【DIYウェディングの準備】理想のウェディング叶えるために – PARTYレポート

理想のウェディングを叶えるためには、しっかりと情報を収集して、自分たちのテーマを決定し、手間と時間をかけて、じっくりと様々なアイテムを作り込んでいく必要があります。
今回ご紹介する涼音さんは、見事に出席した友人の方からおしゃれなウェディングであるという評価をもらっています。しかし、DIYウェディングにおいては必ずしもそのような結果にならないケースも多々あります。先輩カップルのレポートを参考にして、自分たちの理想とするテーマウェディングを叶えるための準備を進めていきましょう。
(涼音さん 仮名)

著作者:senivpetro/出典:Freepik
涼音さんは、とにかくウェルカムスペースやメインテーブル、ゲストテーブルの装飾をおしゃれにしたいと考えていました。
まず行ったことは、SNSで投稿されている結婚式レポをとにかく見続けて、自分好みの装飾の写真や、使用したい小物の写真を収集し尽くしました。
そして写真を厳選し、パソコンで合成しながら、全体イメージ画像を作成したのと同時に、購入すべき小物の購入先と金額を一覧にした表を作成したのです。
こうすることで、式場スタッフと打合せをするときに、イメージ共有を具体的にすることができたのと、式場で用意した場合と自分で用意した場合を比較し、より良い方を選択することができたのです。
涼音さんは結婚式後、友人みんなに「本当にオシャレだった!」と褒められて本当に嬉しく感じましたし、オシャレな小物が自宅に飾られているので、日々の生活でも気分が上がって最高の気分だそうです。
安価で不要な小物ばかりにならないように

著作者:pvproductions/出典:Freepik
ウェルカムスペースや会場内装飾を自分たちで用意するときに、注意をしなくてはいけないのは、例えば100円ショップや雑貨屋さんで目に留まった可愛いものをその都度買ってしまったり、安いからとりあえずという気持ちで買ってしまったりすることです。
そうやって全体像を考えずに買ってしまうと、実際に合わせてみた時に浮いてしまって使用しなかったり、自宅でも飾るほどのものでもなかったりと、結果として捨てることになってしまうこともあるからです。もちろん、全体の統一感もないので、オシャレにはならないかもしれません。
そのため、まずは全体イメージを明確にすることと、多少値が張っても結婚式後に自宅に飾りたいと思えるような小物を購入することがベターです。
DIYウェディングを叶えるために
涼音さんは見事にDIYウェディングを叶えました。
出席した友人からの評価も高く、結婚式後もオシャレなアイテムに囲まれた生活で大満足されています。
自分たちらしさを存分に表現したいカップルの間で、DIYウェディングが注目を集めています。手作りの温もりと個性あふれる演出で、ゲストの心に残る思い出深い一日を創り上げることができるDIYウェディング。その魅力と実現のためのポイントについて、これからご紹介していきます。
DIYウェディングの魅力

DIYウェディングの魅力は、オリジナリティと温かみです。手作りすることで、既製品にはない個性を表現できるだけでなく、二人の思い出や感謝の気持ちを込めることができます。手作りの席札やウェルカムボードは、ゲストへの特別なメッセージとなり、心に残る演出を実現します。
また、DIYは費用を抑えることができるため、予算内で理想の結婚式を叶える手助けにもなります。制作過程はカップルにとって貴重な思い出となり、一緒に過ごす時間が絆を深める素晴らしい機会となります。このように、DIYウェディングは愛情と創造性に満ちた特別な日を演出する手段として、多くのカップルに選ばれています。
最近では、SNSでのアイデア共有も活発で、先輩カップルの経験を参考にしながら、自分たちらしいアレンジを加えることができます。環境に配慮したリサイクル素材の活用など、新しい視点での演出も注目されています。
実現するためのポイント

テーマと統一感の重要性
テーマと統一感は、DIYウェディングの成功において重要な要素です。テーマを設定することで、結婚式全体の雰囲気やスタイルが明確になり、ゲストに伝えたいメッセージを効果的に表現できます。「ナチュラル」「ヴィンテージ」「モダン」などのテーマは、装飾や衣装、招待状のデザインに一貫性をもたらします。
統一感は視覚的な美しさだけでなく、ゲストの体験にも影響を与えます。同じカラーパレットやデザインスタイルを使用することで、会場全体が調和し、より印象的な空間となります。また、季節感や会場の特徴を活かしたテーマ設定により、自然で魅力的な演出が可能になります。
計画的に準備する
結婚式の半年以上前から、制作するアイテムの優先順位を明確にし、無理のないスケジュールを組み立てることが大切です。特にメインテーブルの装飾やウェルカムボードなど、注目を集めるアイテムは余裕を持って取り組むことで、より質の高い仕上がりを実現できます。
例えば、招待状や席次表などのペーパーアイテムは、デザインの確認や印刷に時間がかかるため、早めの着手が必要です。また、自分たちのスキルや時間を考慮し、簡単なものと少し挑戦が必要なものをバランスよく選ぶことで、ストレスなく準備が進みます。
無理のない範囲でDIYするアイテムを選び、プロに依頼するものとの配分を考えることも重要なポイントです。初心者の場合は、まずはシンプルな装飾から始めることをお勧めします。
クオリティの確保
手作り感を大切にしつつも、より洗練された仕上がりを目指すために、材料選びは特に重要です。安価な材料は見た目や耐久性に影響を与えるため、主役となる装飾には質の良い素材を選びましょう。フラワーアレンジメントには新鮮な花を、ペーパーアイテムには上質な紙を使用することで、プロフェッショナルな印象に仕上がります。
また、細部への配慮も欠かせません。カットや接着の際は丁寧に作業を進め、仕上げにも十分な時間をかけることで、全体のクオリティが向上します。装飾品や小物の配置にも工夫を凝らし、バランスの取れた空間づくりを心がけましょう。
必要に応じてプロのアドバイスを受けることも効果的です。特に初めてのDIYの場合、専門家からの意見や提案によって、自分たちでは気づかない改善点やアイデアを得られることがあります。
気をつけたい注意点

手作りアイテムの選定
DIYウェディングを行う際に最初に気をつけたいのは、手作りアイテムの選定です。自分たちのスキルに合わない複雑なアイテムを無理に作ろうとすると、仕上がりが不満足になることがあります。特に、初心者の場合は、簡単で成功しやすいアイテムから始めることが重要です。例えば、ペーパーアイテム(招待状や席次表など)は比較的扱いやすく、失敗が少ないためおすすめです。また、作成するアイテムの数が多くなると、時間や労力がかかるため、得意なものやシンプルなデザインを選ぶことで、クオリティを保ちながら準備を進めることができます。
統一感を決める
実現するためのポイントでも紹介しましたが、全体のテーマやカラーの統一感はしっかりと決定して進めていきましょう。DIYウェディングでは、多様な手作りアイテムが会場を飾りますが、それぞれがバラバラだと全体の印象が散漫になってしまいます。事前にテーマやカラーパレットを決めておくことで、装飾や小物が調和し、より洗練された雰囲気を演出できます。また、統一感を持たせることで、ゲストにも特別感や一体感を感じてもらえるでしょう。このように、準備段階から意識して統一感を持たせることが大切です。
式場とのコミュニケーション
多くの式場では持ち込み規定や装飾ルールがありますので、自分たちで作成したアイテムについて事前に確認しておくことが重要です。特に「持ち込み料」が発生する場合もあるため、その点も考慮して予算を立てましょう。また、式場側からアドバイスや提案を受けることで、自分たちでは気づかなかった改善点やアイデアを得られることがあります。これらの注意点を踏まえながら準備を進めることで、自分たちらしい素敵なDIYウェディングを実現できるでしょう。
DIYウェディングを成功させるコツ

DIYウェディングを成功させるためのコツは、イメージが固まったら早めに作り始めることです。
結婚式のテーマや手作りするアイテムのイメージが決まったら、すぐに制作に取り掛かることが重要です。特に、多くのアイテムを手作りする場合や、招待するゲストの人数が多い場合は、早めのスタートが鍵となります。
理想的には、結婚式の6ヶ月以上前からコツコツと進めておくと安心です。このように早めに動くことで、余裕を持って準備を進められ、クオリティの高いアイテムを作成することができます。また、早めに取り掛かることで、制作過程で発生する予期しない問題にも対応しやすくなります。例えば、材料が足りなくなったり、デザインに悩んだりすることも考えられますが、時間に余裕があれば焦らずに解決策を見つけることができます。さらに、手作りアイテムは一つ一つに思い入れが込められるため、制作過程自体も楽しむことができるでしょう。
イメージを固めたら早めに作業を開始し、余裕を持ったスケジュールで進めることがDIYウェディング成功の秘訣です。自分たちの手で作り上げたアイテムは、一生の思い出となり、ゲストにも特別な印象を与えることでしょう。
DIYウェディングの費用事情

手作りによって抑えられる費用と、意外とかかる費用について知っておくことは、計画段階で重要です。装飾アイテムの材料費は安く抑えられる一方で、クオリティを保つための道具代や、思わぬ失敗による材料の追加購入なども考慮に入れる必要があります。
式場での持ち込み料金や、プロに依頼する部分の費用なども含めて、総合的な予算計画を立てましょう。早めの準備と適切な予算配分により、理想の結婚式を実現できます。
DIYアイテム別の難易度と所要時間
結婚式で使用するアイテムは、その種類によって制作の難しさや必要な時間が大きく異なります。準備期間を有効に使うために、アイテムごとの特徴を把握しておくことが重要です。
初心者でも作れるアイテムリスト

ペーパーアイテムは、比較的取り組みやすい定番DIYアイテムです。席次表や席札、メニュー表は、パソコンでデザインして印刷するだけでも十分な仕上がりになります。最近では、結婚式専用のテンプレートも多数公開されており、オリジナリティを出しやすいのも魅力です。
招待状は、文面の確認や宛名書きに時間がかかりますが、基本的な作業は簡単。シンプルな一枚のカードに、リボンやシールでアクセントを加えるだけでも素敵な仕上がりに。中紙と外紙を重ねる形式なら、間に押し花やドライフラワーを挟んで、よりこだわりの一品に仕上げることもできます。
テーブル周りの装飾も、初心者に最適なDIYアイテム。キャンドルやフラワーベースをリボンやレースで飾り付けたり、100円ショップの造花をアレンジしてテーブル装花を作ったり。特に造花は、何度でもやり直しがきくため、イメージ通りの配置を見つけやすいのがポイントです。
プチギフトも、比較的簡単なDIYから始められます。
- 市販のお菓子をオリジナルラッピング
- ドライフラワーのサシェ作り
- アロマキャンドルのデコレーション
- ハーブティーの詰め合わせ

これらは材料も入手しやすく、失敗しても修正が効くため、DIY初心者でも安心して取り組めます。また、友人や家族と一緒に作業を分担できるのも、初心者向けアイテムならではの利点です。
経験者向けの本格アイテム

フラワーアレンジメントやウェルカムボードなど、技術と時間を要するアイテムは、十分な練習期間を設けましょう。特に生花を使用する装飾は、前日か当日の仕上げとなるため、事前にフェイクフラワーで練習を重ねることをお勧めします。装花は会場の印象を大きく左右する要素なので、プロのレッスンを受けることも検討に値します。
ウェルカムボードは来場したゲストが最初に目にする重要なアイテム。木製ボードのDIYでは、サンディングから始まり、ステンシルやカリグラフィーなど、複数の技法を組み合わせることも。制作には2週間程度の時間を見込み、失敗も考慮して予備の材料も用意しておくと安心です。
高砂背景やフォトブースの装飾も、経験者向けの本格的なDIYです。大きな面積を扱うため、デザインだけでなく、会場での設置方法まで考慮した準備が必要になります。特に、天井からの吊り下げや壁面への取り付けは、式場との入念な打ち合わせが欠かせません。
SNSで人気のDIYトレンド
現代のDIYウェディングは、SNSの影響を強く受けています。トレンドを取り入れることで、よりモダンで印象的な演出が可能です。ただし、流行を追いすぎると個性が失われる可能性もあるため、バランスを考えて取り入れましょう。
海外のDIYウェディングアイデア

アメリカやヨーロッパでは、よりカジュアルで自由な発想のDIYが定着しています。例えば、古材を使用したサインボードは、あえての味のある仕上がりを活かした、ラスティックな雰囲気を演出できます。ドライフラワーを活用したナチュラルな装飾も、準備期間に余裕を持って制作できる利点があります。
また、海外では「サステナブル・ウェディング」の考え方も浸透しており、リサイクル素材を活用した装飾が注目を集めています。ガラス瓶をフラワーベースにアレンジしたり、古書を活用したブック型オブジェを作ったりと、環境に配慮しながらもスタイリッシュな演出が可能です。
ケータリングスタイルのデザートテーブルも人気のトレンド。手作りのケーキトッパーや、ミニサイズのスイーツスタンドなど、食事シーンを彩る小物製作も楽しみの一つです。
日本の伝統とDIYの融合アイデア

和装や神前式と、手作りアイテムを組み合わせる新しいスタイルは、日本らしい上品さとDIYの温かみを両立させた魅力的な選択肢です。水引を使用した席札は、基本の結び方さえマスターすれば、洋装会場でも違和感なく取り入れられます。和紙を活用した照明カバーや扇子のウェルカムボードなど、伝統素材を現代的にアレンジする手法も注目されています。
最近では、組子細工の技法をモチーフにした装飾や、藍染めのテーブルクロス、手描き友禅のような柄をデジタル加工したペーパーアイテムなど、伝統工芸の要素を取り入れた演出も増えています。こうした和の要素は、控えめに取り入れることで、格調高い雰囲気を演出できます。
また、竹や和紙を使用したフラワーアレンジメント、手作りの和菓子をモチーフにしたプチギフトなど、ゲストも楽しめる演出のアイデアも豊富です。こうした和の要素は、インバウンドゲストにも日本らしさを印象づける効果が期待できます。
失敗例から学ぶDIY対策
よくある失敗パターンと解決策

DIYウェディングでよく起こる失敗には、共通のパターンがあります。まず多いのが、材料の買い足しが必要になるケース。特に招待状や席札など、人数分必要なアイテムは、予備を含めて必要数の1.2倍程度を用意しておくことをお勧めします。また、接着剤やハサミなど、作業に必要な道具も複数セット準備しておくと、作業がスムーズに進みます。
作業時間の見積もり不足も要注意です。例えば100個のプチギフトを作る場合、1個あたりの制作時間を計り、全体の所要時間を算出。そこから余裕を持って開始時期を設定しましょう。特に、結婚式の1ヶ月前は他の準備で忙しくなるため、それまでにDIYアイテムは完成させておくことが理想的です。
当日のトラブル対策も重要です。装飾アイテムの設置方法や、会場での配置場所を事前に確認し、必要な道具(両面テープ、ピン、ワイヤーなど)を準備しておきましょう。また、生花を使用する装飾は、予備の花材も用意しておくと安心です。
プロのプランナーによるアドバイス

経験豊富なプランナーからは、特に会場装飾について貴重なアドバイスが得られます。例えば、高砂背景の設置には会場の天井高や壁面の状態を考慮する必要があり、事前の下見と打ち合わせが欠かせません。また、キャンドルなどの火気使用や、重量のある装飾の取り付けには、会場ごとの規定を確認する必要があります。
装飾プランの実現可能性も、プロの目線でチェックしてもらうことが重要です。Pinterest等のSNSで見かける海外のウェディング写真は、日本の会場では再現が難しいケースも。プランナーと相談しながら、会場に合った装飾方法を見つけていきましょう。
当日のタイムスケジュールについても、プロのアドバイスは必須です。特に装飾の設置時間は、会場の規定や他の準備との兼ね合いもあるため、事前に詳しい打ち合わせが必要です。自分たちで設置するアイテムと、スタッフに依頼する作業を明確に分けておくことで、当日のスムーズな進行が可能になります。
このように、事前の準備と対策をしっかり行うことで、DIYウェディングの失敗を最小限に抑え、理想の結婚式を実現することができます。プロの力も借りながら、計画的に準備を進めていきましょう。
まとめ
DIYウェディングは、二人の想いや個性を存分に反映させた、唯一無二の結婚式を実現する素晴らしい方法です。しかし、その実現には綿密な計画と準備が不可欠です。まずは、二人の好みやテーマを明確にし、実現可能な範囲を見極めることが大切です。時間とコストを考慮しながら、自分たちで作れるものと専門家に依頼するものを適切に振り分けましょう。
また、家族や友人の協力を得ることで、より充実した準備が可能になります。彼らの協力は、結婚式をより温かみのある特別なものにしてくれるでしょう。さらに、インターネットやSNSを活用して、アイデアやヒントを集めるのも効果的です。
DIYウェディングは確かに労力を要しますが、その過程自体が二人の絆を深める素晴らしい経験となります。完璧を求めすぎず、楽しみながら準備を進めることが大切です。二人らしさが詰まった手作りの結婚式は、きっとかけがえのない思い出となり、ゲストの心にも深く刻まれることでしょう。