広さや雰囲気を体感してみましょう。予定しているゲスト数に対して十分なスペースがあるか、立席・着席ともに確認することが大切です。また、ゲスト同士がゆったりと過ごせる空間があるかどうかもチェックポイントです。特に親族や年配のゲストには、移動しやすい動線や座り心地の良い椅子なども重要です。このような細部まで確認することで、ゲスト全員がリラックスして楽しめる環境を整えることができます。
列席者からの見え方
列席者席からの見え方や動線もチェックしておくべきです。模擬挙式では、実際に列席者として座ってみて、視界を遮る柱や障害物がないか確認しましょう。全てのゲストがしっかりと挙式を楽しめる環境であることは大切です。また、新郎新婦との距離感や音響設備についても注目してください。音楽や誓いの言葉がしっかり聞こえるかどうかも重要な要素です。これらを確認することで、ゲスト全員が心地よく参加できる挙式になるよう工夫できます。プランナーに相談して、必要であれば配置変更など柔軟な対応策も検討しましょう。
スタッフの対応
プランナーさん以外のスタッフがどのような接客をしてくるのかも確認できます。当日の運営はスタッフによって大きく左右されますので、ゲストへの配慮や案内がスムーズであるかどうかを見ることは非常に重要です。例えば、スタッフが笑顔で対応しているか、お客様一人ひとりに丁寧に接しているかなど、小さな気配りもチェックポイントです。また、不測の事態への対応力も確認しておくと安心です。「もし何かトラブルが起きた場合はどんな対応をしますか?」とプランナーに質問することで、その場で柔軟に対応できる体制が整っているか把握できます。安心して任せられるスタッフであることは、大切な結婚式当日において非常に心強い要素となります。
模擬挙式にはできるだけ参加しておこう
模擬挙式は、ブライダルフェアだけ参加したカップルにはわからない、その会場の結婚式を具体的に体感できる重要なイベントがたくさん詰まっています。 ゲスト目線ではありますが、各種演出を体感できるだけでなく、当日の専門スタッフと直接話をしながらそのサービスを体感できます。その会場の結婚式のスタイルを自らで事前に知ることのできる重要な機会です。遠くから見ているだけではもったいないです。
自分たちの結婚式ができる会場を真剣に探し始めたのなら、できる限り、模擬挙式には参加するようにしましょう。