【式場見学 チェックリスト】式場下見で確認すべき16項目|先輩カップル推奨のチェックリスト付き

結婚式場のチャペル

ブライダルフェアに行って挙式会場であるチャペルはしっかりと確認しておきたいものです。
普段なかなか見れる場所ではありませんし、友人の挙式に参列した時も、新郎新婦が入場してきて、讃美歌や誓いを聴いていたらフラワーシャワーへ…と会場スタッフさんの誘導のままに進んでしまい、なんとなくしかわからない挙式とチャペル。
でも、自分の挙式では、なんとなくで済ますわけにはいかないので、会場見学したときに必要なことをきちんとチェックしておきましょう。

チャペル見学16のチェックポイント

結婚式場のチャペルは、ブライダルフェアで必ずチェックしておきたい重要なポイントです。普段なかなか見学する機会のない場所だからこそ、細部まで確認することが大切です。このページでは、チャペル見学時に確認すべき16個のポイントを、具体的にご紹介していきます。初めての見学でも見落としがないよう、ぜひチェックリストとしてお役立てください。

  1. 装飾や雰囲気
  2. 規模と収容人数
  3. バージンロード
  4. 挙式スタイル
  5. 設備・備品
  6. 演出や音楽に関するルール
  7. 牧師さん、神父さん
  8. チャペル内での写真・動画撮影
  9. 控室
  10. フラワーシャワーの可否
  11. ゲストの移動経路
  12. 費用について
  13. 天候対策(雨天時の対応、日差し対策)
  14. 空調設備(夏場や冬場の温度管理)
  15. アクセシビリティ(高齢者や車椅子の対応)
  16. 前後の挙式との時間的余裕

装飾や雰囲気

チャペル内のバージンロードを進む新郎新婦

チャペル内のバージンロードを進む新郎新婦の姿は、結婚式の中でも最も印象的な瞬間の一つです。まず、チャペルの内装や照明、ステンドグラスなどの装飾に注目しましょう。これらの要素がイメージする結婚式の雰囲気と合っているかを確認します。例えば、ナチュラルな木目調の内装ややわらかな照明は、ロマンチックな雰囲気を演出します。一方で、華やかな装飾やゴージャスな照明は、より華やかな印象を与えます。

また、チャペル全体の広さや天井の高さ、開放感も重要なポイントです。ゲストの人数に合わせて余裕のある空間かどうかを確認します。さらに、チャペルの外観や入り口、ロビーなどの雰囲気も見落とすことなく確認しましょう。チャペル全体が統一された雰囲気を持っているかどうか、新郎新婦のお二人のイメージに合っているかを十分に検討することが大切です。

規模と収容人数

チャペルの収容人数が、ご結婚式に招待するゲストの人数に合っているかを確認しましょう。ゲストの人数に対して狭すぎると、参列者の方々が窮屈に感じられる可能性があります。一方で、広すぎるとチャペルが寂しく見えてしまうかもしれません。挙式の厳かな雰囲気を保ちながら、ゲストの方々が快適に過ごせる適度な広さのチャペルを選ぶことが重要です。

チャペルの規模を確認する際は、バージンロードの長さや祭壇までの距離なども注目しましょう。バージンロードが短すぎると、挙式の演出が制限されてしまう可能性があります。一方で、長すぎるとゲストの方々の視界が遮られてしまうかもしれません。祭壇までの距離も、新郎新婦の歩くスペースが十分確保されているかを確認する必要があります。

さらに、チャペル内の通路の幅や、ゲストの動線も見落とすことなく確認しましょう。参列者が快適に着席でき、スムーズに移動できるスペースが確保されているかを確認することが重要です。また、車椅子の方や高齢の方が参列される場合は、その方々のための十分なスペースも考慮に入れる必要があります。

バージンロード

バージンロードは、実際に自分自身が歩いて、長さが適切であるかを確認しましょう。このスペシャルな瞬間を演出する重要な要素だからこそ、慎重に確認する必要があります。

バージンロードが短すぎると、新郎新婦の歩行距離が短く、挙式の演出が制限されてしまう可能性があります。一方で、長すぎると、ゲストの方々の視界が遮られてしまう恐れがあります。新郎新婦の歩行距離と、ゲストの視界の両方を考慮して、バージンロードが最適な長さであるかどうかをチェックしましょう。

また、バージンロードの幅も重要なポイントです。新郎新婦が快適に歩行できるよう、十分な幅が確保されていることを確認しましょう。特に、ドレスの広がりやトレーンの長さも考慮に入れて、ゆとりのある幅であるかを確認することが大切です。

バージンロードの素材や色合いにも注目しましょう。素材はチャペルの雰囲気やテーマに合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、白いカーペットは清楚な印象を、花びらを散らしたバージンロードはロマンチックな雰囲気を演出できます。また、バージンロードの色合いも、チャペルの内装やお二人のイメージ・テーマに合わせて選びましょう。

挙式スタイル

チャペルで行える挙式スタイルが、ご希望のスタイルに合っているかを確認しましょう。一般的なキリスト教式の挙式のほか、神前式や人前式など、様々な挙式スタイルに対応しているチャペルもあります。新郎新婦のお二人のお好みや、ご家族の希望に合わせて、チャペルで行える挙式スタイルを確認することが重要です。

また、挙式に関するルールについても確認が必要です。例えば、牧師や神父の着用する衣装、挙式中の写真撮影の可否、挙式時間の制限など、細かなルールがある場合があります。これらのルールが、ふたりが希望する挙式スタイルに合っているかを確認しましょう。

挙式の演出面でも注意が必要です。チャペルでは、生演奏の音楽や、ろうそくの使用、フラワーシャワーなど、様々な演出が行えることがあります。お二人が希望する演出が可能かどうかを事前に確認し、理想の挙式を実現できるよう準備することが大切です。

設備・備品

挙式に必要な基本的な設備・備品が整っているかを確認しましょう。これには、祭壇、椅子、照明、音響設備などが含まれます。これらの設備が適切に整備されており、挙式に支障がないかどうかを確認することが重要です。

特に重要なのは音響設備です。讃美歌や誓いの言葉、音楽など、挙式中の音声がチャペル内のどの席からもクリアに聞こえるかを確認しましょう。また、生演奏用のピアノや演壇、祭壇上の装飾品など、演出に欠かせない備品が準備されているかも確認が必要です。

ゲストの方々の快適性に関わる設備・備品にも注目しましょう。控室の有無や、トイレの設備、手洗い場の有無など、ゲストの方々が安心して過ごせる環境が整っているかを確認することが重要です。

チャペルの設備・備品の管理状態にも注目しましょう。清潔で整理整頓された状態であるかを確認し、必要に応じて修繕や清掃が行われているかも確認することが大切です。特に、ゲストが直接触れる椅子や手すりなどは、状態をしっかりとチェックしましょう。

演出や音楽に関するルール

演出や音楽に関するルールは、チャペルごとに大きく異なる場合があります。自分たちがイメージする挙式スタイルがあるのであれば、必ずプランナーさんに具体的に伝えて、対応可能かどうかを確認するようにしましょう。

チャペルによっては、生演奏や音響機器の使用に制限がある場合があります。例えば、電子楽器の使用が禁止されていたり、演奏できる楽器が限定されていたりすることもあります。また、音量制限がある場合もあるので、新郎新婦の希望する演出が可能かどうかを事前に確認することが重要です。

チャペル内での装飾やフラワーシャワーなどの演出に関するルールについても確認が必要です。例えば、ろうそくの使用や生花の持ち込みが制限されていたり、特定の場所でのみ許可されていたりする場合があります。演出プランを立てる前に、これらのルールを把握しておくことで、スムーズな準備が可能となります。

牧師さん、神父さん

挙式の神父さんとカップルと参列者

新郎新婦の信仰に合わせて、適切な宗派の牧師さん、神父さんが執り行ってくれるかどうかを確認することが重要です。例えば、カトリック式の挙式の場合は、カトリックの神父さんが執り行うことが一般的です。これは挙式の厳かさや正統性に関わる重要な要素となります。

また、牧師さん、神父さんの人となりや経験についても確認が必要です。挙式を滞りなく進行させるためには、経験豊富で信頼できる牧師さん、神父さんを選ぶことが重要です。過去の実績や評判などを確認し、新郎新婦の希望に合った適切な人選ができるよう確認しましょう。

牧師さん、神父さんの衣装や所作、挙式の進行方法なども事前に確認しておくと良いでしょう。新郎新婦の希望に沿った挙式が行えるかどうかを確認することが大切です。可能であれば、事前に面談の機会を設けて、お二人の想いや希望を直接伝えられる時間を作ることをおすすめします。

牧師さん・神父さんの違いについては、【牧師と神父の違いは?】それぞれの役割と挙式スタイルの違い で詳しく説明しています。あわせてご覧ください。

チャペル内での写真・動画撮影

カメラ

チャペルでの撮影ルールは、会場によって大きく異なります。中には、挙式中の撮影を制限しているチャペルもあるため、撮影の可否と、撮影可能な場所や時間帯を事前に確認することが重要です。特に、思い出に残る大切な瞬間を写真や動画に収めたい場合は、細かなルールまで把握しておく必要があります。

チャペル内での撮影に関する具体的なルールについても確認が必要です。フラッシュの使用制限、撮影可能な位置や角度の指定、三脚などの機材の使用制限など、様々な制約がある場合があります。これらのルールを事前に確認し、適切な撮影方法を検討することが大切です。

専属のカメラマンやビデオグラファーの有無についても確認しましょう。チャペルが撮影スタッフを手配してくれる場合は、その人選や料金などを確認する必要があります。また、外部カメラマンの持ち込みが可能かどうかも重要なポイントです。持ち込み可能な場合は、事前の打ち合わせや下見の機会があるかどうかも確認しておきましょう。

控室

挙式前に待機するための控室の有無を確認しましょう。チャペルによっては控室がない場合もあるため、新郎新婦の着替えや準備ができる空間が確保されているかを確認することが重要です。特に、ドレスの着替えやヘアメイクの直しなど、プライバシーが必要な作業を行う場所として、適切な広さと設備が整っているかどうかを確認しましょう。

控室の設備についても詳しく確認が必要です。新郎新婦が快適に過ごせる広さと、着替えや身支度ができる設備が整っているかを確認しましょう。化粧台やドレスラック、姿見、洗面設備などが備わっていると便利です。また、空調の効き具合や採光なども、快適に過ごすために重要なポイントとなります。

控室の動線や、ゲストの方々との動線の分離についても確認が必要です。新郎新婦が控室から挙式会場へスムーズに移動できるよう、動線が適切に設計されていることを確認しましょう。特に、ゲストの方々との事前の接触を避けたい場合は、別々の動線が確保されているかどうかが重要です。

フラワーシャワーの可否

ガーデンウェディングでのフラワーシャワーシーン

チャペルでのフラワーシャワーは、思い出に残る素敵な演出の一つですが、会場によって実施可能かどうかが異なります。フラワーシャワーの可否を事前に確認し、可能な場合は具体的な実施方法や制限事項について詳しく確認しましょう。

フラワーシャワーを行える場所やタイミングについても確認が必要です。チャペルによっては、バージンロード上やステージ上など、特定の場所でしかフラワーシャワーが許可されていない場合があります。また、挙式中や退場時など、タイミングも制限されている可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。

使用できる花の種類や量についても確認しましょう。チャペルが指定する花を使用しなければならない場合や、使用量に制限がある場合があります。また、造花の使用可否や、片付けの方法についても確認が必要です。新郎新婦のイメージする演出が実現できるよう、詳細な打ち合わせを行うことをおすすめします。

ゲストの移動経路

ゲストの方々がチャペルに入場してから退場するまでの動線を、実際に歩いて確認しましょう。チャペルの入り口から挙式会場までのルートが適切に設計されており、スムーズに移動できるかどうかを確認することが重要です。特に、高齢の方や車椅子をご利用の方も安全に移動できるか、段差や通路幅にも注目して確認しましょう。

ゲストの控室やトイレなどの付帯設備への動線についても確認が必要です。挙式前後の待機場所や、化粧直しなどができるスペースへの移動がスムーズにできるか確認します。また、雨天時の動線確保や、日差しの強い時期の日陰の確保など、天候に関する配慮も重要なポイントです。

挙式当日のスムーズな進行のために、案内表示やスタッフの配置についても確認しましょう。ゲストが迷わずに移動できるよう、適切なサインや誘導がなされているか、また、スタッフによるご案内体制が整っているかを確認することが大切です。

費用について

アルファベットでCost performanceと書かれたプレートとスマホと電卓が置かれた画像

チャペル使用料の内訳を確認しましょう。
チャペル使用料には、挙式会場使用料、付帯設備使用料、スタッフ費用など、様々な項目が含まれている可能性があります。 これらの費用の内訳を確認し、新郎新婦のご予算に合っているかを確認することが重要です。オプション料金についても確認が必要です。 生演奏の手配、装飾の追加、写真撮影の手配など、様々なオプションサービスが用意されている可能性があります。 これらのオプション料金を確認し、ご希望のサービスを選択できるよう検討しましょう。
また、支払い条件や支払い時期についても確認しておきましょう。 申し込み時の前払い、残金の支払い時期など、支払い条件が異なる場合があります。 これらの条件を事前に確認し、スムーズな支払いができるよう準備しておくことが重要です。

天候対策(雨天時の対応、日差し対策)

チャペル選びで見落としがちなのが、天候への対策です。特に自然光を取り入れた開放的なチャペルやガーデンチャペルでは、天候によって挙式の雰囲気が大きく変わってきます。雨天時の対応策はもちろん、強い日差しへの対策も重要なポイントとなります。

ガーデンチャペルや窓の多いチャペルでは、雨天時の代替プランを必ず確認しましょう。室内チャペルへの変更が可能かどうか、その場合の手続きや追加料金の有無なども確認が必要です。また、日差しの強い季節は、ステンドグラスからの光がまぶしすぎたり、室温が上がりすぎたりする可能性もあります。ブラインドやカーテンの設置状況、日よけの対策なども確認しておきましょう。

空調設備(夏場や冬場の温度管理)

結婚式は一年を通して行われるものですが、チャペル内の温度管理は季節によって大きな課題となります。特に夏場や冬場は、ゲストの快適性に直結する重要な要素となります。天井の高い建築様式のチャペルでは、空調の効きにムラが出やすいため、より慎重な確認が必要です。

夏場はチャペル内の温度上昇を抑える工夫や、冬場は寒さ対策として床暖房の有無など、季節ごとの対策を確認しましょう。また、挙式中の温度調整が可能かどうかも重要なポイントです。新郎新婦は厚手のドレスやタキシードを着用するため、ゲストとは体感温度が異なることにも注意が必要です。空調の吹き出し口の位置や風量調整の可否なども、細かくチェックしておくと安心です。

アクセシビリティ(高齢者や車椅子の対応)

年老いた女性に笑顔で話しかけ、久しぶりの再会を喜ぶ若い女性

大切なゲストが安心して参列できるよう、チャペルのアクセシビリティは慎重に確認すべき重要なポイントです。特に、高齢の方や車椅子を使用される方が参列される場合は、スロープや手すりの設置状況、通路の幅など、細かな点まで確認が必要です。

バリアフリー対応として、エレベーターやスロープの設置状況、段差の有無、手すりの設置場所などをチェックしましょう。また、車椅子専用の観覧スペースの確保や、介助が必要な方へのサポート体制についても確認します。チャペルによってはバリアフリー対応が十分でない場合もあります。その場合は、会場スタッフのサポート体制や、代替案の有無について具体的に相談することをおすすめします。

前後の挙式との時間的余裕

理想の挙式を実現するためには、準備から片付けまでの十分な時間確保が不可欠です。チャペルによっては1日に複数の挙式を行うため、前後の挙式との時間的な余裕を確認することが重要です。特に、写真撮影や装飾の準備、リハーサルなどに必要な時間を考慮して、スケジュールを立てましょう。

挙式前の準備時間として、新郎新婦の着替えや写真撮影、ゲストの入場など、必要な時間をしっかりと確保できるか確認します。また、挙式後のフラワーシャワーや記念写真撮影なども、慌ただしくならないよう余裕を持った時間設定が必要です。特に人気の時期や時間帯は、予約が混み合うことも予想されるため、事前に詳しい打ち合わせを行うことをおすすめします。

チャペル見学のベストタイミング

ウェディングプランナーと打ち合わせするカップル

チャペル見学は、実際の挙式をイメージしやすい時間帯を選ぶことが重要です。平日と休日では会場の雰囲気が大きく異なりますし、季節や時間帯によっても印象が変わってきます。理想の挙式をイメージするために、複数回の見学を検討するのもおすすめです。

平日の見学では、じっくりと会場の細部を確認できる利点があります。また、プランナーさんとゆっくり相談できる時間も取れやすいでしょう。一方、休日は実際の挙式の様子を見学できる可能性が高く、より具体的なイメージを掴むことができます。

季節による光の入り方の違いも、重要なポイントです。特に自然光を取り入れているチャペルでは、季節や時間帯によって雰囲気が大きく変わります。予定している挙式の季節・時間帯に近い条件で見学することで、より正確なイメージを掴むことができます。また、他の式の様子を見学できる時間帯を選ぶことで、実際の進行や演出のイメージもつかみやすくなります。

チャペル見学での写真撮影のコツ

iPhone16プロ

チャペル見学時の写真撮影は、後の検討材料として非常に重要です。ただし、会場によって撮影可能な範囲や場所が異なるため、事前に許可を得ることが必要です。プランナーさんに撮影可能な場所を確認し、効率的に記録を残せるよう計画を立てましょう。

インスタ映えするアングルだけでなく、実用的な視点での撮影も重要です。例えば、バージンロードの長さや幅、ゲスト席からの視界、照明の位置など、実際の挙式で重要となるポイントを記録に残しましょう。また、チャペルの全体的な雰囲気を伝える写真も大切です。自然光の入り方や装飾の細部など、後で見返したときに参考になる要素を意識して撮影することをおすすめします。

後で比較検討しやすい撮影のためには、同じアングルでの撮影や、寸法を示すための基準となるものを入れた撮影など、工夫が必要です。また、気になった点や確認事項をメモと共に撮影しておくと、後での検討がしやすくなります。

チャペルの種類と特徴

それぞれのチャペルには、独自の特徴や魅力があります。挙式のスタイルや希望する雰囲気に合わせて、最適なチャペルを選びましょう。

独立型チャペル

独立型チャペルは、結婚式場の敷地内に単独で建てられた専用の教会建築です。教会建築として設計された本格的な外観と内装を持ち、厳かで荘厳な雰囲気が特徴です。独立した建物であることで、チャペルとしての存在感があり、結婚式場の中でもひときわ印象的なランドマークとなっています。

建築デザインにおいても、本格的な教会建築の要素が随所に活かされています。高い天井と尖塔、大きなステンドグラス、格調高い祭壇など、伝統的な教会建築の様式美を取り入れているケースが多く見られます。また、独立した建物であるため、チャペル内の音響効果も優れており、聖歌隊の歌声やパイプオルガンの演奏が美しく響き渡ります。

挙式の演出面でも、独立型チャペルならではの利点があります。チャペル前の広場でのフラワーシャワーや記念撮影など、建物の外観を活かした演出が可能です。また、他の施設と独立しているため、ゲストの動線も明確で、厳かな雰囲気を損なうことなく挙式を執り行うことができます。

ただし、披露宴会場との距離が離れている場合は、移動手段や雨天時の対応を確認する必要があります。また、独立した建物のため、空調設備や照明設備などの快適性についても、事前にしっかりとチェックすることが重要です。本格的な教会建築としての魅力を活かしつつ、現代の結婚式に求められる機能性も備えているかどうかを、総合的に判断することをおすすめします。

ガーデンチャペル

シンプルなガーデン挙式スタイルの配置。

ガーデンチャペルは、自然の光と緑に囲まれた開放的な空間で、まるで森の中の教会のような幻想的な雰囲気が特徴です。四季折々の草花や木々、青空や自然光が織りなす美しい景観は、写真映えも抜群で、多くのカップルを魅了している人気の会場スタイルです。

ガーデンチャペルの最大の魅力は、自然と調和した心安らぐ空間演出です。大きなガラス窓からは陽光が差し込み、祭壇に向かって歩くバージンロードでは、木漏れ日や庭園の緑が美しいバックグラウンドとなります。また、季節の花々を取り入れた装飾により、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色など、季節ごとに異なる表情を楽しむことができます。

ただし、自然を取り入れた会場ならではの注意点もあります。天候による影響を受けやすいため、雨天時の対応プランを必ず確認しておく必要があります。また、真夏の直射日光や冬場の寒さ対策など、季節特有の課題にも配慮が必要です。空調設備の効き具合や、ゲスト席への日差しの影響なども、事前にチェックしておくべき重要なポイントとなります。

さらに、屋外が見える開放的な設計ゆえ、挙式時間帯による光の入り方の違いも大きな検討材料です。特に、夕暮れ時のサンセット挙式を検討する場合は、季節による日没時間の変化も考慮に入れる必要があります。自然光を活かした幻想的な演出を実現するためには、これらの要素を綿密に計画することが大切です。

ホテル併設チャペル

ホテル併設チャペルは、利便性と快適性を兼ね備えた人気の挙式会場です。披露宴会場やゲストの宿泊施設が同じ建物内にあるため、移動の負担が少なく、特に遠方からのゲストへの配慮が行き届いているのが特徴です。

ホテルならではの充実した設備も大きな魅力です。新郎新婦の控室は広くて快適、ゲスト用の待合スペースも十分に確保されているケースが多いでしょう。また、美容室や着付室、写真スタジオなどの施設が併設されていることも多く、当日の準備をスムーズに進められます。

特に重要なのが、悪天候時の安心感です。チャペルまでの移動がすべて屋内で完結するため、雨天時でもゲストの皆様を濡らすことなく案内できます。また、ホテルの一括管理により、空調や照明、音響などの設備面でも安定した品質が期待できます。

一方で、ホテルの雰囲気や様式に合わせたチャペルデザインとなるため、独立型チャペルと比べると個性的な演出や装飾に制限がある場合もあります。挙式のイメージとホテルの全体的な雰囲気が合っているかどうかも、選択の重要なポイントとなるでしょう。

由緒ある教会での挙式

大聖堂で神父の前にたたずむ新郎と新婦

由緒ある教会での挙式は、長い歴史と伝統に裏打ちされた厳かな雰囲気が最大の魅力です。歴史的建造物としての価値を持つ本物の教会で執り行う挙式は、特別な意味を持つ荘厳な儀式となります。

建築様式や装飾にも注目です。時を経て磨き上げられた本物のステンドグラスや彫刻、天井画など、現代では再現が難しい芸術性の高い装飾を目にすることができます。また、パイプオルガンの生演奏など、本格的な教会ならではの演出も可能な場合が多いでしょう。

ただし、由緒ある教会での挙式には、いくつかの重要な確認事項があります。まず、挙式可能な日時が限定される場合が多く、特に人気の教会では予約が取りにくい状況もあります。また、キリスト教の教会では、宗派による制限や、結婚前の事前講座受講が必要となるケースもあります。

装飾や撮影についても、歴史的建造物ならではの制限があることを理解しておく必要があります。過度な装飾や、フラッシュを使用した撮影が制限される場合も多いでしょう。また、収容人数にも制限があることが多いため、ゲストリストの調整が必要になる可能性もあります。

しかし、これらの制限は、むしろ由緒ある教会での挙式を特別なものにする要素とも言えます。歴史ある空間での厳かな挙式は、新郎新婦とゲストの心に深く刻まれる、かけがえのない思い出となることでしょう。

先輩カップルに聞く!チャペル選びの失敗談と成功のポイント

実際に挙式を経験した先輩カップルの声は、チャペル選びの貴重な参考になります。実体験に基づくアドバイスを参考にすることで、見落としがちなポイントや季節特有の注意点も把握でき、より良い選択ができます。

多くのカップルが後から気づく重要なチェックポイントには、前後の挙式との時間的余裕、ゲストの動線、音響の聞こえ方などがあります。季節ならではの要注意ポイントも見逃せません。特に空調の効き具合や日差しの強さ、雨天対策は、当日のゲストの快適さに直結する重要な要素です。

実際の挙式当日には、予期せぬ出来事に遭遇することもあります。先輩カップルの経験から多く挙がるのが、突然の天候変化への対応、高齢ゲストへの配慮、写真撮影のタイミング調整などです。これらの経験談を参考に、事前の確認や対策を行うことで、スムーズな挙式進行が可能となります。

◯と×の上げ札を持った女性

先輩カップルが語る!特に重要な7つのチェックポイント

16のチェックポイントの中で、先輩カップルが特に「これをチェックしておいて良かった」「これを確認していなくて困った」という体験に基づく重要項目をピックアップしました。

1. アクセシビリティ

  • 高齢者や車椅子の方の移動がスムーズにできるか
  • スタッフのサポート体制が整っているか
  • 特に、バージンロードまでの動線で段差の問題はないか

2. 前後の挙式との時間的余裕

  • 写真撮影のための十分な時間が確保できるか
  • 慌ただしい入れ替えにならないか
  • 次の挙式が控えているために演出を急かされることはないか

3. 天候対策

  • 雨天時の具体的な代替プランはあるか
  • 季節や時間帯による日差しの影響はどうか
  • 空調設備は十分か

4. 控室

  • 新郎新婦それぞれの控室の広さは十分か
  • ドレスの着替えやヘアメイクに支障はないか
  • ゲストとの動線が重ならない配置か

5. 演出や音楽に関するルール

  • 希望する演出は実現可能か
  • 音響設備の性能は十分か
  • 制限事項は事前に明確か

6. チャペル内での写真・動画撮影

  • 撮影可能なポイントは希望通りか
  • 外部カメラマンの持ち込みは可能か
  • 撮影時の制限事項はあるか

7. 設備・備品

  • 基本的な設備は整っているか
  • 追加料金が発生する備品は何か
  • メンテナンス状態は良好か

「確認していて本当に良かった」「確認していなくて後悔した」という先輩カップルの声に基づくチェックポイントです。特に、高齢者への配慮や天候対策、時間的余裕については、多くの先輩カップルもその重要性を指摘しています。また、写真撮影に関する制限事項も、後から「もっと事前に確認しておけば良かった」という声が多く聞かれる項目です。

まとめ

挙式は、披露宴よりも短い時間の中、少ない人数で執り行われるので軽視してしまう方もいらっしゃいます。ですが、ふたりが結婚の誓いを立てる一生思い出の残る重要なところです。ちゃんと自分たちの挙式スタイルが叶うのかどうかをあらゆる角度から確認しておく必要があります。
また、プランナーさんからそのチャペルでの挙式スタイルを教えてもらうことで、より幅広い視野で挙式をイメージしていくことができるでしょう。

ブライダルフェアで会場見学をするときは、必ずチャペルを案内してくれます。この記事で紹介した項目だけでなく、現場で気づいたことや発見したこと、わからない事はすぐにプランナーさんに質問して確認してメモを取っておくようにしましょう。ブライダルフェアでプランナーさんに聞く35のリストもあわせて確認してみてくださいね。
すべては2人の理想とする挙式を叶えるためです。