【結婚式 テーマの決め方】理想のウェディングを叶えるテーマの見つけ方

結婚式場を探し始める時、2人の理想とするウェディングはどんなものなのかをあらかじめ決めておいたほうがいいですよね!と、先日投稿したゴールデンウィークにブライダルフェアに参加する方への記事にも書きました。
で、ここでもずっと前の記事でも出てくる理想のウェディング。これってどうやって決めたらいいんでしょうか?
そんなことをちょっと考えてみたいと思います。
理想のウェディングとは
理想のウェディングには、ふたりが幸福感を感じられる結婚式の雰囲気やスタイル、場所、装飾や料理、演出や音楽など、様々な要素が含まれます。そして、その要素がふたりの夢や想いを表現し、新郎新婦のふたりだけじゃなくゲストにとっても心に残る素晴らしい体験になるように丁寧に計画する必要があります。
例えば、新郎新婦が自然が好きな場合は、アウトドアで行うウェディングをテーマと考えて、自然や植物を取り入れたスタイルを選ぶことができます。また、新郎新婦が音楽や芸術が好きな場合は、音楽や芸術をテーマにしたウェディングを行うことができます。
そのためには、ふたりが希望するウェディングの雰囲気やスタイル、場所や装飾、料理や演出などの細かい部分まで、しっかりとイメージを共有することが大切です。
理想とするウェディングのテーマを決める
理想のウェディングを決めるにあたり、以下のような項目を検討して、そのテーマを作っていきます。
- 好きなことと苦手なことを書き出す
- 2人の共通の興味や趣味
- 季節や時間帯
- 会場の雰囲気やロケーション
- 文化やトレンド
- 2人のバックグラウンドや人生観
- 伝えたいメッセージやキーワード
- テーマに基づいた演出や装飾
- ゲストへの配慮
好きなことと苦手なことを書き出す

自分たちの好きなことと苦手なことを書き出すことは、理想のウェディングテーマを見つける上で非常に重要なステップです。
ふたりで一緒に、自分たちが普段から楽しんでいる趣味や活動、大切にしている思い出などを挙げていきましょう。例えば、アウトドア派なのか、アーティスティックな要素が好きなのか、あるいは非日常的な雰囲気を求めているのかなど、自分たちの好みを具体的に書き出していきます。
一方で、結婚式の際に避けたい要素や苦手なことについても、しっかりとリストアップしましょう。華やかすぎるデコレーションは好みではない、あるいは堅苦しい雰囲気は避けたいなど、自分たちに合わないと感じるものを洗い出すことが大切です。
このように、自分たちの「好き」と「苦手」を明確にしていくことで、理想のウェディングテーマの基盤が形成されていきます。ふたりの個性や価値観が反映された、オリジナリティ溢れるテーマ設定につなげていくことができるのです。
2人の共通の興味や趣味

新郎新婦が共通の趣味や興味を持っている場合、そのテーマを取り入れることができます。
例えば、音楽が好きなふたりなら音楽に関するテーマを取り入れたり、旅行が好きならふたりで旅をした思い出を取り入れたり、好きな国の文化を取り入れたテーマを選ぶことができます。二人で初めて出会った場所や、特別な思い出のある旅行先など、ふたりにとって意味のある場所やエピソードをテーマにしたり、初デートの場所や旅行先でのエピソードなど、二人にとって意味のある場所や出来事をテーマにすることで、よりパーソナルな結婚式が実現します。こうした思い出を大切にしながら、式の演出やデコレーションに反映させていくことで、ゲストにもその想いが感じられ、ふたりらしい結婚式テーマが伝わるはずです。
また、共通の趣味や興味がなくても、ふたりが理想とするウェディングを検討していく中で、どんな結婚式にしたいのかを一緒に調べていくことで、ふたりに共通する興味やスタイルを見つけていくことができるかもしれません。
二人だけの特別な絆や思い出、趣味嗜好といった要素を大切にすることで、オリジナリティ溢れる結婚式を実現できるでしょう。ゲストにも二人らしさが伝わり、心に残る思い出の一日となるはずです。
季節や時間帯

季節や時間帯を検討することも、理想のウェディングテーマを見つける上で重要なポイントです。
まず、挙式を行う季節について考えてみましょう。春なら桜、夏なら海、秋なら紅葉、冬なら雪景色といった具合に、その季節ならではの自然の彩りを取り入れることで、装飾やメニューなどにも統一感を持たせることができます。季節感のある演出によって、ゲストにもより印象深い結婚式を提供できるでしょう。
また、挙式の時間帯も重要です。朝の優雅な雰囲気を感じられる挙式、昼下がりの陽だまりの中での披露宴、夕方の夕焼け空を背景にした演出など、時間の移り変わりとともに変化する光の演出も魅力的です。時間帯によって生まれる雰囲気の違いを活かし、ふたりのイメージにぴったりのタイミングを選ぶことをおすすめします。
このように、結婚式の季節や時間帯を意識的に検討することで、より一層自分たちらしいテーマ性の高い演出が可能になります。ふたりの好みやライフスタイルに合わせて、最適な選択をしていきましょう。
会場の雰囲気やロケーション

結婚式を挙げる会場の特徴に着目してみましょう。
例えば、ナチュラルな雰囲気の教会やリゾート地のホテルなど、会場の持つ雰囲気を活かしたテーマ設定ができます。会場の内装やロケーションを活かした装飾を施すことで、ゲストにも統一感のある印象を与えることができます。
また、自然に囲まれた野外会場や、都会的な雰囲気の会場など、会場のロケーションによってもテーマ性が大きく変わってきます。緑豊かな田園風景の中で行う挙式なら、ナチュラルな装飾が相応しいでしょうし、都心の高層ビルの上空で行う披露宴なら、洗練された上品な雰囲気が適切です。
さらに、会場の歴史や建築様式にも注目してみましょう。古民家のような趣きのある会場なら、レトロな雰囲気を演出できますし、モダンな建築の会場ならシンプルかつスタイリッシュなテーマが映えるかもしれません。
このように、会場の特徴を最大限に活かしながら、ふたりの好みに合わせてテーマを設定していくことが大切です。会場の雰囲気やロケーションとテーマが一体となることで、より魅力的な結婚式を実現できるはずです。
文化やトレンド

文化的な要素やトレンドも参考にすると良いでしょう。
まず、二人の生まれ育った文化的背景に着目してみましょう。例えば、日本の伝統的な文化要素を取り入れるのも素敵な選択肢になります。和装や神前式、日本庭園を活かした会場装飾など、日本ならではの美しさを表現することができます。一方で、二人がそれぞれ異なる国籍の場合、両国の文化を融合させたテーマも考えられます。
また、結婚式のトレンドにも注目してみるのも良いかもしれません。近年では、ナチュラルやミニマルなデザインが人気を集めています。自然素材を活かした装飾や、シンプルかつ洗練された雰囲気のウェディングスタイルは、ゲストにも好評を得ています。一方で、テクノロジーを活用したハイテク演出など、先進的なトレンドを取り入れるのも面白いアプローチです。
さらに、二人の価値観や信念を反映させたテーマ設定も検討してみましょう。例えば、「持続可能性」や「ダイバーシティ」といったキーワードをテーマにすれば、社会的な意義のある結婚式を実現できるかもしれません。
このように、文化的な背景やトレンドを意識しつつ、二人ならではの価値観を反映させることで、オリジナリティ溢れるウェディングテーマが見つかるはずです。
ふたりのバックグラウンドや人生観

ふたりのバックグラウンドや人生観に合わせたテーマを選ぶこともできます。
二人がそれぞれ育った環境や家庭環境について考えてみましょう。例えば、田舎育ちか都会育ちか、宗教的な背景があるかどうかなど、ふたりの生い立ちの違いを活かしたテーマ設定ができるかもしれません。
また、二人がこれまで歩んできた人生の経緯にも着目しましょう。仕事や趣味、価値観の違いなど、ふたりの個性や特徴を反映させることで、より個性的なウェディングを実現できるでしょう。例えば、二人が共に経験したアドベンチャーをテーマにするのも良いアイデアです。
さらに、これからの人生に対する二人の考え方や夢、目標なども重要です。「家族を大切にしたい」「自然との調和を大切にしたい」など、ふたりの人生観を表現したテーマ設定は、ゲストにも深い印象を与えるはずです。
このように、ふたりのバックグラウンドや人生観を丁寧に振り返ることで、自分たちらしさが最大限に反映された、オリジナリティ溢れるウェディングテーマが見つかるはずです。ふたりならではの特徴を活かした、心に残る結婚式を実現しましょう。
伝えたいメッセージやキーワード

「感謝」や「絆」、「愛」といった言葉をテーマにすることで、結婚式全体に深い意味合いを持たせることができます。ふたりの思いを込めたメッセージを、装飾やプログラムなどさまざまな演出を通して表現していくのです。
また、「自然との調和」「持続可能性」「ダイバーシティ」といったキーワードをテーマに据えることで、社会的な意義のある結婚式を実現することもできます。ふたりの価値観や信念を反映させながら、ゲストにも深い印象を与えられるでしょう。
さらに、ふたりの出会いや歩みを象徴するような言葉を見つけるのも良いアイデアです。「運命の出会い」や「新たな一歩」、「永遠の絆」など、ふたりの物語を表現するキーワードをテーマにすれば、より感動的な結婚式が実現できるかもしれません。
このように、結婚式を通して伝えたい思いや、ふたりの人生観を象徴するキーワードを見つけ出すことが重要です。そうした言葉を中心に、装飾やプログラム、メニューなどを展開していくことで、ゲストにも深く響く、意義深い結婚式を実現できるはずです。
テーマに基づいた演出や装飾

決まったウェディングテーマに基づいて、会場の装飾やアイテムの選定、演出などを展開していくことが重要です。
例えば、「ナチュラル」をテーマにした場合、グリーンを基調とした装飾や、木や竹、麻などの自然素材を使ったアイテムを取り入れると良いでしょう。会場にはガーデンやグリーンウォールを設置したり、テーブルにはボタニカルな器を使うなど、テーマに沿った統一感のある演出が可能です。
一方、「ロマンティック」をテーマにした場合は、キャンドルの灯りやレースなどの繊細なデコレーションが適しています。ピンクやパステルカラーを基調にしたフラワーアレンジメントや、ゴールドのアクセントを効かせた装飾で、優雅な雰囲気を演出できます。
「アーティスティック」なテーマなら、会場に絵画や彫刻を展示したり、ゲストのアート体験を取り入れるのも面白いアイデアです。ウェルカムスペースにはペインティングコーナーを設けたり、披露宴にはライブパフォーマンスを組み込むなど、創造性あふれる演出が可能です。
このように、決まったテーマに沿って、会場装飾やアイテム選び、さまざまな演出を展開していくことで、ゲストにも強い印象を与えられる結婚式が実現できるはずです。ふたりのこだわりを最大限に活かしながら、オリジナリティ溢れる演出を心がけましょう。
ゲストへの配慮

ず大切なのは、ゲストの立場に立って考えることです。例えば、会場の動線や座席配置を工夫し、ゲストが快適に過ごせるような配慮が必要です。また、料理やドリンクのメニューも、アレルギーや宗教上の制限にも配慮したものを用意しましょう。
さらに、ゲストにも結婚式の雰囲気や演出を存分に楽しんでもらえるよう、プログラムの工夫も重要です。例えば、参加型のアクティビティを取り入れたり、ゲストの方々にも思い出に残る体験ができるような仕掛けを用意するのも良いアイデアです。
そして何より大切なのは、ふたりの思いが十分に伝わるよう、ゲストとの交流を大切にすることです。両家の関係者や、親しい友人たちとの絆を深めながら、ゲストにも自分たちの人生観や価値観を理解してもらえるような工夫をすることが望ましいでしょう。
ゲストの立場に立って、心地よい体験を提供することが、理想のウェディングテーマを実現する上で不可欠です。ふたりの想いと、ゲストの満足度を両立させることで、きっと素晴らしい結婚式になるはずです。
結婚式のテーマを考えるコツ

結婚式のテーマを決めるのは、準備の中でも最も大切なステップの一つです。テーマが決まれば、その後の会場選びや装飾、演出まで、すべての選択の基準が明確になっていきます。ここでは、2人でテーマを考えていく際の具体的なコツをご紹介していきます。
話し合いの始め方
結婚式のテーマを考えるとき、まずは2人でゆっくり話し合う時間を作ることが大切です。平日の夜や休日など、2人とも落ち着いて話せる時間帯を選びましょう。好きな飲み物を用意したり、リラックスできる場所に出かけたりして、楽しみながら想像を膨らませていけると理想的です。
まずは「どんな結婚式にしたいか」という大きな質問から始めるのがおすすめ。「こうしなければならない」という固定観念は一旦置いておいて、2人が本当に望む結婚式について自由に話し合ってみましょう。この時点では現実的かどうかは気にせず、純粋な希望を出し合うことが大切です。
思い出の場所や好きな映画、憧れの結婚式のイメージなど、どんな些細なことでも話のタネになります。「こんな結婚式素敵だな」と思ったことを、日頃からスマートフォンなどに保存しておくと、話し合いの際の参考になりますよ。
2人の意見が違うときの決め方

2人の意見が違うときは、それぞれの想いをじっくり聞き合うことから始めましょう。なぜそのテーマを選びたいのか、どんな結婚式をイメージしているのか、お互いの考えを理解することで、2人が納得できる方向性が見えてくるはずです。意見の違いを感じたときは、むしろそれを活かして新しいアイデアを生み出すチャンスと捉えてみるのも良いでしょう。
例えば、一方が「自然の中での結婚式」を希望し、もう一方が「都会的でモダンな結婚式」を希望する場合。これを対立として捉えるのではなく、「都会の中の緑溢れる会場」を探すなど、両方の要素を組み合わせた新しい発想が生まれるかもしれません。大切なのは、どちらかの意見に合わせるのではなく、2人の想いを活かした新しい方向性を見つけることです。
ではまず続きをお送りします:
迷った時の考え方
迷った時は、2人の出会いのエピソードや、付き合ってからの思い出、大切にしている価値観などを振り返ってみましょう。そこから自然とテーマのヒントが見つかることも多いものです。また、結婚式に呼びたいゲストのことを考えながら、どんな雰囲気だと皆が楽しめるかを想像してみるのも効果的です。
テーマに悩んだ時は、一度結婚式のことを忘れて、2人の日常の会話を思い出してみるのもおすすめです。どんな時間が2人にとって一番楽しいか、休日はどんなことをして過ごすことが多いか。そんな何気ない日常の中にも、2人らしさのヒントが隠れているものです。
また、両家の親御さんに2人の結婚式の思い出を聞いてみるのもいいかもしれません。世代を超えて受け継がれてきた伝統や、家族の想いを知ることで、新しい視点が生まれることもあります。
プランナーとの相談の仕方

プランナーと相談する際は、2人で話し合った内容をメモにまとめておくと、より具体的なアドバイスをもらいやすくなります。プランナーは多くの結婚式を手がけた経験があるので、2人の想いを実現可能な形に整理してくれる頼もしい存在。ただし、プランナーの提案に流されすぎないよう、2人の希望は明確に伝えることを忘れずに。
打ち合わせの前には、2人の希望をできるだけ具体的にまとめておきましょう。「ナチュラルな雰囲気」といった漠然とした表現ではなく、「木のぬくもりを感じられる」「たくさんの緑に囲まれた」など、イメージが伝わりやすい言葉で表現すると良いでしょう。
また、予算の優先順位についても、事前に2人で話し合っておくことが大切です。テーマに合わせて重点的にお金をかけたい部分と、そうでない部分を明確にしておくことで、より現実的な提案をもらえるはずです。
テーマの候補を絞り込みステップ
結婚式のテーマを具体的に決めていくには、段階を追って整理していく必要があります。漠然としたイメージから実現可能な形にしていくために、ここでは具体的な手順とチェックポイントをご紹介します。2人の理想を現実のものにしていくために、一つずつステップを確認しながら進めていきましょう。
やりたいことを書き出してみよう

テーマを具体的に決めていくためには、段階を踏んで整理していくことがポイントです。まずは、2人がやりたいことをできるだけたくさん書き出してみましょう。例えば、「緑に囲まれた空間で式を挙げたい」「大切な人たちとゆっくり過ごせる時間が欲しい」「思い出の音楽を取り入れたい」など、具体的なイメージを挙げていきます。この段階では数にこだわらず、思いつくことを自由に書き出すことが大切です。
どんな些細なことでも、「素敵だな」と感じたことは書き留めておきましょう。結婚式で見た印象的な演出、雑誌やSNSで見つけた素敵なアイデア、旅行先で感動した景色など、インスピレーションの源は身の回りにたくさんあるものです。それらの要素を組み合わせることで、世界に一つだけのオリジナルテーマが生まれるかもしれません。
本当に実現できるか考えてみよう
書き出した案が本当に実現できるかどうかを、具体的に検討していきましょう。夢のような結婚式のイメージも大切ですが、現実的な視点で見直すことで、より実現可能な形に整理することができます。例えば、「海外の古城での結婚式」という夢を、「歴史ある建物での、クラシカルな雰囲気の結婚式」として国内で実現するなど、エッセンスを活かした代替案を考えてみるのもいいでしょう。
また、ゲストの年齢層や、遠方からの参列者の有無なども重要な検討ポイントです。おしゃれな演出も素敵ですが、お年寄りには階段の多い会場は負担になるかもしれませんし、小さな子供連れのゲストには、長時間の着席が必要な演出は避けた方が良いかもしれません。
実現可能性のチェックポイント
結婚式のテーマを実現するために、必ず確認しておきたいポイントがあります。これらの項目を一つずつチェックしていくことで、より具体的な実現プランが見えてきます。
以下の点を必ずチェックしましょう
- 予算面での実現可能性
- 基本予算内で実現できるか
- 追加費用が発生する項目はないか
- 予備費の確保は十分か
- 会場との相性
- 希望の雰囲気を演出できる設備があるか
- 会場の規則と矛盾しないか
- 定員数は適切か
- 準備にかかる時間と労力
- 準備期間は十分か
- 必要な業者の手配は可能か
- DIYする場合、時間的余裕はあるか
- ゲストへの配慮
- 年齢層に適した内容か
- 移動や滞在に負担はないか
- 参加型演出の場合、全員が楽しめるか
いつまでに決めればいい?

テーマ決定の理想的なタイミングは、結婚式の8~12ヶ月前と言われています。これは、会場選びや招待状のデザイン、装飾の手配など、テーマに関連する様々な準備に十分な時間を確保するためです。ただし、これはあくまで目安。2人のスケジュールや準備状況に合わせて、柔軟に調整していくことが大切です。
特に人気の会場やシーズンを希望する場合は、早めの準備がおすすめです。テーマが決まっていれば、会場見学の際にも具体的なイメージを伝えやすく、プランナーからより的確な提案をもらえます。また、テーマに合わせた衣装選びや、こだわりの装飾品の手配なども、余裕を持って進められます。
早めに決めることで、じっくりと準備を楽しむ時間も確保できます。時間に追われながらの準備は、せっかくの楽しいはずの結婚式の準備期間が、ストレスフルなものになってしまいかねません。
結婚式場を決める前にテーマを考えよう
会場選びの前にテーマを決めることは、理想の結婚式を実現するための重要なステップです。テーマが決まっていれば、膨大な数の結婚式場の中から、2人にぴったりの会場を効率的に見つけることができます。また、予算の配分も、テーマに沿って適切に計画することができます。

テーマを先に決めるとどんないいことがある?
テーマを先に決めることで、結婚式の準備がぐっとスムーズになります。例えば、会場見学の際も、「明るく開放的な空間」「落ち着いた雰囲気の会場」など、具体的な希望を伝えられるため、より的確な提案を受けることができます。また、衣装や装飾、料理のコーディネートなども、一貫性のある選択ができます。
特に、こだわりの演出やオリジナルアイテムを取り入れたい場合は、テーマを先に決めることで、必要な準備期間や予算を見積もりやすくなります。例えば、手作りのウェルカムアイテムを用意したい場合、その制作時間も考慮に入れた準備スケジュールが立てられます。
式場選びでの活かし方
テーマが決まったら、それを基準に会場探しを進めていきましょう。例えば、「ガーデンウェディング」がテーマなら、広々とした庭園のある会場を中心に見学を計画したり、「大人シックな雰囲気」を希望するなら、モダンな内装の会場をリストアップしたりと、効率的な会場探しが可能になります。
会場見学の際は、テーマに合わせたイメージ写真や、参考にしたい演出の写真などを持参すると、プランナーとのイメージの共有がスムーズです。また、会場の設備や規則が、希望する演出と合致するかどうかも、具体的に確認することができます。
お金の使い方を考えよう
テーマが決まれば、予算の配分も具体的に検討できます。例えば、「ナチュラルガーデン」をテーマにするなら、装花により多くの予算を配分し、「上質な大人のパーティ」なら、料理やワインにこだわるなど、テーマに合わせたメリハリのある予算配分が可能になります。
また、テーマに合わせて、重点的にお金をかける部分と、そうでない部分を明確にすることで、予算オーバーを防ぐことができます。例えば、装飾にこだわりたい場合は、招待人数を絞って一人当たりの予算を確保したり、逆に大人数でのパーティを希望する場合は、装飾をシンプルにしたりと、バランスの取れた予算計画が立てやすくなります。
結婚式の費用は、選択するアイテムや演出によって大きく変動します。テーマを軸に、何を大切にしたいのかを明確にすることで、後悔のない予算の使い方ができるでしょう。
テーマ別の費用と節約術
結婚式のテーマによって、必要な費用は大きく異なってきます。ここでは、テーマ別の一般的な費用の目安と、テーマを活かしながら賢く節約するためのポイントをご紹介します。予算内で理想の結婚式を実現するためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

テーマによってかかる費用の違い
例えば、「ガーデンウェディング」の場合、天候対策や装花、照明など、屋外ならではの費用が必要になります。一方、「シンプル&モダン」なテーマなら、装飾を必要最小限に抑えられる分、料理やドリンクにより多くの予算を回すことができます。
「クラシカル」なテーマでは、会場装飾や音楽演出に費用がかかりやすい傾向にあります。チャペルやバンケット会場の雰囲気作りには、キャンドルやフラワーアレンジメント、高級感のある装飾アイテムなど、細かな演出が必要になるためです。
また、「ナチュラル」なテーマでは、生花の装飾や木製のアイテムなど、自然素材を使った装飾が中心となります。季節の花材を上手く取り入れることで、見栄えの良い装飾を実現できます。
賢く節約するコツ
テーマを活かしながら、効果的に節約する方法があります。例えば、「ナチュラル」なテーマなら、装飾に季節の花材や実物を取り入れることで、コストを抑えながら旬の雰囲気を演出できます。また、グリーンを多めに使用することで、花材の費用を抑えることもできます。
会場の雰囲気がテーマに合っている場合は、最小限の装飾で十分な演出効果が得られます。例えば、レストランウェディングなら、会場自体の雰囲気を活かすことで、追加の装飾を必要最小限に抑えることができます。
また、DIYできるものは手作りすることで、予算を大きく節約できます。ウェルカムボードやテーブル装飾、席札など、2人らしさを出しやすい小物は、手作りすることでより思い出深いアイテムになります。ただし、時間的な余裕は必ず確保しておきましょう。
予算オーバーしやすい注意点

テーマにこだわるあまり、予算オーバーしてしまうケースは少なくありません。特に注意したいのが、装飾やオリジナルアイテムの追加です。「もう少し華やかに」「もう一つだけ」と重ねていくうちに、予想以上の出費になることがあります。
また、テーマに合わせた演出を加えていく際も要注意です。例えば、「エレガント」なテーマでキャンドルを使用する場合、会場の安全規定により専用のLEDキャンドルが必要になったり、光の演出のために追加の照明機材が必要になったりと、想定外の費用が発生することがあります。
予算超過を防ぐために、以下の点に気をつけましょう。
- 見積もりの段階で、付随する費用まで確認する
- 追加アイテムは、その都度トータル予算を確認してから決める
- 予備費として、全体の10~15%程度は確保しておく
- 優先順位をつけ、譲れない項目と調整可能な項目を明確にする
先輩カップルに聞いたテーマの決め方
実際に結婚式を終えた先輩カップルの体験談は、テーマ決めの貴重なヒントになります。ここでは、様々なカップルの体験談をもとに、テーマ決めのポイントや、実際に好評だった演出、逆に少し後悔が残ってしまった点などをご紹介します。

テーマ決めで困ったこと
多くのカップルが共通して悩むのが、「2人の好みの違い」です。例えば、新郎は「シンプルでクール」な雰囲気を希望し、新婦は「ロマンティックで可愛らしい」雰囲気を希望するなど、イメージの方向性が異なることは珍しくありません。
また、予算との折り合いに悩んだという声も多く聞かれます。理想のテーマは見つかったものの、それを実現するための費用が想定以上だったり、逆に予算は十分にあるのに具体的なイメージが固まらなかったりと、様々なケースがあるようです。
さらに、周囲の意見との調整に苦労したというカップルも。親世代が伝統的な結婚式を希望する一方で、2人はモダンな雰囲気を希望するなど、世代間でイメージの違いが生じることもあります。
イメージがバラバラになってしまう
テーマは決まったものの、実際の準備を進めていくうちに、当初のイメージとはかけ離れていってしまうケースがあります。例えば、「ナチュラルガーデン」をテーマに決めたのに、様々な要素を取り入れているうちに「クラシカル」な要素が混ざってきてしまったり、「シンプルモダン」で始まったはずが、どんどん装飾が豪華になっていってしまったり。
このような「テーマのブレ」を防ぐためには、準備の節目ごとに初心に立ち返ることが大切です。具体的には、テーマを決めた時の想いやイメージ写真を見直したり、プランナーに相談したりして、方向性が外れていないかチェックするようにしましょう。
また、結婚式の打ち合わせでは様々な提案を受けることになりますが、すべてを取り入れる必要はありません。テーマに沿った要素かどうかを基準に、取捨選択していくことが重要です。
式場に合わない
せっかく決めたテーマなのに、希望の会場で実現できないというケースも少なくありません。例えば、「スタイリッシュモダン」なテーマを考えていたのに、クラシカルな内装の会場しか空いていなかったり、「ガーデンウェディング」を望んでいたのに、天候や季節の都合で断念せざるを得なかったり。
このような失敗を防ぐためには、会場見学の前に、テーマの実現に必要な条件を具体的にリストアップしておくことをおすすめします。照明や音響設備、装飾の規制、天候対策など、細かな点まで確認することで、テーマと会場のミスマッチを防ぐことができます。
まとめ
ウェディングのテーマを決めるためには、2人の共通の趣味や興味、季節や時間帯、会場の雰囲気やロケーション、文化やトレンド、2人のバックグラウンドや人生観、ゲストへの配慮を考慮する必要があります。これらの項目を踏まえ、2人が理想とするウェディングのテーマを決めることで、思い出に残る素晴らしい結婚式を実現することができます。
今回ご紹介させていただいた項目を参考に、様々な角度から2人が理想とするウェディングに必要な要素を検討してみてください。 きっと、2人が共通してこだわりたい要素や表現したいふいんきが見つかるはずです。そこが見つかれば、結婚式場探しは、ぐっと具体的に進んでいくことでしょう。